考える練習

舞台やイベントの感想など

ハイステはどこへ向かおうとしているのか

初演、再演があまりにも好みすぎたので、期待値があがっていたのかもしれない。新作、楽しみにしていたのだけど、見た感想は「なんか…微妙…」だった。

音駒と伊達工の演出自体は、私はあれはあれで各校の特色がわかりやすくていいと思うんだけど(ただラップは聞き取りづらいなと思った)、肝心の話の流れがわかりづらいように思う。

まず、舞台上で、今どこを見るべきなのかがわかりづらい。初演再演の時も、だいぶわちゃわちゃしていたけど、今はここがメイン、っていうのはわかりやすかったように思うんだけど、今回のは今どこを見るべきなのかがわかりづらいシーンが多かった印象。音駒と伊達工のキャストが比較的経験浅いキャストが多いのも関係してるのかなぁ…。

それから、重要なセリフやシーンがさらっと流されている気がした。なんかこう、もうちょっとスポットをあてるというか、実際にライトをという意味ではなく、今、これ重要ですよ!っていうのをわかりやすくしてほしい…。伊達工戦とか、旭さんのトラウマを克服する重要な回のはずなのに、あんまりその印象がない。伊達工のダンスとラップにすべて持っていかれている(笑)

東京公演での座席は幸運にもわりと近い席が多かったので、それでキャストに目がいっちゃって、あんまり全体として見れてないのもあるのかなぁとも思うんですけど。とりあえず現時点での感想メモ。

細かいとこでここよかった~っていうのはあるんですけどね…。

今度、大阪公演では3階席からの観劇になるので、そこでまた印象変わったら書きたい。

荒牧慶彦イベント「まきば会 Vol.1」 2部 感想

9/17(!) に行われたイベントの感想です(笑)

1部の感想はこちら。
hirokuhukaku.hatenablog.com

当日券だったので最後列でしたが、思ってたより近かったです。表情は一応見える感じ。1部では荒牧さんが先に登場してゲストMCを呼び込み、でしたが、もう昼の部でばれてるので、ということで、ゲストMCの吉岡さん、土井さんが先に登場し、荒牧さんを呼び込み。昼の部も来たよって方~と客席に聞いたら、けっこう手あがってました。少なくとも半分はあがってたような。「よかった、先に出てきて(笑)」と安堵する吉岡さんw 荒牧さんの衣装は今度は白地の甚兵衛。

トークコーナー

終わってすぐにメモは取っておかないとだめですね。何話してたか全然思い出せない笑

これたぶん1部での話なんですが、テニミュの合宿の部屋割りの話で、なぜその部屋割りだったのか推察しだす3人がおもしろかった。
「◯◯と◯◯と◯◯が同室で…」
「あとたつなり」
「そうそう。あれ?なんでそこにたつなり?」
「ダブルスで対戦する人が一緒だったはず」
「あ、なるほど。…いや、俺違ったよ?」
「あ、じゃあ~~ってことじゃない?」
みたいな感じで膝突き合わして真剣に話しだして、わりとどうでもいいことに対して真剣に話してるのがなんかおもしろかった。

話の流れ忘れちゃったんですが、
吉岡「まっきーのファンが怖いわ~」
荒牧「えー怖くないよー。のほほんとしてる」
吉岡「え?w」
あれ?dis ってない?みたいになったの面白かった。そのリアクションに対して荒牧さんが、え、俺間違ったこと言ってないよ?って表情してたのがまた…。自分の描いた絵を見せた時とかでも、相手やお客さんが微妙なリアクションになってても、動揺したりしないの、地味にすごいなーと思う。自己肯定感が高いんだろうな…。

一部二部通して喋り方がすごくリラックスしてる感じで、座り方も足組んだり、ちょっと骨盤前にずらす感じのお行儀悪い座り方とかしてて、珍しいな~と思って眺めてました。

お絵かき対決

グッズの缶バッジに書いてあるものをあてるというクイズをやった後(グッズに何書いてあるかがクイズになるってちょっとよくわかんないよね…笑)、お互いにお題を出し合ってそれを描いてお客さんに当ててもらう、ということに。3人ともわりと画力がどっこいどっこいで(こら)、クイズとしては理想的な感じでした。

