考える練習

舞台やイベントの感想など

舞台「池袋ウエストゲートパーク」感想

池袋ウエストゲートパーク the stage、通称IWGPが終演しました。*1
2週だと終わるの早いですね。

舞台「池袋ウエストゲートパーク」iwgp-stage.com


7/8からアーカイブ配信もあるので、気になってた方はぜひ!
配信チケット購入ページ https://eplus.jp/iwgp-st/
配信期間は 2021年7月8日(木) ~ 2021年7月14日(水)23:59 まで。


以下、感想部分ではネタバレしているので、これから配信見る方は注意!
……と思ったけど、致命的なネタバレをしていないので、あまり気にならない方だと読んじゃっても大丈夫かも。

劇場

豊洲PIT公演+シアター1010公演という、東京2箇所という変則的なスケジュール。みんな言ってたけど、作品の舞台が池袋なだけに、そのうち1箇所だけでも池袋でやってほしかったな…(笑) まぁ当然制作サイドも考えたとは思うので、難しかったんでしょう。

豊洲PIT

フラットと聞いて覚悟はしてたんですが、前の人の頭がかぶるかぶる。微妙に段差がある列もあったので(会場全体で2-3箇所)、その段差列に当たるとかぶらないのかな。2回見たんですが、絶対にどこかは前の人の頭がかぶっちゃって見えない、という感じでした。その位置で俳優がしゃがむともうまったく見えない。

あと音が反響してました。わぁん、と余韻が残る感じ。それがあるのでセリフをはっきりめ、ゆっくりめに言っていた、というのをシアター1010のアフトでキャストさんたちが仰ってて、たしかにそうなるよな、、と。その分、歌の部分は響いて楽しい!という感じ。やっぱりライブハウスだな~という感想でした。

あと劇場周辺にあまりお店がなくて、豊洲駅のあたりまで戻るのが一番早いのもネック。

シアター1010

こちらも2回観劇。めちゃくちゃ見やすくて、舞台上のどこにも人の頭がかぶらないのに感激しました(笑)。でもそれが普通…。やっぱり芝居は劇場で見るべきですね。

全体の感想

GボーイズNo2のヒロトがトップのキングへの対抗心をぶちあげ、Gボーイズの結束が危うくなる。このあたりで他にも細々と事件があり、Gボーイズとレッドエンジェルスのバランスが危うくなったところで、レッドエンジェルスのメンバーが殺害され、本格的に対立状況になってしまう。"トラブルシューター" マコトはなんとかおさめようと奔走するが…という話。原作のサンシャイン通り内戦(シビルウォー)の話をベースに2時間の舞台作品として再構成した話、という感じです。

原作の小説は中高生ぐらいの時に読んでいて、ドラマ版は未視聴。今回舞台化が発表された段階でアニメは見て、小説を数冊読み直した、という状態で観劇して、特段違和感感じなかったんですけど、舞台見てからあらためて小説読んで、驚いたのが、かなりいろいろとエピソードががいじられてるんですよね。舞台作品として、2時間ですっと理解できて、でも盛り上がりもちゃんとあるように再構成されている。にもかかわらず、IWGPらしいなと感じる。

私はこういう、「原作まんまだ!」って思っちゃうんだけど、原作読み直すとエピソードの要素が全然違う、みたいな作りの舞台作品がめちゃくちゃ好きなんですよね…。これやられると脚本書いた人すごい!って無条件に信頼してしまう。なぜかというと、これをやるためには、その話の芯をつかむ必要があるんですよ。「ここだけは外してはいけない」っていうポイントをつかんでいるからこそ、それ以外の部分では好きなだけエピソードを入れ替えたり要素を変えたりすることができる。逆にそれがつかめていない場合は何が外して大丈夫なのかわからないので、とりあえずストーリーをそれっぽくなぞるだけになったりします。(もちろん、ストーリー準拠の作品がすべてそうというわけではない)

わかりやすい違いだと舞台だとキングと京一がタイマンやっちゃうんだけど、小説版ではやってなかったりとか。小説読み返してたらタイマンをやってしまったら終わりだ…!みたいな雰囲気で描写されてて、めちゃめちゃ驚いた(笑) 舞台だとアクションある方が盛り上がるからタイマンしちゃう流れになったのかな~と思っています。

(アニメもちょっと見返してみたら、また違う話運びだった。この作品ではもしかして伝統的にそうなのかも??)

