考える練習

舞台やイベントの感想など

批判的な感想も書く理由

一度書いておいた方がいいかなということで書いてみます。

当ブログを見てくださってる方ならお気づきかとは思いますが、私はSNSにおいて「批判的な感想は伏せる」という方針を採用していません。

若手俳優界隈では批判的な感想は極力伏せる風潮であることを考えると、わりと珍しい方だろうなと思うんですが、自分が他の人の批判的な感想も見たいので、自分も伏せないようにしています。

「自分が好きな作品の批判的な感想・意見は極力見たくない」という人からしたら信じられないかもしれません。自分が最初にハマった2.5作品が賛否両論出る作品であったことから、慣れてしまったのがけっこう大きいんですが、何より、批判的な感想・意見っておもしろいんですよね。褒める感想というのはわりとみんな同じところにたどり着きがちなんですが、批判的な感想というのは「そこ気になるんだ!?」とか「あれ駄目な人いるんだ」というような驚きがあって、おもしろいです。まぁあと自分も気になってた箇所である場合もあるので、その場合は「私もそこ気になってたわ~」ってなる。

余談ですが、私は推しに対しての批判的な意見に関しても同じようなスタンスなので、SNS で行き当たった際は興味深く読んでいます。

おまけ:「作り手側に対して敬意がない」という意見に対して
これ、批判的な記事あげた時にエアリプで言われたことがあって、こういう思想から批判的な感想書かない人もたぶんいると思うんですが、私は逆だと思うんですよね。「どんな作品を出してきても褒める、絶対批判しない」方が相手をなめてる感じがして私は好きではないです。もちろん自分のポリシーとしてそうしている人に強制しようとは思いません。

「正しい」のゆううつ

Aさんの個人イベントの仕組みに関して、ファンの間でほんのり不満が出ていることについての個人的な雑感です。


私が参加し始めた3年前の段階で、すでにAさんの個人イベントでは写真つきの身分証での本人確認が実施されていて、複数名義積みが基本的にできない状況だった。

その頃は私もまだゆるゆるのオタクだったから、「ちゃんとしてるんだな」ぐらいの認識だった。けど、このシステム、ガッツ寄りのオタクにとってはわりとつらいシステムだ。良席狙いの大量名義積みができないのはもちろん、倍率が高そうな時の保険としての複数名義積みもできない。

しかも途中から、1部2部のどちらかしか応募できない、というタイプの制限が加わるようになった。それでもさほど文句が出なかったのは、事務所からするとメリットがない本人確認をわざわざコストをかけてやってくれていることに加え、最大限の努力をしてくれているという認識があったからだと思う。キャパが足りないとなったら、次のイベントでは前回より大きい会場を用意してくれていた。

また、抽選での先行の後、一般発売が必ずあったので、先行段階では1人1つしか当選しないという制限があっても、「がんばれば複数回参加可能」だった。支払い流れのキャンセル分もあったし。今思うとこのチャンスがあることがけっこう大きかったなと思う。制限内容はその時々で多少違いはあったものの、基本的には1人あたり1つ(もしくは1会場あたり1つ)しか当たらないなど制限をかけることで全体に当たりやすくしつつ、それでは足りない、複数行きたい、という人はがんばれば複数確保できる、という。


……というのを踏まえて今回。フリーになったことで、これまで事務所側で蓄積されていたノウハウを利用できなくなってしまったせいもあるとは思うんだけど、前回埋まらなかったわけでもないのに、前回よりも狭い会場。また、これまではニコ生チャンネルの先行のみだったのが、FCでの先行とニコ生チャンネルでの先行の二本立てになったためか、基本的には1人1つ当選の制限のはずが、1つも当たらない人もいれば2つ当たる人もいる、というなかなか不公平な状態に。かつ、一般発売はなし。要するに、イベントに行けるかどうか、何回行けるか、というのが、わりとハードモードの運ゲーになってしまった。

1つも当たらなかったとしても、一般発売で確保できればまだ「勝ち取った」と思えるし、取れなかった場合は「自分の努力が足りなかった」と思える。やれるだけやって駄目だった、という実感がある。東京・大阪で合計4部あるうち、先行で私は1つ当選して、一般発売があるだろうからそこでもう1つぐらいは確保したいな…と思っていたら一般発売は行わない旨の発表があり、気持ちの持っていきどころがない、なんともいえない気持ちになったのを覚えている。


全体に行ける機会を広げつつ、ガッツがある人にはがんばれる余地を用意しておくのがたぶんベストなのかなと思うんだけど、今回その余地をつぶして、どれだけガッツがあろうとも、運が悪ければ1回もイベントに行けない、そういう仕組みにしてしまった。もとから「全体に広く浅く行き渡るように」という方針ではあったと思うんだけど、ガッツ向けの余地を完全につぶす形になったのはわりと微妙な気がしている。