ゲームコーナー

今度はマリオカートで対決。
3人で同時対決すると、画面が4分割になってしまって見づらくなるだろう、ということで、太鼓の達人と同じく1対1で順番に対決していくことに。
マリオカートはやったことない、と言いつつも、すぐにハンドル型コントローラーの扱いをつかんでさくさくキャラやら車種やらを選んでいくまっきー。吉岡さん、土井さんが戸惑っているのを「こう、」と教えながら「おじいちゃんみたいw」「おじいちゃんが二人いるw」って言ってたのがなんか言い方がかわいかった。ふふ、って柔らかく笑いながら言う感じで。
ただ、その後のゲーム本番では、3人そろって初回はコースから落ちまくり、そのたびに大きくタイムをロスするので、CPUのキャラ含めて12人でのレースという体なんですが、人間2人での最下位争いみたいな感じに(笑) 落ちるたびに「あっ!」「なんで!?」と真剣に悔しがる荒牧さんが新鮮でした。なるほどこれは確かに相当な負けず嫌い…。普通の長机の上にテレビ置いた状態で、立ってのプレイだったので画面がいささか低く、両足を大きく左右に開いて立ってみたり、しゃがんでみたり、、といろいろなポーズでプレイしていて、甚兵衛着てるせいもあって、子供が遊んでるみたいでかわいかった。
最後にせっかくだから3人同時でもやりますか、ってなって3人での対戦になったんですが(それも吉岡さんが「じゃあそろそろ時間なので…」と締めかけたところを「これだけ、これだけやろ」って押し切ってやってたのがもうさー…kawaii)、まっきーが自分が大きく劣勢になるなり、「わー、あぶなーい(棒)」とか言いながら2人にぶつかって邪魔しだしたのは笑った。その行動に対して、2人とも「あっ、ちょ、」みたいな感じで特に怒らないのが普段の関係性を物語っているようでほのぼのしました。末っ子感って言ってるファンの方いたけど、本当それ…。

質問タイム

この質問タイムがどのタイミングであったのか忘れちゃったんですが(一番最後かな?)、その時に、「今パンツ履いてますか?」って質問した方がいて衝撃を受けました。誰が質問したのかわかる状況でそんなこと聞けるのすごくない?笑 荒牧さん本命じゃないのかな…それにしたってすごいけども。
荒牧「えっ!?履いてます!」「透けるかなと思って下に黒を着たんですけど(言い回し忘れちゃった。重ね履きしてるということ)」
その後、「なんか視線気になってきちゃった…」ってお尻から太もものあたりさすりつつ落ち着かなさげでした。大丈夫、大多数はそんなこと考えてもなかったと思う…。

チェキ

2部は最後列だったため、待機の時間が長かった…!昼の部で2時間かかったらしいと聞いて覚悟はしてましたが、本当に2時間かかった。その間ずっと撮るか喋るかしてる荒牧さんが一番大変だとは思うけども。本当お疲れ様です…。隣の方が話しかけてくださって、いろいろおしゃべりできて、それでだいぶ時間つぶせて助かりました。

あと、ロビーと出入りが自由だったのでお手洗い行ったり…*1。隣の方は開演前に物販並ぶ時間がなかった、とのことで買いに行かれたりしてました。開演前に物販でチェキ券買えなかった人向けに、チェキ券販売がこの待機時間中にあったんですが、スタッフさんがブロック単位ではなく、列単位でまわっていってたのが謎でした。あれ何か意味があるのかな?

