考える練習

舞台やイベントの感想など

「推し」てるわけではないけれど

さんざんこれまで使っておいて何言ってんだって言われそうですが、「推し」という単語を使う時はいつもむずむずするような居心地の悪さを覚えます。

理由は単純で、別に「推し」てる訳ではないから。

俳優さんに限らず、好きなもの・ことに対して、私のスタンスは常に「他の人はどうか知らないけど、私はこれが好き」なので、これはオススメです!みたいな気持ちになることがなくて。だって、何が琴線に触れるかなんて人それぞれじゃん?推すってなると、なんかそこを押し付けてるような気がして。

なので、できれば使いたくないんですけど、特定の役者さんではなく「好きな役者さん」というぼんやりしたものについて語りたい時に、この単語はすごく便利なんですよね。いちいち「好きな役者さん」と書くのはつらいし、たぶん読みづらい。

こういう感じ。ここでは「推しくん」表記ですが。

複数回入るのは別に推しくんのためじゃなくて、私が見たいから。ブロマイド買うのも別に推しくんのためじゃない。私が欲しいから買う。それだけ。

「応援」って考えるとしんどくなる - 考える練習

あ、でもこれ、「推し」を使わずに書くならたぶんこうだな。

複数回入るのは別にその役者さんのためじゃなくて、私が見たいから。ブロマイド買うのも別にその人のためじゃない。私が欲しいから買う。それだけ。

「推し」を使わなくても別にくどくならないのではないかという気がしてきた(笑) ちょっと今後気を付けてみよう…。

11/20 追記: 「好きな役者さん」だと「推し」と等価ではないですね… 好きな役者さんってことならたぶん10人くらいいる。けど、その中で、特に好きな人ってことな訳で…。

舞台「炎の蜃気楼 昭和編」第3弾「夜叉衆ブギウギ」 感想②

感想①はこちら
hirokuhukaku.hatenablog.com

こちらの記事では、「がめ医者エレジー」と「やどかりボレロ」について。

がめ医者エレジー

感想らしい感想がほぼない…(汗) 毎回この後の話でぶっとんでしまったんだろうな…。当時の時代背景がよくわかる感じの話でわりと好きではあるんですが。

ハンチングかぶった加瀬さんのやさぐれ感がたまらない。パンパンの女の子の真知子さんが好きです。色部さんが診療所に来て、「あ~ら」って出迎えてから、流し目しつつ出ていくところがいい…。

やどかりボレロ

このお話はとてもよかった…。見どころが多すぎて、まとめるの無理!ってなった結果、書きたいシーンについて書くみたいになっているので、非常によみづらい上に長いです…。

いきなり裁判シーンで、初見時は度肝を抜かれました。あれは景虎の妄想ってことでいいのかな。直江があんな直球に言うなんてないもんね。

2回目以降はほぼほぼ荒牧さん定点カメラと化してたんですが、直江はずっと景虎のことを冷たい目で見てるんですよね。晴家と色部が真摯な目で見てるのとは対照的。喋ったと思ったら「つまり、人が生まれないようにすればいい」。景虎が驚愕の表情で見るけど、私も最初、ぽかんとしました。その後、怒涛のセリフ合戦ですが、ああいう、冷たい、人を嘲った感じで喋る役どころの荒牧さん初めて見たので、めちゃくちゃ新鮮でした。

同じ役者さんを何回もいろんな役で見て、見慣れてくると、これはあの人が演じてるんだ、というのを頭の片隅で意識しながら見ちゃう部分があって、直江もそういう部分はどうしてもあるんですけど、このシーンに関してはあまりそのあたり意識せず見ていた気がします。

暗転直前の「そうなった時、あなたは私のものになる」のところは言い回しも表情も圧巻。目が感情をすべて物語っている感じがしてすごかった。ここ、少なくとも水曜段階では、言い終わった後、表情はそのままで暗転だったのが、金曜昼は、セリフ言い終わった後、片頬歪めて「ふっ」って笑っててびっくりしました。土曜昼も同じ感じだったので、やっていくうちにあのシーンの解釈が変わったのかな。セリフ言う前も若干嘲笑うような表情してた気がする。

暗転の後、今度は現実世界。壁にもたれ、蕭然とした様子で佇む直江。つらく悲しいシーンではあるのですが、所在なさげに佇み、怒号のする方を見やってつらそうな表情を浮かべる直江がひたすら美しくて、お気に入りのシーンの1つです。

