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楽しさと楽しさのwin-win - Bimi 1st live 「Predator」感想

単独での初ライブ、どんな感じになるのかドキドキしてましたが、めーちゃめちゃ楽しかった! ので記録に残しておこうと思います。
セトリに関しては他の参加者の方々が書かれてたの参考にしつつ、たぶんこうだったはず~というので書いてます。あと発言に関しては「だいたいそういうこと言ってたんだな」という感じで受け取ってもらえると嬉しいです。


今回の会場は WOMB @渋谷。
ナイトクラブとして有名な場所のようで、公式サイトのイベント予定見てると22:30~4:30みたいなことが書いてあって二度見しました。
地味に場所がわかりづらく、一区画余分に進んでから戻るのをやりました…(笑)
早めに会場に向かってたので事なきを得ましたが、あやうく整理番号の集合時間に間に合わなくなるところだった。

「フルキャパ500くらいでしょ?(本人談)」とのことでしたが、密になりすぎないようにということで間引きされていて、整理番号の様子などから考えるにたぶん200人強がチケット取れてたのかな、という感じ。公式に払い戻し対応も出ていたので、どの程度減るのか、参加側としてもドキドキでしたが、普通に8-9割埋まってる様子でした。

ステージはかなり高め。ステージ上の演者の腰から上は後方からでも普通に見えるんじゃないかな。ただ、しゃがんだり寝転がったりされるとたぶんかなり前方じゃないと見えない。私は中程にいましたが、寝転ばれるとまったく見えませんでした(笑)


ステージ真ん中奥にDJ用のブースが設置されていて、まずはDJ dipさんが登場。ぺこりとお辞儀をしてブースへ。それまでの客入れの音楽とは違う音楽が流れる中、しばし経ってから、いよいよBimiが登場。

オールバックで横の刈り上げがちらっと見えてて、キリッとしたメイク、蛍光黄緑のゆったりめの長袖シャツに若草色?の羽織のようなフォルムの上着、黒のズボン。

もう登場段階で「いやっ、かっこよ…!?」ってなってすっかり持ってかれてしまいました。ヘアメイクがどストライクすぎた。

前回のゲスト出演での初ライブはわりとずっと「かわいいな〜」と思って私は見ていて、今回もそんな感じなのかなと思っていたら、いい意味で予想を裏切られました。


最初の曲が始まる前に、「声出せねぇけど、声出せねぇだけだろ!?」「盛り上がってる気持ちぶつけてこい」「ついてこれるか!?」みたいな煽りがあって、(まじでうろ覚えなのでニュアンス)、ぐるぐる手振りする人もいれば、拍手で応える人もいて、という感じだったんですが、ちゃんと盛り上がってて、「あ、これ大丈夫だ」ってなんか安心しました。

インスタライブで「盛り上げて欲しい」って話は何度も出ていて、こっちも頑張るけど、声出しNGなのが厳しいな、どこまでやれるんだろうって思ってたんですよ。でもこの時の、声出してないんだけど、声出しOKの時のような「わーっ」ってなってる感じを見てて、声出しNGでもここまで雰囲気作れるんだ!と思って感動しました。

1. Tai

その後イントロから「Tai」が始まったんですけど、その雰囲気そのままに、みんながつがつ手振りしてて、このことにも、地味に感動しました。私含め、この手のに慣れてないオタク多いだろうから、どうなるかなって(勝手に)危惧してて、落ち着いた感じだったらがんばらないと…って思ってたんですが、何の心配もいらなかった。しかも、みんな一緒の揃った手振りって感じでもなくて、リズムとしては揃ってるんだけど、振り方はけっこう思い思いで、Bimiが常々インライで言ってる、「各々がノってほしい」みたいなのが達成されてるんでは!?と思って嬉しかったです。

(あらためて考えてみると、この手のライブは行ったことなくても、2.5作品だったり俳優や声優もしくはアイドルのライブでリズムにのって振ることには慣れてる人も多いだろうから、それほど難しいことではなかったのかも)

ご本人によると緊張していたらしいんですが、(出る前緊張していたという話なので、出た後は違うかもしれない)、この時点で前回のがむしゃらな感じに比べると落ち着いたトーン。テンション低い訳じゃなくて、「とにかく全力出しきる!」のではなく、パフォーマンスとして出力を調整してきている印象を受けました。

てっきりラストか終盤にもってくると思っていたTaiが1曲目で出てきたのはちょっと驚きでしたが、今となっては一番馴染みのある曲なのでノリやすくて助かりました。

2. show

続けていきます、とそのままshowに。
曲単体で何やってたかって案外覚えてないものですね~なんかくやしい。

「それはダメ」の後のところ、家で聞いてて、ここってどうしたらいいんだろうなって思ってたんですが、他の人たちもどうしたらいいんだろうって感じだったので、やっぱそうだよね!って安心しました(笑)

