考える練習

舞台やイベントの感想など

推して1年たちました

「もうこれは推してるわ」となってからだとまだ1年たっていないのだけど、昨年のカレイべのあたりのツイートを見返すと「この時点でだいぶ気に入ってるね…?」という感じがあるのと、カレイべ起点で考えると期間が数えやすいので、そこ起点でいっか!となりました(適当)。あと去年はブログ記事、ほぼ彼関連しか書いてないし…。


彼に関してはほんとーに、まさかここまで好きになるとは思っていなかった。舞台けいどろからカレイべまでのあれこれを見て、「面白い人だな」とは思ったけど、若手俳優としてはかなり型破りな言動を見ていると、推したら振り回されそうな気配しかなくて、「面白いけど、推しにはしたくない」と数ヶ月言い続けていた。


そのハマりたての頃、何かあって語りたいことが発生するたびに、連続ツイートし続けるのもあれだし…ということで、身内向けに彼について語るツイキャスをやっていた。今思うと、それだけ語りたい気持ちが発生している時点でたいがいである。

実際、「もうそれ推しじゃん」というのは散々言われていたが、頑なに否定していて、ついには「好きだけど認めたくない…!」と口走り、コメント欄で爆笑された。少女漫画でどう考えても相手のことが好きなのに「あいつのことなんか好きじゃない!」と我を張るヒロインが謎だったが、あれはこういう気持ちだったんだなと云年ごしに理解した。わかる、わかるよ、その気持ち…。


これはもう推してるし、なんなら彼が最推しだな…となったのは8月頃。自分のテンションの上がり具合で、否応なく自覚した。というかさせられた。ただ、そこからしばらくは、自分の心情としては推しだが、対外的にはこの人が推しとは言いたくない期に入った。

単なるイキリキッズではないことはもうわかっていたのだけど、他担からのイメージは基本的にそうであるだけに、「その人を推してます」ということに躊躇いがあった。

数ヶ月たって、何かがあった訳ではないのだけど、いつの間にかそう言うことに躊躇いがなくなっていた。チケ取りの仕方をそれまでの推し3人ほぼ同じぐらいの回数という取り方から、彼メインにすることに決めたのはたぶんこの頃だったと思う。


そこに美少年探偵団。メインの探偵団メンバーではないものの、ソロ曲を堂々と歌い上げる彼はとてもかっこよかった。

次の公演は、遠征しよう。しばらく封印していた遠征を解禁することを決めた。

2月3月と遠征し、そしてカレイべ。前回が面白かった分、期待値が高くなっている自覚があり、正直不安だった。けれど、ちゃんと面白くて、興味深くて、また、彼への理解度が高まった。


わりと最初から、「場によって見せる顔が変わる人」だと友人たちには言っていて、今も基本的にはそこは同じなんだけど、1年間見てきて、その根っこの変わらない部分が感じられるようになった気がする。

何も考えずイキってるようで、
実はめちゃめちゃ周りを見て空気を読んでいて、
頭の回転早いのに妙なところで知識の抜けがあって、
人間が嫌いっていうけど、仲間思いで、
冗談としての嘘は息をするように言えるのに、
正面切っての嘘はつけない。


全体にふざけてるように見えて、透けて見える真面目さや優しさがほんとに好きだなぁと思う。最初の頃は「〇〇くんは優しい」という評を懐疑的に見ていたけれど、今は確信を持って「そうだね」と頷ける。

これから1年、またよろしくお願いします。

舞台「ナミヤ雑貨店の奇蹟」感想

2/26 初日公演を見てきました。
※致命的なネタバレはしてないと思いますが、気になる方はご注意ください。

Story

敦也・翔太・幸平は、同じ養護施設で育った仲間。ある夜、ある家にコソ泥に入り、逃亡の途中で、廃屋になった雑貨店に逃げ込む。すると、表のシャッターの郵便口から、誰かが封筒を入れた。中の便箋には、悩み事の相談が書かれていた。この雑貨店の店主は、生きていた頃、近隣の住人の悩み事の相談に答えていたのだ。

3人はほんの遊び心から、返事を書いて、牛乳箱に入れる。すると、またシャッターの郵便口から封筒が。そこには、3人の返事に対する、さらなる質問が書かれていた。

しかも、差出人は、数十年前の時代の人間らしい……。

会場は池袋のサンシャイン劇場。1、2列目をつぶし、普段より少し広めになっている舞台。舞台中央には「ナミヤ雑貨店」。舞台外周にはりつくように、半円(上部は幕で切れている)があり、そこにはいくつか年号が書かれている。レトロな風合いとマッチした客入れの音楽が心地よかった。

オープニングのダンスが、ヒップホップの振りを入れつつも、何かスポーツの動きっぽいような、不思議な振りだった。けれど、3人のキャラ付けにマッチしている感じがして、とても良かった。

数十年前の出来事と今の出来事が入り乱れるような構成、しかも数十年前の出来事は複数人のエピソードが進行していくという、なかなか舞台化するには大変そうな話なのだが、よく整理されていて、いつの話なのか誰の話なのかわからなくなることはなく、ストレスなく見れた。

