考える練習

舞台やイベントの感想など

ドラマの感想 - 男水!、スタコン、ラブホの上野さん、クズの本懐

毎週ドラマを欠かさず見ているのがすごく変な感じです。
ドラマの感想をまとめてつれづれに。

以下の話のネタバレを含みます。

  • 男水! 2話
  • スター☆コンチェルト 1-4話
  • ラブホの上野さん 10話
  • クズの本懐 1-3話













「男水!」第2話

他の方々の感想記事を読んでいるうちにだいぶキャラ名を覚えてきました…(笑)。いろんな方が感想を書いていて楽しい。

1話の予告で出ていた不穏さそのままの展開。コーチの提示する練習のきつさにさっそく分解しかける男子水泳部。秀平の説得によって持ち直します。

この説得シーン、いいですよね。やっぱりただのお人好しじゃなかった。タイムが早くなっているという誰も異を唱えることができない証拠を出しつつ、情にも訴える。「どっちかなんていやだ」の切実さと、「いやだ」に感じる甘さが好きです。あんな風に訴えられて、説得されない人なんていない。
(追記:セリフを盛大に間違えていたので訂正しました…。人間の記憶の改変ってすごいな!笑)

…と言っておきながらあれですが(笑)、滝がすんなり残る方に振れるのはフィクションだなぁという感じを受けました。いっぱい泳ぎたいからという理由で、強豪の一般は避けて弱小校に来たような人が部活やめるって言い出すのはよっぽどだと思うので、そこから「やっぱりやめない」に振れるには時間がかかると思うんですよね。とはいえそこを時間かけてやられてもドラマとしてはしんどい気がするからあれでいいのかな。

あと、秀平が強くなることにこだわっているのが私は意外でした。みんなで楽しく泳げればそれでいいのかと思っていたので…。強くなりたい理由がなにかあったりするのかな。回想で「みんなで東ヶ丘中学に行こう」と提案したり、川崎コーチに対して、「きつすぎませんか?」と進言したりしているので、あくまで「みんなで」というのを疎外しない限りではあるようですが、今までのところ、強くなりたいという欲があまり描かれていなかったので、ひとりだけコーチの指導にくらいついていく感じに見えるのがちょっと唐突に感じました。

突然あらわれたコーチの指導をとりあえず受け入れてみる、というのは秀平の素直さの表現だとは思うんですが、きつさそのものを受け入れようとするのが意外というか。

「スター☆コンチェルト」

略してスタコン。TOKYO MX、メ~テレ にて放送中。(あと配信?もあるとか聞いた)
http://star-con.jp/star-con.jp

あなた(=視聴者)は、芸能事務所の新人マネージャー。
ある日突然、一軒家に呼び出され、「ここにいる6人の新人男性タレントをアイドルグループとしてデビューさせろ!」と言われます。しかも「デビューするまで6人は一軒家で共同生活。もちろんマネージャーも」と!?
キラキラしたアイドル候補生6人と、新人マネージャーとのドキドキの共同生活!
目指すは、デビュー・ライブ!
起動に乗りかけた6人とマネージャーだったが、
ある日ネット配信で人気の2人も加入するように言われ・・・

果たして、彼ら8人は試練を乗り越え、デビューすることができるのか!?

新人と新人を組ませてどうするんだとか、異性のマネージャーが一緒に住むとか何考えてんのとか、いろいろツッコミどころ満載ですけど、まぁよくある設定ですよね(笑)。

目新しい点としては、乙女ゲームのような感じで、このマネージャーの顔は映らないようになっていて、声もなしで、なんとセリフは字幕表示。そこまでするんだ…!と驚きましたが、字幕表示、めっちゃシュールです(笑)。「選択肢を選びたくなる」って言ってたフォロワさんがいたんですが、すごく気持ちわかる。あそこまで乙女ゲームをなぞられると、選択肢は?って思っちゃう。

カメラの視点もときおりマネージャー視点になり、アイドルの彼らと接近するようなシーンが挿入されます。これ、最初そのあたりのことを公式からの情報で見た時は、ふーんって思ってたんですけど、けっこう楽しいです。1話とか、ふっと猪野くんが近寄ってきて隣に座るみたいなシチュエーションがあって、見てて、「わああ近い近い」って言っちゃったぐらい。やっぱり視点が人の視点っぽいと、本当にその場にいて、近くにいるみたいな感覚になるんですよね。たまに「これマネージャーどういう体勢なの?」みたいなのもあるんですけど(笑)、おおむねありえそうな感じの視点なので、普通にどきどきできて楽しいです。