演出とか

演出の品川ヒロシさんは映像作品は経験があるものの、舞台作品は初、ということで、どうなるのかどきどきでしたが、普通によかったな…という感想。しばらく端っこだけ使っちゃうところもなくはないものの、2階部分も含めて、けっこう全体的に使っていて、初めてにしてはうまいな…と感心しました(どこ目線)。

演出で一番好きなのが、エピローグで登場人物たちのその後をマコトが紹介していくシーン。ふらふらと動き回るマコトが止まったところの近くにその人物(たち)が現れ、会話したりなんだりするのにマコトがコメントを挟んでいくんですが、映像作品的な、シーン切り替えつつ描写していくのと舞台作品としての映えが両立してる感じがおしゃれで好き。

あとこれは演出というより脚本かな? 京一がマコトにレッドエンジェルスの通行証になるアクセを渡すくだりが、必要最低限な描写になってたんですが、なんかカットの仕方がおしゃれで、表現はしつつも説明しすぎない感じで好きです。

キャラクターたち

マコト

猪野くんが心のゆらぎを表現するのがうまいのもあり、いろんな出来事に対して真正面から受け止めて葛藤しているような印象を受けました。そのために普通の青年感が際立ってた気がする。あんまり泰然としてないというか。説得シーンも諭すというよりはこの街を守りたいという一心で心をまるごと投げ出してきているようで、必死さにぐっと来ました。キングに「綺麗事ばかり言うな」と言われた後、シャドウにヒロトへのペナルティを依頼する時の、痛みを堪えるような、なんともいえない表情もとても良かった。

キング

しゅっとしててかっこよかった!アニメのキングがわりと冷然としてる感じなので、どうするのかなと思いましたが、基本はそこに寄せつつも、また少し人間らしさが乗った感じで、舞台版としてのキングという感じでよかったです。歌唱力があるので、歌い上げるところでカリスマ感が出ててよかった。マコトとのやりとりに中の人同士の仲の良さが反映されてる感じがして、ちょっとしたやりとりでほっこりしました。カテコでは安定の大輝くんで、役者ってすごいなと思いました(笑)

京一

欲を言えばダンスうまい人がよかったなと思わないでもないんですが(すみません)、京一のしなやかだけど芯がある、不思議な上品さが表現されていて、とてもよかった。終盤の「海だ」がすごく優しい声音で、最初泣きそうになりました。

磯貝

磯貝、、あんなに見た目かわいいのにね…(そこから)。この人もかわいそうな人ではある。調子いいんだけど、どこか底が見えない感じが再現されていて、めちゃめちゃ磯貝だった。


まだまだ原作のエピソードもあることだし、次、ぜひ池袋のどこかの劇場でやってもらいたいな~。

*1:正確には舞台の略称ではない

廣野凌大1stトレカ発売記念イベント レポもとい感想

た〜のしかった!というのを昇華するために記事書いてみました。
トークショーに関しては別記事で書く予定。

イベント概要

まずはトレカイベントの概要から。
3箇所4部制(?)でした。
6/26(土) 13:00~ 書泉グランデ(神保町)
6/26(土) 17:00~ 福家書店 新宿サブナード店(新宿)
7/3(土) 13:00~ ベルサール西新宿 特設会場 1部(新宿)
7/3(土) 16:30~ ベルサール西新宿 特設会場 2部(新宿)

ベルサール西新宿のみ、接触おわったあとにトークショーがあったので、最初そっちだけ買ってたんですが、結局6/26の方も両部参加しました。

券種は1box、2box、4box。
会話できるのはどれも同じ。細かく特典内容は違うんですが、接触の時に渡されるのは特典ブロマイドで共通。全12種のランダム配布です。1boxだと1枚で、2boxだと2枚で内1枚にその場でサイン、4boxだと4枚で内1枚にその場でサイン。

書泉グランデ

当日券参加だったので、まずはB1Fでチケット購入。この手のやつって毎回そうだけど、購入する時に「廣野凌大さんのイベントの…」って名前を言うしかないのがなんか気恥ずかしい(笑)。

13:20集合なので、その時間に来てください、と言われたので、周辺をぶらぶらして暇つぶし。13:20ちょっと前に書店に戻ったら、今は待機列がない旨がアナウンスされていたので、エレベーターで6Fに向かい、7Fの会場まで階段で。ここは荷物預かりがなかったので、一番流れとしてはシンプルでした。

幸い同じタイミングで会場に向かった方がいたので、若干順番待ちする時間があり、心の準備ができました。スタッフさんに参加券を渡して、順番待ち。ここは前の人の様子が確か見えたんですが、「わー、廣野くんいる…」って思いながら何言うかをおさらいしてたら、自分の順番が来ました。

こないだの記事でも書いたんですが、この時の衣装がめちゃめちゃかわいくてですね…。


本人twitterではモノクロなんですが、書泉グランデさんのインスタではカラーの写真があがっています。(埋め込みだと表示されないのでリンクで)
https://www.instagram.com/p/CQ0Z9Rln7l1/?utm_source=ig_web_copy_link
ジャケットがやわらかいピンクで、シャツも優しい色合いで、生地の感じもやわらかくて、めちゃめちゃキュートでした。