1部の時は緊張しまくって、あわあわしてる内に終了した感じでしたが、2部はもう待つことで疲労してた(笑)のと、1部でどんな感じなのかわかったのもあって、それほど緊張せずにいどめてよかったです。ポーズ指定は直前まで迷いました。ハグがいいなぁと思いつつも、いや、でも、、ハグお願いするの恥ずかしい…と思って逡巡してたんですが、ちょうど私の前、数名が連続でハグで、この波に乗ればいける!(?)と思って、お願いしました。

「ハグで、頭抱える感じでお願いします」とお願い。まぁ要は頭に片手添えてほしかった(笑)「こうですか?」ってさっくりやってくれました。いやー、もーこれは、ちょーーー楽しかった!ふわふわしすぎて「はい」って返事するの忘れてた。

この時にふわっといい匂いがして、ちょっとぼーっとしたんですけど、はっ、そうだ、チェキ、と思い出してばっと顔あげるっていう…(笑) 一部二部ともに面倒な客だ…。

ふわっふわしたまんま、「イベント楽しかったです」って伝えて、「ほんとですか?」って返ってきたのは覚えてるんですが、あんまり表情覚えてないんですよね。ちゃんと見てなかったんじゃないかなぁって気がする。ただ、疲労とふわふわしてたのとでこの時は全然緊張してなくて、多幸感に包まれてたのを覚えてます。本当楽しかった。

*1:出入り自由なのは驚きだった。某声優さんの接触イベントでは「順番がくるまで絶対に席から動かないでください」って感じだったので…。

「応援」って考えるとしんどくなる

他の方々のエントリ読んでると、私のスタンスって「応援」じゃないなとつくづく思う。

複数回入るのは別に推しくんのためじゃなくて、私が見たいから。ブロマイド買うのも別に推しくんのためじゃない。私が欲しいから買う。それだけ。

推しくんのために、って考えるとすごくしんどくなるんですよね…。だから、公演いまいち埋まってなくても、自分が回数増やしたい、と思わない限りは見ない。単にチケットが余ってるから、という理由だけでは、基本的には行かない。

手紙に関しては、ちょっと応援という要素もあるかな。ここにファンがいますよってことが伝わればいいなと思って書いてる。でもこれも、自分の書きたいって気持ちが優先。そこまでささらない時とかは無理しない…。

推しくんが望む未来みたいなものがあるとして、そこに近づいていけたらいいねとは思ってるけど、そのためにできるだけの努力をしますよ!みたいな気持ちは正直ない。たまに、"そのために応援しよう"みたいな気持ちに一瞬なることもあるんだけど、考えただけでしんどくなってやめる(笑) いやいやいや、なんで他人のためにそこまでしないといけないんだよ、みたいな気持ちになるというか…。

…私、推しって言っちゃいけないんじゃないかって気がしてきた(笑)

あ、でもこれが私の中での線の引き方なのかもしれない。その人のためにやるってなると、見返りを求めてしまうから、そうならないように、手前で止めてるのかも。

どれだけがんばったのかなってつい考えてしまう

人気舞台の当落発表があると、当落に関するツイートがTLにも流れてくる。「行きたい(涙)」みたいなのを見ると、つい、どれだけがんばったのかな、と考えてしまう。

「落選~ですよね~」みたいなのは別にいい。私も人気作品にとりあえず応募してみて、もし当たったら行こう、とかやるし。ただ、それで外れた時に「行きたかった…」みたいなツイートはしない。本気で行きたいならもっといろいろやれることはあるから。それを自分はやっていないから。

うっかり当たりすぎても困るから、倍率の読みが必要で、その読みには経験が必要ではあるけども、お譲り希望のリプライで、「初演からまだ1回も行けてなくて…」とか見ると、何してたの?って考えてしまう。じゃあ、初演の時も倍率高かったの知ってるよね?どれだけの額で転売されてたか、知ってるよね?って。実は数十人に頼んで全滅でした、とかなら申し訳ないけど、それならそっちを書くよなぁって気がして。

ただ舞台を見に行くためにそこまでの労力が必要なのがそもそもおかしいと言われればその通りなんだけど…。

まぁあと正直、先行の段階でがんばる方が、ツイッターにはりついて譲渡ツイに片っ端からリプ飛ばすより楽だよなって思う…。

……ここまで書いてて気づいたけど、そういう人たちがそれほどがんばらないおかげで今程度の倍率で済んでいるとも言えるな…。そう考えるとむしろ感謝すべきなのかも…?