ただ、余地があると、慣れた人ほど確保するチャンスが増えることになるので、新規から古参まで含めた全員への「平等さ」という意味ではその余地はない方が「正しい」。そう、そっちの方が圧倒的に「正しい」のだ。このことに気づいた時にすごくしんどくなった。Aさんサイドの方針は何も間違っていない。全員へのチャンスの平等さを目指すなら、その方針はとても「正しい」。でも、労力を払ってでも全部行きたいガッツからしたらたまったものではない。ガッツがあればあるほどしんどい仕組みは「正しい」んだろうか?

がんばれる余地をなくす方針で行きたいなら、行きたい人が行きたい回数だけ入れるキャパを確保するのがたぶんベストだと思うんだけど、イベントでのコメント聞いてる限りでは現状、そこはあまり期待できなさそうなので、なんか、危ういな~~~と思う。

ばぶちゃんなら仕方ない

「要は三日月はばぶちゃんだったんだな…」というところに先日あげた記事で落ち着いて、そうしたら別に三日月に対して腹たたなくなることに気づきました(笑)。ばぶちゃんだったら倫理観なくても仕方ない。私の期待値がどうも、ステ三日月にとっては高かったようです。すまない。(映画版は普通に倫理観ある三日月なので問題なかった)

あとこれ、まどマギ的な魔女化理論で考えることもできますね。最初は人並みの倫理観持ってたんだけど、ループを繰り返すうちにソウルジェムが濁って魔女化し、なりふり構わなくなってしまった…という。

思うところがあり、いったん下げていた記事も含めて全部戻し、「悲伝」というカテゴリをつけました。20個ぐらいかな~と思ってたんですが、なんと32個ありまして。悲伝についてというよりはそういう作品について、みたいな話も含むんですが、32個。平均するとだいたい一記事2000文字くらいかなということで計算すると、合計6万字、という。

これはあくまでアップロードした文字数で、その数倍の文章をローカルでは書いてることを考えると、トータルの文字数すごいな…。それだけ書いてると、さすがにそろそろ考えるポイントも尽きてきたな~と思うんですが、いまだに「あ、これこういうことでは?」って発見が発生することがあっておもしろいなと思います。

最近あったのでは、「オタク、物腰に騙されがちじゃない?」っていうツイートを見て、あ、三日月もこれあるな…と。単純に「末満さん、三日月(というか鈴木拡樹さん?)のことが大好きなんだなぁ、だから特段好きではない人の視点が想定できなかったんだろうな…」と思ってたんですが、これ、「作品が肯定していること」と「キャラの物腰」でひどい行為をどこまでごまかせるか?の実験でもあったのかもしれないなぁというのが最近の気づきです。



そういえば、楽になったのって要するに、悲伝が打ち出してくる「三日月の行動は愛ゆえなのだ」ってメッセージをなんとか受け入れようとしてたのを諦めたからなんですが、これロスモワの仁希の時と完全に同じなんですよね…。あの時も、なんとか「これは愛だ」という解釈で受け入れたくて、でもできなくて、別にみんなと同じでなくてもいいじゃん!って思って、「決して愛なんかじゃない」っていう内容の記事を書いて、ひと区切りついたんですが、あれも毒親パターンだから構造が同じだし、関係あるかわからないけど脚本・演出が末満さんなので、全く同じで興味深い。

あの時に比べると諦めまで長くかかったのは、作品がその行為を肯定しているのと、三日月の中の人が「愛だ」と言ってたところから、できればそこに寄り添いたかったからだろうなと思います。基本的には解釈は受け取った側の自由だと私は思っていますが、作り手側が「こういうつもりでやりました」と言っていたり、「こう受け取って欲しい」とメッセージを出していることを、そう見えないとしても、ばっさり切り捨てるのはやっぱり躊躇いがあるんですよね。まぁ見えないんですけど…(笑)

ようやくすっきりした…

年数がたっただけでは心理的に成熟はしない、というのがTRUMPシリーズでは残酷に描写されてるなと思うんですが、これたぶん悲伝も同じなんですよね。三日月は刀だった時に長い年月をすごしてますが、それだけでは成熟はできない。できなかった。なので、歴史が長い刀だから山姥切や他の刀剣男士より成熟してることをつい期待してしまうけれど、そんなことはないんだろうなと。三日月も子供だと考えると、悲伝の自分勝手な振る舞い、めちゃくちゃよくわかるんですよ。

