考える練習

舞台やイベントの感想など

舞台「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」感想

キャスト陣気になる~おもしろそう~と思いつつ、チケット申し込みをやってる時にすっかり抜けてしまっていたのですが、補助席の追加発売でチケットGETすることができたので、見てきました。

世田谷パブリックシアター、すごく久しぶりに行ったんですが、スタッフさんがきびきびしてていいですね。座席表見てどこかしら…ってやってたら、開演時間が近づいていたせいもあり、すっとスタッフさんがきて、案内してくれました。「こちらです!」って小走りで近い扉まで案内されたんですが、フィクションでよく見る、「〇〇様、お待ちしておりました、こちらへ!」感があってテンションあがった。

座席はP列0番。固定座席のP列1番の隣に椅子が置かれてました。2階の座席部分が頭上に張り出しているのにちょっと圧迫感を感じましたが、芝居見る分には視界は良好。下手の奥側は気持ち見切れてたかな。


ネタバレを避けるために基本的に予習はしない派の私としては珍しく、台本とか感想記事とかいろいろ事前に読んでからいったんですが、なんにも知らずに見に行ってたら、「で?」ってなってそうだから、知った上で行ってよかったなーと思いました。この芝居は筋を知ってたらおもしろくないとかそういう類の話ではないっていうのもありますが。

ローゼンクランツとギルデンスターン。
ハムレットの筋書きに巻き込まれ、役割は与えられているが、どうすればいいかわからない二人。
見てると事態の進まなさにいらいらするんですが、自分の人生もはたから客観的に見たらそうなのかもな~。上演台本、文庫本として販売されていて、事前に読んでたんですが、めちゃくちゃ読みづらくて、これ、おもしろいのか…??って疑問だったんですけど、いきいきとした会話として目の前で繰り広げられると、普通に聞き飽きない。あれがこうなるのか…っていう驚きがあって、事前に読むとこういう楽しみがあるんですね。

台本読んだ段階で、2人はほぼほぼ捌けないのは把握してたんですが、実際に舞台上で、ずっと2人がいるまんまだと、なんか閉塞感感じました。なんでなんだろうなぁ。共感? 舞台上から出ることができない二人の行き詰まり感を感じてしまうんだろうか。後半になるにつれて、ずっと2人がいるまんまなのがつらく感じてきて、一回どこかからはけてくれないだろうか…とか考えたりしてた。2回挟まる休憩タイムには二人もはけるんだけども、本当にそこだけなんですよね、はけるの。それ以外はずっと舞台上にいる。ずっと。


見に行った理由の一つに、安西くんがでているっていうのがあったんですが、オフィーリアよかった。女顔な印象ないからどうなんだろ…って思ってたけど、めっっっちゃよかったです。出番自体は少ないんですけどね。定番のオフィーリア像は正直よく知らないんだけど(ハムレット観たことない)、貞淑で、可憐で、一途にハムレットのことを思ってる様子がよく出てて、なおかつ知性も感じられて、本当に登場時間は短いんだけど、オフィーリアのこと好きになった。

もう一役のホレーシオに至っては1シーンなんだけど、ずっとオフィーリアで見てたところから、男性でくるから、落差ですごく男らしさを感じて、「か、かっこいい…」って沸いた。またセリフがかっこいいんだよね…。

舞台「K -MISSING KINGS-」にまつわる記憶

ほんっとーに色々あったなーと思う。ひとりの荒牧ファンによる、とても感傷に満ちた思い出の記録。

今回私が観劇したのは、京都は初日、2日目、楽。で東京が金曜ソワレ、土曜ソワレ、楽。

……なんですけど、お気づきでしょうか。京都公演、全部クロと紫の殺陣が違うパターンなんですよ。

初日は完全版。2日目は後半から佐々木さんの負傷により、若干息の合ってない殺陣に。楽日はエア殺陣。

不謹慎かもしれないけど、このことに気づいた時、思わず笑っちゃった。こんなことある?って。

今回初日から行ったのは、地方楽も見たいな〜、どうせ行くなら初日から見よう、暇な時期だし。っていう、なかばノリだったんですが、こうなってしまった時に、初日から行くことにして、本当によかったと思った。

惜しむらくはあまりはっきりと覚えてないことなんですけど、佐々木さんの殺陣がすごく力強くて、荒牧さんの殺陣が軽めなのと相まって、とても強い兄弟子と、そこになんとかくらいつこうとする弟弟子って感じがすごく出てて、めちゃくちゃよかった。これがまだ後何回も見られるんだ〜って思ってたら、そうならなくて、もっとちゃんと見ておけばよかったなぁってなってます。

殺陣師の守時さんも仰ってたけど、紫が電話しながら片手でタワーの護衛を切って捨てていくところで、首にすって刀あてて、振り向きざまに抜き切るやつ、動作はとても優雅で気品すら漂うのに、やってることはとても残酷で、めちゃくちゃ良かったので、あれはぜひ、続編でいいから入れて欲しい。

京都楽日に見た、紫不在、声のみのお芝居はめちゃくちゃシュールでした。「紫が見えました」って言いたい、言いたいけど、さすがに無理。まぁ私は初日2日目と見てたので、紫がこうやってるシーンだなってわかるところもあるんですけど、覚えてないとこはそこにいることしかわからなかったので、エアなバージョンのみ見た人は何やってるのかわからないシーンもあったんじゃないかなぁ。原作見てたら、そこからわかる部分がまたあるのかもしれないけども。

エア殺陣に関しても同じく。荒牧さんががんばってたのわかるから、「紫が見えました」って言いたいところなんだけども…うん…。人間はまだ脳内のイメージをそのまま人に渡す能力は身につけてないからね、仕方ない。ただ、そこにいる敵と戦ってることは感じられたし、エア殺陣の成果としては充分すぎるほどじゃないかな。

特に相手と刀をぶつけてから払う動作に関しては、いつも以上に動作に力がこもってて、おそらくはちゃんと相手がいるように見えるようにやらなきゃというのと、相手がいないことで、気遣いなく思いっきり力を込められるというのが反映されてたのかなと思う。

私がエア状態の殺陣を見たのは京都楽の1回だけだけど、荒牧さんの動きに何か鬼気迫るものを感じた。特に紫との対決序盤、クロが空っぽでいいんだ、となる前は、なんとかくらいつこうとするクロとなんとか見せられるものにしないといけない荒牧さんの状況がシンクロしてか、より危うさが増した気がして、どきどきした。