山口を死なせてしまい、今度は、尚紀の人生を奪ってしまう。直江は成人換生は初めてだったのかな。そんなにきちんと死なせたことを受け止めていたら、大変すぎる、もっと割り切ればいいのに、と思うんですが、その人の人生も生きていただけに、割り切れないのかな。

「一番違和感を感じていたのは、お前の家族じゃないのか」って言われて、最初の頃は細々と指摘された、と直江が言いますけど、あれ実際、リアルに考えると家族はどう納得したんだろうなぁ。意外と人って、他人の振る舞いの癖を無意識に覚えてたりするんですよね。

場面変わって、お母さんと秀子さんの買い物に付き合わされる尚紀。このくだりは毎回癒やしでした…。おぼっちゃん感ある振る舞いも楽しみにしていたので、嬉しかった。景虎と遭遇したあたりから、ちょっと直江な表情になるんですけど、まだやわらかい感じで、完全に直江じゃないんですよね。「尾行?なんで?」のあたりもあどけない感じで、この表情の違いがよかった。

不審な手紙の差出人を追って、和歌子にたどりつく二人。ささいなきっかけから中身が違うことに気づかれてしまう訳ですけど、理由が「大事なことを覚えていない」であることを考えると、脳の機能障害なんかで覚えてないことが出てきた場合もこう疑われる可能性があるんだなーってちょっと怖くなりますね。

あやうく陸軍に連れ去られそうになるところを景虎が助けに入って難を逃れる尚紀。

その後、換生して人の人生を奪ってしまうことへの苦悩の吐露が始まる訳ですが、胎児換生した場合は、数年生きてからそのことを思い出すんですかね? 気がついたら…であってほしい。いや、結局、人の人生を奪ったことは思い出すんだろうけど、こんな苦悩、毎回背負ってたら心が持たないよ…。

「罪ですよ。少なくとも和歌子にとっては」と言い切る直江。けど、そうだよね、表面上は同じに見えても、中身は別人なんだもの。もう尚紀はいない。

「私たちはなんなんでしょうね」と苦しい気持ちを吐露する直江が、不謹慎だけどとても美しくて、なんで苦悩する表情はあんなに美しいんでしょうね…(哲学)。上手前方1回だけあったんですが、その時に表情がよく見えて、とても美しかったのでぜひ映像に…入っていてほしい…。

「宿体に肩入れするな!」と声を荒げる景虎に「尚紀を愛する人たちから、尚紀を奪いたくないんだ!」と返す直江。切ない。
「お前がお前でなくなるくらいなら、尚紀の記憶など全部消し去ってしまえ!」
「それは…どういう…?」
ここで直江が期待していいのかなっていう顔しててめっちゃかわいかったんですけど、そこで素直に返す景虎だったらこんなに二人こじれてない。センチメンタルな青臭い理想論にしがみつくお前が滑稽なだけだ!(大意)みたいなことを言い放つんですよね。そこからはいつもの売り言葉に買い言葉。

「暴いてもいいんですか…?」「被害妄想の次は、今度は妄言か」「私が行動に出ないだけだと、考えないんですか…?」このあたりで場内がしん…と静かに。
ここから景虎が直江に向かって、ゆっくり間合いをつめていくんですけど、
このシーンは毎回、すごかった…。
身じろぎどころか、息をする音すらはばかられる静けさ。
しかも、景虎が間合いを詰めるにしたがって、空気の圧がましてくような感じがして、毎回あのシーンは息苦しかった…なんか意識しないと呼吸ができなくなるんですよね。私だけかな?

「物欲しそうな顔してやがる」の景虎様の余裕な感じの表情もいけすかなくて最高なんですけど、それをずっと冷めたような目で見てる直江の表情がまたいいんですよね…。そこからさらに間合いつめて、ちょっと顎あげて、「それはあなたの方だ」っていうのがまた…。煮えたぎる感情を押さえつけて出したような低音が最高。

1回最前センブロだった時があったんですけど、もう本当空気の圧がすごくて、この中で動けるこの人達本当すごいな!?って思った。舞台上はどんな感じなんだろうなぁ、あれ…。視線の圧がすごそう。