ただ、ループして年数はたった分、いろいろな面で技術は向上してるので(強いのもそうですね)、他の刀剣男士に対して上の立場を得ることができた。特に山姥切に対しては「親」のような立場を得ることができた。

でも心理面での成熟を伴わない、技術だけうまくなってしまった状態って用意にモラルハザードを引き起こすんですよね。「親」としての立場をフル活用して、いわばいいように操れる状態になってしまった。でも心理面の成熟は伴っていないから、どこまでがやっていいことか、どこからはやってはいけないことかがわからない。

一人だけループするようになったこと自体がかわいそうではあるのですが、そこから抜け出したいという事情と、心理面での成熟は伴わず、技術だけ向上した状態とが組み合わさった時に起きた悲劇、それが悲伝だなと思います。

おそらくあの世界にはそういった部分で成熟を促すようなメディアは(書物なども含めて)何もないだろうことも考えると、そもそも成熟するチャンスを得られなかったという時点で、三日月自身も被害者みたいな面はあるんですが…。

いやーけどあらためて、悲伝はその三日月を全肯定してるのやばいな~…笑 なんか腑に落ちない人はたぶんそこでひっかかってるんだと思うんですよね、悲伝は全肯定してるけど、肯定してはいけないように見える、どういうことなんだろう?という。逆に大絶賛してる人は一般的な倫理としては肯定してはいけないものを肯定してくれるからこそ、甘美に感じられるんだろうなと思います。

そこまで考えて三日月の行動は「愛」ですね、と鈴木拡樹氏が言ってた意味がよくわかるな~… すでに一度書いてますが、やっぱり慈愛ではないんですよ。エゴの愛。執着というのが一番正確だとは思いますが、甘美さを感じてもらうためには、やる側は「愛」だと思ってないとたぶん成立しないので、演じる際の意識としては「愛」なんでしょうね。

けどこれ、私も騙されてたけど、「よくわからない」ってなった場合に、「ループの仕組みとかが明かされてないから、その空白があることが落ち着かなくてその感想になるんだ」って思いがちで、悲伝絶賛してた人にもそれでマウント取られたんですよね(笑) 私はこういう曖昧なものも楽しめるのって感じで言われて、そこが駄目なのかなって私も勘違いしてたんですが、悲伝が三日月を全肯定してるのが、「よくわからない」んですよね。(念の為書いておくけど、悲伝の「登場人物が」じゃないよ、「悲伝が」)そしてその感覚は「正しい」。一般的な倫理観では「え、これ駄目じゃね?」ってなるのが普通です。ただ、マルキ・ド・サドの話なんかが顕著なように一般的な倫理では駄目だけど、でもめちゃくちゃ甘美だよね、みたいな話はあり、悲伝もそういう話なんですよね。

しかし構造を明かさないことにより、そのあたりをベールに包んだ状態で出すことができ、ささった人は「私は賢いからわかった」と優越を得ることができ、ささらなかった人は「曖昧な作品だから楽しめなかったのかな」と感じ、あまり批判できなくなる。

うまくできてるな~と今あらためて思います。

その絶賛してた人は 2幕から面白いって言ってて、私は2幕からよくわかんねぇなっていつも思ってたんですが、2幕はそのテーマがどんどんあらわになってくるパートで、「他の者を傷つけてでも山姥切との約束を果たしたい」という目的がどんどん明確になってくるパートなので、そこが刺さる人からしたら、刺さる目的がどんどん示されるパートなんですけど、そこが刺さらない、それは倫理的に駄目でしょ、という人からしたら、そう見えるけど、さすがに違うよね…?でも他の目的がわからないってぐるぐるするパート
なんですよね。

鴻上尚史の俳優入門」という本を最近読んだんですが、そこで書かれていた、「じつは面白くなくなったと感じた時、登場人物の目的がよくわからなくなっていることが多い」っていうの見て、あぁ悲伝の2幕これだったなと。

あとこれ秀逸だなと思うのが、悲伝絶賛してた人ですら、悲伝が三日月の行動を全肯定してたことに気づいてなかったんですよね。「よくわからない」だった人はこれのせいでより混乱したと私は思ってるんですが(少なくとも私はそう)、登場人物の言動による表現ではなく、音楽や照明での表現だったことが大きいのかなとは思うんですが、そこに気づかないことによるメリットがなにかあるのかもしれない。

いやでもまじで、絶賛してた人たち誰も「他の者を傷つけてでも山姥切との約束を果たしたい」のめっちゃエモいって書いてなかったの、なんなんだ…。一言そう書いてくれてたら私は「あぁそれはささんないわ」って理解したのに…。私が見つけられなかっただけか? 自分がささったところは正直に書こうぜ!?と思うけど、そこでエモさを感じるの全人類の前提だから誰も書いてなかっただけな気がしてきた。自らの倫理観に物語鑑賞を邪魔される私。

