考える練習

舞台やイベントの感想など

楽しさと楽しさのwin-win - Bimi 1st live 「Predator」感想

単独での初ライブ、どんな感じになるのかドキドキしてましたが、めーちゃめちゃ楽しかった! ので記録に残しておこうと思います。
セトリに関しては他の参加者の方々が書かれてたの参考にしつつ、たぶんこうだったはず~というので書いてます。あと発言に関しては「だいたいそういうこと言ってたんだな」という感じで受け取ってもらえると嬉しいです。


今回の会場は WOMB @渋谷。
ナイトクラブとして有名な場所のようで、公式サイトのイベント予定見てると22:30~4:30みたいなことが書いてあって二度見しました。
地味に場所がわかりづらく、一区画余分に進んでから戻るのをやりました…(笑)
早めに会場に向かってたので事なきを得ましたが、あやうく整理番号の集合時間に間に合わなくなるところだった。

「フルキャパ500くらいでしょ?(本人談)」とのことでしたが、密になりすぎないようにということで間引きされていて、整理番号の様子などから考えるにたぶん200人強がチケット取れてたのかな、という感じ。公式に払い戻し対応も出ていたので、どの程度減るのか、参加側としてもドキドキでしたが、普通に8-9割埋まってる様子でした。

ステージはかなり高め。ステージ上の演者の腰から上は後方からでも普通に見えるんじゃないかな。ただ、しゃがんだり寝転がったりされるとたぶんかなり前方じゃないと見えない。私は中程にいましたが、寝転ばれるとまったく見えませんでした(笑)


ステージ真ん中奥にDJ用のブースが設置されていて、まずはDJ dipさんが登場。ぺこりとお辞儀をしてブースへ。それまでの客入れの音楽とは違う音楽が流れる中、しばし経ってから、いよいよBimiが登場。

オールバックで横の刈り上げがちらっと見えてて、キリッとしたメイク、蛍光黄緑のゆったりめの長袖シャツに若草色?の羽織のようなフォルムの上着、黒のズボン。

もう登場段階で「いやっ、かっこよ…!?」ってなってすっかり持ってかれてしまいました。ヘアメイクがどストライクすぎた。

前回のゲスト出演での初ライブはわりとずっと「かわいいな〜」と思って私は見ていて、今回もそんな感じなのかなと思っていたら、いい意味で予想を裏切られました。


最初の曲が始まる前に、「声出せねぇけど、声出せねぇだけだろ!?」「盛り上がってる気持ちぶつけてこい」「ついてこれるか!?」みたいな煽りがあって、(まじでうろ覚えなのでニュアンス)、ぐるぐる手振りする人もいれば、拍手で応える人もいて、という感じだったんですが、ちゃんと盛り上がってて、「あ、これ大丈夫だ」ってなんか安心しました。

インスタライブで「盛り上げて欲しい」って話は何度も出ていて、こっちも頑張るけど、声出しNGなのが厳しいな、どこまでやれるんだろうって思ってたんですよ。でもこの時の、声出してないんだけど、声出しOKの時のような「わーっ」ってなってる感じを見てて、声出しNGでもここまで雰囲気作れるんだ!と思って感動しました。

1. Tai

その後イントロから「Tai」が始まったんですけど、その雰囲気そのままに、みんながつがつ手振りしてて、このことにも、地味に感動しました。私含め、この手のに慣れてないオタク多いだろうから、どうなるかなって(勝手に)危惧してて、落ち着いた感じだったらがんばらないと…って思ってたんですが、何の心配もいらなかった。しかも、みんな一緒の揃った手振りって感じでもなくて、リズムとしては揃ってるんだけど、振り方はけっこう思い思いで、Bimiが常々インライで言ってる、「各々がノってほしい」みたいなのが達成されてるんでは!?と思って嬉しかったです。

(あらためて考えてみると、この手のライブは行ったことなくても、2.5作品だったり俳優や声優もしくはアイドルのライブでリズムにのって振ることには慣れてる人も多いだろうから、それほど難しいことではなかったのかも)

ご本人によると緊張していたらしいんですが、(出る前緊張していたという話なので、出た後は違うかもしれない)、この時点で前回のがむしゃらな感じに比べると落ち着いたトーン。テンション低い訳じゃなくて、「とにかく全力出しきる!」のではなく、パフォーマンスとして出力を調整してきている印象を受けました。

てっきりラストか終盤にもってくると思っていたTaiが1曲目で出てきたのはちょっと驚きでしたが、今となっては一番馴染みのある曲なのでノリやすくて助かりました。

2. show

続けていきます、とそのままshowに。
曲単体で何やってたかって案外覚えてないものですね~なんかくやしい。

「それはダメ」の後のところ、家で聞いてて、ここってどうしたらいいんだろうなって思ってたんですが、他の人たちもどうしたらいいんだろうって感じだったので、やっぱそうだよね!って安心しました(笑)

この曲の後で水飲んでたのかな。「水飲むわ、水飲まして」ってDJブースに取りに行って、「水飲むから拍手してて」は笑いました。水を飲むBimiを拍手しながら見守る客席…(笑) 水飲んでから「ははは、これいいな」ってケラケラ笑ってたのがかわいかった。

3. Devil

この曲の前あたりかな、「始まる前はお客さん入るかな、どうなんだろうって不安だった」って話が出てきて。「埋まってなくても沸かせる自信はあったけど、不安で緊張してた」「でもこれだけ来てくれて、みんな盛り上がってくれて、俺は何を緊張してたんだろうって、緊張してた自分を問いただしたい」って続いて。「問いただしたい」ってあたりがなんというか、らしいなと思うんですけど(笑)、本人もそのあたり不安だったのかっていうのと、そこをみんなで盛り上がることで解消できたんだとしたらめちゃめちゃ嬉しいなと思いました。

(Bimiお気に入りの「スルメ曲Devil…!)ってそわぁっとしたのは覚えてるんですが、ここもあんまり覚えていない…ぐぬぬ
ここは私とあなたの家、あたりがささやく感じではなくて普通に歌ってる感じで、またちょっと印象変わるなと思ったのは覚えています。「私はあなたのことが好き」のところで客席を見ていたという情報が入って、「それは最高だな!」となっています(覚えてないんかい)

4. awake now
赤と青の光が交錯する中で動き回るBimi。アップテンポなリズムでがつがつ振れる感じで楽しかった。

この曲終わったあたりかな、羽織っぽい上着を片袖脱ぎからの結局全部脱いでて、「『輪』のために着てたんじゃないんだ!?」となりました(笑)