この後、「山口と尚紀が同一人物だと気づくやつなんて…あ」っていうところで、「☓☓新聞の滝田ですね」っていう直江の声音がすっと冷徹な感じになるの、毎回聞き惚れてました。滝田=敵、ってなってる直江と、滝田には手を出すなって焦りだす景虎の対比が興味深い。

銃を奪うシーン、景虎を引き寄せて、ばっとジャケットめくる直江見て、最初、え、直江どうしたの?ご乱心?と思ったら銃奪うためとわかって安心しました(笑)

その後、奪った銃を携えて滝田と対面する直江。景虎が連れ去られたことを知って滝田につめよる直江が最高すぎてですね…。色部にそのことを聞いて、滝田の方を見て、憤懣やるかたない表情になっていくのもすごくよかったんですけど、その後滝田につめよるところの声が、心の底からの、叩きつけるような声で、なりふり構わなさがまさに「狂犬」。特に「連れていけ滝田ァ!」のところ、むき出しの感情が出てる感じが最高でした。

で、その次が景虎拷問シーンからの独白シーンな訳ですが…。独白シーンは、これは見ちゃいけないものだ、と思いつつも目が離せなかった。

武将たちに対して、怯え、恐怖に震えながら「来るな!来るな!」と腕を振り回す景虎様。弱さを全面的にさらけだしているシーンであり、景虎としてはみっともないシーン、絶対見られたくない部分。なのですが、ゆえにそれを演じきる富田さんがとてもかっこよかった。

生で見ていた時は、このシーンは毎回見ていていたたまれなくて、痛みをこらえるような渋い顔をして見ていた自覚があるんですが、こうして振り返ってみると、とみしょーさん綺麗だったなーって印象が残ってて、なんか不思議な気分です。

「直江…?」から始まる直江への気持ちの独白。
「かわいそうになぁ…こんな男におしつぶされそうになって… でも俺はお前じゃないと駄目なんだ… だからお前が絶対に倒せない、唯一の存在でなくちゃならない」
直江への気持ちの切実さがすごく心に響いてきて、痛いような、きゅんとするような、なんとも不思議な気持ちにいつもなってました。特に「でも俺はお前じゃないと駄目なんだ」のところが泣きそうな感じで…。

「あぁ…灼かれるみたいだ…」のあたり、恍惚とした表情で、通常なら、エロいとかの評価になるのかなーと思うんですが、この、景虎のに関しては、もはや怖い。鬼気迫るってこういうのを言うんだな…と。

直江が走り込んできてからの「骨までしゃぶれ」シーンも、きゃー密着シーン~っていうどころではなかった。景虎の鬼気迫る感じが怖くて*1

和歌子にあらためて会った後。
「尚紀はずっと、忘れてなかったよ」が切なくて、切なくて。
「私が傲慢だったんです」っていうのは、酷な話だけど、その通りだよね…。要は精度の高いなりすましだもんなぁ。

レガーロにて大仕事。
尚紀も手伝って!って花を渡されますが、これが最初は普通に手に渡してたのが、途中から尚紀の服に貼り付けるようになって、おもしろかった。花を渡された尚紀がどう考えてもそこじゃないところに花をつけるのもおもしろかったですが、土曜マチネで、マリーのスカートに一個つけて、さらにもう一個をふくらはぎのあたりにつけようとしてて、マリーに虫でも止まったような足の払い方されてたのがすごくおかしかった。
執行社長が入ってきちゃったことに対して、景虎と直江が下手で「どうして止めておかない!」「いや、私も今さっき来たばかりなのに無理でしょう」「ちっ」って言い合いしてるのがかわいかった…。
また土曜マチネなんですが、執行社長を追い出した後、カウンターで何かおもしろいことが起こったようで客席が笑いに包まれたんだけど(私は直江がかぶっちゃって何が起こったかわかんなかった)、「ここに長秀もいればよかったですね」って言おうとした直江が、「ここに」でそっち見た瞬間吹いちゃって、しばらくセリフ言えなくなったのちょっとどきどきした。その後ちゃんと言ってましたが。

*1:だがしかし、全くドキドキしなかったといえば嘘になる

ハイステはどこへ向かおうとしているのか

初演、再演があまりにも好みすぎたので、期待値があがっていたのかもしれない。新作、楽しみにしていたのだけど、見た感想は「なんか…微妙…」だった。

音駒と伊達工の演出自体は、私はあれはあれで各校の特色がわかりやすくていいと思うんだけど(ただラップは聞き取りづらいなと思った)、肝心の話の流れがわかりづらいように思う。

