未来へ - 舞台「炎の蜃気楼 昭和編 散華行ブルース」
これまではミラステ、舞台化される部分は読んでから行ってたんですが、今回なんとなく機会を逸してしまい、ならもう未読で行っちゃおう!と思って舞台が初見で行ってきました。
新鮮な驚きがいっぱいで、死んだね。うん、死んだ。
ネタバレしない感想としては、
一幕終了後:うわー、地獄だな…。
二幕終了後:うええええ(泣く顔文字)
でもめっちゃ面白かった!(説得力ZERO)
なんだろうなぁ、こうするしかない悲哀というかなんというか。そこにしかたどり着けない悲哀があった。
あとBSP組がいい芝居してたので、ためらってるファンの人がいたら行ってほしい。
ここからはネタバレします。
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スぺゼロでミラステのあの、ぎゅっ、と集中する感覚って出るのかなぁとちょっと心配してて、一幕は実際ちょっと拡散気味だったかな?(普段に比べて)と思ったけど、やっぱり最終的には集中する感じになってて、さすがだったな~いやほんとミラステって独特の集中する空気感ありますよね。
今回は話の展開を知らずに行ったので、もうね…驚きがいっぱいでしたね。*1
美奈子を犯してしまうのはぼんやり把握してたので、そのシーン自体に関しては(おぉ~きた!)って感じだったんですが、ぼんやり聞いた知識で推測していたので、あれてっきり、景虎が入った美奈子とどうこうなるんだと思ってたんですよ。だから、あっそういうことじゃない!?ってびっくりしたし、妊娠しちゃう上に、「産みます」って言いだすと思わなくて、あそこ怒涛でしたね。直江との子供とか話がややこしすぎるよぅ…って思ってたら、その胎児に景虎を換生させたいって言いだして、関係がもつれすぎでは…っていう。
ここらへんの感想:うわー地獄だな…。
直江がいう「信じすぎたのがいけない」っていうのは本当にそうだと思うんだけど、「あいつならそんな非道なことはする訳がない」という信頼もあるし、ある意味高をくくってた部分もあるだろうな。「あいつが俺を裏切るはずがない」という。
二幕でハッとしたのが、直江と美奈子に何かあったらしいことをマリーの言動から察した時の景虎の第一声が「直江に何かあったのか」なんだよね。あ、そこ美奈子じゃないんだなぁと。その後も直江が傷つけられたことにキレるし、危険をおかして助けに行っちゃうしさぁ…。大好きじゃん…。
前作の時も直江の家が焼かれたことに対して、「俺は今最高に機嫌が悪い」って静かにキレてるのにとてもきゅんときたんですけど、助けに来た時最高に萌えたね…。ツンデレにもほどがある。
んで、ラスト。普通に勝つと思っていたのでびっくりでしたね。いやまさか、負けてしかもほとんどが死んでしまうとは…。
「愛する人たちを幸せにできない」っていう景虎の嘆きが悲痛すぎて…。自分がどうしたいかという部分に素直に向き合えば一発で解決すると思うけど、まぁできないからこうなってしまうんですよね。真実と向き合うのはこわい。
「あいつがすべて俺のものになった…」って昏く笑う景虎様が、哀しくて切なかったな…。
「今度こそきっとたどりつこう、俺とお前の最上の地へ」っていうのを聞いた瞬間に考えたのは、あ、また円環に入ってしまった…でした(悲伝脳)。なんなの?円環はやってんの??*2
お隣の方がラストシーン以降、泣きを止められなくなってしまっていたけど、わかるわ…って感じだった。私自身はそこまでではなかったけど、ずっと原作好きで追ってきて、これ見せられたら泣く。
あぁこれはスタオベだろうなと思っていたら3回目のカテコでスタオベになり、それを見た翔さん、「そんなにお尻が痛かったのか?」。両隣の直江とマリーが崩れ落ちてた(笑)。でもこれによって会場も笑って力抜けたし、平牧さんがずっと、魂が抜けたような、でも険しい表情だったのが笑顔になったのがなんかほっとしましたね。
ダブルカテコ時の挨拶は直江役、平牧さん。
このような愛に溢れた作品に出させていただき…
お客さんの心にもそういったことが残っていればなと思います。
みたいな内容でした。
なんだろうな~いっぱい受け取ったな。BSP組の話とかもしたいんだけど、また後日…眠い。