元々のナミヤ雑貨店の主人は悩み相談にまじめに返していたのを、戯れに返信し始めた3人はわりと言いたいことを言っているのに、それが結果的に助けになったりしているのが面白い。

出てくる人達はみんな普通の人たちで、やりたいことがうまくいったりいかなかったりしていて、すべてがキレイにハッピーエンドになるわけではないんだけど、その中で懸命に生きていることをあたたかくすくい上げるような話だった。

それぞれの思いがぶつかって衝突するようなシーンもいくつかあるのだが、相手への思いゆえのことだったり、そう言いたくなるだけの事情があったりで、あまり不快感はなく、ただただ思いに胸が熱くなった。

猪野くん演じる敦也が、相談者の身の上を自分の母親がどうなったかと重ね合わせて熱くなってしまうシーンがあるのだが、怒りのボルテージの上がり方が自然で、それだけについ反応してしまった感じが出ていて切なかった。


公演は3/6まで、池袋サンシャイン劇場にて。
napposunited.com

まわし!牛乳!ぼでぃくらっぷ! - 「結-MUSUBI-」感想

NON STYLE の石田さんが脚本・演出でのノンバーバル(言葉を使わない)演劇ということで、どうなるんだろう…とドキドキしていましたが、手品に殺陣にダンスにボディクラップに、単純にコメディ舞台ではなくてなんかいろいろ盛りだくさんで、初日は「いや情報量が多い!」となりました(笑)

劇場

(東京) 大和田さくらホール

初めての会場。今回3列目が最前だったんですが、ステージが低いのか、4列目の段階でわりと前の人の頭がかぶって見づらい。その分最前は非常に見やすかったです。

(大阪) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

2.5でよく使われるWWホールのお隣。F列から段差あり。その前だとこちらもわりとかぶるので、最前かF列以降だな~という感じ。
あのあたりめちゃめちゃ久しぶりに行ったんですが、今っていろいろお店あるんですね。大阪城ホールやWWホールでも催し物やってたら席足りなさそうではありますが、カフェとかレストランとかいろいろあって隔世の感。ローソンに地味にイートインがあるのが助かる。

内容について

ノンバーバル演劇は以前「梅棒」さんの公演を見たことがあるんですが、そこはJ-POPの曲に乗せて主にダンスで魅せるタイプの公演で、話の筋は比較的シンプル、表情や仕草は通常の芝居よりオーバーめだったので、「結」もそういう感じの芝居かなと予想していました。実際はメインの話の筋はシンプルではありますが、話運びや表情・仕草は通常の芝居に近い感じだったので、また印象が違っていて、新鮮でした。思ったより細かいところまで伝わってくるんですよね。表情からこんなに情報を受け取れるんだなというのは驚きでした。

セットは固定で、場所は相撲部屋。真ん中にどんと土俵があり、奥には窓とドア、そこから出入りしたり、窓から外がみえたり。

そこにわらわらと四兄弟(長男:株元英彰、次男:廣野凌大、三男:杉江大志、四男:小野塚勇人)が登場するんですが、しょっぱなからまわし姿。稽古のオフショットからまわし姿があるのはわかっていたんですが、最初からそれで来るとは思わなかった…。ただ、結局ほとんどの時間まわし姿なので、最初こそどぎまぎしましたが、なんとも思わなくなってきたのは面白かったです。人間何事も慣れる。(ちなみに、まわしonlyではなく、下に肌色の二分丈ぐらいのアンダー履いてました。あと素足だと危ないからか、足袋っぽいのを履いてた)


ざっくりあらすじとしては、4兄弟が稽古に励んでいるところに妹が婚約者を連れてくる。婚約者の顔がブサイクだったことにより、「こいつでいいのか!?」と一悶着。しかしなんだかんだの末にハッピーエンドという話。

一応、話の筋はあるんですが、あんまり重要ではないんですよね。脚本書いたのが元々演劇畑の人ではないからか、コメディ演劇というよりは、コントが延々続いていくような印象。

ただ、さすがにお笑いの世界でずっとやってきた方だけあり、笑いの部分がちゃんと面白い。もちろん人によって刺さる刺さらないの違いはあるので、めちゃめちゃウケちゃうところもあれば、くすっと笑っちゃう程度のところもあるんですけど、スベったことによる笑い、失笑による笑いがないんですよね。程度はともかく、ちゃんとおかしさによって笑える感じ。


「結」へ向けてのインタビュー記事で、お笑いをやっている人はなんとなく感覚でわかっている笑いの仕組みを分析して言語化していくことで共有したいという話が出てきていたんですが、今作を見ていると、こういう状況でこれやると面白いっていう法則性が見えるような感覚があって、インタビューで言ってたのってこういうことなのかな~と思ったりしました。
saizenseki.com

ルールへのアンチテーゼ?