京都公演楽日のカーテンコールでしっかり挨拶している荒牧さんを見た時はほっとしたなぁ…。土曜日のカーテンコールでは涙をこらえてた、みたいなレポを見てたから、正直見に行くの怖かったんだけど、よかった、大丈夫だって、京都公演をなんとか乗り切ってくれた安心感もあいまって、とてもほっとしたのを覚えてる。

東京公演では、ボディダブルとして殺陣師の方が入ってくれて、あれだいぶ荒牧さんにとっては気が楽になっただろうなぁ。殺陣師の方だけあって、殺陣の動きはめちゃくちゃよくて、この選択は正解だな…と思った。おもしろかったのは、同じ動きを違う人がやるのを見たことで、佐々木さんの動きの癖がわかったこと。やっぱり荒牧さんの方に注意がいっちゃうから、そこまで意識してみてたわけじゃないと思うんだけど、守時さんの動き見てると、脳が「あ、ここ動き違いますね」って違和感を知らせてくるんだよね。あれすごくおもしろかった。

千秋楽でクロの愛刀が折れるっていうのもまたなんかね…最後の最後でまだきますかー!って感じだった。千秋楽上手前方だったからわりと見えた方だと思うんだけど、荒牧さんが刀を顔の前に持ってきたと思ったら柄だけで刀身がなくて、(!?刀身がない!?)って思ったら荒牧さんもはっとした顔してて。そっからすっと目線外して刀身を見つけて、殺陣の流れを切らずに拾うまでがスムーズですごかった。最初は刀身そのまま握ってたんだけど、気が付いたら柄とあわせて握って、ぱっと見折れてない風にしてて、対応能力に脱帽。後でニコ生で、舞台上で刀が折れたのは初めてって言っててだいぶびっくりした。

この、折れた刀身を拾って殺陣に復帰したあたりかな…「くそっ」って言ってたんだけど、これいつもは言ってなかったように思うんだよね*1。こんな時に刀まで折れるのかっていういらだちが含まれてるような気がして、なんかぞくぞくした。
折れてからも基本的には普段通りだったけど、握り方が不自然だからか、紫と一緒にくるくるするはずのところで回転数がぜんぜん少なかったりとかしてたから、あれも荒牧さんとしては不本意だったろうなと思う。

ニコ生で「千秋楽で俺ががんばりすぎないように折れて守ってくれたのかなってロマンチックな想像をしたりもするんですけど」っていう感じのことを言ってて、そうかもしれないな、と思う。それぐらいの幸いが、贈られていてほしいなと願う。


あとKステでよかったなーっていうところ。

アンナちゃん。
覚悟を決めるところめっちゃかっこいい…!!なのになんで個人ブロマイドないの!?アンナちゃんめっちゃよかった~ブロマイド買おう~って物販見たら、全員セットにしかいなくてずっこけるかと思った。どういうことなんだよ…。
ロスモワで初めて見た時もびっくりしたけど、まず三次元に具現化できたことがびっくりだよね…。2.5次元の可能性。
カテコでは猿比古からの謎のメモ渡しを美咲につっこまれて、「うん、やってるの」って謎の返しをしたりしていてとてもなごみました。

伏見猿比古。
木戸くんの猿比古はメンタルが丈夫そうなのがいいなぁと思います。この猿比古なら美咲を幸せにできそう。安西くんのふとしたきっかけで壊れそうな猿比古も好きなんですけど*2、こう見てて削られるというか。美咲から情報提供のお願いを受けて、美咲のしゃべってるのを聞きながら、すぅっと考える顔になるところが好き。ぶつくさ言いながら手伝ってあげるところがほんと…。

八田美咲。
植田さん、日がたつごとにどんどん麗しくなってないですか…?気のせい…?
美咲って典型的なヤンキーだと思うんですけど、うえちゃんの顔が美しすぎて、がらっぱちな喋りするたびになんか不思議な感じがしました。殴る蹴るのアクションがキレッキレだったのがまたよかったな~

あと荒牧さんのお姫様だっこ…反動つけずにすっと持ちあげるのが紳士…!って感じで見るたびにときめいた。

*1:実は毎回言ってたらすみません…

*2:このあたりロスモワの印象にひっぱられてるだけな可能性もある

刀ステ上映会@台湾いってきました!(後編)

イベント決定から上映会の様子までを書いた前編はこちら。
hirokuhukaku.hatenablog.com


肝心のトークショーのレポ&感想です!
ただ、台湾のファン向けなので、MCの方が喋るのは当然中国語only、通訳さんも登壇キャストに聞こえる音量でしか話さないので、MCの方の発言はほぼ聞き取れなかったため、下に書いてあるのは、お二人の回答から推測したものです。
ちょっと見当つかなかったものに関しては「??」とか空欄とかにしてます。

そんな状態で聞き取ったものなので、いつも以上に、こう、、だいたいこんなこと言ってたんだな程度に読んでください。

休憩タイム

上映会終わって、MCの方が登壇、ばーっと喋り始めて、そのまま始まるもんだと思ってたら、お客さんがぱらぱらと立ち上がり始め、「??」となってたら、「14時から開始します」みたいなのが聞き取れたので、あ、それまで休憩ってことなのかな?ということでお手洗い行きました。20分くらいあって、お手洗い行ってから物販行けるぐらいの余裕があった。ちなみに物販は義伝のグッズでした。
2部も同じ感じで、「だいたいみんなそろったかなーと思ったら始めますからねー」みたいなことも言ってて、アバウトさに笑った。
びっくりしたのが、MCの方がその休憩時間の間、ずーっと喋ってて。何喋ってるのかはほぼほぼ聞き取れないんだけど、けっこう笑いも起こってて、すごいなと思った。それから2部の時は、ステージに近づいてMCさんに話しかけてるお客さんが何人かいて、その時の様子と2部で出てきた質問から考えるに、これ聞いてほしいみたいなリクエストを聞いてたのかなぁという気がします。

1部

登壇前に、MCの方が「お二人が中国語をしゃべります、もしかしたら発音違って聞き取りづらいかもしれないけど、内容はとても面白いです。すっごく面白いです」みたいなことを言ってて、勝手にハードルあげられてるの笑った。

荒牧さん、「荒牧慶彦です。よろしくお願いします。」って挨拶した後、「我是荒牧慶彦」って名乗ってて、海外イベント定番のやつや~!ってなってめっちゃテンションあがりました。これが聞きたくて来たようなものだからな(語弊)。ただ、客席の反応は「…?」っていう間があってから拍手!って感じ。私は「うぉーしー(=我是)」ってきた段階で(定番のやつきたー!)ってテンションあがってたんですが、やっぱり発音が違うんだろうな。荒牧さんの発言が、一瞬ぽかんとされてから、あぁっ!ってなって受け取られる様子がちょっと愛しくて、そういう意味でも楽しかった。
それと、「俺は偽物なんかじゃない!」の中国語訳も言ってたんだけど、なぜかこの時は軽く笑いが起こってました。なんでだろ。
とんちゃんも中国語挨拶からの中国語で一言言ってた、、けど忘れた…。どこかメディアのレポ記事であがってた気がする。


