考える練習

舞台やイベントの感想など

6,7月はしんどかったー…

観劇記録書こうと思ったんですが、愚痴部分を書きたくなってしまったので、単独で愚痴記事に。

6,7月はひたすら、悲伝に苦しんだ二ヶ月でした。 特に6月は本当にしんどかった…。

まず初日、マチネを劇場で、ソワレをTDCで見て、その段階ではぼんやりよくわからないなぁという感じだったんですが、あらためて考えてもわからなくて、次の火曜と水曜にチケット取ってたんですが、「またわからなかったらどうしよう」という恐怖に見舞われ、チケット手放そうか迷いました。結局行くことにしたんですけど、直前までずっと恐怖と戦ってた。

で、わかろうとするから、またわからなかったらどうしようという恐怖がわくんだ、わかろうとすることをやめよう、と思って理解を諦めて見て、まぁそうすると各シーンはいいんですよ。けどやっぱり全体としてはよくわからなくて、なんなんだこれは…?となり。この段階ではまだもやもやだけでしたが、4回見てわからない芝居というのが初めてだったので、この時は舞台観劇自体がトラウマになりかけてましたね…。結局、ふらっと見に行った舞台が普通に理解できて、「よかった、舞台自体がわからなくなった訳じゃない」とめちゃくちゃ安堵しました。あれは本当に救われた。行く前は「またわからなかったらどうしよう」という思いがわいて、めちゃくちゃ怖かったんですけど、行ってよかった。

それから京都公演の期間に入り、私が持ってるチケットは福岡だったので待ち状態になったんですが、不明点について確認しようにも福岡まで数週間あるフラストレーションはすごかった…。それまでずっともやもやを抱えているしかない。

感想記事を読んでも私の疑問に答えてくれてる記事がなくてですね…。いや解消した疑問もあったんですけど、残った謎が多かった。

わからなさに腹立ってたので、福岡も手放そうか迷ったんですが(電子チケットもリセールの締め切り前だった)、いやでももう一度見たらわかるかもしれない…!と一縷の望みをかけて、残しました。

この時期は理解できた人がうらやましくて妬ましくて仕方なかったので、「よかった~楽しかった~」みたいなツイートは流し見してましたし、人によってはミュートしてました。そういう感想を見るのが本当につらかった。

私の周囲は「よくわからなかった」勢が多かったので、そこは救いだったんですが、「推しの出てる話を受け取れない」ことが本当につらくて、もう毎晩のように泣いてましたね…。「私には理解できない、受け取れないんだ」と思うとつらくて、悔しくて。

また、「推し」として追っかけてる人だからこそしんどいんだよなというのもあったので、この時期はもうそういうのやめた方がいいのかもしれないっていうのでも悩みました。

考えても考えてもわからない、でもわからないからつい考えてしまうのもしんどかったな…。もう悲伝のことなんて考えたくないのに、わからないから気になって考えてしまう。

その状態で迫ってきた福岡公演。 一縷の望みをかけて…というつもりでしたが、ふいにフォロワさんと悲伝の話になって、「あぁこれはまた理解できなさそうだな」という感触になってきた時に、本気で「行きたくない」と思いました。「またわからない話を見に行かないといけないのか」と思って。推しが出てる舞台であれほど、行きたくない、という気持ちになったのは初めてでしたね…。 リセール期間過ぎてるから電子チケットは譲渡出せないし、航空券も取ってしまってたけど、その全てを無駄にしてでも行かないことにしようか本気で迷いました。

結局思い直して福岡行って。 山姥切定点になっちゃってるから駄目なのかもしれない(初日はさすがに全体見てたんですが、火水は理解を諦めたのもあって山姥切定点していた)、と思って三日月を意識的に見るようにして。で、一幕では、新発見あったんですが、結局二幕に入って、「やっぱり三日月が何をしたいのかわかんない…」となって。

なんかでもこの日は穏やかな気持ちでしたね。山姥切定点しちゃってたからわかんなかったんじゃなくて、この芝居は私には理解できないんだ、と思って。

楽日マチソワしてトータル3回になる予定だったんですが、台風の影響で流れてしまい、福岡は1回で終了しました。

ここから東京公演始まるまでは穏やかでしたが、始まって感想ツイートや、本人のツイートが始まるにつれ、また「私には理解できないんだ」という苦しみが始まりました。6月に比べれば、だいぶ諦めが入って落ち着いてきてはいましたが、やっぱり数日に1回は泣いてたような気がする。

東京と凱旋はチケット取ってなかったんですが、もしかしたらまた見たら理解できるのかもしれない、という望みにかけて当日券に土日は日参。結局当たりはしなかったんですけど、やれるだけのことはやったぞ、という満足感は得ました。*1

ライビュで見て、それまで聞き取れてなかった三日月のセリフが聞き取れて、ようやく全貌が把握できたんですが、「あれ?やっぱりわからないな?」というのは変わらず。

7月はずっと早く悲伝終われ~って祈ってたので、ライビュ見て、ようやく終わった…っていう安堵感がありました。が、同時に振り返りブログとニコ生が来ることを思い出し、いつもは楽しみなんですけど、今回は全然楽しみではなくて、「あとは振り返りブログとニコ生だ…それが来たら終わる…!」というのを毎日念仏のように唱えてました。特にニコ生は本当に見るのがいやだったんですが、配信でなんとか腑に落とすことはできたので、思ったよりは穏やかな気持で聞けました。

でもあの時に本当に救いだったのが推しさんが一度も「この話すごいですよね」という流れでは語らなかったこと*2。そう言われてたら本当に立ち直れなかったと思う。

これまで刀ステは好きだったんだけど、悲伝で正直嫌いになってしまったので、どうも卒業らしい感じでしゃべっているのを見て、この時は心底安堵しました。

振り返るとずっと苦しんだ二ヶ月だったなと思うし、合間に見に行った別の舞台に本当に救われました。観劇で満たされない思いを別の観劇で満たすっていかにも観劇オタクって感じで笑えるけど。

上述の、推しとして考えるのをやめた方がいいかもしれない、というのもあったし、何より悲伝であまりにもテンションさがったから、このままゆるくフェードアウトするのかなって思ってたけど、戦ブラがとても楽しい舞台だったので結局またテンション戻りました(笑)

ここでまた悲伝みたいなわからない舞台が来たら本気で降りるところだったので、戦ブラが楽しい舞台でよかった。

*1:案外毎回抽選に参加するのは大変でした。特に青年館。そこに並んでる必要はないけど、会場周辺に休めるところがないので、行き来する必要が生じちゃうんですよね…。

*2:この結末をあの段階で思いついてたのはすごいですよねとは言ってたけど