「結」の世界におけるルールとして、「喋ってはいけない」とは別に「女性を土俵にあげてはいけない」というのがあり、実際の世界でもそうなので*1、「まぁそうだよね」と思ってたんですが、なんとこのルール、ラストで女性を土俵にあげてもOKになります(笑)

うっかり妹が土俵を踏んでしまったことによって現れた存在をみんなで倒したことにより、OKになるんですが、この部屋で女性を土俵にあげてはいけなかったのは実害があったからで、その問題が解消されたら誰も気にしないというのが面白いなと思いました。絶対的なルールではなくて変えられるものとして提示されているように感じました。

見た目いじりはありやなしや

婚約者に対しての異議申し立ての理由が「顔がブサイクだから」というのは初日「えっ、まじで??」と思ったし、だいぶもやもやしました。ただ、この追い出そうとするくだりはめちゃめちゃおもしろかった。

何とかして婚約者を追い出そうと画策する5人(4兄弟+兄弟子)。順番に挨拶させていって、その動線でドアから退場させてみたり、トイレに追いやって閉じ込めてみたり。追い出しに成功すると「エンダァァァァァァァァァァァァァイヤァァァァァァァァ」が流れ、5人が喜びを表現する動きに(笑)

まだろくに話もしてないのに追い出される婚約者めちゃめちゃかわいそうなんですけど、ばんってドア閉まった瞬間に「エンダァァァァァァァァァァァァァイヤァァァァァァァァ」ってなるのめっちゃおもろいんですよね。あと導線で退場させるやつ、キャストが複数いるのをオタクが巡ってくタイプの接触じゃん…って思ってしまってウケた。

当然妹は怒るんですけど、諦めない兄たち。自分たちを含めて顔がいい順に並べるよう、妹にリクエスト。ここでもやはり婚約者が一番だとする妹に「目が悪いんじゃないか?」と言い出す三男。どこからともなく視力検査の表が出てきて(笑)、試してみたら案の定見えていない。メガネをかけて再チャレンジしてみるも、やはり婚約者が一番とする妹。

ここ、全体の見た目じゃなくてまじで顔の話だったのかって点ではきついんですけど、メガネかけて見てみたらブス…!じゃなくて、メガネかけてもやっぱり婚約者が一番だった点はよかったなと思います。

まぁここで終わってたら、「美的基準は人それぞれ」ってところでそこまで悪くない話運びかな~って感じなんですが、見た目いじり、もう一箇所あるんですよね。この後、婚約者がホームビデオを取り出してみんなを撮ろうって感じになるんですが、そこで、兄弟たちを撮る時は「キャー」っていう黄色い悲鳴があがるのに、婚約者を撮った時は「アーハッハッハ」という笑い声が流れるという…。ここはメガネの時と違って「でもやっぱ婚約者が一番!」みたいなオチがなかったのもあってちょっときつかった。


最近では減ってきているとはいえ、見た目をいじるのってお笑いでは定番なんですよね。でもこちらの感覚として、見た目いじりはダメでしょってなってきてるのできつい……。吉本新喜劇とかってどうしてるのかな〜と思って、TVerにあったので見てみました。

ハゲデブブスをいじる、見た目いじりそのものは健在。ただ、直接的な表現ではなく、ほのめかす表現になっている印象。私が子供の頃に見てた時の印象だと「こんなブッサイクな顔で」とか「ハゲのおっさん」とか「〇〇みたいな顔して(カエルが潰されたみたいなetc)」とか、直接的にdisるのが多かったように思うんですが、今回見たやつだと「お前はイキるなよ、お前はこっち側やろ」みたいな感じだったり、「ハゲ」を「わずか」として、言い換えてたり。

ただ、見ていて気付いたのが、吉本新喜劇の場合、見た目いじりはいじる側も微妙な容姿であることが多いんですよね。なので、「いやお前が言うなよw」というカウンターが(見てる側の脳内で)成立する(実際にそのツッコミが入る時もある)。これは元々そうだったのか、最近そうなったのかがわからないんですが、役の設定上、「かっこいい」「綺麗な」役として出てきてる人達は見た目いじりに参加しない。

けど、「結」では、見た目いじり、いじる側が俳優なんですよね。普通に顔のいい男がやってるので、このカウンターが成立しない。「あっ、そっすね」となるしかない。それですごくきつく感じてしまうのかな〜という気がします。

きつさを和らげようと思ったら、たぶんその後に俳優を落とすとかになるのかな。「いやお前もこういうあかんとこあるやろ!」みたいなのが来たらだいぶ印象変わりそう。

[2/27追記]
ちなみに大阪公演では、ヘアメイクさんのがんばりにより、婚約者の髪型やメイクがどんどんおもしろいことになっていき(笑)、結果、見た目いじりというよりは「変な髪型いじり」や「そのメイクなんなんだよ」といういじりになっていました。狙った変更なのかはわからないですが、よかったな~と思います。あとキャストもそこで初見だからけっこう笑っちゃっててかわいかった(笑)

ノンバーバルだと難しいこと

吉本新喜劇を見ていて、他にも気づいたことがあって、ノンバーバルだと、解説ツッコミが出来ないんですよね。「今やってたのがどういう意味を持つのか」を説明するツッコミが吉本新喜劇ではわりと出てくるんですが、ノンバーバルだとこれができないので、ボケの段階で客に伝わらないといけない。

あと、声が出せるとツッコミの勢いが出る。逆にいうと、声が出せないとツッコミの勢いが出しづらい。「結」を思い返すと、わりとはたいて止める展開が出てきてたんですが、喋らずに勢いだそうとすると、どうしてもそういう方向になるんだなと。