スタッフさんに「どうぞ」と案内され、パーティションで区切られた空間に足を踏み入れると、廣野くんがこちらを見ていて緊張MAX。会釈しながら廣野くんの前へ。

今回はチェキがないので、廣野くんはテーブルの向こうに座った状態。アクリルシートごしですが、会話OKでした。

机の上に特典ブロマイドが2枚並べられていて、「どっちがいい?」って感じでどちらにサイン入れるかを聞かれるんですが、ここで選択肢が出てくると思ってなかったから、めちゃめちゃ焦りました(笑)。写真を選ぶと次は、ペンの色は金・銀・黒のどれがいいか聞かれ、完全にわたわたしながら、「ゴールドで…」と選択。

で、サインだから、最初はつむじ眺める感じになるのかな〜と思いきや、じっとこちらを見て喋り出すのを待つ廣野くん。ここもめっちゃあたふたした。直前におさらいしていたおかげもあり、なんとか聞きたいことは聞けました。

私はてっきり、会話が落ち着いたタイミングでサイン書くのかなと思ったんですが、知らぬ間にサインができあがっていて、横のスタッフさんからブロマイド差し出されて、初回はめちゃくちゃ驚きました(笑) たぶんこちらが一瞬目を逸らして考えた時に書いたんだと思うけど、手品みたいだった。

この時の廣野くんがなんかわりとずっとニコニコしていて、めちゃくちゃかわいかった…。(というのを後から思い出してほっこりしました)(会話してる時は必死)

この時点で当日券追加しようか迷ったんですが、さっき当日券買ったレジにまた行くのもちょっと恥ずかしいなと思い、ひとまず次の会場近くへ移動。

福家書店 新宿サブナード

この手の接触イベントでおなじみ、福家書店新宿サブナード店。
整理券番号によって集合時間が5分刻みでずらされていたので、その時間にぞろぞろ集まる感じかと思いきや、その時間になると番号が呼び出されて待機列に並んでいくスタイルでした。呼ばれてからも待機列でしばらく待つので、心の準備が必要なタイプにはありがたい。

この時の廣野くんの衣装はこちら。
廣野凌大 on Twitter: "ありがとうございました!!… "
人によっては刺激が強いかなと思ってワンクッションおいてみました(え?)。
チンピラみがあるな…と思ってしまった…笑。

参加券渡してからの流れは書泉グランデと同じです。
1部の時とまたちょっとテンションが違っていて、相手も生身の人間だもんな~というのをしみじみ感じてしまった。

ベルサール西新宿 特設会場

ここだけトークショーあり。
最初に接触をやってからトークショーという流れでした。こういうのってだいたいトークショーを先にやるものだと思っていたので、最初何度も確認しました(笑)

トークショー用の座席が用意されている関係で、まずは着席してる状態からスタート。時間になったら、前方列から順番に待機列に並ぶように案内されます。後方列まで一巡したら、再度前方列から、「参加券お持ちの方〜」という感じでアナウンスされるので、2枚目以降持ってたら列に並ぶ。
……というのを参加券を持っている人がいなくなるまで繰り返す、という形でした。
なので、2枚目3枚目持ってるとわりとわかりやすいんですよね。

実は私、1部の時に、「接触からスタートなら、別に開始時間にいなくても大丈夫だよね」とのんびり向かってしまい、途中から参加になったんですが、そうすると他の人が2周目や3周目のタイミングで1枚目を出すことになるので、ループを装おうとしてる人みたいに…(笑) メリットとしては待ち時間は短めになります(それはそう)。

先週の書店イベントでは、どちらも自分の直前の人の様子は普通に見える感じでしたが、今回は前の人の様子は見えない場所での待機。配慮なのはわかるけど、心の準備として「そこに廣野くんいるなぁ…」というのを眺めておきたかった(笑)

接触自体の流れは前述の2店舗と同じ。で、実はブロマイド並べられた時に、持ってるのと重複していたら交換してもらえるんですが、今週はかぶりだす頃合いなので、「もうそれ持ってる」と申告する人多数で(特に2部)、廣野くんの方から「かぶってない?」って聞いたりしてました。

あとこの日は1部2部ともになんかテンション高い感じでかわいかった。

ちなみに衣装はこちら。
1部


2部
廣野凌大 on Twitter: "ありがとうございました!!… "
2部のいかつさよ…いやかっこいいけどね!?ちょっとこわい

うながし

どの部も体に触る形での剥がしはなしで、スタッフさんの「ありがとうございまーす」という声掛けが入る、うながしスタイルでした。これもしかして今はコロナだから、触るのよくないってことで剥がしなしなのかな?