荒牧:人生で初めて台湾来た。(刀剣乱舞が)日本で人気があるのは知ってたけど、台湾でも人気があると知って嬉しい。こんなに多くの方が来てくれて本当に嬉しいです。
東:僕も、台湾でも人気があるということ、こんなに多くの方が集まってくれたことが、嬉しい。こうしてファンの方と顔をあわせることができて嬉しい。

MC:義伝の話が来た時はどう思いましたか?
荒牧:5人続投で、新しいキャストも知った顔ばかりで、これはいい作品になるな、と。
東:独眼竜、ということで、来たな!と思いました(笑)
※通訳さんの「来了!(=来た!)」であわせてリアクション取ってた(笑)

Q:印象に残っているシーン
荒牧:納谷健演じる小夜左文字との殺陣
東:真剣必殺

東:遠足のシーンで祥平くんが歌っていたところは日替わりで30個ほど考えた。たぶんDVDにも入ると思うので見てください

荒牧:遠足のシーンは袖で考えてるのを微笑んでみてます(笑) あれだけやってるとあんまりウケない回もあって、そうすると祥平が「あーもうヤダー」ってなってて(笑)

荒牧:苦しんでるところ見るとクるものがあるよね

Q:難しいところ
荒牧:殺陣やダンス。ふんばるところが多いので、そうすると身体に負担で、46公演もあったので、最後の方は身体が悲鳴をあげてるキャストもいた。
東:真剣必殺。やられて、八百屋舞台をすべりおちる。滑りすぎちゃったりする。

伊達の刀の関係性に関して、「号泣した」という声があった(?)
東:しぇしぇ

Q:(不明…)
荒牧:小夜左文字。内に内にこもる。山姥切と通じるところがあって、助言したりするんですけど、自分の人生にも引き寄せて考えられるというか。自分の人生なんで、他人と比べても仕方ないんですよね。

Q:自分の演じたキャラの好きなところ?
荒牧:山姥切はかっこいい面もあるし、からかわれたりしてかわいい面もあるのが好き。
東:燭台切は闘いではかっこいいし、本丸ではお母さんのようで、素敵な存在。

Q:軍議ありましたよね
※持ってくる時のポーズをとるとんちゃん(笑)
荒牧:わらかしあいの勝負ですね(笑)
MC:リアクションはその場で?
荒牧:そうですね、とっさのリアクションです。何が出てくるかは聞いていても、事前に実際に食べる訳ではないので。

ロシアンシューとか…

Q:湯のみは水入ってるんですか?
荒牧:No! (突然の英語。ノウ!って力強く言ってた)
ないないない! *1

Q:次の作品は主役ですが
荒牧:プレッシャーを感じる。これまでの作品を引き継いで、大きなものにしてつなげていけたら

Q:お客さんに対して、楽しみにしてて的な一言をください(?)
荒牧:楽しみにしとけー!

Q:義伝の見どころ(?)
成長づくし。山姥切だったり、小夜左文字だったり、伊達の刀たちの成長が見どころ

Q:DVDの見どころを
東:全部
荒牧:僕も全部なんですけど、
MC:ちょっと!
荒牧?:メイキング、バックステージですね。僕らがいかにふざけてるかが入ってると思います(笑) 祥平が悩んでるところも入ってると思うので。

締めの挨拶
荒牧:台湾の上映会にこんなに多くの方が集まってくれたことが嬉しい。これを力にジョ伝を作り上げていきたい。
東:こんなにも多くの人が応援してくれている


どこだったか忘れたけど、通訳さんが間違って訳した?かなんかで荒牧さんに謝って、荒牧さんが大丈夫ですよって感じのリアクションしてた時があって、軽く手を上げて微笑む感じ見て、(あ〜大人の微笑みだ〜)と思って超テンションあがった。

他人と比べても仕方ない、という話なんかは、ブログでも書かれてましたけど、あらためて口頭で聞くとなんかしんみりしました。
トークショーの後はメディア向けの写真撮影タイム。

この時にMCの方が、荒牧さんがカメラについてツイートしたことにふれだして、そんなとこまでチェックしてるんだ…と思った(笑)

1部最後に荒牧さんが、「1つ気になることがあるんですけど、聞いていいですか?」って言いだして、何だろって思ったら、「日本から来てくれた方っていますか?」という質問。あっそれ聞いちゃう?と思いつつ一応手を挙げたよね…。パラパラと手が上がってて、おぉ、いるんだ、って感じの反応をしてました。「ありがとうー!」って言いながらぶんぶん手を振ってるのかわいかったけど、実際どうなんですかね。自分が行ってて言うのもなんだけど、30分かそこらのトークショーのために台湾まで来ちゃう日本人ファンこわくない?(笑) 舞台オタじゃない友人に「よくよく考えるとこわくない?」って聞いたら「ストーカーじゃん(笑)」って言われたよね。あながち間違ってない気がする。

とんちゃんからも質問。
東:日本語わかるよって人 。
8-9割ぐらい手があがる。
東:ほとんどじゃん!通訳いらないでしょ(笑)

会場のリアクション見てても、ほとんどの人は日本語聞いた段階で理解してる感じでした。

2部

上映会開始前にサプライズ演出があったのでその話から。

場内アナウンスでお二人のお声が。
東:本日は舞台刀剣乱舞 義伝暁の独眼竜の上映会にお越しいただき、ありがとうございます。
荒牧:開演に先立ちまして、いくつか注意事項がございます。

と、ここで、「こんにちはー!」と言いつつ、突然の登壇。客席の反応がすごかった…。「ギャー」に近い。

荒牧:素晴らしい反応、ありがとうございまーす!
大盛り上がりな客席に手を振り返しつつ、ステージ中央へ。
それから荒牧さんは上手側の客席に近づいて、いえー!って手を振ってファンをわかせていた。かわいい。

東:今度は最初から聞くよー。日本語わかる人ー!
ほとんど手が挙がる。

東:3時間と長いんで、がんばってください(だったかな?あいまい)
荒牧:(笑) 楽しんでくださいね。

ではまた後ほどー!ということでお二人退場。

私は1部は遅刻して冒頭どうだったか知らず、この時の客席の反応がすごかったので、1部ではやらなかったのか??と思ったんですが、どうも1部でもやってたらしく。
2部もやるけど、ちゃんと反応してね、とか言ってて、「素晴らしい反応」って言葉になったのかな。2回目であれなら1部はもっとすごい反応だったんだろうなぁと思うと遅刻したのが惜しい。