2回目の水飲みタイムはここかな。今度は「水飲むけど拍手はいい。拍手はいいけど見てて」って言ってて、静かに見守る客席(笑)。「見てて」って言われると堂々と見ていいんだなって思えていいですね(?)。インスタライブでも「片方だけコンタクトつけたままだったわ」って急に外しだして、「外すね。見てて」って言ってたことがあったんですが、それを思い出しました。

あともう1回、タイミング忘れたけど、水の代わりにモンスターエナジー飲んでた回もあった。

5. burn it up
awake now とはまた違ったリズムでのアップテンポ曲。青の照明だったという感想を見かけましたが私は覚えていません(はい)。

6. 27th

ここで27thにからめて、24になってしまったけど…という話が。

17で上京してきて24になっちゃったけど、念願の夢が叶って嬉しい、これまでの仕事がいやだったとかではなくて、これまでの仕事も大切だし、その仕事のおかげでみんなに会えたと思ってるし、これからも仕事を通して魅せてくから、これからもよろしく!みたいな内容。

17で上京してきて、のところで、そうか17の時か…と高校生の廣野くんを想像してしまい、胸がぎゅっとなりました。

「みんなも飛び疲れたでしょ?ゆったり聞いてよ」的なこと言ってて、しっとり聞く雰囲気に。

7. 俺の冬

2曲バラード系が続いて、「落ち着くターンか」と思った記憶があるので、たぶんこれかな。
「餅食う なんかする やっぱやめる とりあえず一服」のところが「餅食ってる場合じゃねぇ 何してる ライブしてる」みたいな感じで歌詞変えてて、「餅食ってる場合じゃねぇ」っていいなとなった。

8. Die young

2階部分にたぶん俳優仲間が来てたんだと思うんですが、そこ見上げながら「die young」で目元で横ピースしてて死んだ。この曲に限らず、時折2階部分見てて、和みました。

ここでも一箇所歌詞変えてて「渋谷でどうこう」って歌ってたんですが、ここはそもそもあんまり聞き取れなくて、聞き取り能力をアップする必要性を感じました。

9. 虫の音

「もうそろそろ佳境だから…」ということを言い始めるBimi。

曲始まる前に後ろ向きから横顔見せながら「今日のこと忘れないで」って言っていて、「忘れないで」がぐっと刺さってしまった。今日のライブも忘れないけど、この「忘れないで」は絶対忘れないなと思う。

イントロ部分で、ゆるく手振りしてた人たちに「休憩して」って言ってやめさせてて、しっとり聞く雰囲気に。

「朝になれば明日になればこの想いは隠れてしまうから」のところで、上からBimiに白い光が放射線状に降り注いでて、朝の意味合いと隠れてしまう儚さを感じて、同時に、明日になれば、もう過去のことになってしまう、このライブのことを重ね合わせて切なくなりました。

10. Funky night

この曲の時かな、「この曲か次の曲かわかんないけど、俺が指示するからみんなしゃがんで、そこからジャンプして」というアナウンスが。この時に前列の子たち見ながら「スカート履いてる子は別にいいけど」って配慮見せてたのがなんか萌えた。

「暗いからほらバレないぜ」のとこで腰振りからの「俺に全部委ねて」で気だるい感じの表情してたのがよかった。

11. 輪

この曲始まった時に、「来たぜ来たぜ~!」っていうみんなの気持ちの高まりを感じて、めちゃめちゃあがりました。本人もめっちゃ跳ねてたけど、フロアも踊り狂った。跳ねることに集中しすぎて、この曲に関してはあまり曲聞けてないし、本人をあんまり見れてなかった記憶があります(笑)

しゃがんでジャンプ指示は結局この曲だったんですが、1回目の時はしゃがんで~、……はい飛んで!ぐらいの感じだったのが、2回目の時はしゃがませる段階で、スカートの人はいいって言ってたのに結局全員しゃがませるし、しゃがませたままでなかなか尺取ってて(笑)、「いや全員やらせるんかい、しかもタメが長い」ってなったんですけど、本人もしゃがみからの最終的に肘ついて、そのまま客席見渡してる顔が悪い顔しててめちゃめちゃかっこよかった。

あと、コロナがなかったらコーレスやってたと思われる「インターネットめ組どこ?」で、みんなの手振りがビシィっと揃ってて、まるでコーレスやってるみたいで、一体感が気持ちよかった。

12. Tai

まだ終わらない感じだけど、やってない曲あったっけ…?と考えていたら、シャツを脱ぎだし、中に着てたTシャツも脱いで上裸に。これはもしや…?と思ったら流れ出すTaiのイントロ。後ろのスクリーンに映像が映し出されて「お金かかってる~」ってなった(コラ)。

歌い出す前、こちらに背中向けて両手広げてる様子見てて、うっすら汗かいてるのと、きゅっと寄った肩甲骨に「生」を感じました。ゲスト出演してたときのライブでもTaiでは脱いでたんですけど、その時は全体に墨でペイントしてたのもあって、あんまり上裸見てる印象なかったんですよね。今回ペイントなしで素の身体が晒されてて、丸まったり伸びたりするのを見てると、「生まれたまんま」みたいな印象を感じて「胎(Tai)」のイメージによりそぐうな…と思いました。

曲が始まる前に、「曲終わったらすぐに捌けるし、アンコールもやらないから、先に言っとくわ」と前置きして「みんなありがとう」って感謝の言葉を述べだしたのが、最高にBimiって感じでした。


その他こぼれ話

曲が途切れるような、詰まるような感じになったことがあって、ちょうど歌詞のところだったので、Bimiも「んっ?」って止まっちゃって、最初からやり直すことになったんですが、その時に「(DJ) dipも緊張してるみたいだから、ほぐすために拍手して」みたいなこと言ってて、客席も拍手で応えて、あたたかい空間だった。フリースタイルで「最初からうまくはいかない、それが人間(人生?)」みたいなこと言ってた気がする。


全体通しての感想

全編通して楽しそうで落ち着いていて余裕があって、変な例えなんですけど、知り合いのお兄さんにエスコートされてるような感覚でした。アーティストとファンというよりは、「これ楽しいよ。一緒に楽しも?」って誘われてるような感覚。

