考える練習

舞台やイベントの感想など

どうやら悲伝の鑑賞方法を間違えていたようだ [6/8 追記]

※悲伝のネタバレがあります!!!





[6/8 追記]
件のフォロワさんから、下記の点で訂正をいただきました。
- そのシーンに関しては、直前にヒントがあるはず
- ほのめかしや匂わせがわからなくても楽しめるはずです
記事自体は記録として残しておきます。


結論からいうと、疑問点がある場合は、その周辺だけ注視していてもだめで、
序盤から、それっぽい伏線を探す必要がある
という話です。






前々回のブログにも書いたんですが、ラストの三日月VS山姥切で、なんで山姥切が立ち向かっていくのかが私はよくわからなくて。

ほっとけば三日月は刀解されるだろうになぜわざわざ泣きながら立ち向かっていくのか? 最後だから手合わせしたい?それにしては本気だよな?? それともループ脱出のためには自分が勝たないといけないことを知っている…? だとしたらいつどのタイミングで知ったのか?

と疑問点がぐるぐるしてたんですよ。
で、悲伝わかりやすかったですよって言ってたフォロワさんと話してた時に、話の流れでその話になって。

自分で気づいたほうがいいと思うので…ってことで、そのシーンに対してのその人の解釈は教えてもらえなかったんですが、その時に「刀は刀を交えた方が言葉を交わすより分かり合えるみたいな事言ってたから三日月と山姥切しか知らない会話があそこにあるんだと思います」って言われて。

その時は、そういえばそんなセリフあったなって感じだったんですが、刀を交えた方が…ってそこじゃなくてもっと前に出てきてたセリフだと思うんですよね。まだ三日月が元気な時に言ってたはず。そのことに気づいた時に、そこで出てきたセリフがそんな終盤に効いてくるの??ってなって。

そらわからんわ……ってめちゃくちゃ得心いきました。疑問点の周辺しか私は注目してみてなかった。それじゃだめなんですよ。序盤から、それっぽい伏線を探して、覚えておかないといけない。まぁ2回目以降は疑問点に関係ありそうなとこだけ覚えればいいから、だいぶ楽になるとは思いますが。

で、山姥切VS三日月のところに戻るんですが、そこで会話してるんだって考えると確かに納得いくんですよね。てっきり戦ってる、もしくは手合わせだと思ってたんですが、会話してる(というよりは山姥切が気持ちを叩きつけるのを三日月が受け止めてる感じですが)と考えると、いろいろつじつまが通る気がする。また次回見てみて確認したい。


1,2回目の観劇の時にわからない点が多すぎて、2回見てこれならアプローチ変えた方がいいかもしれないと思って、3,4回目は理解を諦めて見たんですが、それで正解だったなと思いました。この読み解き方を把握してなかったら、何度見たってわからなかったと思う。だって私が注目してるところに答えはないんだから。


しかしこれ、まだ私は生観劇残ってるからいいけど、明治座しか持ってなくてこれ知ったら「おのれ末満」ってキレるところでしたね。いや持ってても正直キレたいけど。そんな特殊な鑑賞方法を要するなら教えて…。最初から知ってたらもっと有意義な鑑賞ができた。フォロワさんとこの話にならなかったらまじで福岡のチケット無駄に消費するところだったわ…。