この曲の後で水飲んでたのかな。「水飲むわ、水飲まして」ってDJブースに取りに行って、「水飲むから拍手してて」は笑いました。水を飲むBimiを拍手しながら見守る客席…(笑) 水飲んでから「ははは、これいいな」ってケラケラ笑ってたのがかわいかった。

3. Devil

この曲の前あたりかな、「始まる前はお客さん入るかな、どうなんだろうって不安だった」って話が出てきて。「埋まってなくても沸かせる自信はあったけど、不安で緊張してた」「でもこれだけ来てくれて、みんな盛り上がってくれて、俺は何を緊張してたんだろうって、緊張してた自分を問いただしたい」って続いて。「問いただしたい」ってあたりがなんというか、らしいなと思うんですけど(笑)、本人もそのあたり不安だったのかっていうのと、そこをみんなで盛り上がることで解消できたんだとしたらめちゃめちゃ嬉しいなと思いました。

(Bimiお気に入りの「スルメ曲Devil…!)ってそわぁっとしたのは覚えてるんですが、ここもあんまり覚えていない…ぐぬぬ
ここは私とあなたの家、あたりがささやく感じではなくて普通に歌ってる感じで、またちょっと印象変わるなと思ったのは覚えています。「私はあなたのことが好き」のところで客席を見ていたという情報が入って、「それは最高だな!」となっています(覚えてないんかい)

4. awake now
赤と青の光が交錯する中で動き回るBimi。アップテンポなリズムでがつがつ振れる感じで楽しかった。

この曲終わったあたりかな、羽織っぽい上着を片袖脱ぎからの結局全部脱いでて、「『輪』のために着てたんじゃないんだ!?」となりました(笑)

2回目の水飲みタイムはここかな。今度は「水飲むけど拍手はいい。拍手はいいけど見てて」って言ってて、静かに見守る客席(笑)。「見てて」って言われると堂々と見ていいんだなって思えていいですね(?)。インスタライブでも「片方だけコンタクトつけたままだったわ」って急に外しだして、「外すね。見てて」って言ってたことがあったんですが、それを思い出しました。

あともう1回、タイミング忘れたけど、水の代わりにモンスターエナジー飲んでた回もあった。

5. burn it up
awake now とはまた違ったリズムでのアップテンポ曲。青の照明だったという感想を見かけましたが私は覚えていません(はい)。

6. 27th

ここで27thにからめて、24になってしまったけど…という話が。

17で上京してきて24になっちゃったけど、念願の夢が叶って嬉しい、これまでの仕事がいやだったとかではなくて、これまでの仕事も大切だし、その仕事のおかげでみんなに会えたと思ってるし、これからも仕事を通して魅せてくから、これからもよろしく!みたいな内容。

17で上京してきて、のところで、そうか17の時か…と高校生の廣野くんを想像してしまい、胸がぎゅっとなりました。

「みんなも飛び疲れたでしょ?ゆったり聞いてよ」的なこと言ってて、しっとり聞く雰囲気に。

7. 俺の冬

2曲バラード系が続いて、「落ち着くターンか」と思った記憶があるので、たぶんこれかな。
「餅食う なんかする やっぱやめる とりあえず一服」のところが「餅食ってる場合じゃねぇ 何してる ライブしてる」みたいな感じで歌詞変えてて、「餅食ってる場合じゃねぇ」っていいなとなった。

8. Die young

2階部分にたぶん俳優仲間が来てたんだと思うんですが、そこ見上げながら「die young」で目元で横ピースしてて死んだ。この曲に限らず、時折2階部分見てて、和みました。

ここでも一箇所歌詞変えてて「渋谷でどうこう」って歌ってたんですが、ここはそもそもあんまり聞き取れなくて、聞き取り能力をアップする必要性を感じました。

9. 虫の音

「もうそろそろ佳境だから…」ということを言い始めるBimi。

曲始まる前に後ろ向きから横顔見せながら「今日のこと忘れないで」って言っていて、「忘れないで」がぐっと刺さってしまった。今日のライブも忘れないけど、この「忘れないで」は絶対忘れないなと思う。

イントロ部分で、ゆるく手振りしてた人たちに「休憩して」って言ってやめさせてて、しっとり聞く雰囲気に。

「朝になれば明日になればこの想いは隠れてしまうから」のところで、上からBimiに白い光が放射線状に降り注いでて、朝の意味合いと隠れてしまう儚さを感じて、同時に、明日になれば、もう過去のことになってしまう、このライブのことを重ね合わせて切なくなりました。

