考える練習

舞台やイベントの感想など

2019年の個人的トップニュース

2019年の観劇まとめ記事で書こうと思ってたのをうっかり書き損ねていたんですが、2019年のオタ活における個人的トップニュースは I くんに出戻りしたことでした。元々、舞台俳優界隈に足を踏み入れるきっかけになったのは、ハイステであり、最初は I くんが…

お芝居の受け取り方

見たもの聞いたものを、その時何を感じたかと一緒に心の中にぽんぽん放り込んでいって、そのブラックボックスから返ってきた解釈が私の解釈。という感じ。ぼやっとしたイメージみたいなもので、そのままだと言語化されていない。なぜそのキャラがその行動に…

壮大な叙事詩 - NTライブ「リーマン・トリロジー」感想 (ほぼネタバレなし)

NTライブというのは、英国ナショナル・シアターが厳選した舞台の映像を収録し、各国の映画館で上映するプロジェクトです。 https://www.ntlive.jp/homeなので、今作もすでに上演された芝居なのですが、本公演見た方々の、「これは面白いぞ!」という感想見て…

末満作品における伏線回収について

「末満作品は伏線回収がうまい・気持ちいい」という意見をときどき見るけど、私はそうは感じないんだよな、何によるんだろう……?と思っていたのが、理由わかったので、それについて。末満作品は基本的に伏線の張り方と回収の仕方が派手なんですよね。「ここ…

太陽の子が意味するもの - 舞台「DECADANCE」2回目 感想

1/29(水)ソワレを観劇。 1回目観劇後の感想はこちら。 舞台「DECADANCE」~太陽の子~ 感想 ※後半ネタバレ - 考える練習。解釈変わったとことか思いついたところを。 ネタバレ気にしてないので注意。今回の座席はC列センブロ。思ってたよりはかぶらないなと…

近況 - ほぼおやすみしてみての感想

チケ発をほぼほぼやめてから、一番の感想は「お金浮くなぁ…」。例年通りならおそらく、Aさん関連だけで10枚程度チケットがあったと思う。そこにIくん出演舞台が3-4回乗り、他の舞台のチケットが3-4枚あり、、みたいになってたと思うんですが、今現在持ってい…

舞台「DECADANCE」~太陽の子~ 感想 ※後半ネタバレ

1/25(土)ソワレを見てまいりました。 disgoonie.jpディスグーニー作品、私はわりといつもそうなんですが、わかるようでわからん(笑) (あ、PANDORA と PSY・Sは見てないです) 話がとっちらかってる感じがすごい。メインの話は判るんですけど、細かいところで…

「わかる」方になってみて気づいたこと

感覚的に「わかる/わからない」が分かれる作品や表現がある。某作品では「わからない」側を体験した私だけど*1、今回モリステで「わかる」側になってみておもしろいなと思ったのが、私の説明を聞いても、「わからない」派の人は「なるほど、そういうことだっ…

舞台「血界戦線」感想

当ブログではおなじみの時空の歪みが発生していますが気にしないでください。 昨年11月の舞台の感想です。どうせ書くならちゃんと書きたいな~というのがあって、書いちゃ消し書いちゃ消ししていたのですが、寅太さんのブログを読んで、そうだよな!書きたい…

舞台「憂国のモリアーティ」の浮く椅子について補足

前回、浮く椅子についての記事をあげたんですが、前提について伝わっていないケースがあるように思えるので補足です。 hirokuhukaku.hatenablog.com私は上述の記事で書いたような解釈で受け取ったんですが、これは「こう受け取るのが正解」という話ではあり…

舞台「憂国のモリアーティ」感想、というか浮く椅子について [※1/15 追記]

椅子が浮く意味がわからん、というのを聞いて考えていたら 1,000字を超えていたのと、同じようによくわからんってなってる方がいそうだな~と思ったので、そこだけ先にあげてみました。たぶんあの椅子の解釈はいろいろ読み解き方があると思うので、私はこう…

2020年の目標

あけましておめでとうございます!*1 今年も好きなこと書き散らしていくブログになるかと思いますが、お付き合いいただけると嬉しいです。 まずは、去年の目標の振り返り。 2019年の目標・推し事ルール的なもの - 考える練習 not推しの現場は軽率に追いチケ…

2019年現場まとめ

よかった舞台の記事を昨日あげましたが、今度はひたすら現場羅列したバージョン。現場じゃないものも混じってるけど…(笑) 末尾に回数・金額の軽いまとめ書いてます。 ※チケット見て数え上げてるので、一部チケットが行方不明のために曖昧1月 HOMEスタジアム …

2019年 よかった舞台

すべりこみで2019年間に合った!笑 年の瀬ということで今年よかった舞台を振り返り。 正式名称だったり略称だったりは気分です。 2.5次元編 あんさんぶるスターズ ~Memory of Marionette~ 猪野くん出るんなら行くか~とゆるい気持ちで行ったら大変なことに…

ゆるオタとガッツ、深い深い溝 / どうすればゆるオタになれるのか

ガッツ寄りの人ほど、「あんまり通えてない」という表現になりがちで、ゆるオタの方が「私ちゃんと現場行ってます」みたいになるのを不思議に思っていたんですが、そもそも「すべての現場」の基準が違うっぽいということに気づいたのでメモがわりに。 基準に…