1部と同じく、MCの方の発言は聞き取れていないので(以下略)

荒牧:台湾でも人気なのが嬉しい
東:こんなに多くの人に集まってもらえて、来てよかった

Q:義伝に出演するにあたって
荒牧:新キャストの中に見知ったキャストも多く、とてもやりやすいなと。役作りに関しては…あ、1回翻訳しますか?長くなりそうなので。(って通訳してもらった後、役についてひとくさり喋ってたけど忘れた…) マントさばきをより洗練させたい。

Q:マント重くないですか?
荒牧:重いです。軽くしますか?って言われたこともあったんですけど、軽いとどうしてもちゃちく見えちゃうのと翻り方が綺麗じゃないので、重いのでがんばってます。

Q:義伝に出演するにあたって、かな?
東:独眼竜で来たな!と思いました。

Q:大変なところは?
東:眼帯と前髪で右側が見えないのが大変

Q:その他のキャラで気になる?キャラクタ
荒牧:鶴丸。ずるい!俺も黒くなりたい
東:鶴丸。燭台切と何かを感じてるんじゃないかな。まわりをみてる

Q:好きなシーン
荒牧:小夜とのシーン
東:真剣必殺

Q:Tシャツの柄が違うのは?
東:衣装さんがセリフなどを入れてくれた
荒牧:持ってくるのを忘れて入れてもらえなかった

Q:??
荒牧:ロシアンシューはびっくりした。どっちも最後に選んだんですよ。当たりたくなかったから、誰かが選ぶだろうと思って。そしたら2回とも当たっちゃって。

Q:(東さんは)それ見てて?
東:知らないフリ

Q:料理作りますか?
荒牧:かんたんなのは作ります。インスタントとか。それは料理じゃないか(笑) 栄養が足りてないなって思ったら鍋つくります。好きな野菜いれて。辛いの好きなんで、キムチとかチゲ鍋とかよく作ります。あと最近は家庭の味を再現しようとしてて、親に電話して聞いたりして。
東:僕も作ります。パスタとかxxxとか(何かおしゃれ系の料理だった)餃子とか

Q:大変な点??
荒牧:舞台が斜めなので、ふんばりがきかないんですよね。切り返しができなかったりとか。殺陣やダンスが大変でした。
荒牧:一つ(動作が)遅れると他の人に影響が出て、負の連鎖が起こってしまうので、そうならないようにがんばってます。
東:真剣必殺で、八百屋舞台をすべりおりてくるんですが、落ちそうになったりして。

東:やられる方がかっこよく見せられる。うまく斬られると、相手がひきたつ

Q:次作、ジョ伝について
荒牧:自分が主演ということで、嬉しさもあり、寂しさもあり。(ひろきくんに)早く戻ってきてほしい。ひろきくんが屋台骨というか、ひろきくんがいてこその刀ステ、という面があったと思うので、それをひきつぐ、プレッシャーというか責任感は感じてます。
MC:拍手ではげましてあげて!

Q:DVDのみどころは?
東:顔。アップで表情とか見られますから
荒牧:汗。僕らも人間なんでね、こう泥臭いというか、汗かいてるなーと思ってみてもらえれば。

Q:今後のプランは?
刀ステの今後のプランと思って話し出す荒牧さん。客席の反応を見て?、「あ、個人のプランですか?」と通訳さんに確認。
荒牧:カメラ買ったので、カメラマンになります!(笑)
荒牧:(とんちゃんに) え、ある?
東:今、グランドミュージカルの方でがんばってて、いずれは大きなタイトルに出たい。モーツァルトとかエリザベートとか、ロミオとジュリエットとか(客席拍手)。ボイトレとかがんばってる。「勝鬨の歌」でもいいところを任せてもらえて…。
荒牧:今、たくさんの方に応援していただいていて、とてもありがたいんですけど、より多くの方を魅了できるように、夢の舞台に連れていけるように、がんばっていきたいと思います。


今後の方向性みたいな話をぼんやり推測することはあっても、ご本人の口からはっきり聞いたことってなかったので、最後の質問は思わず背筋伸ばしました。
個人イベントでも「スケジュールの都合でお断りすることもあるけど、基本的には話がきたものはできるだけ受けたい」みたいな話をしてて、特にやりたいことはない感じなのかな?と思ってたんですが、あ、やっぱりそうなのかーという。求められることをやるっていうスタンス、一番好きな声優さんと同じなので個人的に感慨深い。

Kステが終わったところなので、つい、こういう時はちゃんとかまずに言えるのにね…とか思ってしまったけど、あれ、単純に疲れてるからかみかみになるんでは?という気もするな(笑)

「魅了」という単語を選び、「夢の舞台に連れて行く」っていう表現を使う、この言葉選びがとても好き。


そうそう、とんちゃんががっつり喋ってるの初めて聞いたように思うんだけど、「来たな!」ってところでガッツポーズとったり、軍議の話で、すっと立って、おやつ持ってくる時のポーズ取ったり、全然作為的じゃなく、お客さんを自然に盛り上げようとする感じがすごくいいなぁと感じた。やさしさゆえのサービス精神とまた違う行動原理な気がして、とても不思議な感覚でした。

あ、後、2部の最後、MCの方が「もうそろそろ時間なので…」って言ったところで、「え~」って声があがったんだけど、本当に惜しむ感じで胸がぎゅってなりました。日本だとなんだかんだでまた次どこかで見られるとは思ってるもんな。あんなに本気の惜しむ声を聞くことはまずない。

*1:初恋モンスターを思い出したのは言うまでもない

初めて劇場で手紙を書いた話

手紙ってとてもプライベートなものだと思うので、まわりに人がいる環境で書くのが好きじゃなくて、普段は家で書き上げてから持っていく、間に合わない場合はあきらめる。んですが、どうしても、伝えたいことがあって、でも間に合わなくて、初めて劇場で書きました。

Aさんが出演している舞台の京都公演。2日目にして、共演者のSさんが負傷。以降声のみの出演になり、目玉の一つであったSさんとAさんの殺陣部分はAさんが一人で演じることに。3日目は観劇予定を入れてなくて、行った人のレポを見てたんですが、涙をこらえて挨拶してたとか出てくるし、珍しく何回も噛んでた、とか、一人だから動き大きめにしてるような?無理しないで…みたいなツイートがあったりで、すごく心配になっちゃって。4日目マチネ(前楽)では、がくっと膝ついたりしてたらしく。