一番最初の煽りこそ、「おっ!?」となりましたけど、その後は手振りでの煽りも気持ちよくて、Bimiお兄さんのガイドに従ってたら、めちゃめちゃ楽しかった、みたいな。この感想大丈夫かな(笑)

ライブ前夜のツイートでは「全員仕留める」って言ってたんですけど、なにかもっとあたたかいものに包まれてるような感覚でした。

今回、客席をよく見てた印象があって、ざっくりこっちらへん見てんな~って瞬間も何回かあったんですけど、きりっとした顔のわりには、あんまり怖さを感じなかったのもそのあたりが関係してるのかな〜と思ったり。(私は真顔目線にはびびりがちなので)

なんとなく印象として、前回のMCでは、それっぽいことを言おうとしてたような印象があるんですが、今回は等身大で伝えたいことを言ってたような印象があって、こっちの方が聞きやすいなと個人的には思いました。単純に今回は自分のファンしかいないから、というのももしかしたら要因かもしれない。

何度も「最高」って言ってて、「これほんとに、まじで思ってるから」とも言ってたんですが、演者側が楽しくて、こっちも楽しくてって、素晴らしいwin-winな関係性だなと思う。

また次のライブ参加したいな〜。次はいつですか?Bimiさん。

カオスの調和が心地いい - Bimi 2nd EP「bin」感想

1st シングル「Tai」の時は「これどうしたらいいんだ…!?」と途方に暮れていた私も 2nd EP ともなると慣れてきました。

「Tai」と「die young」を経ての 1st EP の時ってまだ、聞いて最初の印象として「おお…こういう感じなのか…」という戸惑いがあったんですよね。何回か聞いていくうちに慣れはしたんですけど。


で、今回の 2nd EP。今回は事前にインスタライブでどの曲も数回聞かせてくれていたのがでかいのかなとも思うんですが、EPが配信されて、聞き始めてすぐに「うわ、いいな…」ってなって。1回目は歌詞見ずに聞いて、2回目は歌詞見ながら聞いて。もっかい今度は歌詞見たり見なかったりしながら聞いて…。

聞いててとにかく気持ちよくて、なんか延々聞いていたくなってしまった。結果、本日若干寝不足でした(笑)。

もしかしたら今回の曲が比較的聞きやすい感じなのかもしれないなとも思うんですが、こういう曲調自体に慣れてきたのもあるのかな、と思ったりしています。


以下、曲ごとに感想を。


1. show
ポップな出だしから一転、しゅうん、と闇落ちして、メディア(というか世間?)の闇の側面を深堀する曲が始まる。また出だしのポップな感じに戻るところが、不思議の国からアリスが戻ってくる時のようで好き。

2. Devil
歌詞を見たら思っていた以上にやばい感じでびっくりした一曲(笑)。歌詞見てると「これが曲に??」と戸惑う感じがあるけど、聞くとちゃんとまとまって聞こえる不思議。

「ここが私と貴方の家?」「お話はそんなにしてないけれど」のささやくようなトーンが好き。「犯罪の歌(本人談)」というのを踏まえるとそういうことなのかな…とちょっとそわっとするのがまたよい。

3. 27th
インライで聞いた時から切ない曲だな~と思ってたけど、歌詞をまとめて見るとより切なさを感じて、心がぎゅっと締め付けられるような気持ちになる。
「思ってたよりもこの世界は僕が嫌い みたいだ」が切ない。

4.
民謡のサンプリングを取り入れた、んだったかな?「和」っぽいテイストが入ったノリノリの曲。
インライで聞いた時から楽しい曲だなと思ってたけど、歌詞見ながらちゃんと聞くとより気持ちいい。ラリった夢みたいなカオスな歌詞なんだけど、Devilと同じく、ちゃんと曲になっていて、ごった煮感がよりお祭り感をあげてくれる。
サビの「俺も私もしゃれこうべ 老いも若きもある信念」のリズムの良さが好き。

5. 俺の冬
寒いけどからっと晴れた冬の澄んだ空気が伝わってくるようで、寂寥感もありつつ、どこか明るい感じが好き。
聞き取れないけどなんか英語かなと思ってた部分が「餅食う」だったのでウケた。mocchi coo! みたいな感じの発音だからさ…(笑)

6. funky night
いかにもダンサブル!という感じで楽しい。でも歌詞読むとわりと煽ってるんだよな…(笑) ノリノリな中に昏さがにじむ感じがらしいな~と思う。
「暗いからほらバレないぜ」はそういうことだよってインライで教えてくれたんですが、そうするとその後の「俺に全部委ねて」がえろく聞こえるので困る(?)。


歌詞に混ざってくる意見がインライでよく聞いてる話だったので、あの意見がこういう風に曲になるのか~と感心しました。
上でも何回か書いてますが、わりとごちゃっとした感じに見える歌詞がちゃんと曲として昇華されてるんですよね。私はヒップホップとかラップに詳しくないので、もしかしたらそのジャンルではみんなそういうものなのかもしれないけど、地味にすごい技術だなと思う。

願い - 推しのブログを読んで

4ヶ月ぶりに廣野くんのブログが更新された。
いつものノリだな〜と読み進めていたら、ふいに下記の文章が目に飛び込んできた。

「僕のことを応援してくださっている皆さんもどうか自分の人生を謳歌してください。」

不覚にも、めちゃめちゃ励まされてしまった。


廣野くんとは年齢が離れているのもあり、「みんなもっとこう生きればいいじゃん」という話に関しては、そうはいっても難しい場合もあるんだよ、っていう年上からの目線で見てしまったり、私も若い頃はそういう考え持ってたなという懐古の目線で見てしまったり、ということがわりとある。

けれど、これに関してはそういう構えなしで、すとん、と心に入ってきた。
その後も、人生訓のようなアドバイスのような文章が続くのだが、なんだかするっと受け取れてしまった。

なんでなんだろうな、と読み返していて、気づいた。

これは、アドバイスではない。
祈りであり、願いだ。
謳歌してほしい、という願い。


その後には

「逃げたいことがあれば逃げればいいと思いますし、立ち向かう体力や勝算があるならすればいいと思います。」

と続く。

「勝算があるなら」というのが廣野くんらしい。
これもアドバイスといえばアドバイスだが、要するに「やりたいようにやれよ」というメッセージ。少し突き放しているようにも見えるが、案を提示しつつ強制はしない、「行きたい方向に行きなよ」という優しい励ましを感じる。


