考える練習

舞台やイベントの感想など

2019年の個人的トップニュース

2019年の観劇まとめ記事で書こうと思ってたのをうっかり書き損ねていたんですが、2019年のオタ活における個人的トップニュースは I くんに出戻りしたことでした。

元々、舞台俳優界隈に足を踏み入れるきっかけになったのは、ハイステであり、最初は I くんが「推し」でした。で、刀ステでAさんを知り、戦国無双でAさんが気になりだし、二推し期間を経てからの、Aさんに推し変。二推し期間の揺らぎは記事にも残っています。(「一推しと二推し問題」 「一推しと二推し問題 その後」)

メインがAさんに移ってからも、ゆるゆる追い続けてはいたものの、これまでの私の趣味遍歴を考えるに、一度熱量が下がったものにまた戻ることってなかったので、こんなことあるんだなぁ…と自分で驚いています。
( I くんとAさんって誰やねんという方はカテゴリをご覧ください)


最初のきっかけは2018年末~2019年にかけて行われたあんステMoMがめちゃくちゃよかったこと。開演前の期待値は別に高くなかったにも関わらず、東京公演4枚確保していたのが、結果的に功を奏しました。なぜそんなに持っていたのかというと、「あんステ」のチケットが取れるのがとにかく嬉しかったんですよね…(笑) Aさんが出てた時はほんっっっとに取れなくて苦汁をなめまくっていたので…。

1回行けたらいいなと思ってゆるゆる申し込みしてたはずが、自名義で取れた後も譲渡に声かけたりして、気づいたら4枚になってました。いやこんなにいらなくない…?って我に返ったりした。

東京で4回見て、地方公演はさすがに我慢しようって思って、結局我慢できず京都と大阪に行き…、千秋楽の宮城は迷ってるうちにチケットがなくなったので行かなかったんですが、あったらたぶん行ってましたね…。

この時は「たまたま作品が刺さっただけ」だと思ってたし、実際この時点ではそうだったんだと思います。大阪公演の終盤にエーステが始まってからは、そっちに気持ち持っていかれてたし(笑)

「楽しかったな~ いのみかちゃんかわいかったな~」ってなってるところに、カレンダー発売イベント(以降、カレイベ) がきまして。

それまで、I くんの接触に関しては個人イベントについてるの以外はすべてスルーしてたんですが、(接触は好きだけど苦手なので…) まぁテンションあがってるから行きますよね。

で、そのカレイベでの接触が、個人的に大成功でした。

「これが言いたい/聞きたい」が明確にあったのと、感覚的な話になるんですが、その日は I くんが"開い"てたので、こちらがあまり緊張せずに話せたのもあり、言いたいこと言えたし、聞きたいこと聞けたし、会話自体も楽しかった、という目的達成度120%みたいな感じでした。

あとAさんの接触スキルアップしてたのをこの時に感じました(笑) 強くてニューゲーム感があってなんか可笑しかった。

ペダステはまぁまぁ…だったんですが(演出家さんが合わないので通常営業)、好き度が上がってたからかわりと楽しかった記憶。リピチケで1回増やしました。

その次がヒロステ。先行段階でそれなりに頑張ってたので、カレイべの後に先行だったのかな。これも事前の期待値は高くなかったんですが、蓋を開けてみたらめちゃくちゃ出来が良くて楽しかった。わーってなって感想も書いた。(ヒーローとは何か? ヒロステ感想)

次の朗読劇「百合と薔薇」もま~よかったんですよね。話が好みだったのと、こういう演技好きだなっていうのが見れたので、また、好き度合いがあがり。

ヒロステ上海公演に行くのを決めたのは、単に「海外公演に行ってみたかったから」なんですが(我ながら理由が馬鹿である)、海外公演ならではの会場の盛り上がりがすごくてめちゃくちゃ楽しくて、あと海外旅行に久しく行ってなかったので(オタ活にお金使いすぎてて…)、そういう意味でも楽しかった。

その次のバースデーイベントについても記事書きましたが、これがまた楽しかったんですよね。この時はだいぶ笑った。

そこに舞台「上に行きたくないデパート」。微妙な小劇場演劇感を感じてチケ取り控えめにしてたんですが、蓋を開けてみたらめちゃくちゃよかった。脚本・演出の方が、リアルな会話が売りらしくて、その評判に違わないリアルさとテンポの良さがすごく気持ちよかった。

その次が血界戦線。これもよかったんですよね……。もともと西田さんの2.5は好きでよく見てるんですが、西田さんの演出と作品の雰囲気がすごくマッチしていて、これは西田さんの2.5のなかでも出色の出来なんじゃないかなと思います。Iくん演じるザップがほぼほぼギャグを担っていたのもあって、いのみかちゃんの時の日替わり芸再来、という感じで、遊び部分がまた楽しかった。

ペルソナ5 に関しても悪くはなかったのと、キャラがめっちゃ好みだった。。トレーディングがんばらないつもりだったけど8種集めてしまった。

何回「楽しかった」「よかった」と言うつもりなのかという感じですが、2019年はほんとに I くん関連が充実してたんですよね…。戦国無双でAさんを好きになってから3年半たって、そろそろテンションが落ちてきていたのも大きいんだと思いますが、そりゃこんだけ重なったら出戻るよね、と振り返って思いました。


そういえば、メインが変わるかもしれないということで書いた記事では、Aさんの供給の多さに慣れてしまったから、メイン変更は無理かも…って書いてたんですが、これ、慣れですね(身も蓋もない)。

そもそもAさんも公演中はともかく、稽古期間中はほぼSNS更新されないし、公演中の更新も定形フォーマットみたいな感じなので、トータルで考えると更新頻度(&密度)的には変わらない気がする。稽古期間中に限っていうなら、むしろIくんの方が更新頻度高いのでは?という。

大きく異なるのは、振り返りブログと配信がないので「こう考えて演じてました」というのがほぼ聞けない点なんですが、これも慣れですね(デジャヴュ)。最初はやっぱり寂しい感じがするというか、どう解釈してたのかを聞きたい感じがあったんですけど、最近はあんまり気にならなくなってきました。

Aさんもドンピシャで「このシーンの感情はこう」みたいなことは言わないようにはしてたと思うんですけど、やっぱり本人が「こういう解釈で演じてました」って言っちゃうと、それが「正解」みたいになるんですよね。本当はお芝居をどう受け取るか、どう読み取るかって自由なものだと思うんだけど、そう読み取れた人が「正しい」みたいになってしまう。

Iくんのように、一切その「正解」を言わないということは逆にコントロールもできないわけですが、こちらにその解釈を委ねられてるような気がするんですよね。どういう風に読み取ってもらっても構わないと言われてるみたいな。こっちが勝手にそう思ってるだけなんですけど(笑) その、ある種の信頼がかえって心地良いような感じもしていて、人間の慣れっておもしろいな~と思っています。

そっちに慣れてきたら、今度はAさんの方が過剰な気がしてきて、こないだの振り返りブログでも、私が「こういう風に見えるな」って思ってたことが意図的にやってたのがわかったんですけど、「『正解』きちゃった~ 答え合わせしたくなかったな~」みたいな気持ちになって、人間の適応能力はすごいなと思うと同時に、我ながら勝手だなと思いました(笑)