ベルサール西新宿の時は、自分の番が終わってもトークショーまで自席で待つスタイルだったので、漏れ聞こえてくる会話をちょこちょこ聞けたんですが、わりと廣野くんが喋り続けてるのでオタクも去るタイミングが見当たらないみたいになってた印象。

所感

DVDリリイベの時と同じく、接客感がない感じ。人と会話した満足感がある。体感ではDVDリリイベの時と変わらない感じだったんですが、その時ほど「他の俳優と違う…!」という驚きがなかったのが、なんか不思議な感触でした。私が慣れただけ??

最初告知で、特典ブロマイド全12種の文字を見た時は「コンプするためには2box6枚か…エグいw」って笑ってたんですが、最終的には手元に14枚あったよね…おかしいな…(笑)。

俳優オタク5年目?にして、ようやく接触でゆるい会話をするとはどういう感じかを理解できた気がします。いつもなんかこう……緻密に練った重い球を投げちゃうので……。この時はなんか会話っぽいことができたなってところを振り返ると、あまり深く考えずに返してたなって記憶があって。なるほどこういう感じなのか、と。

ただ、身体的な満足感に関しては、その、ふわっと会話できた時が高かったな~と思うんですが、ピンポイントで聞きたいこと聞いて、ちゃんとそれに対しての回答が返ってきた時のほうが、頭と心の満足感は高いので、そのあたり織り交ぜつつやっていきたいな~と思います。今後機会があれば(笑)

廣野凌大くん過去作 円盤・配信情報(ネタバレなし)

最近、過去作をいろいろ見てみてるんですが、どうせならどれ見るか迷う人向けのネタバレなし記事も書いてみようかなということで、書いてみました。順次追加する予定。(予定は未定)

最近見てたやつから書いているので、なんかすごいマイナーなところから攻めてる人みたいになっていてちょっとおもしろい。たぶん最初はテニミュとかから見た方がいいと思います(それはそう)。

話の中身のネタバレは極力しないように心がけますが、「こういう役の廣野くんが見れるよ」というのは書くので、その流れでうっかりしていたらすみません。

ガスマスクの伊藤さん

「ガスマスクの伊藤さん」という都市伝説を軸にした、全4話のオムニバス。ホラー要素はほんのり。ホラー苦手な私が普通に見れたので、そのぐらいの感じです。サスペンス仕立てな話が多いですが、青春!という感じの話もあります。
チンピラ役の廣野くんと高校生役の廣野くんが見れます。高校生の方はどうも素に近い感じっぽい? お調子者でうるさい感じ。チンピラ役はどすの利いた声の迫力がすごい。
DISK2が特典映像で、キャストインタビューや稽古場映像が収められてるんですが、顔合わせの様子がめちゃめちゃ初々しいのと、稽古場でふざけあって笑ってるのと、舞台稽古で笑っちゃってるとこが好き。

「君よ叫べ、其ノサガノ在ルガ儘ニ」~キミ組~

配信だとなんと1,100円で見れる。しかも視聴期限が無期限。
ジャンルとしては伝奇ものになるのかな。アクションもあるんですけど、全体にゆっくりめなのであまり期待しない方がいいかもしれない。
廣野くんは少年役なんですが、ひねたところのないまっすぐな感じの少年でかわいい。
ちょこちょこ出てくるので、トータルではわりと尺がある気がする。

忍ノSAGA

もともとはアプリゲームと連動の企画だった模様。(アプリはサービス終了してます)
ざっくり言うと、忍びの国の争いに巻き込まれる話。
正直期待してなかったんですが(コラ)、話もおもしろいし、アクションも見応えあってなかなかよかったです。廣野くんは高慢ちきで思い通りにならないとすぐキレる少年の役。脆さが見えるシーンもあって、私はけっこう好きです。

かわいい、かわいい、大好き!

こんなアホっぽいタイトルつけたの初めてかもしれない(笑)

主に円盤で見た、廣野くん出演作品の所感をつれづれと。
タイトルの次の行は廣野くんの役名です。

舞台「錦田警部はどろぼうがお好き」

(アンリ巡査=怪盗ジャック)
これは現場と配信ですが、こないだの記事でも書いたように、アンリくんが、ジャックが、とにかくかわいい…!
特にかわいいところ
・「泳げたー!」の満面の笑み
・アイスもぐもぐするアンリ
・警部のお家で「ご飯食べるだろ?」って聞かれてふるふる首振ってるジャック
・ぽやっとした顔で警部を見るジャック
・死に目に好きなように振り回されるアンリ

一方で流し目するところは色っぽいし、歌とダンスのところはめちゃめちゃかっこいい(+どこかセクシー)なんですけど、全体通すと8割かわいいで構成されてる(個人の意見です)。