廣野くんについて

廣野くんの役は次男でナルシスト設定。ちょいちょいかっこつけしぐさとか、自分に酔ったような動作が入るんですが、非常にハマっていて違和感なかったです(笑)

牛乳一気飲み

婚約者との対決で牛乳一気飲みをやる展開になるんですが、他の人たちが1杯ずつのところ、廣野くん演じる次男はお調子者の四男のせいもあり、合計4杯飲む役回り。見た感じ、1杯が300mlぐらいあるんですよね…(笑)。1杯目の時は「飲むの早いな~あれもはや飲むというより流し込んでるんだろうな」って呑気に見てたんですが、4杯目、リアルにきつそうだったので、ちょっとハラハラしました(初日昼とかちょっとうぷってなってたし…)。ただ、4杯目飲む時の覚悟決める感じの表情には色気を感じてぐっときました。

殺陣&歌

妹が土俵を踏んでしまったことで現れた存在と4兄弟が日本刀で戦う展開になるんですが(文章で書くとなかなかカオスだ)、廣野くんの殺陣見てみたかったのでめちゃめちゃ嬉しかった~~! しかもそこに事前録音だけど廣野くんの歌唱が被さる!(笑) 殺陣来たー!って喜んでたら刀をマイクがわりに「みんな待たせてごめ~んね♪」って歌い始めたので爆笑しました。ナルシスト設定がそんな効き方してくるとは。初日は笑いすぎてまじで何も覚えてなかった(笑)

殺陣経験あまりないんだろうなというのがうかがえる感じではあったものの(ひとつひとつの動作をきちっとしてる感じからかな)、動きにめちゃめちゃキレがあって、間合いも正確だし、見てて全然不安感がなくて、バチバチでかっこよかった…! 殺陣いけると思ってた!嬉しい!と私はテンション爆上がりでした。

自分に酔って歌いながら殺陣してる設定なので、わりと動きが複雑だったんですが、きっちりこなしていたのがまたすごい。あんなにふらふら動き回りながら殺陣やることなかなかない気がする(笑)

ちょっとした発見とか
  • ナルシスト仕草って推しがやってたらわりと普通にかっこいいなって思ってしまう
  • ずっとまわし姿なのを見てると、まわし姿はなんとも思わなくなり、逆に着流し着てる時にちょっとはだけたり肩が出たりしちゃうのがえろく見えてくる不思議

*1:土俵上で倒れた人への心臓マッサージのために土俵にあがったのすら批判されたぐらいだし

2021年 現場まとめ&よかった舞台

もう2月だぜという感じですが。

2021年よかった舞台

作品トータルとしての出来と私の心が動いたかで選んでみました。

2.5作品
  • 舞台「錦田警部はどろぼうがお好き」
  • 舞台「池袋ウエストゲートパーク
  • 迷宮歌劇「美少年探偵団」
  • ミュージカル北斗の拳
    • この作品に関しては2.5というよりは東宝ミュージカルなんだけど、でもオリジナルではないしなぁという。
オリジナル
  • 双牙
  • ぽに
  • ザ・ドクター
曲がかっこいい!楽しい!で賞
  • ヒプステBoP
    • 楽しいんだけど、いいお芝居として評価するのはためらわれるなということで別枠に…笑。

一覧

1月

映画「羅小黒戦記」 1760*1
天伝 16000*3
エジプト展朗読  6000*1
舞台「GHOST WRITER」 12000*3

2月

ザ・空気ver3 4000*1
SOLO performance ENGEKI 9800*1
映画「羅小黒戦記」1760*1

3月

双牙 8800*8
NTL「戦火の馬」3000*1
刀ミュ 10500*1
錦田警部はどろぼうがお好き 8800*3
ハイキュー 頂の景色2 9000*1
廣野くんカレイベ 8000*2

4月

スリル・ミー 9500*2
舞台99 8000*9、9000*2
フェクステ 15000*3
廣野くんDVDイベント 13200*1

5月

荒牧さん写真集重版イベント 13200*1
Another lenz 7300*1
エーステ冬単2021 9800*2

6月

天神夢双 7500*1
タンブリング 17000*2、11000*1
池袋ウエストゲートパーク 9900*4
廣野くんトレカイベ 13200*7 (2日間なので2回カウントに)

7月

テニミュ 4th 不動峰 6800*3
ゼロの無限音階 9000*1
アクターズリーグ 11000*1
元木聖也イベント 4000*2
舞台「憂国のモリアーティ」 9900*2
森 フォレ 8500*1

8月

デュラララ 9000*3
勅使川原三郎版「羅生門」 7000*1
ヒプステBoP 18000*2

9月

RUST RAIN FISH 12500*1

10月

Twi Fes Vol.3 6500*1
バクマン 12000*2
血ステ 11000*2
映画「燃えよ剣」 1200*1

11月

ぽに 4800*1
映画「エターナルズ」 1200*1
まほステ 11500*1
MAD朗毒 6900*1
ザ・ドクター 10000*1
ワールドトリガー the Stage 8000*2、11000*1
ねー 3000*1