刀ステでまんばちゃんが好きになった話

思い出語りです(笑)。
刀ステ再演が始まる前に書いておこうかなと。

考えるたびに不思議な気持ちになるんですけど、原作ゲームプレイ時はまんばちゃんのことが好きではなくて。うじうじしてるのを見ると、「しっかりしろよ!」っていらいらしてしまうので、苦手でした。それが、刀ステ見に行って、すごい原作通りだ!って思ったのに、見終わるころにはなぜかまんばちゃんが好きになっていて。うじうじしてるのは原作ゲームと変わらないんだけれど、それでもなんとか責務を果たそうとしてるのがよかったのかな…。

舞台終わって、階段を降りながら、同行させてもらった人に「山姥切国広役の人、めっちゃ綺麗ですね」って話をして、「あれ荒牧くんですよ」って教えてもらって、あ、名前は聞いたことあるってなったのをすごい覚えてる。その後何回か「いやー綺麗な顔してますよね…」って言ったことも…(笑)。どんだけそこに感銘を受けたんだよって感じではあるんですが、双眼鏡で各々キャスト陣を見てて、山姥切国広を見た時に、うわ、綺麗…ってはっとしたんですよね。

この時は推すまでは行かなかったんですけど*1、あれは不思議な体験だったなーという話でした。

*1:その後、戦国無双で落ちる

舞台「炎の蜃気楼 昭和編」第3弾「夜叉衆ブギウギ」 感想①

当初5回見る予定でしたが、2回増やして7回見ました。自己最高だった6回*1を更新です!いえー。
行けるだけ行ってみて気づいたこと - 考える練習 にも書いたように、当初は5回でも多いかなと思っていたのにね…。
それだけ見たのに初日と千秋楽を見ていないのはちょっとおもしろいものがあります(笑)

シリーズ前作上演時は舞台にハマる前だったので、舞台化第3弾にして初ミラステ。設定が複雑と聞いたので予習はした方がいいかなと思い、舞台化された昭和編のみ読みました。すごく面白くて、先が気になってどんどん読み進めてしまい、kindle版だとすぐ次が買えることもあって、読んでた時期は寝不足でした(笑) 本編も読もうかと思ったんですが、本編は昭和編のネタバレになってしまう、みたいなことを聞いたので、ひとまず保留。過去作のDVDは迷ったんですが、あえて見ずに、小説読んだイメージだけで挑みました。公演見たら見たで、記憶が上書きされそうでまだ見れてません…もうちょっとたって落ち着いたら見たい。

短編集の舞台化なので、オムニバス形式。どのお話が採用されるのかな~という意味でも楽しみでした*2。短編集からは4編、書き下ろし1編、という構成。
この記事では、オープニングから情熱カクテルまでの感想を。

オープニング

ナレーションと映像演出で夜叉衆の説明が入るところかっこよくて好き。映る写真が時代を映したものなのも雰囲気出てて最高。リュウ・リャンチー、ケイン中尉、兼崎金次郎が紹介されて、夜叉衆3人がそれぞれを追いかける演出もよかった。

黄浦江ワルツ

リュウ・リャンチーにもうちょっと大女優感というか、人気があるが故の自信と傲慢さが欲しいなーとも思いましたが、見慣れてくるとそこまで気にならなく…。最後、なんで宮路は一緒に生きることを選択しないのか、原作読んだ時から不思議だったんですけど、夜叉衆の任務があるからですよね。大事なことを忘れていた(笑) カメラマンやってるのが朽木役の増田さんであることをアフトで聞いてから、そのシーンの度に凝視してたんですが、何回見ても別人にしか見えなくて、すごいなー…と思ってみてました。