テニミュ3rdシーズン VS四天宝寺

(財前光)
話の展開を知らずに見てたので、そもそも財前って試合シーンあるんだろうか?と思いながら見ていたんですが、試合来た!と思ったら、なんと、ほとんどコート脇で佇むだけで終了。
試合開始前に「実質シングルスになるかもしれない」とは言われてて、不穏な雰囲気は感じてたんですけど、あれそういう意味だったのかよ!財前つら…となりました。俺だってやれる!とばかりに打とうとして失敗するシーンも入っていて、胸が潰れるような気持ちを味わいましたね…。
本来のペアと交替して入った強い人について「(あいつが)戻ってこなければ…」って目に涙を溜めて言ってて、本来のペアに「俺らじゃ無理やって」って慰められるんですけど、そりゃそれぐらい言いたくなるよな〜と思うし、あの程度の嫌味でおさめた財前めちゃめちゃ偉くない?と思ってしまう。

テニミュ3rdシーズン VS立海 前編

(財前光)
日替わりが…かわいい…!
VS四天宝寺の時も思ったけど、日替わり部分も大阪弁なのって事前に台本作ってるのかその場で喋ってるのかどっちなんだろう…? みんなあんまり文法的に間違えないのがすごいなと思って見てた。
私はnot関西弁ネイティブな俳優ががんばって関西弁喋ってるのを見るのが好きなんですけど(ニッチな性癖)、廣野くんはわりとイントネーションも正確で、にもかかわらずネイティブではないのは一発でわかる感じだったので、イントネーションがあってればいいわけじゃないんだな〜というのが面白かったです。

おとぎ裁判 第二審

(アベル)
元々一作目は見てて、古谷さんが主演なのは知ってたので、廣野くんが出てるの知った時に、なるほどバーターねと思って(笑)、あんまり出番ないのかなと思ってたんですが、普通に話の主題でめちゃめちゃ出番ありました。

もうね〜、アベルがかわいい…!こんなにまっすぐな少年役で出てくると思わなかった。憎たらしい部分もゼロじゃないんですけど(主に日替わり)、まっすぐさと利かん気の強さを取り出すとこうなるんだな〜という感じ。

舞台けいどろで私はアンリが死に目の錦田に溢れ出す気持ちをぶつけるところでぐっときたんですけど、今作でも大人たちに訴えるアベルにめちゃくちゃぐっときました。ほんとに心の底からの訴えに聞こえるんですよね。その人の感情の芯に繋がってる感じがするというか。


まだ他にも円盤とか配信で見れるものがあるようなので、次はどれにしようかな~と検討中です。

近況とマイブーム

お久しぶりです!
1月〜3月にかけてずっとバタバタしていたのと、記事書かないと書き方忘れる問題が発生して、のびのびになっていました。

2019年末に書いたブログ読み返して気づいたんですが、「2020年はオタクお休みします。ただ、いきなりやめるのは厳しいから月数回は行くかも」って書いてました、ね…。2,3月あたりまでは覚えてたんですが、何もしなくてもお金飛ばなかった4,5月を経て、演劇が復活し始めた夏あたりからは完全に忘れてました。鳥頭すぎる。

ただ、ゆるオタになるぞ!って思ったのは覚えてて、遠征はしなかったので、まぁいいかな…と思っています。8~10月はお金使いすぎたので反省して11,12月は控えめにしたりしました。ヒプステでテンション上がりすぎた。


そして今年、2021年。
天伝でスタートし、
ディスグーニーに通い、双牙に通い、
舞台「錦田警部はどろぼうがお好き」に行き、
天伝千秋楽で3月の現場納め!みたいな感じでした。

3月は転職に伴う有給消化に入ったのもあり、平日も入りたい放題だったのでめちゃめちゃ演劇充しました。楽しかった…。

ただ当然の事ながら出費が大変なことになってるので、控えめにしたい…と思いつつ、後述の事情で悩ましいことになっています。



というのが。今。
廣野凌大ブームが来ています。


元々去年のヒプステtrack3の時に、空却がよかったので気になってはいたんですが、次の舞台がいまいち興味が持てず、そのままになってました。

が、今年3月の舞台「錦田警部はどろぼうがお好き」で演じたアンリ/ジャックがめちゃくちゃハマっていてですね…原作読んだ時点で「これ完全に廣野くんじゃん」と思ってたんですが、予想を遥かに超えてよかった。

も〜とにかくかわいい。小生意気な発言してるシーンも含めてめちゃめちゃかわいかった。

初日あけたら廣野回がほぼ売り切れてしまったこともあり、回数はそんなに入ってないんですが、廣野アンリ/ジャックがとにかくツボすぎて、(あと暇だったのもあり)、他の人の感想を見てはにやにやし、楽日の配信のアーカイブを見ては「かわいい…」と呟く人になってました(危ない)。

あんまり大きな声でいうとあれですが、素のお顔はそこまで好みじゃないんですよね。なのにアンリ(ジャック)の時はめちゃめちゃかわいく見える。何効果なんだろう? メイクもそこまでがっつり描いてない系統だと思うので謎。挙動とか表情とかなのかな。