廣野くんには年相応な部分と、妙に達観した部分があると思っているが、こういう風に年齢を超えてすとんと刺さる言葉を放ってくることがあるから本当におもしろくて目が離せない。

2021年振り返り

滑り込みで年末に更新したいなと思っていたんですが、間に合わず。7月までは振り返り記事をなんだかんだであげているので、8月以降を振り返ってみようと思います。
近況とマイブーム - 考える練習
4-6月の振り返り、またの名を沼落ちの記録 - 考える練習
引き続き新規ハイ - 7月振り返り - 考える練習


目次

8月

デュラララ

作品としては良かった!どうするのかなと思ってた部分もちゃんと昇華されてて、最高の舞台化でした。
ただ、猪野くんが臨也だったんですが、元々神谷さんがやってたやつを知ってるだけに物足りなく思ってしまい…地に足着いた臨也でこれはこれでいいと思うんですが、やべぇやつ感がもうちょっと欲しかったな〜という印象。

勅使川原三郎版「羅生門

劇評講座の課題作品がこれだったので見たんですが、なんとダンス公演。
羅生門の話に沿った部分はまぁいいとして、沿ってない完全創作部分は正直どう読み解けばいいのかよくわからん!という感じでした。けど案外楽しかったし、劇評書いてみたら意外と書けた。

ヒプステライブ

ヒプステ初めてのライブ。横浜公演がまさかの平日のみだったので、楽日有給とってマチソワしました。どちらもスタンド席で遠いな〜と思ってたんですが、普通に楽しかった!メイキングでどの席からでも楽しめるようにって仰ってたんですが、ほんとにその通りで、その空間にいることがめちゃめちゃ楽しかった。

スタンド席からだったので会場が見渡せたのもあって、これだけの人数を前に、1人で歌い始めるってどういう心境になるんだろうなと思い、人前に立つ仕事ってすごいな〜と思ったし、推しかっこいいな〜としみじみ思いました。

あとあの空間だと全キャストがめちゃめちゃかっこよく見えるんですよね。もともとみなさんかっこいいんですけど数倍増しでかっこよく見える。いわんや推しをやですよ。廣野くんが推しになってからは初めてのヒプステだったので、ナゴヤ曲は大変でした。私の気持ちが。

9月

猪野くんバーイベ

有観客での実施予定でしたが、直前に配信に…。

Rust Rain Fish

廣野くんのいるチームがまさかのオール平日公演だったのもあって、1回しか見てないんですが、いい役どころだった…。感情がじわっと目の縁からしみだすようなシーンがあって、廣野くんの目で語るお芝居が好きなのでぐっときました。

10月

Bimiでのライブ出演

最高の体験でした。めちゃめちゃ気持ちよかった。
今、この瞬間の感情 -「TWi Fes Vol.3」感想 (Bimi(廣野凌大)メイン) - 考える練習

バクマン

ハイステ以外ではウォーリーさんの2.5を見るのは初だったんですが、脚本の組み立て方が同じで面白かったです。感覚的な物言いになりますが、ストーリーでつないでいくというよりは「感情」でつないでいく感じなんですよね。繋がりに論理性がないというか。私はバクマンも好きだな~と思ったんですが、人によって好き嫌いが分かれる理由がわかった気がします。

血界戦線

3度目の血界戦線。こんなに続くとは思ってなかったなぁ…。今回もセットが動く動く。血界戦線はハイパーポジティブな世界観が大好き。

11月

ワールドトリガー

原作読んだ時から廣野くんと共通の要素わりとあるからハマりそうと思ってたんですが、ちゃんと風間さんでめちゃめちゃよかった…!風間さんがそこに「いる」ように感じました。それからダンスがかっこよくてねぇ…(おばあちゃんか)。
風間さん、原作見る感じ、二幕しか出番ないな~と思ってたら一幕ではモブ役としてちょこちょこ出てきて嬉しい誤算でした。3バカのヤンキー役がハマりすぎてておかしかった。

日テレプラスxxxHOLiC

本当は劇場で見たかったんですが、チケットが取れなかった…。
画がめちゃくちゃ綺麗で圧倒されました。暗闇の使い方が印象的なので、劇場で見たらもっと感銘受けたんだろうな~。役者陣の演技もとてもいいし、すごい完成度高いので、見れる機会あったらぜひ見てみてください。オススメです。

12月

ディスグーニー「MOTHER LAND」

猪野くんゲスト出演ということでふらっと。台本を渡されたのはなんと前日22:30だったそうなんですが、そんなことは感じさせないクオリティで1国の王を演じていてすごかった。ずっと稽古してた?と思うような溶け込み具合だったんですが、「ゲスト出演だと思わせたくない」というのは脚本演出の西田さんからも言われていた模様。

配信「マーダーミステリーシアター 裏切りの晩餐」

廣野くんが出演ということで見たんですが、がしがし場を回していてすごかった。この手のゲームやる廣野くんはまた見たい。
マーダーミステリーシアター『裏切りの晩餐』 感想 - 考える練習

イノリマス (猪野くんのクリスマスイベント)

ようやく有観客での開催!!いつもMCやってくださってるシャバダバふじさんが、今回は企画段階から加わっていたそうで、クイズとかゲームコーナーがめちゃめちゃおもしろかったです。プロのひとひねりってすごい。

迷宮歌劇「美少年探偵団」

楽しい!そして廣野くん演じる札槻くんが色っぽい!最高!
ちゃんとした感想は全公演終わってからまた。

インスタライブ記録

音楽活動で動きがあったらインライ!という感じでよくやってた印象はあるものの、実際8月~12月で何回やってたのか気になり、数え上げてみました。

8/9 21時
9/7 22時 「Die Young」配信開始記念
9/14 22時 EP配信開始記念 ※20時に告知
9/24 22時
10/3 22時 ライブ翌日
10/26 23時 ※前日に告知あり
12/13 23時 新曲披露インライ
12/18 23時 同上
12/29 23時 同上
12/31 11:45頃 年越しインライ

さすがに期間長すぎて覚えてなかったので、フィードでツイート取得してるとこのログから「インスタライブ/いんすたらいぶ」で検索して取得しました。時刻はだいたいの開始時刻です。

あらためて数え上げてみたら、思ったより多くて驚きました(笑) こんなにやってたんだな…。時間は30分ぐらいの時もあれば、1時間ぐらいの時もあり。だいたい始める時は30分想定で、興が乗って来た場合は時間が伸びます。

年越しインライの時は「白熱してきたからもうちょっとやる」って言って延長してたのがかわいかった…。1時まわったあたりから、だんだんファンの側が「(明日も舞台あるのに)そろそろ寝なくて大丈夫?」「マネージャーさんに怒られない?」と終わらせようとしだしたのがまた面白かった(笑)

何時に告知/前日に告知 と書いてないものは、すべて「(今)インスタライブやります」みたいな感じでの告知です。告知してから数分後に始まる時が多い印象ですが、ほんとに告知直後に始まる時もあるので、通知が来たらめっちゃバタバタする。年越しインライの時は23時ぐらいにやるかもってツイートが来てたんですが、結局始まったのは23:45頃だったので、「だったらそう書いて!?」ってなりましたね…(笑) ファンはその間ずっと待機してるんだぞ!

