考える練習

舞台やイベントの感想など

悲伝でもやもやする理由

もやもやする人って要は結末に納得がいかないからでは?という意見を見て、そうなのかなぁと思ってたんだけど、いや、違うな…と気づいた話。

もやもや整理記事書いて、もやもやポイントを切り出してすっきりして観劇にいどんで、でもやっぱりわからなかったなぁとなってて(その感想はこちら)、納得いってないからなのかな、それなら時がたつのを待てばいいだけではあるけど…と思ってたんだけど、結末で「えぇ!?」となった小説があったのを、ふと思いだした。

ネタバレになるからどの作者のどの小説なのかは伏せるけど、苦難を乗り越えてたどりついたところで、彼らが選んだ結果が予想外で、「あれだけあんたら苦労したのにそっち選ぶの!?」ってすごくびっくりしたし、そこそこ長編だったからこれまでドキドキしながら読んできた私の気持ちは…みたいな気分にもなったんだけど、別にもやもやはしなかった。

なぜなら、彼らがそっちを選んだ理由が明確だったから。

めちゃくちゃ自己中な理由だったから、「いや、え、え~~~!?」とは思ったけど(笑)、そうか、、うん、、まぁそうね、、なら仕方ない、、みたいな感じになって、肩透かしくらった感じはめちゃくちゃあったけど、「なんでそっち選んじゃうの!?」ってもやもやした記憶が、別にないなと。 だってそっち選びたいんだもんね。仕方ないよ。 迷いなくそっちを選ぶ彼らに爽やかさすら感じた。

っていうのから考えると、やっぱりもやもやする理由は「結末が納得いかない」より、単純に「なぜそれを選ぶのかがわからない」からなんだろうなぁと思う。そもそも「そうなっちゃった」のは何回か見てれば「わかる」からなぁ…。

その作品も時間SFで青春モノだったので、その関連で思いだしたのかなと思うんだけど、ちょっとすっきりしましたという話でした。

余談:三日月定点してみて気づいたこと

三日月を定点してると、わりとずっと葛藤してるんだよね。事件発生までは、本丸の仲間たちといる時はきゃっきゃしてるんだけど、事件発生後はずっと葛藤してる、もしくは思い悩んでる表情をしている。

これまでなんとなく、三日月は「神様」として見てたから、そうか「人間」なんだなというか。彼らは設定上「つくも神」だから、神様なんだけど、刀ステでは人間と同じような心を持った存在として 描かれてるじゃん? その中で三日月だけ、そうじゃないように見えてたんだけど、そうか三日月も同じなのかと思った。

まぁ結局、三日月特有のポエミーというか、遠回しな喋り方が始まると思考を追えなくなってしまうので、三日月の気持ちはわからないんだけども。