恋花火ラプソディ

原作読んだ時から好きな話だったので、これ入ってて嬉しかった。

戦争による傷跡で苦しむ人々のセリフがつらくて切なくて、「石を投げたことは謝りません」というところから始まる一連のセリフや父親が米兵に殺されたのに協力なんてできないというシーン、うるうるしながら読んだんですが、舞台でもこのあたりはうるうるしながら見てました。

アンサンブルの方もそうですけど、マリーがちゃんと中学生に見えるのすごいですよね…。まったく違和感ない。それとアクションシーンがかっこよかった。「小娘だからって甘く見ないでよね!」というセリフに説得力が。また、ケイン中尉が優しげな感じなのが最高でした…欲を言えばもうちょっとガタイ良いとよかったかな。ほんの少し訛り残ってる感じがリアルでよかった。

原作読んだのが公演の確か一ヶ月前くらいで山口が出て来るのを忘れていて、最初、山口だということに気づかず、マリーが「直江!」って呼んで、え?直江?ってことは?ってよくよく見て、声聞いて、ようやく荒牧さんであることに気づいてめちゃくちゃびっくりしました。声も振る舞いも別人じゃない…? 山口は設定では40代らしく、執行社長役の水谷あつしさんを参考に役作りしたとのことでしたが(アフトより)、落ち着いた大人の男って感じでとてもかっこよかった。山口のブロマイドがないのが本当に残念。

マリーに対してすごく優しいし、マリーもめっちゃ嬉しそうだし、で、こんな感じだっけ?と戸惑いましたが、原作読み直したら「今の家がいづらいなら俺を頼ってきてもいいんだぞ。いざとなったら養子縁組でもなんでもして、うちから学校に通う手もある」みたいな話もしていて舞台版ではむしろ控えめだった…。
「責任とってよね」「ひやしあめでいいか?」「だーめ、桜エビのかき揚げなら許してあげる」「こいつ(笑)」というやりとりがとてもかわいくて好き。

情熱カクテル

「私は飲んでみたいですけどね。あなたの情熱。しかも腹いっぱい」っていうのがすごくエロく聞こえて、びっくりした思い出。セリフ自体もそうですけど、二人が交わす目線だったり、全体の雰囲気がもうなんかいろいろ物語っていて、たまらなかった…(ライブドアニュースのインタビューで、二人の恋愛的な面に女子がきゃっきゃするのは男なのでよくわからない、みたいなことを富田さんが仰ってたんですが、それであの空気感出せるのって本当に不思議…)。昭和編読んでると、二人って必要事項以外はちゃんと会話しない印象があるんですが、ここのカウンターでの会話はお互いの心情をちゃんと語って受け止めてるのがいいなぁと思います。

カクテルの試作品を飲んだマリーがうめきながらぐるぐる回るところで、一回、中身がこぼれちゃったことがあって、マリーが帰った後、景虎が地味にそのあたりの床を拭いてて、ちょっとおもしろかった(笑)
「これ何入ってんの!?」「ジンとウォッカだ」「濃いわよ!理科の実験!?」「実験といえばそうだが」「死人が出るわよ!」「そこまで言わなくても」「根本的なこと言っていい?」「なんだ」「おいしくない」「そこまではっきり言わなくても」というやりとりがコミカルでテンポよくて好き*3。景虎が本気でショック受けてしょげてるのがかわいい…笑

以下、感想箇条書き。

  • 直江とマリーのやりとりが気安い感じでなごむ
  • その後のひとりごとが切ない
  • 「お前、今晩付き合え」「えっ、…私ですか」のところの"素で驚いた感"よい…
  • 「あんまり飲むと、酔ってしまいますよ」というとてもあからさまなフラグをぼっきり折る景虎様(笑)