12月

エームビ 1900*1
MOTHERLAND 13000*1
パフォーミングアーツ・セレクション 4500*1
カミシモ 10800*1
イノリマス 3800*2
ミュージカル北斗の拳 13500*1
美少年探偵団 11000*1

まとめ

総数 98
総合計 974,020円

去年のは記録記事がないので、比較できないんですが、2019年が

総数 167
総額 1,250,296円

なので、そこと比べると減りました!やったぜ!
当然コロナ前なので、その比較でいいのかわからんけども(笑)


荒牧さん出演分 18回 233,400円
猪野くん出演分 23回 215,600円
廣野くん出演分 33回 412,200円

ヒプステみたいに共演してる分は各々でカウントしてます(つまりトータルとしては重複している)。
割合としてはざっくり廣野くん40%、荒牧さん・猪野くんそれぞれ20%、その他20%って感じでした。

……正直、2021年段階ではまだ廣野くんにそこまで使ってないだろうと思ってたので、衝撃を受けています(笑) トレカイベでループしたのと、舞台99で取れた分ぜんぶ入っちゃったのがでかいのかも。そのあたりの金額引いたら回数は猪野くん、金額は荒牧さんのと同じくらいになりますね。

今年はそもそも廣野くんの現場数自体が多かったから、それもあるかな。ゲスト出演やイベントが舞台公演の合間にするっと差し込まれてるケースが多かったんですよね。そうすると参加数が伸びる。

楽しさと楽しさのwin-win - Bimi 1st live 「Predator」感想

単独での初ライブ、どんな感じになるのかドキドキしてましたが、めーちゃめちゃ楽しかった! ので記録に残しておこうと思います。
セトリに関しては他の参加者の方々が書かれてたの参考にしつつ、たぶんこうだったはず~というので書いてます。あと発言に関しては「だいたいそういうこと言ってたんだな」という感じで受け取ってもらえると嬉しいです。


今回の会場は WOMB @渋谷。
ナイトクラブとして有名な場所のようで、公式サイトのイベント予定見てると22:30~4:30みたいなことが書いてあって二度見しました。
地味に場所がわかりづらく、一区画余分に進んでから戻るのをやりました…(笑)
早めに会場に向かってたので事なきを得ましたが、あやうく整理番号の集合時間に間に合わなくなるところだった。

「フルキャパ500くらいでしょ?(本人談)」とのことでしたが、密になりすぎないようにということで間引きされていて、整理番号の様子などから考えるにたぶん200人強がチケット取れてたのかな、という感じ。公式に払い戻し対応も出ていたので、どの程度減るのか、参加側としてもドキドキでしたが、普通に8-9割埋まってる様子でした。

ステージはかなり高め。ステージ上の演者の腰から上は後方からでも普通に見えるんじゃないかな。ただ、しゃがんだり寝転がったりされるとたぶんかなり前方じゃないと見えない。私は中程にいましたが、寝転ばれるとまったく見えませんでした(笑)


ステージ真ん中奥にDJ用のブースが設置されていて、まずはDJ dipさんが登場。ぺこりとお辞儀をしてブースへ。それまでの客入れの音楽とは違う音楽が流れる中、しばし経ってから、いよいよBimiが登場。

オールバックで横の刈り上げがちらっと見えてて、キリッとしたメイク、蛍光黄緑のゆったりめの長袖シャツに若草色?の羽織のようなフォルムの上着、黒のズボン。

もう登場段階で「いやっ、かっこよ…!?」ってなってすっかり持ってかれてしまいました。ヘアメイクがどストライクすぎた。

前回のゲスト出演での初ライブはわりとずっと「かわいいな〜」と思って私は見ていて、今回もそんな感じなのかなと思っていたら、いい意味で予想を裏切られました。


最初の曲が始まる前に、「声出せねぇけど、声出せねぇだけだろ!?」「盛り上がってる気持ちぶつけてこい」「ついてこれるか!?」みたいな煽りがあって、(まじでうろ覚えなのでニュアンス)、ぐるぐる手振りする人もいれば、拍手で応える人もいて、という感じだったんですが、ちゃんと盛り上がってて、「あ、これ大丈夫だ」ってなんか安心しました。

インスタライブで「盛り上げて欲しい」って話は何度も出ていて、こっちも頑張るけど、声出しNGなのが厳しいな、どこまでやれるんだろうって思ってたんですよ。でもこの時の、声出してないんだけど、声出しOKの時のような「わーっ」ってなってる感じを見てて、声出しNGでもここまで雰囲気作れるんだ!と思って感動しました。

1. Tai

その後イントロから「Tai」が始まったんですけど、その雰囲気そのままに、みんながつがつ手振りしてて、このことにも、地味に感動しました。私含め、この手のに慣れてないオタク多いだろうから、どうなるかなって(勝手に)危惧してて、落ち着いた感じだったらがんばらないと…って思ってたんですが、何の心配もいらなかった。しかも、みんな一緒の揃った手振りって感じでもなくて、リズムとしては揃ってるんだけど、振り方はけっこう思い思いで、Bimiが常々インライで言ってる、「各々がノってほしい」みたいなのが達成されてるんでは!?と思って嬉しかったです。

(あらためて考えてみると、この手のライブは行ったことなくても、2.5作品だったり俳優や声優もしくはアイドルのライブでリズムにのって振ることには慣れてる人も多いだろうから、それほど難しいことではなかったのかも)