まぁあと単純に猪野くんがかわいい。ヒロキっていう役なんですけど、基本いい子でまじめなんだけど、ちょっとドジっ子属性もあったり、意外と雑なところもあったりして見ていて楽しいです。(勝手に他のメンバーの服を借りといて、指摘されたら「うん、ちょっと借りてる」とかしれっと言い出すのは笑った。年の近い男兄弟で育つとそうなるの…?これで一人っ子設定とかだったらどうしよう)。

演技経験がまだそれほどないメンバーも多いので、全体にお芝居がふわふわした感じなのは惜しいな~と思いますが、とにかくキラキラしているのと、わちゃわちゃしてる感じが楽しいです。

ラブホの上野さん 10話

荒牧さん出演の10話が、オンデマンド配信で先行配信されるということで視聴(初月無料だったのもあり…)。

このシリーズにゲスト出演することを知った時に、「…ということはラブホに来るお客さん役…?ガチ恋勢を殺しにきている…」とか思ってたんですが、ラブホに来る客の役ではありませんでした。ただ、イケメンであることと学歴を餌にして、女の子をとっかえひっかえしているチャラい大学生グループの一人でした。より悪いわ(笑)。二ツ橋大学とか言ってて、○橋大学のもじりだと思うんですけど、めっちゃぽいなと思って笑ってしまった。

個人的に見てて一番きつかったのは、パシリ役にされた子を服装を揶揄する「遠足くん」というあだ名で呼んだり、荷物運びをすべてまかせておきながら、全然悪く思ってない調子で「ごめんねー、荷物持ってもらっちゃって」とか言ったりしてたシーン。私は本当にそういうのが苦手なんだなぁと実感しました…。でもこういうのも慣れていかないとな…。

あと、荒牧さんのお芝居が全体にふわふわした感じだったのが意外でした。舞台でお芝居見てて、今回の演技はちょっと…とか思ったことなかったので…。準備時間があまり取れなかったのか、テレビドラマの撮影ペースの問題なのか。ただ、ファンとしてはそういう面が見れたのがちょっとうれしいような気もあったりします。なんとなく器用な人だと思ってたので、舞台での芝居は稽古を積み重ねた成果なんだなというのがわかる感じが。。
追記:あらためて見返すと役作りはあってるけど細かいところで気になる…感じがします。ちょっとした間合いとか仕草とかになんかためらいのようなものが見えるというか。

クズの本懐 1-3話

猪野くんが出演するということで見ています。
原作は読んだことなくて、「クズ」というからには、てっきりお互いにドライに利用しあうみたいな内容なのかと思っていたのですが、3話まで見た感想としては、クズというよりは不器用とか弱さとかの単語の方があてはまるように思いました。

特にメインの二人に関しては、お互いに好きじゃないことを開示して、条件を決めて"つきあってる"だけにむしろ誠実なんじゃないかとすら思うんですよね。今後、話を見ていくにつれて、この感想はまた変わるかもしれませんが…。

それで猪野くんの役なのですが、女教師のセフレの役らしい、、という噂だけ耳にして、楽しみ半分、不安半分だったんですが、ついに3話で登場しました。

予想通り、チャラい感じでしたが、わりとセリフのトーンが好みで、いいなぁと思って見てました。素の声がやわらかい感じなだけに、やわらかい喋り方の方が持ち味が出る感じがします。(ただ、↑で書いた、ラブホの上野さんを見た後だったので、チャラいだけならマシじゃね?という補正がかかってしまっていた可能性はあります(笑))

心配していたきわどいシーンは数カット、一瞬ずつ、みたいな映り方でした。がっつりやってるの映ったら平静な気持ちで見られるのかしら…とか心配してたのに、いざほぼ映らないとなると、逆に見たくなるのが人間の心情。それで、一時停止してじっくり見ようとしたんですが、本当に一瞬すぎて、うまくそこで止められず断念しました。もうちょっと見させて…。

3話ではちょっとかわいい感じすら出てましたが、4話の予告ではちょっと不穏な映像も出てたようで…次どうなるのかドキドキです。