気負いすぎないで、無理しないで、っていうのをどうしても伝えたくなった。ただ、帰省をかねた遠征あるあるとして、観劇予定の合間に友人と会う予定を入れてたり、実家であるがゆえに、普段通りにいかなくて時間かかってしまう部分があったりで、結局時間が取れなくて、京都公演千秋楽公演の始まる前に劇場で書き書きするはめになりました。

もう普段ならあきらめて次の東京公演で出そうパターンなんですが、どうしても今、伝えたかった。他の人も書いてるだろうし、別に一人のおたくが出そうが出すまいがたぶん変わらないんですけど。結局始まるまでに書き終わらなくて、京都千秋楽を先に、見ました。

実際心中どうなのか、疲労状態がどうなのかはわからない。でも、Aさんはちゃんと持ち直してました。たぶんかんでなかったし、殺陣もばしばしだった。Sさんとの殺陣はエア殺陣ではあるけど…。

挨拶も全然、涙こらえたりとかなくて、しっかりした挨拶で。ただ、こう、まじめに喋ってるのに言葉選びがどこかおかしくて、「ん?いや違うな、〇〇?」ってなるふわふわ挨拶ではあったけど。そこも含めて、いつものAさんだった。

終わってから、「…と書いたんですが、大丈夫そうで安心しました」というところから続きを書き。公演終わってから、がーっと手紙書く人って意外といるんですね。いや数人ではあったんだけど。

追っかけ始めてから、心配したことってなかったから、Aさんの状況にも動揺したし、自分が心配してるという状態にもなんか動揺した。急遽病院にいったあの時も心配っていう心配はしてなかったんですよ。たぶん過労だろうから、寝て栄養取れば治るでしょって。

記録として残しておきたくなったので書いてみました。

刀ステ上映会@台湾いってきました!(前編)

初海外遠征!いってきました~ということで感想記事です。

……いや最初はですね。さすがにいいかなと思ってたんです。海外イベント楽しそうだけど、交通費考えよ?って。LCC使えば安いとはいえ3万越えるしって。

ただ、ちょうど迷ってたタイミングで上海のイベントに遠征された方の記事を見て、すごく楽しそうで。(URLをメモし忘れたのでリンクはれないんですけども) チケ取りに苦労したり、券売機が壊れたり、そういうトラブルも含めてとても楽しそうで、いいなーと思ってしまいまして。行ってきてしまいました。
ということで記録。

発表当時の話から始まります。

上映会やることが発表される


「た、たいわん…!?」
いくらぐらいするんだろ…とざわざわし始めるTL。金額から諦める人、海外は1人はこわいな…みんなはどうするんだろ、と様子見に入る人etc。荒牧さんに関しては発表の数日後に、台湾ファンミの情報が出てきたこともあり、2ヶ月連続台湾w試されるおたくの財力wwみたいになっていたのを覚えています(笑) ファンミがあるならそっちだけ狙おうかな、、という人も多かったように思う*1

金額的な面はともかく、台湾は治安いいから、そんな恐れることないよ~と軽く煽ろうかとも思いましたが(悪い大人)、私が連れていくつもりでもないのに、それも無責任だなと思って傍観してました。まぁかくいう私自身も、冒頭に書いたように、最初はさすがにやめとこうと思ってたんですが…。楽しそうなレポを読んで、行けるなら行っちゃおう!と行くことを決意。

LCCって乗ったことなかったんですが、けっこう値段変動するんですよね。ちょっと安くなってたタイミングで、えいやっと先に航空券を押さえてしまいました。

チケ取り

まず、チケットの販売が kktix、という初めて聞くところで、そもそも日本国内から買えるのか?というところから始まったのですが、クレカ決済して現地のファミポートで発券、というのができるらしいことを把握。

発売開始が平日19時で、暇な時期ならそれまでに家に帰れるようにするところなのですが、あいにくちょっと仕事がたてこんでいる時期だったので、会社のPCでチケ取りに挑戦することを決意。19時の5分前くらいに先輩から話しかけられた時は焦ったよね…。隣の座席の先輩は私の様子(と画面) 見て、何やってるかは察したと思いますが、何も言われない弊社まじフリーダム、というか弊部署まじフリーダム…(笑)。

キャパが300ちょっとで、1部2部とあって、いうて海外、余裕でしょ、と思ってたら、発売開始直後に前方の席種からばたばたと「ただいま一時的に取扱できません」という表示になったのは焦りました。
上述のように先に航空券を押さえてしまっていたので、これではただ台湾旅行して帰ってくることになってしまう…!と軽く絶望しかけましたが、気を取り直して、F5を連打しつつ、枚数選択できるようになっていたら、1枚を選択->「0枚になりました。席種を選び直してください」->F5連打 のループを繰り返すこと26分。B席と一番遠い席種ですが、2部のチケットを確保。

これでひとまずただの旅行にはならない…と安堵しつつも、なにぶん初めてなので、ちゃんと取れたのかいまいち確信が持てず、メールボックスを確認。クレカ決済もできたっぽいし、メール来てるから大丈夫だろう…ということで1部に挑戦。B席でいい、とりあえず会場に入る権利をくれ…と思いながらループを繰り返してたら、なんかA席が復活して取れました。この時35分だったかな。

ちなみにkktixでは、チケット購入時にパスポート番号の入力を求められるんですが(台湾国民なら国民番号)、会社だったのでパスポートが手元になく、(これ日本のプレイガイドで電話番号の入力を求められるのと同じで、本当にそうじゃなくても大丈夫だよね…)と考えてうろ覚えで適当に入れたんですが、本当に大丈夫でした。普通に発券できた。決済完了メールにも発券番号とあわせて書いてあるから適当に入れて忘れちゃっても大丈夫そう。という豆知識。(まぁとはいえわかるならちゃんとそれ入れた方がいいとは思う)

kktix、基本的には日本のプレイガイドと同じ感じだったんですが、独特だなと思ったのは、「完売」表示になってからもちょっとF5連打してると復活したりするんですよね。最初わかってなかったので、10分たったぐらいで1部のB席が「完売」になった時に、え、もう!?ってすごく焦ったんですが、そこからも戻ることがあるのわかってからは気が楽になりました。決済まで進んだところで接続切れたりすると、そういう戻り方になるのかな。