ご本人によると緊張していたらしいんですが、(出る前緊張していたという話なので、出た後は違うかもしれない)、この時点で前回のがむしゃらな感じに比べると落ち着いたトーン。テンション低い訳じゃなくて、「とにかく全力出しきる!」のではなく、パフォーマンスとして出力を調整してきている印象を受けました。

てっきりラストか終盤にもってくると思っていたTaiが1曲目で出てきたのはちょっと驚きでしたが、今となっては一番馴染みのある曲なのでノリやすくて助かりました。

2. show

続けていきます、とそのままshowに。
曲単体で何やってたかって案外覚えてないものですね~なんかくやしい。

「それはダメ」の後のところ、家で聞いてて、ここってどうしたらいいんだろうなって思ってたんですが、他の人たちもどうしたらいいんだろうって感じだったので、やっぱそうだよね!って安心しました(笑)

この曲の後で水飲んでたのかな。「水飲むわ、水飲まして」ってDJブースに取りに行って、「水飲むから拍手してて」は笑いました。水を飲むBimiを拍手しながら見守る客席…(笑) 水飲んでから「ははは、これいいな」ってケラケラ笑ってたのがかわいかった。

3. Devil

この曲の前あたりかな、「始まる前はお客さん入るかな、どうなんだろうって不安だった」って話が出てきて。「埋まってなくても沸かせる自信はあったけど、不安で緊張してた」「でもこれだけ来てくれて、みんな盛り上がってくれて、俺は何を緊張してたんだろうって、緊張してた自分を問いただしたい」って続いて。「問いただしたい」ってあたりがなんというか、らしいなと思うんですけど(笑)、本人もそのあたり不安だったのかっていうのと、そこをみんなで盛り上がることで解消できたんだとしたらめちゃめちゃ嬉しいなと思いました。

(Bimiお気に入りの「スルメ曲Devil…!)ってそわぁっとしたのは覚えてるんですが、ここもあんまり覚えていない…ぐぬぬ
ここは私とあなたの家、あたりがささやく感じではなくて普通に歌ってる感じで、またちょっと印象変わるなと思ったのは覚えています。「私はあなたのことが好き」のところで客席を見ていたという情報が入って、「それは最高だな!」となっています(覚えてないんかい)

4. awake now
赤と青の光が交錯する中で動き回るBimi。アップテンポなリズムでがつがつ振れる感じで楽しかった。

この曲終わったあたりかな、羽織っぽい上着を片袖脱ぎからの結局全部脱いでて、「『輪』のために着てたんじゃないんだ!?」となりました(笑)

2回目の水飲みタイムはここかな。今度は「水飲むけど拍手はいい。拍手はいいけど見てて」って言ってて、静かに見守る客席(笑)。「見てて」って言われると堂々と見ていいんだなって思えていいですね(?)。インスタライブでも「片方だけコンタクトつけたままだったわ」って急に外しだして、「外すね。見てて」って言ってたことがあったんですが、それを思い出しました。

あともう1回、タイミング忘れたけど、水の代わりにモンスターエナジー飲んでた回もあった。

5. burn it up
awake now とはまた違ったリズムでのアップテンポ曲。青の照明だったという感想を見かけましたが私は覚えていません(はい)。

6. 27th

ここで27thにからめて、24になってしまったけど…という話が。

17で上京してきて24になっちゃったけど、念願の夢が叶って嬉しい、これまでの仕事がいやだったとかではなくて、これまでの仕事も大切だし、その仕事のおかげでみんなに会えたと思ってるし、これからも仕事を通して魅せてくから、これからもよろしく!みたいな内容。

17で上京してきて、のところで、そうか17の時か…と高校生の廣野くんを想像してしまい、胸がぎゅっとなりました。

「みんなも飛び疲れたでしょ?ゆったり聞いてよ」的なこと言ってて、しっとり聞く雰囲気に。

7. 俺の冬

2曲バラード系が続いて、「落ち着くターンか」と思った記憶があるので、たぶんこれかな。
「餅食う なんかする やっぱやめる とりあえず一服」のところが「餅食ってる場合じゃねぇ 何してる ライブしてる」みたいな感じで歌詞変えてて、「餅食ってる場合じゃねぇ」っていいなとなった。

8. Die young

2階部分にたぶん俳優仲間が来てたんだと思うんですが、そこ見上げながら「die young」で目元で横ピースしてて死んだ。この曲に限らず、時折2階部分見てて、和みました。

ここでも一箇所歌詞変えてて「渋谷でどうこう」って歌ってたんですが、ここはそもそもあんまり聞き取れなくて、聞き取り能力をアップする必要性を感じました。

9. 虫の音

「もうそろそろ佳境だから…」ということを言い始めるBimi。

曲始まる前に後ろ向きから横顔見せながら「今日のこと忘れないで」って言っていて、「忘れないで」がぐっと刺さってしまった。今日のライブも忘れないけど、この「忘れないで」は絶対忘れないなと思う。