11月ないのはワーステの稽古で忙しかったからかな?という感じですが、同じく稽古で忙しかったはずの12月にわりと頻回にやってるのは曲聞かせたかったからかなと思うとかわいい。

廣野くんファンとしてやっていくには、こういった突然の告知に関して、通知に気をつけるか、見れなかったらその時はその時、と諦めるかの2択を迫られます。

2021年総括(という名の推し語り)

廣野凌大にハマった。
これに尽きます(笑)

3月時点ではまさかここまでになるとは思ってなかったんですけど、当時のツイート読み返すとカレイべのあたりですでにわりと好きじゃね?感があって面白い。

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そもそもきっかけとなった舞台「錦田警部はどろぼうがお好き」(以下、舞台けいどろ)を見に行ったのが、わりとたまたまだったんですよね。舞台化決定ツイートをフォロワーさんがRTしてるのを見て、なんか面白そうだな〜、ヒプステ出てた廣野くんが主役やるのか、ってところから、とりあえず原作読んでみて、えっ、これ廣野くんぴったりでは?しかも川尻さん脚本演出とか絶対おもしろいじゃん…って思ってチケット取ってみた…というスタート。

なので、その人が原作推しでRTしてなければ私はたぶん舞台けいどろを見に行ってなくて、次のヒプステまで廣野くんを見ることはなかったし、こんなにハマることはなかったと思う。思い返すたびにこういうのを運命っていうんだろうな〜と思うし、巡り合わせって面白いなと思う。


その後ずぶずぶとハマっていった様子に関してはこれまで振り返りで書いてきた通り。
過去作の円盤も含めて、この人好きなタイプの芝居する人だな〜と思ったのと、価値観・考え方の部分に惹かれたのが大きいなと思います。

そもそも舞台けいどろの直後にカレイベでトークが聞けたのが大きいんですが、2021年は考え方を知ることができる機会がめちゃめちゃ多かったんですよね。例年やってるカレイべとだいたい月一のLINELIVEに加えて、
・ヒプでの声優さんとのクロストークイベント
・雑誌での単独インタビュー
があって、さらに
twitterのスペースでの配信
・インスタライブ 10回以上
がありました。


特に後に残らないタイプの配信で思想・価値観部分の話をけっこうしてくれてて、独特でおもしろいなと思う部分もあれば、それはわかるな~と思う部分もあり。本人がアーカイブ残したがらない以上、どこまで書いていいのかは悩みどころではあるんですが、私がけっこういいなと思ってるのが、ジェンダーセクシュアリティに関して、とてもフラットな考え方を持っているところ。

いろいろポイントはあるんですけど、例をあげると、同性愛だから異性愛とは違うという偏見なんかを本当に持ってなさそうなんですよね。象徴的なやりとりがマーダーミステリーでもあって、二股設定が出てきた役について、とある俳優さんが「まぁ(彼女がいるのに)女性と付き合ったなら問題ですけど、男性ならいいんじゃないですか」と発言した時に、廣野くんがさらっと「えっ男だからってことですか?それは関係ないと思いますけど…僕は浮気だと思いますよ」って言ったのがめちゃくちゃよくて、別に謎解き関係ない箇所だし、これほんとにそう思ってるんだろうなと感じて、ぐっときました。


ヒプステのすぐ後ぐらいのLINELIVE見て、この人尖ってんな〜おもしろってところが第一印象だったんですけど、10ヶ月ほど追ってみて、いろんな側面があって、飽きないな〜と思っています。

ふざけてるかと思いきや真面目だし、豪胆なとこもあるけど繊細なとこもあって、唯我独尊、人付き合いめんどくさいみたいなタイプかと思いきや案外マメに連絡取ってるっぽかったり、情に厚いとこもあったり。オタクのことなんて気にしてないのかなと思ったら、繊細な気遣いを見せたりする。


廣野くんに関してはどこで見るか、またどのタイミングで見たかでも全然印象変わるよなと思っています。

例えば、日替わりでカテコでキャストコメントがある舞台の場合。廣野くんはお当番回はわりとウケ狙いに走ることが多いんですが、千秋楽での全員一言ずつではめちゃめちゃ真面目なこと言ったりするんですよね。どっち見たかで全然印象変わるよなと。

与えられた役割をきっちり果たす一方で、「こうした方がもっとよくなる」と判断すれば躊躇わずにやるところもあり、レールに沿う真面目さと、レールから外れることを恐れない度胸が同居しているのが面白いなと思います。「やってみて怒られたらやめたらいい」は完全に怒られ慣れてる人の発想だな〜と思いますが(笑)


好き勝手に行動してるようでまわりをよく見ていて、状況にあわせて行動変えてるのも好き。複数人でのトークシーンとか、映像見ながらみんなでコメントみたいなシーンでよく野次飛ばしたりしてるんですけど、今はいらないってところではやらないんですよ。盛り上げが必要そうなところでのみやってる。

こうやって書いてみると、なんかほんとに真面目ですよね。舞台けいどろで「この人めっちゃ真面目じゃん」って思ったのも惹かれポイントだったんですが、この10ヶ月追いかけてみて、その印象間違ってなかったなーと思っています。


オタクとの距離感もおもしろくて、妙な気さくさがあるんですよね。接触の時の構えがない感じもその1つ。インスタライブでの構えもなんかあんまり「自分のファンとやりとりする」構えではないんですよね。だいたいぬるっとしたテンションで始まるし、普通にポテトやらバーガーやら食べながらやったりするし(笑)「もっと多くの人に自分の曲を聞いてもらうにはどうしたらいいか」を相談し始めたりもするんですよ。