まず、舞台上で、今どこを見るべきなのかがわかりづらい。初演再演の時も、だいぶわちゃわちゃしていたけど、今はここがメイン、っていうのはわかりやすかったように思うんだけど、今回のは今どこを見るべきなのかがわかりづらいシーンが多かった印象。音駒と伊達工のキャストが比較的経験浅いキャストが多いのも関係してるのかなぁ…。

それから、重要なセリフやシーンがさらっと流されている気がした。なんかこう、もうちょっとスポットをあてるというか、実際にライトをという意味ではなく、今、これ重要ですよ!っていうのをわかりやすくしてほしい…。伊達工戦とか、旭さんのトラウマを克服する重要な回のはずなのに、あんまりその印象がない。伊達工のダンスとラップにすべて持っていかれている(笑)

東京公演での座席は幸運にもわりと近い席が多かったので、それでキャストに目がいっちゃって、あんまり全体として見れてないのもあるのかなぁとも思うんですけど。とりあえず現時点での感想メモ。

細かいとこでここよかった~っていうのはあるんですけどね…。

今度、大阪公演では3階席からの観劇になるので、そこでまた印象変わったら書きたい。

荒牧慶彦イベント「まきば会 Vol.1」 2部 感想

9/17(!) に行われたイベントの感想です(笑)

1部の感想はこちら。
hirokuhukaku.hatenablog.com

当日券だったので最後列でしたが、思ってたより近かったです。表情は一応見える感じ。1部では荒牧さんが先に登場してゲストMCを呼び込み、でしたが、もう昼の部でばれてるので、ということで、ゲストMCの吉岡さん、土井さんが先に登場し、荒牧さんを呼び込み。昼の部も来たよって方~と客席に聞いたら、けっこう手あがってました。少なくとも半分はあがってたような。「よかった、先に出てきて(笑)」と安堵する吉岡さんw 荒牧さんの衣装は今度は白地の甚兵衛。

トークコーナー

終わってすぐにメモは取っておかないとだめですね。何話してたか全然思い出せない笑

これたぶん1部での話なんですが、テニミュの合宿の部屋割りの話で、なぜその部屋割りだったのか推察しだす3人がおもしろかった。
「◯◯と◯◯と◯◯が同室で…」
「あとたつなり」
「そうそう。あれ?なんでそこにたつなり?」
「ダブルスで対戦する人が一緒だったはず」
「あ、なるほど。…いや、俺違ったよ?」
「あ、じゃあ~~ってことじゃない?」
みたいな感じで膝突き合わして真剣に話しだして、わりとどうでもいいことに対して真剣に話してるのがなんかおもしろかった。

話の流れ忘れちゃったんですが、
吉岡「まっきーのファンが怖いわ~」
荒牧「えー怖くないよー。のほほんとしてる」
吉岡「え?w」
あれ?dis ってない?みたいになったの面白かった。そのリアクションに対して荒牧さんが、え、俺間違ったこと言ってないよ?って表情してたのがまた…。自分の描いた絵を見せた時とかでも、相手やお客さんが微妙なリアクションになってても、動揺したりしないの、地味にすごいなーと思う。自己肯定感が高いんだろうな…。

一部二部通して喋り方がすごくリラックスしてる感じで、座り方も足組んだり、ちょっと骨盤前にずらす感じのお行儀悪い座り方とかしてて、珍しいな~と思って眺めてました。

お絵かき対決

グッズの缶バッジに書いてあるものをあてるというクイズをやった後(グッズに何書いてあるかがクイズになるってちょっとよくわかんないよね…笑)、お互いにお題を出し合ってそれを描いてお客さんに当ててもらう、ということに。3人ともわりと画力がどっこいどっこいで(こら)、クイズとしては理想的な感じでした。

