考える練習

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今、この瞬間の感情 -「TWi Fes Vol.3」感想 (Bimi(廣野凌大)メイン)

廣野くんが出演するということで、TWiN PARADOX主催の対バン企画「TWi Fes Vol.3」に参加してきました!
参加する前は正直びびってたのですが、始まってみたらめちゃめちゃ楽しかった!ので記録残しておこうと思います。

会場・日時

Veats Shibuya 10/2(土) 18:00開演
渋谷センター街を抜けたところにあるライブハウス。
地下への階段を下りていくのがいかにもそれっぽくて楽しい。
通常はスタンディングでの使用が多いのかな?
今回は座席を並べて200ちょっと入れていたようです。
床に線を引いてスタンディングかなと思ってたので椅子あるの意外でしたが、しっとり系の曲の出演者さんが2人いたので、後から納得。

まさかのトップバッター

今回のライブは対バン方式のため、最初に誰が来るかわからない。
友人「トップバッターで廣野くん来たらどうします?」
私「テンションが大変なことになると思います」

とか言ってたんですが、TWiN PARADOXさんの紹介MCで「脆さもあり」「攻撃性」って出てきて、「おっとこれは…?」と思ってたら案の定スクリーンに映し出されるBimi(廣野くん)。

いやいやいや待って。無理。となったんですけど、そこからイントロが長かったのでそこでいったん落ち着きました。「Awake now」元々イントロ長いなとは思ってたけど、あの時はまじで待ちくたびれるかと思いましたね。

もうそろそろイントロ終わって歌詞入るけど…?ってタイミングでようやくBimi登場。「殺してください」ってMCにふふってなってたら歌いだして、「えっ、EP*1で聞いてたのと全然違う!?」ってなって衝撃を受けました。もちろん音程とかメロディは同じなんですけど、のってる感情の量が全然違ってて。今の、生の感情ががんっとぶつかってくるというか流れ込んでくる感じで、情報量におぼれそうだった。

その後もずっと、生の感情ががんがんぶつかってくるような感覚は変わらなくて、元々観劇の動機が「感情を受け取りたい」私はもう楽しくて仕方なかった。こんなに大量の感情を浴びるように受け取れるって、なんて贅沢なんだろう。

なにより本人がすごく楽しそうなのが伝わってくるんですよね。同時に「俺の全部を出し切る!」みたいな気迫も感じられて。まだパフォーマンス的にはたぶんこなれてない、探り探りやってる感じもあるんだけど、だからこそそのまま放出されてるような剥き出し感もあって。もうなんかお腹いっぱいだった。

配信で見返すとあまり感じないんですけど、会場で見てると、けっこう客席の反応を窺って、探り探りやってるのが感じられたので*2、めちゃめちゃ楽しい!って感じてるのが伝わればいいなと思って、意識的にニコニコしつつ、がんがん手振りをやってました。

正直、廣野くんがライブやりたいライブやりたいって言ってるのが不思議だったんですよね。曲出して聞いてもらうだけじゃ駄目なのかな?って。でも今回ライブ参加してみて、お芝居よりもダイレクトに感情のやりとりができるのを感じて、これは楽しいわって実感して、得心がいきました。

セットリストはEPを頭から順番にやって最後にファーストシングルの「Tai」でしたが、真ん中の3曲目で「虫の音」が入ってるのがいい感じにクールダウンできてよかったなと思います。

衣装がだぼっとしたパーカーとズボンで、似合っててかわいかったんですけど、お顔がですね、真っ黒の全眼カラコンと、墨のペイント。ペイントは出てきてすぐにわかったんですけど、なんか目元見えないなと思ったらまさか真っ黒だとは思わなかったよね(笑) なるほど「Tai」の世界観なのね、と納得はしたんですが、全眼カラコンされると目線がまったくわからないんですよね。どこ見てるのかが全然わからないの地味に不便だった(不便?)

コラボ曲で再登場

最後のTWiN PARADOXさんのところで「もう1回見たいよなぁ!」ってことで他の出演者も一曲ずつコラボで再登場。Bimiは墨のペイントを落とし、全眼カラコンも外して、すっきりしたお顔で登場。この時は照明が明るかったのもあって顔がよく見えたんですが、ペイント状態を先に見たせいなのか、めちゃくちゃかわいく見えて自分で驚きました(?)。ここではちゃんとお二人にあわせてポップス寄りな歌い方だったので、一粒で二度おいしかった。

あとカテコでDJさんの袖ひっぱって耳打ちしたり、笑いあったりしてたのがかわいかった~。仲いいんだなぁと思ってほっこりしました。

感想

冒頭でもちらっと書きましたが、実は参加する前はめちゃめちゃびびってました。というのも2.5作品関係か声優さんのライブしか参加したことがなかったんですよね。どっちもペンラ振る感じだし、ペンラは胸の前!って感じで。少なくともBimiのライブはどう考えてもペンラ振るタイプじゃないし、やばい、どういうノリでいけばいいのかわかんないぞ!?ってなって、基本一人参加の私としては珍しく、ライブに慣れてる友人に一緒に参加してもらいました。友人がけっこう調べてくれてて、対バン方式らしいとか教えてくれたので、心の準備ができました。

今回は椅子ありだったのも幸いでした。そうなるとモッシュなんかも発生しようがないし、普段のライブとの違いはペンラではなく手を振ることぐらいになるので、初心者的にはとても助かりました。

直前になってあらためて緊張したりしてたんですが、始まってみたら、記事内で書いたようにめちゃめちゃ楽しくて、びびってやめたりせずに参加してよかったな~ってしみじみ思いました。

そういえば事前の曲の印象では、ライブで盛り上がるのは「Awake now」か「Burn it up」あたりかなと思ってたんですが、「Tai」が一番楽しくて、意外とわからんものだなと思いました。(ただ、一緒に参加した友人は「Die young」が一番ノリやすかったと言ってたので人によるのかな)

他の出演者さんたちのMCがみなさんこなれてて、Bimiの時に探り探りに感じたのはやっぱり合ってたんだなと思ったんですが、逆に考えるとこれからうまくなっていく様子が見られるのかな~と楽しみにしています。

正直、廣野くんの音楽活動に関しては「まぁ曲嫌いじゃないし、本人がやりたがってるから、追うだけ追ってみるかな」ぐらいのテンションで、この先もし音楽活動一本になったら私は降りるだろうなと思ってたんですよね。でも今回ライブ参加してみて、音楽活動一本になっても追えるかもしれないなぁという気がしています。

*1:ミニアルバム

*2:そういうところがまたかわいい