考える練習

舞台やイベントの感想など

悲伝への執着がなくなった理由

これが原因だったのかー!という落着点が見つかったから、なんですが、以下は悲伝が好きな人は注意。


これまでさんざん悲伝の批判記事を書いてきたんですけど、指摘してきたような欠点って、他の作品にもあるんですよね。でも別に気にならないし、仮に悲伝でそれらの欠点が解消されていたとしておもしろく感じるんだろうか?って考えた時にいや、そんなことない気がする…と考えてました。

で、あ、そうか、と思い至ったのが、単純に悲伝がつまらなかったんだな、と。

刀ステがつまらないというのは私にとって「あってはならない」ことだったから、なんとかそれを否認しようとしていたんだなぁ…と。わかってみたらとても単純な話だった。人間の脳って自分が見たくない真実を見ないようにするためには全力を払うからすごいよね。おかげで私めっちゃしんどかったけど(笑)

推しにとって思い入れがある作品、しかもチケットを取るのに苦労した作品がつまらないの本当に悲劇ですからね。円盤先行で取ったチケットとか実質1枚2万円のチケットですよ*1。それで見れるのがこれか~…という、なんともいえない虚無感。

この原因に気づいたのが昨年末あたり。悲伝のことがずっと頭の片隅にあったのがすっとなくなって、めちゃくちゃ楽になりました。ループする話であることすら忘れていたことにこないだ気がついて、本当に忘れてたんだ…としみじみ感じるとともに、自分の薄情っぷりにウケたりしました。あれだけ考えてたのに忘れるの早くない?(笑)


同担さんたちもわりと同じ感じの人が多かったようで、こないだの新作発表がまったくもりあがっていなくて、誰もおめでとうって言ってないことに気づいた時にちょっと笑ってしまった。もともと刀剣乱舞が好きでまんばちゃんきっかけで荒牧さんを好きになった人たちはわりと喜んでたけど(まぁこれはそりゃそうですね。それでも全員ではないという闇深さ…)、それ以外は発表ツイートのRTのみ、もしくは「あれ?出るの?」的な反応。

これまで刀ステ新作発表といえば、「また推し出る!チケット大変だけどがんばろうね!」というノリでわいわいするのが常だったので、悲伝は私が感じた以上に受けていなかったんだなと知って、安心したような残念なような、複雑な気持ちでした。
(推しが出る舞台は評価されていてほしいな…という願望もあるので…)

*1:実際には複数積んでる回もあるのでもっと高い