そしてそこに入ってきた、DVDリリイベの追加販売情報。本来は1月実施予定だったのが延期されて4月にズレ込んだことによるものでした。……まぁ買うよね。最初は1冊券でいいかな〜って思ってたんですが、廣野くんと背比べしたいなと思って(?)チェキありの3冊券にしました。(座って撮る形式だったら笑う)

実はその前にカレイべの追加販売も来てたんですが、最初は見送ったんですよ。素のお顔好みじゃないのにカレンダーいらなくない? そうなるとトークイベントに7,500円高いよな、と思って。

しかし、舞台の感想あさったり、見た友人と感想語りあったりしながら振り返っていたら、(やっぱ買っとけばよかったな〜)という気持ちが……けどもう締切すぎたから買えない……。

そんな感じでしょぼしょぼしていたイベント前日。廣野くんの深夜のツイートを見て「あれ?明日イベントだよね?こんな時間まで起きてていいの?」と気になった私は開演時間を確認するためにイベントページを開き、気づいてしまったのです。当日券についての案内が追記されていることに。


これは……行くしかない……!


さて、勘のいい方はお気づきかと思いますが、「こんな時間」のツイートを確認できた私もそんな時間まで起きていたわけです(ちなみに2:45)。

出発時間計算してみたらまぁまぁ早い。これ起きれるかなぁ…身体のために諦めるべきか…?と迷ったんですが、後から面白かったことが判明したら立ち直れない…と思い、起きれなかったらそれはそれで、と思ってひとまず行くことに決定。


ただ、ここからが我ながら馬鹿なんですが、結局起きる時間の3時間前にようやくベッドに入り、3時間後に起きないといけない緊張からか、逆に眠気が飛んでしまい、しばらく小説を読んで眠気を待ったため、最終的に2時間切ってました(笑)

もうこれ絶対寝過ごすフラグやん…と思いながら寝た。んですが、起きれちゃったよね…自分でびっくりした。


んでイベント。無事当日券も買えて入れたものの、「勢いで来てしまったけど、つまんなかったらどうしよう…」と若干不安に。しかも登場したMCの人が導入トークでまぁまぁのんびりした喋りを展開し始め、「あっ、これはやばい感じか?」と余計に不安に。

結論から言うと杞憂でした!めっちゃ面白かったし、めっちゃ笑った。2部も当日券買って入りました。

LINELIVEとか舞台けいどろのオーコメとかで、「若手俳優らしからぬ攻めた言動する人だなぁ」と思ってて、イベントでもちょこちょこ攻めた発言しててウケたんですが(笑)、ギリギリな発言してるようで思い返すと完全アウトの手前なんですよね。「これ以上は笑いにならない、客が引いてしまう」ラインをわかっててやってるんだな〜というのを感じて、この人賢いな…!?となったのと、時折挟まる真面目な話がすごくよかった。

3部も行きたかったんですけど、天伝千秋楽だったので諦め… めちゃめちゃいい話してたみたいでレポあげてくれた人に感謝。


過去作を配信だったり円盤だったりで見ているんですが、こういう時2.5系って後から見れるから助かりますね。

舞台99もタンブリングもチケット取れたので楽しみにしています。

リモート配信 うち劇「サイレント ヴォイス」感想

先日こんな記事をあげたものの、
リモート配信の朗読劇に、推しが、来ました~~~! - 考える練習
おもしろくなかったらどうしようと若干ドキドキしてたんですが(笑)、普通におもしろかった…! リモートならではの感触の違いについての発見もあり、個人的には大満足でした。

これまでリアルタイム配信をいくつか見てきて、リアルタイムだと知っていても、やはり映像だといまいち実感がわきませんでした。今回はそれが信じられる感覚があって、何が違うのかなと思ったんですが、たぶん一番大きいのは前日の荒牧さんの配信で「明日朗読劇だね」みたいな話をしてたことなんですよね。それまでも楽しみだな〜とは思ってたんですが、その発言を聞いた時に「明日この人がやるんだ」という実感が急にぐわっと湧いてきて、わくわく感が盛り上がったのを覚えています。テレビの「生放送」なんかは疑ってないのを考えると、これはインターネットに対しての私の信頼が足りていなかったところに、推しの発言でそこが追加されたのかなぁとか思ったり。


配信開始早々、大阪の池田小事件が題材であることが表示されて、これちゃんと見れるかなとちょっと不安になったりしたんですが、いざ見てみるとそこまでエグくなくて、重たい題材ではあるものの重くなりすぎず、個人的には見やすい塩梅だったなと思います。