一年おやすみ

inくんに続いてarmkさんまで「ダンディーな大人になりたい」と言い出し、ダンディーという言葉にはアラサー男子の心を掴む何かがあるのだろうか…と思い悩む日々です、こんばんは*1


…ということで(?)、来年1月1日から一年間、俳優オタ&観劇オタをお休みしようと思っています。その後どうするかは未定。またオタクに戻るかもしれないし、他のことに興味が移ってそのまま離れるかもしれません。

時間とお金をちょっとかけすぎなので、いったんばっさりストップして見直したいなというのと、この趣味に逃避してる側面もあったので、自分の人生とちゃんと向き合おう、と。

とりあえず来年のチケットの先行には挑戦しないつもりでいます。モリステも楽しみだったんですけど、そう言って伸ばしてたらキリがないので…。

とはいえいきなりばっさり、全く行かないというのもきつい気はするので、月イチくらいで、一般で取れるやつをふらっと観劇するかもしれません。

という決意表明でした。

*1:まぁ別に悩んではいない

語りに癒やされる - 映画「サウナのあるところ」感想

こちらの記事を見て気になったのと、
saebou.hatenablog.com

若手俳優ってやたら風呂とかサウナとか行くよなぁと思って何かヒントというか理解する糸口になるかなと思って見に行ってみました。

まず映画自体の感想を述べると、本当にただおじさん達が語っているだけで、たわいない話もあれば、すごくヘビーな話や悲しい話があったりして、何か明確なカタルシスがあるというのではないんですけど、それぞれ事情を抱えて生きていることに慰められて励まされるような、そんな映画でした。あとクマがかわいいです。

ここからは勝手な感想というか、こちらが勝手に期待してただけなんですけど、あらすじなどを見た感じから、風呂やサウナで話すことによって、話すうちに深まっていく話が聞けるものだと私はなんとなく思っていたので、あっ、そういう話じゃないんだという意味でちょっと肩透かし感はありました(笑)

個々のシーンの尺自体がそもそも短いので、周辺のエピソードから核心の話へ…というよりは、基本的にいきなり中心部分のエピソードから始まる感じ。まあ、これは語ってるのを編集した結果だとは思うんですけど。人によっては最初から1人語りエピソードを延々語っているところもあって、どういうエピソードを話してもらうかについても、元からわりとかっちり決めた上で撮ってるのかなという印象を持ちました。

あと映画自体とは関係ない視点からの話になるんですけど、映像作品として出すからには局部って全部隠してる状態で撮ってるんだと思ってたんですよ。そしたら、タオル巻いたりして隠れてるシーンもあるんですけど、そうじゃないシーンの方が多いしモザイクもかかってなくて、まぁそのあたりに手を置いてる人が多いのでそんなにがっつり見えるわけではないんですが、最初ちょっとぎょっとしました。でもよく考えたら別にそれそのものが性的な意味やエロさを持ってるわけじゃなくて、単に裸は裸なんだよなぁっていうことに気づいて、そこからはあんまり気にならなくなりました。そこにただ手がある足があるっていうのと同じ感じで見れるようになって、あの感覚は面白かったです。

「令和の白馬の王子さま、猪野広樹です」- バースデーイベント2019「イノcence ~Enormous~」レポ&感想

猪野くんのバースデーイベントに参加してまいりました!楽しかった~~ので感想をば。1部2部まとめて、思いのままに書き綴ったら8000字を超えました。長い。

会場は有楽町朝日ホール。座席配置はたぶん一番キャパ広いパターンだったと思うので、キャパ772人。一般発売は完売だったけど、実際どうなんだろうな〜と思ってましたが、ほぼほぼ満席。これだけ埋められるようになったんだな…と嬉しかったです。

物販

かたくなに3人から増やしてくれなかったレジの人数が!増えてた!ありがとうスターダスト!…と思ったけど、キャパが倍近く増えてるんだから考えてみたら増えてないとおかしいな…。これで一緒だったら無茶すぎた。

到着がわりとぎりぎりになってしまい、開演10分前ぐらいに物販並んで、私はわりと余裕あったかな?なので列の最後までは見れてないんですが、開演ちょい押しぐらいでおさまってたと思います。

グッズ購入1000円ごとにチェキ抽選用の券をもらえるんですが、チケット形式になっていて、自分でもぎって箱に入れる形でした。もぎりやったことないのでちょっとテンションあがった。あと券が表面がなめらかな厚紙で、触り心地と切り離す時の感触がとてもよかったです。…いやなんの話をしてるんだw