ゲームコーナー

今度はマリオカートで対決。
3人で同時対決すると、画面が4分割になってしまって見づらくなるだろう、ということで、太鼓の達人と同じく1対1で順番に対決していくことに。
マリオカートはやったことない、と言いつつも、すぐにハンドル型コントローラーの扱いをつかんでさくさくキャラやら車種やらを選んでいくまっきー。吉岡さん、土井さんが戸惑っているのを「こう、」と教えながら「おじいちゃんみたいw」「おじいちゃんが二人いるw」って言ってたのがなんか言い方がかわいかった。ふふ、って柔らかく笑いながら言う感じで。
ただ、その後のゲーム本番では、3人そろって初回はコースから落ちまくり、そのたびに大きくタイムをロスするので、CPUのキャラ含めて12人でのレースという体なんですが、人間2人での最下位争いみたいな感じに(笑) 落ちるたびに「あっ!」「なんで!?」と真剣に悔しがる荒牧さんが新鮮でした。なるほどこれは確かに相当な負けず嫌い…。普通の長机の上にテレビ置いた状態で、立ってのプレイだったので画面がいささか低く、両足を大きく左右に開いて立ってみたり、しゃがんでみたり、、といろいろなポーズでプレイしていて、甚兵衛着てるせいもあって、子供が遊んでるみたいでかわいかった。
最後にせっかくだから3人同時でもやりますか、ってなって3人での対戦になったんですが(それも吉岡さんが「じゃあそろそろ時間なので…」と締めかけたところを「これだけ、これだけやろ」って押し切ってやってたのがもうさー…kawaii)、まっきーが自分が大きく劣勢になるなり、「わー、あぶなーい(棒)」とか言いながら2人にぶつかって邪魔しだしたのは笑った。その行動に対して、2人とも「あっ、ちょ、」みたいな感じで特に怒らないのが普段の関係性を物語っているようでほのぼのしました。末っ子感って言ってるファンの方いたけど、本当それ…。

質問タイム

この質問タイムがどのタイミングであったのか忘れちゃったんですが(一番最後かな?)、その時に、「今パンツ履いてますか?」って質問した方がいて衝撃を受けました。誰が質問したのかわかる状況でそんなこと聞けるのすごくない?笑 荒牧さん本命じゃないのかな…それにしたってすごいけども。
荒牧「えっ!?履いてます!」「透けるかなと思って下に黒を着たんですけど(言い回し忘れちゃった。重ね履きしてるということ)」
その後、「なんか視線気になってきちゃった…」ってお尻から太もものあたりさすりつつ落ち着かなさげでした。大丈夫、大多数はそんなこと考えてもなかったと思う…。

チェキ

2部は最後列だったため、待機の時間が長かった…!昼の部で2時間かかったらしいと聞いて覚悟はしてましたが、本当に2時間かかった。その間ずっと撮るか喋るかしてる荒牧さんが一番大変だとは思うけども。本当お疲れ様です…。隣の方が話しかけてくださって、いろいろおしゃべりできて、それでだいぶ時間つぶせて助かりました。

あと、ロビーと出入りが自由だったのでお手洗い行ったり…*1。隣の方は開演前に物販並ぶ時間がなかった、とのことで買いに行かれたりしてました。開演前に物販でチェキ券買えなかった人向けに、チェキ券販売がこの待機時間中にあったんですが、スタッフさんがブロック単位ではなく、列単位でまわっていってたのが謎でした。あれ何か意味があるのかな?

1部の時は緊張しまくって、あわあわしてる内に終了した感じでしたが、2部はもう待つことで疲労してた(笑)のと、1部でどんな感じなのかわかったのもあって、それほど緊張せずにいどめてよかったです。ポーズ指定は直前まで迷いました。ハグがいいなぁと思いつつも、いや、でも、、ハグお願いするの恥ずかしい…と思って逡巡してたんですが、ちょうど私の前、数名が連続でハグで、この波に乗ればいける!(?)と思って、お願いしました。

「ハグで、頭抱える感じでお願いします」とお願い。まぁ要は頭に片手添えてほしかった(笑)「こうですか?」ってさっくりやってくれました。いやー、もーこれは、ちょーーー楽しかった!ふわふわしすぎて「はい」って返事するの忘れてた。

この時にふわっといい匂いがして、ちょっとぼーっとしたんですけど、はっ、そうだ、チェキ、と思い出してばっと顔あげるっていう…(笑) 一部二部ともに面倒な客だ…。

ふわっふわしたまんま、「イベント楽しかったです」って伝えて、「ほんとですか?」って返ってきたのは覚えてるんですが、あんまり表情覚えてないんですよね。ちゃんと見てなかったんじゃないかなぁって気がする。ただ、疲労とふわふわしてたのとでこの時は全然緊張してなくて、多幸感に包まれてたのを覚えてます。本当楽しかった。