日本のでも30分ぐらいたったところで、決済の期限がすぎてキャンセル扱いになって戻ったりすることありますが、数分で戻ってたので、それとも違うんだろうなーと。ただ、私がやった感じでは、座席が確保されてからは、最終的に決済成立するまで接続が切れたりすることはなかったので、実際どうなのかは不明…。お客さん側の回線次第なのかな?? あ、そういえば、購入確定してからのクレカ決済の期限が15分とかだったので、早めに押さえた人が友人と重複とかで、決済せずに流すパターンもあるか。

そうそう、kktix、なんと日本語表示対応なので、その点だいぶ気楽でした。ところどころおかしい日本語だけど。

羽田空港にて

終電で羽田空港に到着。前述の上海イベントのレポで空港で仮眠した、というのを見て、なるほどーと思って私も真似しました(笑)
日付変わる前くらいはがっつり横になって寝てる人があんまりいなくて、ちょっと恥ずかしいなと思いながら、出発ロビーにいっぱいある、あの黒い長椅子に寝転がったのですが、1時半ぐらいにふと目が覚めた時にあたりを見渡したら、寝てる人ばっかりでしたね。空港だから消灯タイムなんかなくて、とても煌々とあかりがついてるんですけど、でも雰囲気としては完全に夜で、ざわめきながらもどこかしんとしていて、とても不思議な感じでした。

3時頃に起床し、搭乗手続きをすませ、5時台の飛行機で台北へ。もう、すぐに寝ました…。

桃園空港から台北市内へ

機内で紙もらって書いておけばよかった…と思いつつ、入国に必要な書類を埋め、入国審査。何事もなく通過し、台北駅まで連れてってくれる空港線にのるべく、移動。で、ここが意外と長かった…空港線とか言うから空港から近いのかと思うじゃん?全然そんなことなかった(笑) あ、でももしかしたら別ターミナルからは近いのかも?? ずっと案内板は出てるので基本迷わないのは幸い。(あ、ただ、途中で、両脇に台湾鉄道と高速鉄道の改札がならぶ箇所があって、あ、ここかな?と思ったらまだ先っていうトラップはあった)
参考:空港から市内への交通について http://www.photravel.net/?p=361

ようやく駅に着き、ICカードのチャージ機の前で、どれを押せばいいのかわからなくておたおたしてたら、駅員のおばちゃんがふらっときて、「1000元札持ってるけど、それ全部チャージするの?」という感じのことを聞かれ、いや、500元だけチャージしたい、と伝えたら、それはこの機械ではできないからあっちの窓口の方でやってといわれ、お礼言って窓口の方に移動してたら、後ろから「その人500元チャージしたいんだってー」みたいな申し送りが聞こえてきて、窓口で1000元札とカードを無言で渡したら(「お願いします」にあたるのが思い浮かばなかった)、500元と500元チャージされたカードがすっと返ってきたのが、なんかおかしかった。人力で自動化を実現してるみたいで…。

車両にのったらあとは台北駅まではぼんやりするのみ。日曜午前中の半端な時間だからかとても空いてて、のんびりした空気がながれてました。

会場の最寄り駅まで移動&発券

台北駅についたらそこで地下鉄の板南線に乗り換え。
参考:MRT 路線図 http://m.metro.taipei/jp/roadmap.asp

会場がここ http://artevent.eslite.com/subindexThumb.html?classID=19&order=time で、最寄りは市政府駅となってたのですが、調べたところ、ロッカーがあるのが隣の国父紀念館駅のみで、距離もあまり変わらないように見えたので、国父紀念館駅で下車。構内図にロッカーがちゃんと書いてあったのですぐ見つかりました。

ロッカーは時間料金制(?)で、小さめの方は10元/1時間、大きめのは20元/1時間。使用時に10元を投入して、取り出す時に残りを精算する形式でした。

参考:ロッカーがある駅(MRT公式サイト) http://www.metro.taipei/ct.asp?xItem=109443000&CtNode=80774&mp=122035
中国語onlyですが、駅名がばーっと書いてあるだけなのでわかるかと。

現地のファミポートで発券

事前に一番不安だったのはここです(笑) ファミマがすぐに見つかるかなというのと、ちゃんと発券できるかなというので。
台湾はそこら中にファミマ(とセブン)がある、とはいえ、ちょうど自分が降りた近くにあるかわからないしな…と思って、最寄りのファミマを探せるアプリを事前にダウンロードしてたんですが、(なんと公式。日本版も欲しいw 参考:http://blog.livedoor.jp/taiwan168/archives/1035627109.html )、国父紀念館駅で、とりあえず地上に出よう!と思って2番出口から出たら、視界にファミマが。アプリいらんかった…! まぁすぐに見つかってよかったんですけどね。

発券の仕組みも日本のファミポートでの発券と同じ感じで、発券番号とかを端末に入れて、出てきたレシートをレジに持って行って発券。事前にkktixのサイトで端末操作を確認してたので、スムーズにでき、レジでなんか確認されたりするのかなとどきどきしながら出しましたが、発券手数料払って、あとはチケットを「はい」って感じで渡されて終了。

上映会所感

…とまぁそんなこんなで会場つきまして。会場が入ってる建物自体が最近できたところらしくて(数年前に買ったガイドブックの地図には「建設予定地」ってなってたから…笑)、とてもきれいでおっしゃれ~な感じだったんですが、それゆえにちょっと迷ったよね…。案内板とかもおしゃれなので溶け込んでて。

んで、実は発券が済んだ段階で開演4分前とかだったので、会場ついた時には上映会始まっていまして。もぎりと思しき人に「すみません…」とチケット出したら、「あ、入場されますか?」と日本語が返ってきて、びっくりしました。「すみません、もう始まってしまっているのですが、」みたいなことを申し訳なさそうに言われて、こっちが悪いのに…!?ととても申し訳なく。「知ってます、大丈夫です」とか答えつつ、係の人に案内してもらって、座席につきました。

で、上映会なんですが、1部の時は途中入退場がとても多くてびっくりしました。本当にしょっちゅう。途中入室はまぁ、私のような遅刻組かなとも思うんですが、途中退室がちょこちょこいてですね…。台湾フリーダムだな…と思ってたら、2部は終盤ちょっと見受けられたぐらいで、ほぼ途中入退場なしでした。1部のあの出入りの激しさはいったいなんだったんだ。

映像上映だからっていうのもあるとは思うんですが、日本だとライビュでも、他の人と一緒に見てる場合、じっと静かに見るもの、みたいな風潮があると思うんですが、それに比べるとだいぶ雰囲気ゆるめでした。静かに見なきゃ、みたいな圧?を感じなかった。あと、常にだれかが物音立ててるんですよね(笑) かばんをガサゴソするような音が聞こえてきたりとか、身じろぎの音もけっこう頻繁。でも私語は特段聞こえてこなかったのもあって、このゆるい雰囲気も嫌いじゃないなーと思いました。