イントロ部分で、ゆるく手振りしてた人たちに「休憩して」って言ってやめさせてて、しっとり聞く雰囲気に。

「朝になれば明日になればこの想いは隠れてしまうから」のところで、上からBimiに白い光が放射線状に降り注いでて、朝の意味合いと隠れてしまう儚さを感じて、同時に、明日になれば、もう過去のことになってしまう、このライブのことを重ね合わせて切なくなりました。

10. Funky night

この曲の時かな、「この曲か次の曲かわかんないけど、俺が指示するからみんなしゃがんで、そこからジャンプして」というアナウンスが。この時に前列の子たち見ながら「スカート履いてる子は別にいいけど」って配慮見せてたのがなんか萌えた。

「暗いからほらバレないぜ」のとこで腰振りからの「俺に全部委ねて」で気だるい感じの表情してたのがよかった。

11. 輪

この曲始まった時に、「来たぜ来たぜ~!」っていうみんなの気持ちの高まりを感じて、めちゃめちゃあがりました。本人もめっちゃ跳ねてたけど、フロアも踊り狂った。跳ねることに集中しすぎて、この曲に関してはあまり曲聞けてないし、本人をあんまり見れてなかった記憶があります(笑)

しゃがんでジャンプ指示は結局この曲だったんですが、1回目の時はしゃがんで~、……はい飛んで!ぐらいの感じだったのが、2回目の時はしゃがませる段階で、スカートの人はいいって言ってたのに結局全員しゃがませるし、しゃがませたままでなかなか尺取ってて(笑)、「いや全員やらせるんかい、しかもタメが長い」ってなったんですけど、本人もしゃがみからの最終的に肘ついて、そのまま客席見渡してる顔が悪い顔しててめちゃめちゃかっこよかった。

あと、コロナがなかったらコーレスやってたと思われる「インターネットめ組どこ?」で、みんなの手振りがビシィっと揃ってて、まるでコーレスやってるみたいで、一体感が気持ちよかった。

12. Tai

まだ終わらない感じだけど、やってない曲あったっけ…?と考えていたら、シャツを脱ぎだし、中に着てたTシャツも脱いで上裸に。これはもしや…?と思ったら流れ出すTaiのイントロ。後ろのスクリーンに映像が映し出されて「お金かかってる~」ってなった(コラ)。

歌い出す前、こちらに背中向けて両手広げてる様子見てて、うっすら汗かいてるのと、きゅっと寄った肩甲骨に「生」を感じました。ゲスト出演してたときのライブでもTaiでは脱いでたんですけど、その時は全体に墨でペイントしてたのもあって、あんまり上裸見てる印象なかったんですよね。今回ペイントなしで素の身体が晒されてて、丸まったり伸びたりするのを見てると、「生まれたまんま」みたいな印象を感じて「胎(Tai)」のイメージによりそぐうな…と思いました。

曲が始まる前に、「曲終わったらすぐに捌けるし、アンコールもやらないから、先に言っとくわ」と前置きして「みんなありがとう」って感謝の言葉を述べだしたのが、最高にBimiって感じでした。


その他こぼれ話

曲が途切れるような、詰まるような感じになったことがあって、ちょうど歌詞のところだったので、Bimiも「んっ?」って止まっちゃって、最初からやり直すことになったんですが、その時に「(DJ) dipも緊張してるみたいだから、ほぐすために拍手して」みたいなこと言ってて、客席も拍手で応えて、あたたかい空間だった。フリースタイルで「最初からうまくはいかない、それが人間(人生?)」みたいなこと言ってた気がする。


全体通しての感想

全編通して楽しそうで落ち着いていて余裕があって、変な例えなんですけど、知り合いのお兄さんにエスコートされてるような感覚でした。アーティストとファンというよりは、「これ楽しいよ。一緒に楽しも?」って誘われてるような感覚。

一番最初の煽りこそ、「おっ!?」となりましたけど、その後は手振りでの煽りも気持ちよくて、Bimiお兄さんのガイドに従ってたら、めちゃめちゃ楽しかった、みたいな。この感想大丈夫かな(笑)

ライブ前夜のツイートでは「全員仕留める」って言ってたんですけど、なにかもっとあたたかいものに包まれてるような感覚でした。

今回、客席をよく見てた印象があって、ざっくりこっちらへん見てんな~って瞬間も何回かあったんですけど、きりっとした顔のわりには、あんまり怖さを感じなかったのもそのあたりが関係してるのかな〜と思ったり。(私は真顔目線にはびびりがちなので)

なんとなく印象として、前回のMCでは、それっぽいことを言おうとしてたような印象があるんですが、今回は等身大で伝えたいことを言ってたような印象があって、こっちの方が聞きやすいなと個人的には思いました。単純に今回は自分のファンしかいないから、というのももしかしたら要因かもしれない。

何度も「最高」って言ってて、「これほんとに、まじで思ってるから」とも言ってたんですが、演者側が楽しくて、こっちも楽しくてって、素晴らしいwin-winな関係性だなと思う。

また次のライブ参加したいな〜。次はいつですか?Bimiさん。

カオスの調和が心地いい - Bimi 2nd EP「bin」感想

1st シングル「Tai」の時は「これどうしたらいいんだ…!?」と途方に暮れていた私も 2nd EP ともなると慣れてきました。

「Tai」と「die young」を経ての 1st EP の時ってまだ、聞いて最初の印象として「おお…こういう感じなのか…」という戸惑いがあったんですよね。何回か聞いていくうちに慣れはしたんですけど。