*1:出入り自由なのは驚きだった。某声優さんの接触イベントでは「順番がくるまで絶対に席から動かないでください」って感じだったので…。

「応援」って考えるとしんどくなる

他の方々のエントリ読んでると、私のスタンスって「応援」じゃないなとつくづく思う。

複数回入るのは別に推しくんのためじゃなくて、私が見たいから。ブロマイド買うのも別に推しくんのためじゃない。私が欲しいから買う。それだけ。

推しくんのために、って考えるとすごくしんどくなるんですよね…。だから、公演いまいち埋まってなくても、自分が回数増やしたい、と思わない限りは見ない。単にチケットが余ってるから、という理由だけでは、基本的には行かない。

手紙に関しては、ちょっと応援という要素もあるかな。ここにファンがいますよってことが伝わればいいなと思って書いてる。でもこれも、自分の書きたいって気持ちが優先。そこまでささらない時とかは無理しない…。

推しくんが望む未来みたいなものがあるとして、そこに近づいていけたらいいねとは思ってるけど、そのためにできるだけの努力をしますよ!みたいな気持ちは正直ない。たまに、"そのために応援しよう"みたいな気持ちに一瞬なることもあるんだけど、考えただけでしんどくなってやめる(笑) いやいやいや、なんで他人のためにそこまでしないといけないんだよ、みたいな気持ちになるというか…。

…私、推しって言っちゃいけないんじゃないかって気がしてきた(笑)

あ、でもこれが私の中での線の引き方なのかもしれない。その人のためにやるってなると、見返りを求めてしまうから、そうならないように、手前で止めてるのかも。

どれだけがんばったのかなってつい考えてしまう

人気舞台の当落発表があると、当落に関するツイートがTLにも流れてくる。「行きたい(涙)」みたいなのを見ると、つい、どれだけがんばったのかな、と考えてしまう。

「落選~ですよね~」みたいなのは別にいい。私も人気作品にとりあえず応募してみて、もし当たったら行こう、とかやるし。ただ、それで外れた時に「行きたかった…」みたいなツイートはしない。本気で行きたいならもっといろいろやれることはあるから。それを自分はやっていないから。

うっかり当たりすぎても困るから、倍率の読みが必要で、その読みには経験が必要ではあるけども、お譲り希望のリプライで、「初演からまだ1回も行けてなくて…」とか見ると、何してたの?って考えてしまう。じゃあ、初演の時も倍率高かったの知ってるよね?どれだけの額で転売されてたか、知ってるよね?って。実は数十人に頼んで全滅でした、とかなら申し訳ないけど、それならそっちを書くよなぁって気がして。

ただ舞台を見に行くためにそこまでの労力が必要なのがそもそもおかしいと言われればその通りなんだけど…。

まぁあと正直、先行の段階でがんばる方が、ツイッターにはりついて譲渡ツイに片っ端からリプ飛ばすより楽だよなって思う…。

……ここまで書いてて気づいたけど、そういう人たちがそれほどがんばらないおかげで今程度の倍率で済んでいるとも言えるな…。そう考えるとむしろ感謝すべきなのかも…?

刀ステでまんばちゃんが好きになった話

思い出語りです(笑)。
刀ステ再演が始まる前に書いておこうかなと。

考えるたびに不思議な気持ちになるんですけど、原作ゲームプレイ時はまんばちゃんのことが好きではなくて。うじうじしてるのを見ると、「しっかりしろよ!」っていらいらしてしまうので、苦手でした。それが、刀ステ見に行って、すごい原作通りだ!って思ったのに、見終わるころにはなぜかまんばちゃんが好きになっていて。うじうじしてるのは原作ゲームと変わらないんだけれど、それでもなんとか責務を果たそうとしてるのがよかったのかな…。

舞台終わって、階段を降りながら、同行させてもらった人に「山姥切国広役の人、めっちゃ綺麗ですね」って話をして、「あれ荒牧くんですよ」って教えてもらって、あ、名前は聞いたことあるってなったのをすごい覚えてる。その後何回か「いやー綺麗な顔してますよね…」って言ったことも…(笑)。どんだけそこに感銘を受けたんだよって感じではあるんですが、双眼鏡で各々キャスト陣を見てて、山姥切国広を見た時に、うわ、綺麗…ってはっとしたんですよね。

この時は推すまでは行かなかったんですけど*1、あれは不思議な体験だったなーという話でした。

*1:その後、戦国無双で落ちる