おもしろかったのが、日本だと笑いが起きないところで笑いが起きること。全体に笑いへの反応がいい感じはあるんですが、特にびっくりしたので覚えてるのが、大俱利伽羅が町中に歌仙と出た時の「敵が来たら斬る、それだけだ」と、小夜を見送った三日月が言う「野垂れ死ぬならそれまでだ」。1部も2部もどっちも笑いが起きてたんですが、ここは本当になんで笑いが起きるのかわからなかった。わかる人いたら教えてほしい…。

そうそう、あと小夜ちゃんが何かかわいいことすると「はぁ~♡(かわいい…!)」って感じの声があがってておもしろかったです。声が上がってたところで、覚えてるのはラーメン光忠のシーンで、まんばちゃんにラーメンを渡すところ。あと数か所あったんだけど忘れてしまった…。日本だとまず表に出してる人見ない反応だったのでとても新鮮でした。

長くなってきたので、続きはまた後日!

*1:後々あんなことになるとは誰も予想していなかった…

舞台「煉獄に笑う」感想

西田大輔さん演出の舞台を見に行くのは、青エク、つむ鴨、三国無双、についで4作目。西田さん演出の2.5好きなんですよね。殺陣がばっしばしなのと、縦横無尽に動き回るセットが好きで。

ただ、今回はチケ取りのあたりでなかなかの金欠具合だったのと、原作読んだ感じ、あんまり好きなテイストじゃないかも…?と思って、1回だけ取ってたんですが、実際に観てから「これめっちゃ私が弱いやつー!」ってなって増やしました。原作を読んで事前チェックした意味とは。

なんか原作漫画読んだときは、おもしろいなとは思ったんですけど、つるっと読んで終わってしまった感じだったのと、主人公石田佐吉(=後の石田三成)が
ちょっとうっとうしいなと感じたのがあって…。舞台版はあまりうっとうしさを感じなかったんですよね。佐吉役の鈴木拡樹氏の透明感のせいだろうか。


本当は千秋楽のライビュ前に宣伝としてあげたかったのですが、もう終わってしまったので、以下、ネタバレ気にせずいきます…笑。


めっちゃ弱いやつー!ってなったところは、双子のエピソード。誰かのために犠牲になることを選択するエピソード、めちゃくちゃ弱いんですよね…。つむ鴨の時も、そういうところでことごとくぼろ泣きしました。1幕最後、実は双子はあえて自分たちを嫌わせて、近江の人たちを守ろうとしていたことが明らかになるシーン、もうねー。泣かずにはいられませんでした。あやうく前が見えなくなるところだった。

原作読んだ時に阿国いいなぁと思って(これは覚えている)、キャスト先行で阿国(前島亜美さん)を選んでいて、いややっぱ知ってる俳優さんにしておくべきだったか?とかちょっと後悔したりしたんですけど、阿国にしておいて大正解でした!舞台版見て、阿国がより好きになりました。めっちゃあだっぽくてかっこいいし、かわいいところもあって。非の打ちどころがなくない!? 守られる女キャラじゃなくて、めちゃくちゃ強いのも好き。実際には女でそこまで強いなんてほぼほぼありえないのわかってるけど、でもファンタジーだからさ。殺陣の時も動きが見劣りしてなくて、男性の殺陣を見慣れてるとどうしても、女性のアクションは遅いなって感じることが多いんですが、それがなくて、えええめっちゃかっこいいな…ってほれぼれ。wikiによると空手やってらしたそうなのでそれでかな。蹴りもめちゃくちゃ綺麗だった。

初回の時はあんまり双眼鏡使わないようにしてたんですが(9列目とわりと近かったせいもある)、帰ってからパンフみて、素のお顔がめっちゃかわいらしい感じのお顔でびっくりしました。えっ、こんなかわいらしい人が、あんな艶っぽい阿国を…!?と混乱。2回目行ったときに双眼鏡でガン見したら、確かにお顔はかわいらしい感じで、見ながらセリフ聞いたり動作見てたらなんか軽く混乱しました。

かわいらしくしゃべってるところはおきゃんな娘っ子って感じで*1、超絶かわいらしいのに、ちょっと低めにしゃべると芯の通った大人の女性って感じになるんですよね…。桜花に対して、胸張って笑ってりゃいいのよって諭すシーン大好きなんですが、優しさも持ってるあたりがとてもかっこいい。

初回観劇時は終演後物販ない回だったので、事前に阿国のブロマイドA,Bを買ってたんですが、よくやった自分!!って感じでした。まぁ結局もう1回来たんであれなんですけど…笑

西田演出が好きと言いながら、独自性についてあまり理解してなかった私。セットが縦横無尽に動くやつが西田さんお気に入りの演出である、ということは、
西田演出が大好きな友人から聞いて知ってはいたんですけど、感情的にもりあがるところで、”歌詞ありの”曲を流すってわりと珍しいですよね…? (ただ、こないだ髑髏城でも同じような演出の仕方見た気はする笑) あっ、これつむ鴨の時もやってた!と思ってなんか嬉しくなった。ただ、ちょっと歌詞がうるさいかなとも感じたので、あれが嫌って人もいるんだろうなぁとか思ったり。

あと見ててちょっと笑ってしまったのは、殺陣で、これからみどころなシーン始まりますよ!って時にいかにもゲーム音楽って感じのBGMが流れ始めた時。三国無双の時もあったけど、あれはまさにゲーム原作だったから、ゲームをなぞってるんだろうな~と思って気にしてなかったんですが、普通にお芝居として見てるところに突如、リズミカルで何かの始まりを思わせるアップテンポな曲がはじまると、あっゲーム始まった!と思ってしまって。島左近無双楽しかったです。錫杖の殺陣に安定感ありすぎた。

以下、キャストごとに。順不同。

島左近(中村誠治郎さん)
三国無双の時の呂布がよかったので、中村誠治郎さんの島左近楽しみにしてました。ひょうひょうとしていて、いい人そうなんだけど、どことなくうさんくさいのが絶妙な感じで、呂布が表情の動きがほぼない感じの役柄だったので、こういう感じになるんだ~と興味ぶかかったです。人たらしな雰囲気がめっちゃにじみ出てるのは誠治郎さんならではなんだろうな~と思って見てた。