10. Funky night

この曲の時かな、「この曲か次の曲かわかんないけど、俺が指示するからみんなしゃがんで、そこからジャンプして」というアナウンスが。この時に前列の子たち見ながら「スカート履いてる子は別にいいけど」って配慮見せてたのがなんか萌えた。

「暗いからほらバレないぜ」のとこで腰振りからの「俺に全部委ねて」で気だるい感じの表情してたのがよかった。

11. 輪

この曲始まった時に、「来たぜ来たぜ~!」っていうみんなの気持ちの高まりを感じて、めちゃめちゃあがりました。本人もめっちゃ跳ねてたけど、フロアも踊り狂った。跳ねることに集中しすぎて、この曲に関してはあまり曲聞けてないし、本人をあんまり見れてなかった記憶があります(笑)

しゃがんでジャンプ指示は結局この曲だったんですが、1回目の時はしゃがんで~、……はい飛んで!ぐらいの感じだったのが、2回目の時はしゃがませる段階で、スカートの人はいいって言ってたのに結局全員しゃがませるし、しゃがませたままでなかなか尺取ってて(笑)、「いや全員やらせるんかい、しかもタメが長い」ってなったんですけど、本人もしゃがみからの最終的に肘ついて、そのまま客席見渡してる顔が悪い顔しててめちゃめちゃかっこよかった。

あと、コロナがなかったらコーレスやってたと思われる「インターネットめ組どこ?」で、みんなの手振りがビシィっと揃ってて、まるでコーレスやってるみたいで、一体感が気持ちよかった。

12. Tai

まだ終わらない感じだけど、やってない曲あったっけ…?と考えていたら、シャツを脱ぎだし、中に着てたTシャツも脱いで上裸に。これはもしや…?と思ったら流れ出すTaiのイントロ。後ろのスクリーンに映像が映し出されて「お金かかってる~」ってなった(コラ)。

歌い出す前、こちらに背中向けて両手広げてる様子見てて、うっすら汗かいてるのと、きゅっと寄った肩甲骨に「生」を感じました。ゲスト出演してたときのライブでもTaiでは脱いでたんですけど、その時は全体に墨でペイントしてたのもあって、あんまり上裸見てる印象なかったんですよね。今回ペイントなしで素の身体が晒されてて、丸まったり伸びたりするのを見てると、「生まれたまんま」みたいな印象を感じて「胎(Tai)」のイメージによりそぐうな…と思いました。

曲が始まる前に、「曲終わったらすぐに捌けるし、アンコールもやらないから、先に言っとくわ」と前置きして「みんなありがとう」って感謝の言葉を述べだしたのが、最高にBimiって感じでした。


その他こぼれ話

曲が途切れるような、詰まるような感じになったことがあって、ちょうど歌詞のところだったので、Bimiも「んっ?」って止まっちゃって、最初からやり直すことになったんですが、その時に「(DJ) dipも緊張してるみたいだから、ほぐすために拍手して」みたいなこと言ってて、客席も拍手で応えて、あたたかい空間だった。フリースタイルで「最初からうまくはいかない、それが人間(人生?)」みたいなこと言ってた気がする。


全体通しての感想

全編通して楽しそうで落ち着いていて余裕があって、変な例えなんですけど、知り合いのお兄さんにエスコートされてるような感覚でした。アーティストとファンというよりは、「これ楽しいよ。一緒に楽しも?」って誘われてるような感覚。

一番最初の煽りこそ、「おっ!?」となりましたけど、その後は手振りでの煽りも気持ちよくて、Bimiお兄さんのガイドに従ってたら、めちゃめちゃ楽しかった、みたいな。この感想大丈夫かな(笑)

ライブ前夜のツイートでは「全員仕留める」って言ってたんですけど、なにかもっとあたたかいものに包まれてるような感覚でした。

今回、客席をよく見てた印象があって、ざっくりこっちらへん見てんな~って瞬間も何回かあったんですけど、きりっとした顔のわりには、あんまり怖さを感じなかったのもそのあたりが関係してるのかな〜と思ったり。(私は真顔目線にはびびりがちなので)

なんとなく印象として、前回のMCでは、それっぽいことを言おうとしてたような印象があるんですが、今回は等身大で伝えたいことを言ってたような印象があって、こっちの方が聞きやすいなと個人的には思いました。単純に今回は自分のファンしかいないから、というのももしかしたら要因かもしれない。

何度も「最高」って言ってて、「これほんとに、まじで思ってるから」とも言ってたんですが、演者側が楽しくて、こっちも楽しくてって、素晴らしいwin-winな関係性だなと思う。

また次のライブ参加したいな〜。次はいつですか?Bimiさん。