この話って全体に、直江が景虎への気持ち、特にポジティブな気持ちをわりと素直に出してるのもあって、見てて楽しくて、毎公演楽しみでした。(景虎も、若干ツンツンしながらではありますが(笑)、わりと素直に頼ってるのがまた…)「あなたならできますよ」って自信ありげに言ってたり、カクテルが好評なのを聞きながら楽しそうに笑ってたり。特にこの、話を聞きながら一人リアクション取ってるあたりは表情がけっこうくるくる変化するので見てて楽しかった。「少しは感謝してほしいんですけどね」とかも、ちょっと甘さが滲むというか、しょうがないなぁって感じでよかったな~。


追記:「がめ医者エレジー」と「やどかりボレロ」についても感想書きました。
舞台「炎の蜃気楼 昭和編」第3弾「夜叉衆ブギウギ」 感想② - 考える練習

*1:ちなみにハイステ再演

*2:女性アンサンブルがいるということで、「学園サンバ」入らないかなと期待してました笑

*3:文字だけだと面白さがいまいち伝わらないのが悲しい。本当にテンポよくて最高なので見てない方はDVD予約してぜひ…

行けるだけ行ってみて気づいたこと

公演自体は明日が千秋楽なんですけど、本日マチネが推しの公演*1の私的千秋楽でした。なぜかずっと気を張ってたみたいで、夜、別の公演を見た後、帰りの電車で気が楽になってる自分を発見して驚きました。

元々5公演分チケットを持っていて、だいたい3,4回がMAXという方針だったので、多すぎるかも…と思いつつも、アフト回は外せないし、ここを逃すと後半の週まで見られないし、この回は最前列だし…などなど考えて踏ん切りがつかず、仕方ない、5回見に行くか、という感じでした。

それが、1回目見に行った後、公演を振り返ったり感想ツイートを見たりしてたら、見逃したくない…という思いが芽生えてしまい、譲渡探したり当日券で入ったりして、むしろ増やしてしまいました。見ようと思えば見られるのに逃すとか無理、という気持ちが芽生えたからだったのですが、そんな気持ちになったのが初めてで、自分で驚きました。

荒牧さん自身が、やりとりが毎回微妙に変わる、それを楽しんでるって言ってて、そうなのかーと思ってたんですが、実際見てみて、あ、確かにこれは変わるやつだ、と思って。現実問題、それを見たからといって、違いを全部覚えきれるわけでもないことを考えると馬鹿なことしてるなって思うんですけど、見逃したくないって思っちゃったんですよね。

まぁ仕事もあるので、そこから全通とはなりませんでしたが、マチネのみだったところをソワレも行ったりしたので、結果2日連続マチソワになったところがあって。やってみて気づいたのはやっぱり連続で何回も見るのはきつい。荒牧さんが出てるシーンは何回見ても飽きるとかなかったんですけど、出てないシーンがつらい…。しかも今回短編集のオムニバス形式での上演なので、全く出てこない話もあるんですよ。細かいところに着目したり、アンサンブルの方のお芝居に注目したりして、なんとか注意を保つようにしてました。

そこから1日空いてもう一回、その翌日にもう一回、と見た時はそこまでつらいと思わず見られたので、マチソワ連続じゃなければ大丈夫なのかな…と思うのですが、見逃したくないがしかし連続で見るときつい、というのは本当にどう折り合いをつければいいのか…。

今回はハイステ初日があったり、他に気になるお芝居があったりして、そもそも行けないタイミングがあったのでよかったんですが*2、そのあたりがなかったら、ここ行けるけど、行ったら絶対きつい…でも見逃したくない…という気持ちで相当揺れただろうなーと思います。

何回も行く方々ってこの飽きがきてしまう問題にはどう対処されてるんでしょう…? いや、そもそも飽きないのだろうか…?
ご回答そっとお待ちしてます。

*1:舞台『炎の蜃気楼昭和編 夜叉衆ブギウギ』

*2:ただ、そのおかげで千秋楽も行けないんですけどね…。いつもチケット取れない朗読劇、やっとライビュきたと思ったら推しの千秋楽と被るとか…