出演者は3人。弁護団の主任弁護士(荒牧さん)と新人弁護士(大輝くん)、それに対する被告(杉江くん)、という構図の朗読劇。

通常は被告にとって弁護人って自分の味方だと思うんですけど、この被告は早く死刑にしてほしいので、そうしてくれない弁護人たちは「敵」なんですよね。とにかく非協力的で、早く死刑にしてほしいと何度も訴え、気に入らないことがあるとすぐにキレたり解任をチラつかせたりする。

実際にリアルにいたら関わりたくねぇ~という感じですが、この被告の演技がとてもよくて惹きつけられました。無気力なようで注意深く相手をうかがっている目線とか常にちょっと揺れてるような身体の動きとかから、被告の精神的な危うさや神経質な狡猾さがにじみ出ていて、めちゃめちゃよかった。

のらりくらりとしていて、馬鹿にするような態度も取る被告に、「あなたはなんでそうなんですか!?」と怒る新人弁護士くん。素直すぎるけど気持ちはわかる。ただ、いくら新人とはいえ、そこまで素直に反応する人がこんなタイプの事件の弁護につくか??と思ったけど、もしかしたら見ている側が置いていかれないための配置なのかもしれない。

事件当時、精神的におかしかったことが被告人の話からわかり、そうなると「心神耗弱」ということになり、犯罪の責任を問えないことになるのでその線で弁護を進めようとします。しかし、しばらくしてそれが嘘であることが判明。追い打ちのように被告の父からの手紙が届き、「あいつは嘘ばっかり言うから信じないでくれ」という内容。


それまで主任弁護士は「弁護する側は被告がどんな犯罪者であろうと弁護士としての役目を果たすべきだ」という信条のもと、あくまで穏やかに被告とやりとりしていました。ここへ来てついに感情を爆発させます。

ここの荒牧さんの演技が怖かった~~。ここは後で詳述します。

売り言葉に買い言葉的な側面もありつつ、主任弁護士を降りますって言うんですよね。事務所に帰ってきて、もうべこべこに凹んでる主任弁護士に新人弁護士くんが「カッコ悪いですね」って言い放つのがめちゃめちゃよかった。まぁいうて先輩に対してそんな言い方はしないだろと思うのでファンタジーだなぁとも思うんですが(とかいって実際の事件でほんとに言ってたらすみません)。

でも実際、心神耗弱が狙えないとなると、もう弁護団にできることないんですよね。現行犯だし、関係ない子供たちを殺したわけだから情状酌量の余地も特にない。

新人弁護士の「やりたいようにやればいいんじゃないですか」という諭しのもと、たどりついた答えが「謝らせたい」。

次からの接見では、なんとか自分のしたことの重大さに気づき、反省してもらうことに注力しだす主任弁護士。結局そこまではたどりつかず、迎えた最終弁論。

「最後に何か言いたいことはありますか」とうながされても結局謝罪の言葉は口にしなかった被告人。

その後、もう一度弁護士二人と会った時もあくまで謝罪の気持ちはない、と言うのですが、盛大に揉めながらも主任弁護士を解任しなかった理由について、「ばあちゃんに似てる」と言いだします。

「あいつ、バカみたいに俺のこと信じて… どんだけボロボロになってもずっと俺のこと信じててさぁ…」と語る表情や口調は嘲るようなんですが、哀惜や愛情が感じられて、おばあちゃんが信じてくれてたことが被告にとっては救いだったんだろうなというのと、これを弁護士に話すのは、少しは心を許したのかな…というのを感じて、じんわり泣きそうになりました。


1部の時は時々画像が止まってサウンドドラマ状態になったり、2度ほど完全に止まって一時中断したり、と通信での問題が頻発していてなかなか集中しづらかった…。2部では直っていて、ほぼほぼ止まることもなく見られてよかったです。オンラインでの配信はこういう問題が発生しうるのが難しいところですよね…。無料ならまぁいいかと思えるけど、お金取るならこのあたりはちゃんとしていてほしい。


1部の時は荒牧さん演じる平弁護士が何したいのか途中までよくわからなくて、「謝らせたい」というのが出てくるまでずっともや~っとした状態で見てました。2部でようやく、最初は職業的な倫理観から、ちゃんと弁護しないと、と思っていたのが途中で決壊し、そこから「謝らせたい」につながるんだなというのがわかって、それからはすっと感情が染み込んでくるようで、すごくお芝居として面白かったです。

キャストさんたちも1部の時は緊張してたのが、2部は変な緊張が取れてのびのびとしていて、感情がクリアに伝わってくる感じがあったので、そのせいもあるかもしれない。

そんなわけで2部の方が感情を味わえる感じだったんですが、荒牧さんの怒りの演技が、意図的なのか、自然にそうなったのか、1部に比べるとけっこうボルテージがあがった感じだったんですよね。怒りが湧き上がるシーンは何回かあったんですが、毎回1部より程度が高めで、特に感情が高ぶるシーンでは、これ以上高ぶるとセリフが言えなくなるのでは?と思うようなギリギリのラインっぽい感じで。それ見ててちょっとしんどくなってしまって。軽く目をそらして横の杉江くん見たりしてたんですが、これまで怒りを飛ばし合うような演技見てても目をそらしたことなんかなかったから自分で意外でした。杉江くんもだいぶ振り切った怒りの表出してたんですが、コントロール効いた感じではあったからなのか、こっちはそこまで気にならず。