正直、音楽での宣伝の方法なんて出尽くしてて、オタクに相談したところで斬新なアイデアが出てくるとかはないと思うんですけど、どういうグッズが欲しいかみたいな、オタク側が詳しいことを聞くならまだしも、別にそうじゃないことを相談し始めるのがまるで友達みたいな感覚で面白いなと。

年越しインライも夜の予定ないからやります、みたいな感じだったんですが、発想が完全に「今日暇?通話しよ」なんですよね。


一方で、どれだけオタクから要望されようとも自分がやりたくないことはてこでもやらないし、はっきり「やだ」って言うので、そのあたりが人によってはきつく感じるかなという気はします。インスタライブは絶対アーカイブ残さないですし、ツイ消しはどれだけやめろと言われようともやめてませんからね~。最近はインスタのストーリー消しを始めたのでどう対策したものか困っています。

マーダーミステリーシアター『裏切りの晩餐』 感想

※致命的なネタバレはしていないと思いますが、「こういう芝居してた」などは言及するので、気になる方はお気を付けください。

全6回のうち、私が見た回は下記3つ。
①12/14 15時
②12/15 14時
③12/15 19時

最初は廣野くん出演の③だけ見るつもりだったんですが、①は解説の北乃颯希くんが犯人当ててたっていうのを聞いて視聴、ここで全然雰囲気違うの面白い!となって、友人の推しさんが出ていたので②も見ました。

マーダーミステリーというのは最近ちらほら聞くなぁと思ってたんですが、パーティゲームとして古くからあるゲームらしいですね。プレイヤーが役を与えられ、その役を演じながら、殺人事件の犯人を推理していく、というゲーム。

人によって役の解釈が違ったり、議論での振る舞いが違ったりするので、設定としては毎回同じなんですが、回ごとに全然雰囲気が違って、とても面白かったです。

それぞれにどういう職業で誰とどういう関係かという設定が付与されていて、それが徐々に「手がかり」という形で明かされていくんですが、この作品、人間関係の設定がエグい(笑)。二股がわんさか出てくるんですよね。それがバラされる度に一悶着発生するんですが、言ってしまえばそこでドラマを展開することって謎解きには関係ないので、いかにして謎解きに戻るかというのも重要になってきます。


ドラマと謎解きとにどの程度時間をさいてたか、というのも回によって違っていて、上記3回の内、一番謎解きに時間を割いていたのは③、一番ドラマに時間を割いていたのは②、バランスよかったのは①だなと個人的には思います。

③は主に場を引っ張っていた廣野くんがかなり謎解きに対して意識が高くて、ドラマに流れそうになるのを謎解きに意識を戻す、っていうのをよくやっていたのがたぶん大きい。その分ドラマ要素は少なめです。

②はちゅうえいさんがかなり演じることに対して注力してて、「今はそこ(痴情のもつれ)は置いといて…」と謎解きに戻そうとするキャストに「置いといてってなんだ!これは重要なことだぞ!」みたいに怒ったりしてたので(もちろん演技で)、それがたぶん大きいんだと思います(笑) 謎解きもしてない訳ではないんですが、あんまり時間はさけてないと思う。友人がラブコメって評してたんですが、ドタバタラブコメが見たい人には②はオススメ。

①は上記2回と比べるとどちらが優先という感じもなくバランスいい回という印象。加藤諒くんがほんとにアドリブなのか疑問に思うぐらいこなれた感じの演技をしていたり、釈由美子さんのお芝居がめちゃめちゃ良かったりして、映像作品見てるような満足感がありました。


アーカイブが12/31まで見られるようなので、気になった方はぜひ☆
https://murdermysterytheater.jp/uragirinobansan/index.html

SPWNとシアターコンプレックスとで配信してるんですが、違いは下記。

  • SPWN
    • 各キャスト視点のverがある
      • ゲーム開始前に独白という形で、そのキャストの設定を聞くことが出来る。また合間に挟まる休憩タイムにはそのキャストの推理や次どう振舞おうかな…という戦略が聞けるので、そのキャストと一緒にゲームしているような視点で見られる。ただし、そのキャストが犯人役だった場合は最初から犯人を知った状態で見ることになる。
    • キャスト全員での感想戦がある
  • シアターコンプレックス
    • 解説がいる
      • 俳優さんとアナウンサーさん?のペアでの解説。休憩タイムにこの人が怪しいとかの推理が聞ける。
    • 1人か2人キャストを呼んでのアフタートークがある
      • 私が見た回(③)は解説の前山さん+廣野くん立花くんの3人でのトークで4分半。「あそこよかったよ」に対して「実はあそこは…」が聞けたりして短めなわりには中身ある感じだった。
  • どっちがいいの?
    • 出演者に推しがいる場合はSPWN版がオススメ。全体的に見たい場合はシアコン版で解説付きで見て、SPWN版で感想戦だけ買うのが楽しいかな〜と思います。


廣野くんについて
出演者のうち、立花くんは次の舞台の稽古で一緒ですが、他は初対面の方なので、おとなしい感じになるのかな〜と思ったら、わりと序盤から積極的に場を回して謎解きを進めようとしていて驚きました。

ドラマに流れそうになるのを謎解きに戻すシーンが何回かあったんですが、痴情のもつれで揉め始めた面々に対して、「夜の話はもういい…!」って言ってたのが、表現のぼかし方が好き(笑)。

役の設定としては女の子と遊びで関係持っちゃったりする、わりとクズな設定なんですが、どこか愛嬌があるというか、可愛げがある感じになっていました。同じ役の綱(啓永)くんや矢部さんがわりとクールな感じの役作りだったのとは対照的。

あと、とあるキャストを詰めるシーンがあるんですが、そこが完全にプロのやり方で… 穏やかなトーンから急にギア入るのが凄くて、初回視聴時はめちゃめちゃ怖かったんですが、とても最高なので廣野くんファンはぜひ見てほしい。アドリブとは思えないクオリティで、まじで絶品です。

今、この瞬間の感情 -「TWi Fes Vol.3」感想 (Bimi(廣野凌大)メイン)

廣野くんが出演するということで、TWiN PARADOX主催の対バン企画「TWi Fes Vol.3」に参加してきました!
参加する前は正直びびってたのですが、始まってみたらめちゃめちゃ楽しかった!ので記録残しておこうと思います。

