考える練習

舞台やイベントの感想など

浪漫活劇譚 艶漢 第四夜 感想

今回最後の週しか取っていなくて、自粛要請が出てばたばた公演中止が出ていたので、どうなるかはらはらしたんですが、やってくれてよかった…。ありがとうクリエ。ちなみに観劇時はマスク着用推奨で、マスクしてないお客さんには声をかけて着用をお願いする徹底ぶりでした。


水劇の話は舞台化難しいだろうなと思っていたので、水劇のくだりをやるらしいと聞いて「まじか」となったんですが、照明、音響、そして役者さんの動きにより、ちゃんと水劇でした。弁士っぽい感じで芝居の説明してるの見て、そうか演者は水の中だから喋れないんだ!とあらためて実感したり。

お互いにないものねだりしていたことがわかる、というわかってみれば卑小なんだけど、その人間の小ささがいじらしく思える感じがして、このエピソードはなんとなくほっこりします。どろどろではあるけども。

その分、漁火のゲスさがきわだつ感じで、これまで尚哉くんの悪役見たことなかったんですが、いい感じにセコい悪役って感じでよかった。

詩郎は公演を経るごとに色気が増してる感じで、今回もよかった…。しかも光路郎に対しての信頼が育ってきている分、甘えが出てきていてそれがめちゃくちゃかわいい。「あてしだって!」って張り合うところとか、その甘えを感じて悶えました。あとラストあたりかな、「大馬鹿」って言うところで、光路郎と抱き合ってて光路郎には見えないからなのか、めちゃめちゃ嬉しそうな顔してるのがさ~~~!ずるい、その表情はずるい。

あと安里は今回も安里でした(感想)。登場しただけでぱぁっと雰囲気が華やかになり、目が惹きつけられる感じはすごいな~と毎度新鮮に驚きます。