カメラ目線でこっち見てるとはいえ、別に自分が怒られてると誤認したわけではないんですよね。そのセリフと感情は被告に向けられたものであることは理解していた。ただ、怒りの感情をまっすぐ、ダイレクトに受け取ってしまったような感覚がしんどかったのと、真正面から見る怒りの表情が怖かったのを覚えています。

通常の舞台と比べると準備期間が短い分、あまり複雑な色味のない、純粋な「怒り」に近かったのも原因なのかもしれないな…。クリアな分、すぱっとささってしまうというか…。



それから本編後のフリートークについて。
終わった直後なので全員リアルお疲れ様でした~~状態で、しかもトークテーマの設定もなかったので、すごいゆる~っとした感じだったのがおもしろかった(笑)。トークテーマは話すとっかかりとして用意してあげたほうがよかったんじゃないか?と思うけどもw

杉江くんの「頭かっぴかぴになってきた」に対して大輝くんが「ほらもう思いついたことそのまましか喋れなくなってるじゃん」って言ったのがツボでした。

本編に対してのそこまで深い話は出なかったかな~という感じなんですが、朗読あるあるの準備期間の短さについての話が出まして。杉江くんが「あぜみちを走ってるみたいだった」って言ってたのが印象的でした。「普段はあぜみちを稽古でならしていくけど、今回は準備の期間が短かったから、あぜみちをそのまま走るようだった」と。


バストアップでの配信だと普段の観劇とは違う感覚で吸収できる部分があるんだなというのがわかったので、またこういう機会があると嬉しいなぁと思います。

リモート配信の朗読劇に、推しが、来ました~~~!

「今できることを」ということで各所でリモートでできる試みが立ち上がっているのを、「いいなぁ…推しも何か出てくれないだろうか…」と羨ましく思っていたので、めちゃめちゃテンションがあがっています。話の中身がどうこう以前にとにかくこの新たな試みの流れの中に推しも投下されたことが嬉しい…!(雑か) ここ一年ぐらい気になっている山崎大輝くんも共演なのがまた嬉しい。一挙両得。


第1弾のダイジェスト映像がYoutubeにアップされているんですが、リモート配信あるあるの等分割された画面じゃないんですよね。出演者3名のバストアップの画像が合成されて1つの画面に収まっていて、背景画像はシーンに合った画像になっているので、単なる等分割と比べると臨場感が増してて楽しい。


あらすじはこちら:

白昼の小学校に男が侵入し、多数の児童を殺傷する無差別殺人事件が発生。
弁護士・平健吾は、新人弁護士・新垣優と共に、日本犯罪史上最悪の被告と呼ばれる実行犯・佐久田冬馬の弁護を担当する事になり、激しく心をぶつけ合う。
おだやかな性格の平と正義感の強い新垣はめちゃくちゃな供述を繰り返す佐久田に振り回され、乱されていく…。それでも佐久田を理解しようとする平、そんな平に苛立ちを隠せない新垣。
人間の深い業を描いたヒューマンドラマ。彼らに救いはあるのだろうかー。

荒牧さんが平弁護士役で、山崎くんが新人弁護士・新垣役、杉江くんが被告役なんですが、正義感が強くて、めちゃくちゃな供述を繰り返す被告人に寄り添おうとする平に苛立ちを隠せない新垣、はまり役な予感しかしない…!見たい…!いや見るんだけど。
そういえば、配信だとチケット取れるかなとか考えなくていいのもいいですね。


ただ、チケット販売の仕様がちょっと謎。
配信チケットの購入が出演者ごとに別ボタンになってまして。朗読劇本編と出演者全員でのアフタートークは共通っぽいんですが、その後の楽屋トークに関しては、その出演者のものしか聞けないらしい。つまり複数人分が聞きたければ複数買わないといけないのか…なるほど阿漕な商売上手な…と思ったんですが、よくよく説明文読むと、「第1部公演と第2部公演それぞれ、お一人様1枚まで購入が可能です。」ってなってて、誰か1人分しか買えない仕様。売りたいのか売りたくないのかどっち…!?

LIVE配信でしか見られないなら、複数買ったところで一つしか見られないからこの制限もわかるんですが、当日23:59までは映像見られるらしいんで、片方をLIVEで見た後、他のをアーカイブで見るのはできると思うんですよね…。何かシステム上の都合なのかな。


何はともあれ、今週末が楽しみです。