石田佐吉(鈴木拡樹さん)
この界隈でこんなこといったら殺されそうですけど、これまであまり鈴木拡樹さんの殺陣をいいなと思ったことがなかったんですが、今回、殺陣見て、めっちゃいいやん…!ってなって、要はこれまで見たやつはあわなかっただけなのかなと言う気がしてきました。特に刀ステの三日月の殺陣が、見てると肩こるので好きじゃないんですが、今回見てて、殺陣めっちゃうまいな、しか思わなくて、見ててとても楽しかった。特に微妙に息があってない殺陣見た後はとても安心感を感じました。

百地一波(納谷くん)
プライド高くて、生意気な感じがよく似合ってる…というと語弊ありますが、納谷くんのSっけがうまいこと反映されてた気がします。百地一派はみんな丹波さんが大好き!な感じですが、丹波さんへの憧れをわかりやすく体現してるうちの1人が一波。「それが丹波さんでしょー。あーかっこいいなー」ってセリフがあって、ここ、私が見た2回、言い方が違ってて、1回目の時は「あーかっこいいなー」が棒読みテイストで、2回目は「あー、かっこいいなぁ…」って感じだったんですが、棒読みテイストの時、小生意気な感じがすごく出ててよかったですね…。それから「失敗しただろ?」って指摘されて表情変わるとこも好き。プライドの高さがよく出てますよね。殺陣に関して言及するの忘れてたけど、すごいのは言わずもがな。

芦屋弓月(浅田舞さん)
元々フィギュアスケートの選手をされていただけあって、感情だったり雰囲気だったりの表現はできているんですが、それを言葉にのせて伝える、ということはまだこなれていない感じで、お芝居そのものができていないのとはまた違っていて、そうなるのか~ととても興味深かったです。

曇芭恋(崎山つばささん)
飄々としていて、時折ひどく冷たい声をだす落差がいい感じ。

日替わり

八咫烏の面々が話してるのを聞いてる内に寝てしまう丹波さんを起こす、というのが日替わりだったんですが、東京千秋楽のがかわいかった…!
八咫烏の面々が一波と桜花以外うろ覚えなので誰発言かわからない感じになってます、すみません;

「よし、(起きるのを)待とう」
一波「え、待つんですか?(笑)」

「何かやって遊ぼうぜ」
「だるまさんがころんだしよう」
「じゃあ一波、鬼な」
一波「えっ」

単純に丹波さんの一番近くにいたから(?)か、鬼にされる一波。
そして、だるまさんをすると考えた場合、とてもいい感じの位置に立っている丹波さん…(笑)
さんざんためらっておたおたした後、丹波さんの二の腕に腕を置いて、顔を伏せる一波。

「だーるーまさーんがころんだ」

わかりやすく動いてた人に、「どう考えてもアウトでしょ(笑)」
「爆弾を…」「はい、アウトー」
「鎖が動いてるからアウトー」
「太りすぎだからアウトー」「ひどい!」
「気持ち悪いからアウトー」
「おいそこのプリケツ!最近美脚とか言われて調子乗ってるだろ、アウトー」「なんでだよっ!」
とばっさばっさアウトにしていく一波、というか納谷くん(笑)

桜花だけが残り…最初の位置から一歩も動いてなかったので、「やる気あります〜?全然動いてないですけど〜?」と言いながら顔を伏せて、だるまさんが…と言い始めたところで、桜花がダッシュして一波にタッチ。あっ、ちょっ、タッチとか、と一波わたわた。

と、そこで丹波さんが突然覚醒。「だーるーまーさーんーがー」と言い始め、「怖い怖い怖い」と各々隠れ始める八咫烏(笑)

「ころんだ」まで言い終わった丹波さん、目を開けてまわりを見渡し、「消えた…?」
いますいます、とアピールする八咫烏の面々。

…という一連の流れが、もーかわいかった…! 私の文章力ではまったく伝えきれない感じがするのが惜しい。八咫烏なかよしなのとてもよかった。


あと一波が桜花と一緒に行動するように言われてだだこねるところが日替わりだったんですが、「え〜やですよ〜」「足でまといじゃないですかぁ〜」っていうとこで、足で地面をけりっけりっしてたり、ごろんごろん転がりながら言ったりしてて、めっちゃかわいかったです(笑) その後桜花と腕相撲したり手押し相撲したりしてて、わりと負けてることが多かったんですが、勝った時にめちゃくちゃ喜んでて、こんな喜び方したらキレられても文句言えないなと思ったけど(笑)、かわいかった…。そうそう、それからカテコではける時に、客席にぶんぶんお手振りからの誠治郎さんに両手フリフリしててかわいかったです(笑)。

アフタートーク

鈴木拡樹さんと中村誠治郎さんの回を見ました。円盤にダイジェストが入るらしいので、詳しくはそちらを御覧ください…というかげらげら笑ってたのであんまり覚えてないんですよね(笑)

  • 誠治郎さんが、戦国BASARA石田三成役だったところから、「石田三成といえば俺なので」とドヤ顔した後、客席に向かって「すいませんでした!」と土下座。
  • 司会されてた洋二郎さんが誠治郎さんがtwitterでふぁぼをする様子?を腹からの「いいねー!」でなんども表現していたの笑った。

「いいねー!」言うたびに笑ったのでぜひダイジェストに1回でいいから入っていてほしい。

あと衣装なしでのアフト回だったんですが、Tシャツ姿の鈴木拡樹氏はとても薄かったです。内臓入ってるんですよね…人体の神秘…ってなるレベルの薄さだった。びびった。

*1:これ死語かな…

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」"進化の夏"

始まりました!!(ドンドンパフパフ)

いやー夏が始まりましたね!って書こうとして気づいたけど、もう9月でした。夏終わりかけだよ。作品に影響を受けすぎです。

何が言いたいかというと、ハイステめっっっちゃよかったです。

公演を重ねるごとに、私の好きな演出からずれていくような気がしてて、どこかでやめよう、ハイステを追うのは。
って思ってたんですが、今回、初演のテイストに近い感じに戻ってたように思います。無理に変な笑い入れたりしてないし、あと、今書いてて気づきましたが、意味なくビンタしたり、というのがありませんでした。変にオリジナル展開も入れてない、と思う。

ここ見たいなって思ってたところを熱量高く、ちゃんとやってもらえて、お姉さんは感無量です。

ハイステは徐々に減らしていこうと思ってて、東京公演2回凱旋公演1回しか押さえてなかったんですが、凱旋増やそうか検討しています。

なので、最近ちょっとあわないなーと思って離れてた方、一回見てみて!めっちゃいいから!

谷地ちゃんかわいいのでそれだけでも!(必死か)

ちゃんとした記事はまたあらためて。