イベント本編 1部

前ナレ

  • いいとも的な「~~ですね」「そうですね」をやらせる猪野くん
    • 猪:今日はいい天気ですね
    • 客:そうですね
    • 猪:台風も猪野に会いに来てますね (※この日は台風が接近していた)
    • 客:そうですね
  • 拍手がわいたタイミングで猪野くんが「せーのっ」って言ったら、ちゃん、ちゃちゃちゃん、で揃う客席 (訓練されている…)
  • 注意事項(携帯は電源からお切りください的なやつ) を超早口で読み上げる猪野くん

本編

MC は猪野くんのイベントではおなじみシャバダバふじさん。安定感のある進行に、猪野くんに対しての距離感がほどよい感じでとても好き。

猪野くんのイベント恒例、複雑な呼び込みの練習からスタート。
客席を3ブロックにわけ、
上手:ハッピーバースデー、いの〜
下手:ハッピーバースデー、ひろき〜
中央:ハッピーバースデーでぃあ

ここでいったん止め、何かな?と思ったら、
ふ:よく聞いてくださいね?「生まれてきてくれてありがとう猪野広樹〜♪」
と、超早口でwww 通常なら「ひろき~♪」とかになるところですね。そこに無理くりおさめてみてください。超早口。
ふ:みなさんちょっと練習してみてください
最後は全員で、「ハッピーバースデー王子〜♪」
ここでもひとわらい。「王子」好きだよね…w

いよいよ本番。ハッピーバースデー王子~♪を受け、後方のドアからご本人登場。広!すごい!と会場の広さと満席の客席にテンション上がってる様子がかわいかった~。めざとく空席を見つけて、「席あいてんぞ!転売か!?」といじるのはもはや恒例。

猪:令和の白馬の王子さま、猪野広樹です
猪:埋まるかなってちょっと不安だったんですけど、台風もあったし。こんなにたくさんの方に来ていただいて、ありがたいです

質問タイム

直接質問を受け付けて見よう!ということで、挙手制による質問タイム。
最初の方はめちゃくちゃ早かった。

一人目:27歳の抱負を教えてください
猪:大人の男になりたいですね。ダンディな男になりたい

次の質問~ってなったら、ばーっと手があがったんですが、せっかくなんで後ろの方行ってみましょうかねってことで後方ブロックに。

二人目:ダンディな男になりたいということでしたが、猪野さんが思う、ダンディとは? また具体例があればお聞きしたいです。
猪野くんがそう来ますか~~って感じで笑い崩れてましたw
ちょっとはしょって書いてるんですけど、全体に言葉遣いがとても綺麗、かつ聞き方も丁寧で、お手本のような質問でした。
猪野くんの回答は「優しい、余裕がある」ということで、具体例は「とみしょー」。
猪:めっちゃ優しくて、絶対人の悪口とか言わないんですよ
ここでしょうさんの名前出てくるとは思わなくてびっくりしたよね。義伝以降共演はしてないと思うんだけど、飲みに行ったりとかしてるのかな。

ビデオメッセージ

  • 川原一馬くん

一番まっとうなお誕生日おめでとうメッセージだったように思います。ただ、猪野くんへの質問は謎で「好きなお弁当の具は?」でした(笑) その情報いる?と戸惑う猪野くん。
猪野「横浜生まれなんで、焼売ですね」

  • 影山達也くん

なぜかちょっとぶりっ子(笑) 無茶ぶりが秀逸で内容が飛んでしまった…。
影山「人から褒められて嬉しかったことを可愛く言ってください」
終始ニコニコ楽しげで最後に「また旅行誘ってくださ〜い」って言ってる様子もかわいかった。

  • 無茶振りへの回答

大意:映画のオーディションを受けて、結果は落ちちゃったんだけど、後から周りの人から聞いたのが「あの子よかったね」「使いたいね」って言ってもらってたらしくて、嬉しかった♡
きゅるんってしてて超かわいかったんですが、ご本人はめちゃめちゃダメージを受けていました(笑)

アニメイトで猪野くんの写真集を買ってる映像からスタート。場面が切り替わり、写真集をぱらぱら見ている大輝くん(笑)
山崎「自腹で買わせていただきました〜」
MoMでの話に。いろんなことを教えてもらって、無事やりとげることができた、という感じの話。

質問は今やっているゲームと僕とやりたいゲーム。
一緒にゲームしてたのに最近してなくて寂しい、と言ってから、これここで言うことじゃなかったなって自省始めたの笑った。

  • 回答

猪野「今やっているゲームは…ペルソナ5ですね」
会場、でしょうねwという反応。
猪野「スマブラがわりと強いんでボコボコにしてきたんですけど、大輝がめちゃめちゃ強くて、ボコボコにされてきたんで、運要素の強いゲームやりたいですね。マリオパーティとか」