会場・日時

Veats Shibuya 10/2(土) 18:00開演
渋谷センター街を抜けたところにあるライブハウス。
地下への階段を下りていくのがいかにもそれっぽくて楽しい。
通常はスタンディングでの使用が多いのかな?
今回は座席を並べて200ちょっと入れていたようです。
床に線を引いてスタンディングかなと思ってたので椅子あるの意外でしたが、しっとり系の曲の出演者さんが2人いたので、後から納得。

まさかのトップバッター

今回のライブは対バン方式のため、最初に誰が来るかわからない。
友人「トップバッターで廣野くん来たらどうします?」
私「テンションが大変なことになると思います」

とか言ってたんですが、TWiN PARADOXさんの紹介MCで「脆さもあり」「攻撃性」って出てきて、「おっとこれは…?」と思ってたら案の定スクリーンに映し出されるBimi(廣野くん)。

いやいやいや待って。無理。となったんですけど、そこからイントロが長かったのでそこでいったん落ち着きました。「Awake now」元々イントロ長いなとは思ってたけど、あの時はまじで待ちくたびれるかと思いましたね。

もうそろそろイントロ終わって歌詞入るけど…?ってタイミングでようやくBimi登場。「殺してください」ってMCにふふってなってたら歌いだして、「えっ、EP*1で聞いてたのと全然違う!?」ってなって衝撃を受けました。もちろん音程とかメロディは同じなんですけど、のってる感情の量が全然違ってて。今の、生の感情ががんっとぶつかってくるというか流れ込んでくる感じで、情報量におぼれそうだった。

その後もずっと、生の感情ががんがんぶつかってくるような感覚は変わらなくて、元々観劇の動機が「感情を受け取りたい」私はもう楽しくて仕方なかった。こんなに大量の感情を浴びるように受け取れるって、なんて贅沢なんだろう。

なにより本人がすごく楽しそうなのが伝わってくるんですよね。同時に「俺の全部を出し切る!」みたいな気迫も感じられて。まだパフォーマンス的にはたぶんこなれてない、探り探りやってる感じもあるんだけど、だからこそそのまま放出されてるような剥き出し感もあって。もうなんかお腹いっぱいだった。

配信で見返すとあまり感じないんですけど、会場で見てると、けっこう客席の反応を窺って、探り探りやってるのが感じられたので*2、めちゃめちゃ楽しい!って感じてるのが伝わればいいなと思って、意識的にニコニコしつつ、がんがん手振りをやってました。

正直、廣野くんがライブやりたいライブやりたいって言ってるのが不思議だったんですよね。曲出して聞いてもらうだけじゃ駄目なのかな?って。でも今回ライブ参加してみて、お芝居よりもダイレクトに感情のやりとりができるのを感じて、これは楽しいわって実感して、得心がいきました。

セットリストはEPを頭から順番にやって最後にファーストシングルの「Tai」でしたが、真ん中の3曲目で「虫の音」が入ってるのがいい感じにクールダウンできてよかったなと思います。

衣装がだぼっとしたパーカーとズボンで、似合っててかわいかったんですけど、お顔がですね、真っ黒の全眼カラコンと、墨のペイント。ペイントは出てきてすぐにわかったんですけど、なんか目元見えないなと思ったらまさか真っ黒だとは思わなかったよね(笑) なるほど「Tai」の世界観なのね、と納得はしたんですが、全眼カラコンされると目線がまったくわからないんですよね。どこ見てるのかが全然わからないの地味に不便だった(不便?)

コラボ曲で再登場

最後のTWiN PARADOXさんのところで「もう1回見たいよなぁ!」ってことで他の出演者も一曲ずつコラボで再登場。Bimiは墨のペイントを落とし、全眼カラコンも外して、すっきりしたお顔で登場。この時は照明が明るかったのもあって顔がよく見えたんですが、ペイント状態を先に見たせいなのか、めちゃくちゃかわいく見えて自分で驚きました(?)。ここではちゃんとお二人にあわせてポップス寄りな歌い方だったので、一粒で二度おいしかった。

あとカテコでDJさんの袖ひっぱって耳打ちしたり、笑いあったりしてたのがかわいかった~。仲いいんだなぁと思ってほっこりしました。

感想

冒頭でもちらっと書きましたが、実は参加する前はめちゃめちゃびびってました。というのも2.5作品関係か声優さんのライブしか参加したことがなかったんですよね。どっちもペンラ振る感じだし、ペンラは胸の前!って感じで。少なくともBimiのライブはどう考えてもペンラ振るタイプじゃないし、やばい、どういうノリでいけばいいのかわかんないぞ!?ってなって、基本一人参加の私としては珍しく、ライブに慣れてる友人に一緒に参加してもらいました。友人がけっこう調べてくれてて、対バン方式らしいとか教えてくれたので、心の準備ができました。

今回は椅子ありだったのも幸いでした。そうなるとモッシュなんかも発生しようがないし、普段のライブとの違いはペンラではなく手を振ることぐらいになるので、初心者的にはとても助かりました。

直前になってあらためて緊張したりしてたんですが、始まってみたら、記事内で書いたようにめちゃめちゃ楽しくて、びびってやめたりせずに参加してよかったな~ってしみじみ思いました。

そういえば事前の曲の印象では、ライブで盛り上がるのは「Awake now」か「Burn it up」あたりかなと思ってたんですが、「Tai」が一番楽しくて、意外とわからんものだなと思いました。(ただ、一緒に参加した友人は「Die young」が一番ノリやすかったと言ってたので人によるのかな)

他の出演者さんたちのMCがみなさんこなれてて、Bimiの時に探り探りに感じたのはやっぱり合ってたんだなと思ったんですが、逆に考えるとこれからうまくなっていく様子が見られるのかな~と楽しみにしています。

正直、廣野くんの音楽活動に関しては「まぁ曲嫌いじゃないし、本人がやりたがってるから、追うだけ追ってみるかな」ぐらいのテンションで、この先もし音楽活動一本になったら私は降りるだろうなと思ってたんですよね。でも今回ライブ参加してみて、音楽活動一本になっても追えるかもしれないなぁという気がしています。