で、今回の 2nd EP。今回は事前にインスタライブでどの曲も数回聞かせてくれていたのがでかいのかなとも思うんですが、EPが配信されて、聞き始めてすぐに「うわ、いいな…」ってなって。1回目は歌詞見ずに聞いて、2回目は歌詞見ながら聞いて。もっかい今度は歌詞見たり見なかったりしながら聞いて…。

聞いててとにかく気持ちよくて、なんか延々聞いていたくなってしまった。結果、本日若干寝不足でした(笑)。

もしかしたら今回の曲が比較的聞きやすい感じなのかもしれないなとも思うんですが、こういう曲調自体に慣れてきたのもあるのかな、と思ったりしています。


以下、曲ごとに感想を。


1. show
ポップな出だしから一転、しゅうん、と闇落ちして、メディア(というか世間?)の闇の側面を深堀する曲が始まる。また出だしのポップな感じに戻るところが、不思議の国からアリスが戻ってくる時のようで好き。

2. Devil
歌詞を見たら思っていた以上にやばい感じでびっくりした一曲(笑)。歌詞見てると「これが曲に??」と戸惑う感じがあるけど、聞くとちゃんとまとまって聞こえる不思議。

「ここが私と貴方の家?」「お話はそんなにしてないけれど」のささやくようなトーンが好き。「犯罪の歌(本人談)」というのを踏まえるとそういうことなのかな…とちょっとそわっとするのがまたよい。

3. 27th
インライで聞いた時から切ない曲だな~と思ってたけど、歌詞をまとめて見るとより切なさを感じて、心がぎゅっと締め付けられるような気持ちになる。
「思ってたよりもこの世界は僕が嫌い みたいだ」が切ない。

4.
民謡のサンプリングを取り入れた、んだったかな?「和」っぽいテイストが入ったノリノリの曲。
インライで聞いた時から楽しい曲だなと思ってたけど、歌詞見ながらちゃんと聞くとより気持ちいい。ラリった夢みたいなカオスな歌詞なんだけど、Devilと同じく、ちゃんと曲になっていて、ごった煮感がよりお祭り感をあげてくれる。
サビの「俺も私もしゃれこうべ 老いも若きもある信念」のリズムの良さが好き。

5. 俺の冬
寒いけどからっと晴れた冬の澄んだ空気が伝わってくるようで、寂寥感もありつつ、どこか明るい感じが好き。
聞き取れないけどなんか英語かなと思ってた部分が「餅食う」だったのでウケた。mocchi coo! みたいな感じの発音だからさ…(笑)

6. funky night
いかにもダンサブル!という感じで楽しい。でも歌詞読むとわりと煽ってるんだよな…(笑) ノリノリな中に昏さがにじむ感じがらしいな~と思う。
「暗いからほらバレないぜ」はそういうことだよってインライで教えてくれたんですが、そうするとその後の「俺に全部委ねて」がえろく聞こえるので困る(?)。


歌詞に混ざってくる意見がインライでよく聞いてる話だったので、あの意見がこういう風に曲になるのか~と感心しました。
上でも何回か書いてますが、わりとごちゃっとした感じに見える歌詞がちゃんと曲として昇華されてるんですよね。私はヒップホップとかラップに詳しくないので、もしかしたらそのジャンルではみんなそういうものなのかもしれないけど、地味にすごい技術だなと思う。

願い - 推しのブログを読んで

4ヶ月ぶりに廣野くんのブログが更新された。
いつものノリだな〜と読み進めていたら、ふいに下記の文章が目に飛び込んできた。

「僕のことを応援してくださっている皆さんもどうか自分の人生を謳歌してください。」

不覚にも、めちゃめちゃ励まされてしまった。


廣野くんとは年齢が離れているのもあり、「みんなもっとこう生きればいいじゃん」という話に関しては、そうはいっても難しい場合もあるんだよ、っていう年上からの目線で見てしまったり、私も若い頃はそういう考え持ってたなという懐古の目線で見てしまったり、ということがわりとある。

けれど、これに関してはそういう構えなしで、すとん、と心に入ってきた。
その後も、人生訓のようなアドバイスのような文章が続くのだが、なんだかするっと受け取れてしまった。

なんでなんだろうな、と読み返していて、気づいた。

これは、アドバイスではない。
祈りであり、願いだ。
謳歌してほしい、という願い。


その後には

「逃げたいことがあれば逃げればいいと思いますし、立ち向かう体力や勝算があるならすればいいと思います。」

と続く。

「勝算があるなら」というのが廣野くんらしい。
これもアドバイスといえばアドバイスだが、要するに「やりたいようにやれよ」というメッセージ。少し突き放しているようにも見えるが、案を提示しつつ強制はしない、「行きたい方向に行きなよ」という優しい励ましを感じる。


廣野くんには年相応な部分と、妙に達観した部分があると思っているが、こういう風に年齢を超えてすとんと刺さる言葉を放ってくることがあるから本当におもしろくて目が離せない。