「イノサンmusicale」に見る、2.5の難しさ

私個人の所感 舞台化きっかけで原作を知り、イノサン1巻からイノサンRouge10巻まで読了した状態で観劇しました。 初日:うーん、これは…… 2回目:各シーンはいいんだよな、つながりがいまいちなだけで… ※ただし説教パートはクソ 3回目(楽日):あれ…? 普通に…

舞台「刀剣乱舞 ~維伝 朧の志士たち~」感想

※途中からネタバレ感想 ※はてなスター 戻したのでよければスターください(直球)おもしろい刀ステが!帰ってきました!!(どんどんぱふぱふ)なんか最近微妙なんだよね…と思ってた方も今作は楽しいんじゃないかなと思います。シンプルに話がおもしろい。私は…

10月に観たもの ※11/24追記

※最終週に見た刀ミュを書き忘れていたので追記しました。現場数少ないと余裕ができるよね…という当たり前のことに気づいた10月。11月は初週から現場が詰まりすぎてて死にそうです。 10/5 映画「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」 映画『ニューヨー…

舞台「血界戦線」、予習はどこまでしておけばいいのかという話

舞台「血界戦線」、見に行くなら予習しておいた方がいいという声をちらほら見かけるけど、どこまで予習しておけばいいんだ?という人向けの記事です。予習なしで見に行っても、話がわからないということはないと思いますが、一幕がわりとつめこんだ感じなの…

批判的な感想も書く理由

一度書いておいた方がいいかなということで書いてみます。当ブログを見てくださってる方ならお気づきかとは思いますが、私はSNSにおいて「批判的な感想は伏せる」という方針を採用していません。若手俳優界隈では批判的な感想は極力伏せる風潮であることを考…

「正しい」のゆううつ

Aさんの個人イベントの仕組みに関して、ファンの間でほんのり不満が出ていることについての個人的な雑感です。 私が参加し始めた3年前の段階で、すでにAさんの個人イベントでは写真つきの身分証での本人確認が実施されていて、複数名義積みが基本的にできな…

ばぶちゃんなら仕方ない

「要は三日月はばぶちゃんだったんだな…」というところに先日あげた記事で落ち着いて、そうしたら別に三日月に対して腹たたなくなることに気づきました(笑)。ばぶちゃんだったら倫理観なくても仕方ない。私の期待値がどうも、ステ三日月にとっては高かったよ…

ようやくすっきりした…

年数がたっただけでは心理的に成熟はしない、というのがTRUMPシリーズでは残酷に描写されてるなと思うんですが、これたぶん悲伝も同じなんですよね。三日月は刀だった時に長い年月をすごしてますが、それだけでは成熟はできない。できなかった。なので、歴史…

一年おやすみ

inくんに続いてarmkさんまで「ダンディーな大人になりたい」と言い出し、ダンディーという言葉にはアラサー男子の心を掴む何かがあるのだろうか…と思い悩む日々です、こんばんは*1。 …ということで(?)、来年1月1日から一年間、俳優オタ&観劇オタをお休みし…

語りに癒やされる - 映画「サウナのあるところ」感想

こちらの記事を見て気になったのと、 saebou.hatenablog.com若手俳優ってやたら風呂とかサウナとか行くよなぁと思って何かヒントというか理解する糸口になるかなと思って見に行ってみました。まず映画自体の感想を述べると、本当にただおじさん達が語ってい…

「令和の白馬の王子さま、猪野広樹です」- バースデーイベント2019「イノcence ~Enormous~」レポ&感想

猪野くんのバースデーイベントに参加してまいりました!楽しかった~~ので感想をば。1部2部まとめて、思いのままに書き綴ったら8000字を超えました。長い。会場は有楽町朝日ホール。座席配置はたぶん一番キャパ広いパターンだったと思うので、キャパ772人。…

「自明の理」があるのかもしれない

TRUMP シリーズと悲伝共通で、末満さんとそれらの作品が刺さる人にとっては「自明の理」なので描かれていない大前提があるんじゃないだろうか?という話です。※これが正解だ!という意図ではなく、全然ドラフトです。文末にお題箱のリンクをはって意見・アイ…

<創作> 三日月の部屋を山姥切が掃除する話

※ステのお話ベースなので、pixivにあげるのもなんかな~と思い、ここに。 ※カップリング要素はないです。 ※悲伝~慈伝の間の話。 ※本丸お引越ししてません。 ※慈伝が上演されたことにより、設定に齟齬が出てしまったので、そういうのは見過ごせる方向けです…

出演情報整理 & 西田演出が楽しみという話

最近(でもなくなってしまったけど)、荒牧さんと猪野くんとで、立て続けに発表があって、制作とか演出とかごちゃごちゃになりがちなので整理メモ。(公演の期間順) 猪野くん 舞台「血界戦線」 公式サイト https://www.marv.jp/special/s-kekkaisensen/ 主催:…

悲伝について考えることは

追悼しているような感覚があるなぁと、最近思う。辞書によれば、「死者の生前をしのび、その死を悲しむこと」。何に対しての追悼なんだろうな。三日月がいなくなったこと、ではない。悲伝そのものに対しての、追悼。私の好きだった刀ステが終わってしまった…