考える練習

舞台やイベントの感想など

初めてのテニミュ

テニミュ好きな友人にお誘いいただき、行ってきました。
「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs六角」大千秋楽。

実質初めてのテニミュです。なぜ実質、とつけたかというと、実はだいぶ前に1回行ったことがあって。前すぎて時期が定かではないんですが、おそらく1stシーズンの最後の方。どんなものなのかなと思って行ってみて、で、何がいいのか全然わからなかったんですよ、その時。原作に特に思い入れがないからかなと分析してたんですが、なにしろその記憶があったので、2.5にハマってからもテニミュに行こうという気はまったく起きませんでした。1回、チケット余ってるのでよければどうですか?と誘いを受けたにもかかわらず、断ったくらい(笑) ※ちなみに、今回誘われた友人とはまた別です。

転機

そんな感じで、2.5をいろいろ見つつもテニミュには縁のない日々を送っていたのですが、最近荒牧くんにハマってまして…とテニミュ好きの友人に語っていたら、2ndシーズンのドリライのDVDを貸してもらえることに*1。噂に聞くドリライ。正直期待はせず、見始めました。とりあえず荒牧さん気になるしと思って。
そしたら、すっごく楽しかったんです。青学メンバと跡部様くらいしかわからないレベルだから、合間の小ネタみたいなのは、なんか元ネタがあるんだろうなってことしかわからないんですけど、曲いいし、イケメンがダンスしてるの見るの超楽しいな!?ってなって。2ndシーズンだったので、見たことある人が多かったのもあるのかなとは思うのですが、すごく楽しかった。
それで、テニミュを避けて来たのは失敗だったのでは…?という気分になってきて、六角公演、チケ取りしようかなぁと思いつつ、でもあれはドリライだったから楽しかっただけなのでは?とか、知ってる人が多かったから楽しかったのでは?とか考えてぐずぐずしていたところにお誘いいただいて、ちょうど予定も空いていたので、えいやっと行ってきました。

公演当日

で、当日。普通に楽しかった。特に試合シーンで、ボール打つ瞬間の音がすごく気持ちよくて。 キャストの動きと光と音がぴったりあうと、本当に打ってるように見えるし、めちゃくちゃ爽快。そこにかぶさる歌とダンス。楽しくない訳がない。
お芝居や歌に関してはうーんってなる人もやっぱりいるんですけど、それほど気にならなかったです。思ってた以上に歌&ダンスの比率が高くて、え~楽しい~って思ってるうちに終わった感じ。六角の「テニスは楽しんでこそでしょ!」っていうノリが好きなのでそういう意味でもよかったのかも。
以前見た時にぴんとこなかった理由もなんとなくわかった気がします。当時は今以上にミュージカルに慣れてなかったので、歌がメインなのが単純にささらなかったんじゃないかなぁと。今もストレートプレイの方が好きではあるんですが、突然歌いだしてもびっくりしない程度には慣れたので…(笑)

三浦くん

噂に聞いてた三浦くんのダンス、めちゃくちゃよかった!バレエの動きもさることながら他の人と同じ動きしてても、1人だけ目が惹きつけられるというか。同じなようで違うんですよね。のびやかでしなやか。見ててすごく楽しい。小さい頃からやってきてる人ってやっぱり違うんですね。彼が入ることによってテニミュは変わるだろうみたいに言われていたのも納得でした。(余談:バレエの動きを入れたことに関して荒れていたようですが、跡部様はバレエなんてやってません!て文句言ってた人たちはそもそも跡部様はダンスしないのを忘れてないか…?バーレッスンっぽく見えるシーンが入ってたのはちょっと首を傾げたけど)ちょっと話それますけど、進撃の巨人のエレン役が彼ということで、俄然期待が高まりました。

周囲との温度差

幕間、氷帝が決意表明をするところで周囲がぐすぐす言い出した時は雰囲気にびびりました。なんとなく見に来て、ああいう雰囲気になるとけっこうびっくりしますね。まぁあれは千秋楽じゃなければそこまでじゃないんだろうなと思うんですが、原作知らない2.5の敷居の高さってそういうところにもあるのかもと思ったり。
その時に気づいたのが、なんだかんだで2.5って、原作が好きか、好きな役者さんが出てるのしか行ったことがないんですよね。いや、どっちも満たしてないものに行く方が変か(笑) 平静な気持ちで見たことってそういえばないんだなぁと思って。テニミュはとても落ち着いて見てたので、余計に周囲との温度差を感じました。

独特な文化

ドリライDVDを見てた時も何これって思ったんですけど、コール&レスポンスっぽい感じで、全員でキャラの決め台詞的なのを言うやつ。比嘉中の「はいでー」くらいならわかるんですけど、「俺様の美技に酔いな」とか長くない?(笑) しかも3回…。「だから俺をフリーにしちゃだめって言ったでしょ」(※間違ってたらすみません)が一番びっくりでしたけど。まじかよ…って思いながら私も一応言いました(笑) 周囲はすごく楽しげに言ってるのが印象的でした。異文化にさまよいこんだ感じというか、ふらっとたどりついた街で突然その地の祭りに参加した旅人みたいな気持ちになりました。

お見送り

以前参加した時は「お見送りって何…?」からの「これはどうしたらいいんだ…?」と戸惑ってるうちに終了だったお見送り。今回は何が起こるかはわかってるだけましでしたが、手前に並んでた青学メンバにはわーってお手振りできたんですが、次の六角で友人たちが△ポーズをする中、さっと△できず、わたわたしているうちに氷帝メンバの前になり、もう一度お手振りする気力がなく、軽く会釈して終了…。お手振りは恥ずかしいと再認識しました。あれはテンションあがってたら平気なんですかね…。お見送りに関しては克服できず。ただ、並んでたメンツに推しCPがいたそうで、友人が撃沈していたのがおもしろかったです(こら) 私も例えばハイステの推しキャラがお見送りしてくれてたら、何も考えずに「きゃー♡」って手を振れるような気もする。

その後

とりあえず誘ってくれた友人には次回公演の情報がきたら教えてくれるように頼みました(笑)。その前にドリライがあるとのことだったので、まずはそこから…。

余談

ドリライDVDを貸してくれた子に、ドリライ面白かったのと六角公演行ったことを伝えたら、今度は大運動会のDVDを貸してくれました(笑)。さっそく見たんですけど、めちゃくちゃ面白かった…。企画考えた人、まじで天才だと思う。基本キャラを保ってるんだと思うんですけど、身体能力に関しては本人の能力に左右されるので、そのままキャラの設定通りにはいかない感じとか、キャラとキャストが混じり合う感じがなんともいえない。あとちょこちょこみんなキャラの設定に沿ったおふざけや手抜き(笑)をはさんでくるのが楽しい。玉入れそっちのけで乱闘を始める比嘉中のくだりが好きすぎてそこだけ何回も見てしまいました。「比嘉中のみなさーん!乱闘はやめてください!」って窘められてるの面白すぎる。あと不二の腹筋の仕方が好きです。優雅すぎておかしい。

*1:ちなみに2013と2014