*1:ミニアルバム

*2:そういうところがまたかわいい

引き続き新規ハイ - 7月振り返り

今月も廣野くんが楽しい(?)
現場が続くので新規ハイが続いております。
廣野くん関連は見出しに★をつけてみました。

7/3 廣野くんトレカイベ★

記事でも書いたんですけど、なんかこの日はテンション高めだったのと、5回接触したので、いろんなパターンが見れて楽しかった。


終わってから他の人のレポ見てて気づいたんですけど、どうも毎回終わり際にバイバイとかして見送ってくれるのを、私は毎回スルーしてしまっていたっぽい。

言い訳すると、荷物受け取りのタイミングが微妙だったんですよね。順番待ちしてる人から見えないようにパーティションがあったんですが、荷物を預けてた場合、そこを出てから受け取りじゃなくて、パーティションの中で受け取りだったので、廣野くんと話して特典ブロマイド受け取って1,2歩あるいたら「お荷物こちらです〜」って言われるので、受け取った後は特に廣野くんの方振り向かずさっさと退出してしまってました。

何回かループした後で、荷物受け取ったタイミングで、廣野くんが私がはける方向にガッと身を乗り出して(座ってるテーブルの横方向にスライドする感じ)こっちを見てきた時があって。「?」ってなりつつ、会釈してそのまま出たんですけど、あれ、そういうことだったんでは!?という(笑)

他の人のレポ見てて、バイバイみたいなのやるタイミングあったっけ?と思ってから、当日パーティション越しに聞こえてたやりとりのオタクの声の位置を思い出して、「私毎回すごいさっさと帰ってたな!?」って…(笑)

その時の表情がちょっとニヤッとしてる感じに見えたのがかわいかったんですが、実際面白がってたのか、ニコニコしてたのがニヤニヤに見えただけなのかは謎。


あと、MVになぜ日本人形の映像を入れたのか聞いたら、「狂気的なのを入れたくて…」って説明してくれたんですが、その時の顔が嬉しそうでかわいかった…。 MVの話するの楽しいのかな〜ってほっこりしました。

そういえば、気づくとサインが出来上がっているので廣野くんがサインしてるところが見れないって前に書いたんですが、1回そのままサイン書きに入った回があったので、チャンス!と思ってぼやっとサイン書く手を眺めてました。書くのはやっぱり早かったです(それはそう)。

あと会話的には失敗した回で、優しい苦笑が見れたの萌えました。

7/9 廣野くんインスタライブ(Bimi垢)2回目★

再生回数10万達成記念。実は1回目のインスタライブを6/30にやってたんですが、その時はほぼ一問一答形式で、音楽に関係ない話も多く、かなり雑談な感じだったんですよね。

この2回目のインスタライブは音楽まわりの話が多くて、かなり聴き応えがありました。次に出すミニアルバムの話だったり、こういうライブやりたいという話だったり、将来的にどうしたくて、そこに行くために何が必要か、みたいな構想の話だったり。

何をどう考えてその判断か、みたいな思考が見える話が好きなのでめちゃくちゃ面白かった。夢を見据えつつもひとまず現状で何ができるか、から考えてる感じがしたのも地に足着いてていいなと思いました。

あとこの回は普通にたばこ吸ってて、自由だな!?って驚いたんですが、事務所の人には後から怒られた模様*1。事前に確認しような…(笑)

7/10 テニミュ4thシーズン「青学vs不動峰

今見始めたらシーズンの最初から見れる!と思って行ってきました。

私はそもそもこれまでのテニミュを飛び飛びにしか見てないんですが、4thシーズンのテイストも好きです。これまでのがある意味ショーのような形式だったのが、今回は普通に演劇をやろうとしている印象を受けました。

不動峰かわいいな〜と思ってなんならもう1回増やした。神尾ソロ曲の不動峰がかっこかわいくて好き。

7/16 廣野くんインスタライブ(Bimi垢)3回目★

再生回数20万達成記念。
昼寝してたらしく、寝起きのために序盤めちゃめちゃローテンションだった。そこから徐々に頭が起きてきたのか、なめらかになっていくのが面白かったです(笑)
「曲をシャブって言うのやめて?」って諌めてたのが好き。

あと、親御さんから小さい頃の動画が送られてきたそうで、それが3歳の誕生日ケーキのろうそくを弟さんが先に吹き消したことにキレてた動画だったらしいんですが、「怖い、この子供は育てたくない、親に感謝ですね」みたいなこと言ってておかしかった(笑)

7/16 いののおふ(猪野くんの配信)

※インライとかぶったことによりアーカイブ視聴だったので、コメントは見れてません。
2回目にして、事前募集したメールに回答していく形に。やはり完全フリースタイルは厳しいという判断?

「猪野くんファンの総称を決めてほしい」というメールに対して、コメントが「いらない」「決めなくていいです」というのがだーっと流れたらしく、猪野くんが「これけっこう要望あったのよ?えー…」と困惑していたのがおかしかった。結局、好きに呼んでくださいということに。(とりあえず「いのの民」は「まきばの民」を彷彿とさせるからやめた方がいいと思う…笑)

7/17 猪野くんカレイべ

…の予定だったんですが、2度目の延期に。
もうやっちゃえばよくない!?って思うんですが、大手ほど、何かあったらって考えちゃうのかな…。カレイべが実施できるのが先か、2021年が終わるのが先か…(笑)

7/20 アクターズリーグ★

野球詳しくないからどうかな〜と思ってたんですが、普通にめちゃめちゃ楽しかった。特に前半は廣野くん出てなかったんですが、手に汗握りながら普通に野球観戦してました。

あと、野球あんまりわかってない荒牧さんの解説がどうなるかも見物でしたが(笑)、荒牧さんに向けて実況の方が丁寧に説明してくれたのが、私みたいに詳しくない人にとっても役立つ解説になってて、これはすごく正しかったなと。

特設カメラの方にも廣野くんちょこっと出てて、質問を引いて答えるという内容だったんですが、にこやかに真面目な回答をしてて(しかも最近の野球の話をちゃんと把握している)、求められてる役割をちゃんとやろうとしてるところにグッときました。インスタライブでわりとぐだっとしていたのを見ていただけに、まじめな廣野くんにわいた。

7/22 元木聖也イベント2021 1部★

「元木聖也イベント 2021」1部 レポ、もとい感想 - 考える練習

この日の廣野くん、めちゃめちゃ盛れてて、「美」って感じでやばかった。また丸眼鏡がおしゃれ度を引き立てていてですね…とてもよかった。
あと20日に続いてまじめな廣野くんで、出すぎず引っ込みすぎず、先輩を立てつつも楽しんでる様子にとても萌えました。

7/24 モリステ case2

個人的に初演が気になってたポイントがなおっていて「やるやん」となりました(上から)。モリステは別記事で書くかも…もしくは8月振り返りで。

*1:正確には「残念です」と言われたらしい