ゲストコーナー

恒例のシークレットゲストは田中尚輝くん。髪短かったから、なおきくん…!だよな…?ってなってオペラで確認したよね。

ヒロステで共演する前から付き合いは発生してて…みたいな話から入り、上海公演のホテルが同室だった話に。尚輝くんが部屋の広さにはしゃぐ猪野くん実演してくれて面白かった。尚輝くんの LINELIVE でもその話してたけど、思ってたのの数倍はしゃいでて、なんかカバディみたいな動きからのベッドにダイブだったw どーんってダイブして「ベッドはかてぇんだ…」ってしょぼしょぼしてたのもかわいい。

そしてこの日一番の衝撃だったのは、この時に出てきた一緒にお風呂入ったエピソード。大浴場とかじゃなくて、ホテルの客室の風呂 (今思うと上海だからたぶん大浴場なかったんでしょうね)。この手の仲良しすぎてやってしまったエピソードってたいてい「きゃー♡」って湧くか「何してんのww」ってなるかのどっちかだと思うんですが、衝撃がでかすぎて客席が「えっ…?」って感じの軽く引いた空気感になってて、なかなか興味深かった。私も(は?)って思ったもんな。

2部でも別のキャストとお風呂入った話出てきたんですが、男性だとこれは普通なんだろうか…? でも確かにお風呂とかサウナ、若手俳優よく行くよね。その延長なのかな。会社の男性陣思い返してもスパ系の施設に一緒に行った話はちょくちょく聞く気はする。

これ気になりすぎて、その後の接触で「なんで一緒に入ったんですか?」って聞いちゃったんですが、「その場のノリ」だそうです。現場からは以上です。

借り物競争

猪野くんと尚輝くんで対決。最大5回戦で、先に3勝した方が勝ち。判定はシャバダバふじさん。押したらピコン!って音ともに札が立ち上がるやつが用意されていました。いきなり押して、尚輝くんをビビらせる猪野くんw
尚輝くん「いきなり負けたのかと思った…」

1回戦目のお題:「上に行きたくないデパート」(以下、上デパ) のパンフレット。
…だったんですが、なんと1人も持っている人がいなかった!(笑) ので上デパのグッズならなんでもOKということに。
尚輝くん:名刺6枚 (複数人から集めてたw)
猪野くん:上デパのフライヤー

尚輝くんの迷言:「どれくらい集めたらいい?」 からの「借り物競走ってなんだ!?」
数が多いから尚輝くんの勝ち、だった気がする。

2回戦目のお題:尚輝くんのグッズ。
尚輝くん:ハイステとヒロステのブロマイド
猪野くん:たなカード
(たなカードを見て)猪野くん「4ポイントたまってますね」
すかさず尚輝くんが「あと一つで私物サインだからね!」っていうの聞いて笑い崩れる猪野くん。

純粋に早かったのでなおきくんの勝ち。
え!?と抗議する猪野くんに、
ふじさん「本来早く帰ってきた方が勝ちですからね」
猪野くん「そうだった…」

ここで尚輝くんリーチ。

3回戦目のお題:最初のイノセンスのグッズ。
猪野くんに対してわーっと差し出されるトートバッグの構図が面白かったw そうね、持ってきてる人いっぱいいるよねw ただ、トートバッグ、別にこのために持ってきた訳じゃないから、みんな普通に荷物入ってるんですよね。だんだん「お、重い」みたいになってきて、最後の方は受け取るか否か逡巡してましたが差し出されたのは結局全部受け取ってました。偉い。ステージで数えたら8つ!
ふ「お買い物でも行ってきたんですか?」
猪「ちょっと御殿場のアウトレットに…」
猪「右腕が限界なんで、、早く…」

今回は猪野くんの勝ち、となったんですが、
ふじさん「ここでカンペが入りまして、時間が押しているので、猪野さんの負けで」
猪野くん「えーーーーーっ!?」
ふじさん「お借りしたのを返してきてください」

大量のトートを持って、えっちらおっちらのぼってくる猪野くん。外見は同じかばんなので返すのに結構わたわたしてましたが、目立つものが入ったトートを返し終えて、残りどうやって返そうってなった時に「一番最初に借りた人!」って発想切り替えてきたのはさすがでした。

返すのにまだ時間かかりそうですね、ということで「猪野さんの秘密の情報とかあったりしますか?」と尚輝くんに。一ヶ月ぐらい会ってないと関係性がいったんリセットされるそうで、最初はしばらく目が合わないらしい(笑) 目がこのあたり見てると言って、胸元のあたりを指差す尚輝くん。
「5分ぐらいたつと、なおき〜!ってなる」
なおき~!のとこがニコニコ笑顔でかわいかった。

罰ゲーム:お化け屋敷で彼女を勇気づける一言。
……ということは?と思ったら案の定、
猪「なおき彼女役ね」
そしてふじさんに「おばけ役お願いします」
巻き込みが激しいw

尚輝くんが「おぉ、ok。名前は?どうする?なおこ?じゃあなおこで」ってすんなり入ってたのが印象的でした。

二人がいったん袖にひっこんだのでここから声のみ
※きっちり覚えてないのでニュアンスで受け取ってくださいw
なおこ「やだやだこわい~」
ひろき「大丈夫だって、ちょっとだけだから」
なおこ「やだやだ」
※すごいいちゃついてた
ひろき「わっ!」
なおこ「ちょっとおどかさないでよ〜」
※このあたりで袖から登場
なおこ「も~ 嫌いになるよ?」
ひろき「えっやだ嫌いにならないで好きでいて」
おどかすおばけ。
なおこをかばうひろき。
ひろき「手出すんじゃねぇよ、この外道が!」
※なおこを抱え込むひろき
なおこ「普段は優しいのにこんなに怒ってくれるなんて…!かっこいい…!」
で終了~

尚輝くん「どうやって終わらすのかドキドキした…」
いや本当、この外道が!って言ってから間が発生した時、どうするんだ…?と思った。落としてくれてありがとう尚輝くん…。
あとすごいどうでもいいんだけど、猪野くんの抱え込み方が妙にエロくて笑った(笑)

イベント本編 2部

2部開演前の物販はさすがに混んでなかった。まぁ1部でとりあえず買っちゃうもんな。
前アナではまた「そうですね」をやらせる猪野くん。あと、客席からの「はーい」がちょっと機嫌悪そうだった時に「え?態度悪いな」ってもう一回言わせてたの笑った。

恒例の呼び込みから。
ふ「今回はシンプルです」
客「おぉ〜」
ふ「やっぱりみなさんちょっとめんどくさいなって思ってたんですね」
いやそんなことは……思ってないことにしておきます

3ブロックにわけるのは同じなんですけど、
上手:猪野が好き
下手:早く会いたい
中央:広樹に決まってる

ほ、ほんとにシンプルだ…!みたいなどよめきが発生したのおかしかった。
で、その時に「私が『はいっ』って言ったら言ってくださいね」ってやたら強調されてて、あやしいな〜と思ってたら

猪「世界で一番」客「猪野が好き」
猪「嵐や台風が来ようとも」客「早く会いたい」
猪「子供の名前は」客「広樹に決まってる」

という、猪野くんが差し込むことで文章が完成するスタイルw
しかもこれ2周目があって。

猪「武子直輝よりも」客「猪野が好き」
猪「(電話してる風)もしもし?今ちょっと手が離せないんだけど、え?何?」客「早く会いたい」

またいないところで disを…w 2周目始まった瞬間、この仕組みでめちゃめちゃ笑った。最後のやつのを忘れちゃったのが惜しいんですが、1周目と違うこと言ってました。電話のやつとか無駄にちゃんと芝居してるのがまたおかしかった。

タモさんの「そうですね」をまた壇上でもやってたんですけど、途中でネタ切れして「猪野、いますね」って言い出したのが最高にひどくて笑った。そうだね、いるね。

ビデオメッセージ

  • 飯山裕太くん
    • 稽古ではきちぃ〜って言ってるけど、本番でひろきくんと目が合うと「ついてこれんのか?やれんのか?」って言われてるようで、俺も負けねぇ!って気持ちになれた
    • ひろきくんがビデオメッセージをくれた時に面白い話をふられて出来なかったので、面白い話をお願いします!
    • 猪「ビデオだと何ふってもやり返されないから無敵だと思って無茶振りしたら仕返しされた…」
  • 百瀬朔くん
    • 百瀬くんも無茶振り。
    • 百「めっちゃ面白い人なんでね!大喜利とかいいんちゃうかな!と思って!」
    • お題:こんなバースデーイベントは嫌だ
  • 猪野くんの回答
    • 猪「お客さんが全員、永田崇人のファン」
    • 客席、ややウケ
    • 猪「全然ウケへんやないか!」
  • 橋本祥平くん
    • 「いのちゃん、僕のこと覚えてますか? 橋本祥平と申します。しばらくあってないので…」
    • 質問:僕よりも仲のいい俳優はできましたか?

仲のいい俳優は…のとこで猪野くんが笑い崩れててかわいかったw

猪野「山崎大輝、きたむー、田中尚輝がぎゅんてきたんですけど、祥平よりもというか、祥平に並んできた感じ。裸の付き合いをしたんでね」
最近会ってない、連絡を取ってない、という話に関しては、「お互いに向こうから連絡が来ないって思ってます」

ゲストコーナー

2部は永田崇人くん。
ご本人、なんとシークレットゲストだったのを知らなかったらしく、
永「さっきツイッターでこれからひろきのイベントでーすって呟こうとしてた」
猪「危ない危ない」
ふ「シークレットなの知らずに出てきた人はじめてじゃないですか?」

ブリーチではじめましてで、それからスタコンとハイステで共演した、という話をしてました。

大玉ころがし

対決は大玉ころがし。

大玉はビーチボールのすごくでかいversion。直径1mぐらいかな、透明の生地に粗めの水玉模様が入ってて、ボール越しでもお顔が見える仕様。

客席通路が縦に外周2本、中に2本あるので、そこをお客さんとボールをパスしあいつつ、練り歩き、早く帰ってきた方が勝ち、というルール。

最初にたかとくんから挑戦したんですが、ボールつかんで持っちゃうし、手すりあったらその上をボール移動させちゃうし(最後列の後ろに手すりがあった)、ま~自由だったw「お前ら、顔だけは死守しろよ!」はちょっとときめきました。

次に挑戦する猪野くんにコツを聞かれて、
永「お客さんにボールをぶつけると早い」
地味にひどいw それを受けて悩み始める猪野くん。
猪「勝負に勝つか、ファンを失うかのどちらかか…」

たかとくんがフリーダムで面白かっただけに、あれを超えるものはないだろうと思ってたら、猪野くんの回は別の意味でおもしろかったです。

  • 2回目なので客席がコツを掴んできてて、序盤、さくさくボールを客席だけで運んでしまい、「返して!」と猪野くんがお願いする羽目に
  • 客席奥からステージに向かっての移動は坂なのでボールが加速してしまい、パスしあいというより、完全に転がっていくボールを追いかける猪野くん
    • 猪「ちょっと待って!!」
  • 客席からの返しが思ったより勢いがあり、顔面で受け止めてしまう猪野くん
    • いや商売道具!ってひやっとしたけど、やわらかいから大事はなさそうでよかった。
  • 余裕ある時は左右の通路に交互にボールを振ってたのが優しいなーと思った
  • 外周通路でも何回か顔面で受け止めて「わぷっ」ってなってたんですけど、その時の表情が優しい苦笑いって感じでとてもよかったです(何の話だ)

猪野くんが挑戦してる間、たかとくん暇ですよねってことで猪野くんの話を。

  • 広樹はアニキ肌
    • 食事いくとおごってくれる。しかも気づかないうちに支払いが終わってる
  • 誰よりも練習してる
    • BLEACHの時の動画が好きで、いまだに時々見返すんですけど、みんなもう帰ってるのにまだ殺陣の練習してて、「撮って」って言われて撮って、その時の動画

握手会

1部も2部も流れ一緒なのでまとめてここに。

壇上についたてが設置されてて、その向こうで猪野くんと机越しに握手する感じです。1-2往復は会話できるかな~ぐらいだった気がする。

今回キャパ増えたからないのかなと思ってて、そういえばどうだっけ?って確認して「あんの!?」ってびっくりしました(たぶん元から書いてあった)。ただ、これまではこの時に手紙やプレゼントが手渡し可能だったんですが、それは今回はなし。プレボに入れる方式でした。個人的にはやること増えるとわたわたするからシンプルに握手すればOKな方式の方がありがたい(笑)。

特典会

抽選でチェキが撮れますってなってたんですが、なんと今回当選してしまいまして、撮ってきました。集合時間に発表場所のあたりに行ったら、もう列作り始めてました。並んだ順でそのまま撮影なので、早く撮って帰りたい場合は早めに周辺にいたほうがいいかもです。私のように心の準備が必要な方は集合時間ぐらいでちょうどいいと思います(笑)。流れはリリイベのチェキなんかと同じ感じですね。並んで待って、チェキ撮ってからチェキ待ちの間、ちょっと会話できました。

最後の挨拶

1部2部ともに最後の挨拶はめちゃくちゃまじめでした。そういうとこ好き。

そういえば書きそびれたんですが、最後の挨拶の前にサインボール投げの時間がありました。1部の時は忘れかけてたらしく、「あ!」ってなって「これやろうと思ってて!」ってボール入ったトートさげて出てきてかわいかった。1部の時はあんまり飛ばない&配分を間違えて後方ブロックにボール2個しか投げれずで、猪野くんには珍しい感じである意味おもしろかったんですが、2部の時は配分もそうだし、投げるのがうまくなってて「おぉ~~!」って歓声が出てました。