考える練習

舞台やイベントの感想など

悲伝見て、わかったところとやはりわからないところと

北九州公演7/5(木)夜公演見てきました~

早めに行ってトレーディングしようかなと思っていたのに開演3分前に劇場到着するというぎりぎりっぷりをかましました。飛行機が遅延したのもあるとはいえ、のんびりしすぎた…。パンケーキおいしかった。

18時ちょうどに大雨による避難準備の警告?がきて、各々のスマホがいっせいになりだしたのはびびりました。タイミングがぴったりすぎた。たぶんそこでもう開演時間だ、ってなったのと、これは携帯きっとかないと鳴るぞってなったんでしょうね、もうちょっとしてから鳴ったのは数台でした。「この人まだ電源切ってません」サインとして機能してしまってたのおかしかった。今公演での電源切ってる率めっちゃ高かったと思う。

なかなか始まらなくて、客入れ手こずってるのかなと思ったら、その警告が来たために一時開演を見合わせていたというアナウンスが入りました。ただ、該当地域ではなかったとのことで、しばらくして普通に公演始まりましたが、あれはちょっとドキドキした。



明治座で見た記憶をもとに考えてて、三日月が何考えてるのかわかんないなってなってたんですが、今回見てて「あっ!」ってなったのが、鵺と会話してるところ。

三日月も義輝の刀なのに!って言われて、「俺を使ってはくれなかった…!」って言うところが、悔しさかな?使ってほしかったのに使ってくれなかったって気持ちがすごく入ってるのを感じて。
あれ明治座の時はもうちょっとクールに言ってた気がするから、感情をよりこめるように言い方変えたのかな?って気がするんですが、守るために戦いたかったっていう気持ちがすごく伝わってきて。ぐっときました。
その後、縁あって今の主に…みたいな話があって、三日月は守りたかったのに守れなかった、それを今生で果たそうとしてるのかなって。そう考えると、あぁそうか鵺はそういう意味でも三日月と対比されてるんだなと。そこに思い至ると、義輝を守ろうとする鵺の行動によりグッとくるものがあって、ちょっとうるっときました。

あと鵺を逃がす理由として、歴史を変えられるのか?というのに加えて、自分が守れなかった義輝を守ってほしい、というのもあるのかなとも思ったり。

「徒労ではないのか…?」のところも前より感情がこもってて、重苦しいほどの雰囲気にずしっとくるものを感じました。


上記の「わかった!」があったので、今回はいけるかな?と思ってたら、二幕に入ったら相変わらずよくわからず…。三日月の気持ちでいうと義輝との会話のところがわかりやすいですよって言われてたんですが、上記のアハ体験以上の情報は得られず…というか途中から追えなくなっちゃったんですよね。末満先生のセリフと相性悪いのかな…。
「それもまた刀よ!」でめちゃくちゃ圧こもってたからなんか伝えたいんだろうなってのは伝わったんですが、ここもよくわからなかったな~。なんかつかみきれない。

話整理できたところであらためて見て思ったんですが、悲伝、めちゃくちゃ情報量多くない? あと場面切り替えが多い。ちょいちょい「んん…?」ってついていけなくなりそうになっては、いやもうわかってるから適当に聞こうってあまり考えすぎないようにしてやっと感情面が追えるみたいなところがありました。あと、殺陣の間に(これ今どういう状況だったっけ…?)って思い返ししたりしてた。


最後の三日月vs山姥切のところもなんかうまく追えないんですよね…。意味内容を考えてると置いていかれてしまうし、流れるがままに聞いているとよくわからない。

しかも今日のがですね、前みた時と全然違ってて。びっくりしすぎて三日月の最初のセリフ意味取れなかったよね(笑)

あ、思い出したからメモっとこ、小烏丸の登場は白三日月が登場したすぐ後。

三日月がめちゃくちゃ感情こもってて、「未来につなげたいんだ!」みたいな感じで、なんだろうな、ちょっと怒ってるというかいらだちをぶつけてるみたいな感じになってて、山姥切は逆に前回より落ち着いた感じになってて、(入れ替わってる…!?) みたいな気分に。

特に「俺たちにできることはなかったのか!」ってところが変わってて、前回見た時はいらだちや怒り、悔しさみたいなのを強く感じたんですが、穏やかに確認するみたいな言い方になってて。(ただ、表情が見えない座席だったので、声のトーンでの判断)。え、三日月が感情こめるようになった分、山姥切落ち着いた??って思ったんですが、その後きりかかるあたりからは前と変わらず激しい感じだったので謎でした。あれその日の気分とかいうレベルじゃなくて演技プランの変更だと思うんだけど、どういう意味合いがあるんだろう…。
山姥切も本当はどうしようもないことはわかってるんですよってことなのかな。

それと三日月が消える時の演出も変わってて、あの神々しい感じ好きだったから、ちょっとしょんぼり。でもぶわって花が舞う(というか散る?)演出も好き。

思い出したやつメモ:
「矛盾している。心とは複雑怪奇だ」
「お前は何と戦ってるんだ…?」
「いずれわかるときがくる」

「その時は俺が勝ってみせる!」
ここも今日ちょっと違ってたな。これはテンションの差かも。

あと、「手合わせ、楽しかったぞ」って笑顔で言う三日月見てたらぶわーって泣けてきた。

花道演出は全部通路演出に…と聞いてまぁそうなるよねって思ってましたが、一部上手通路を通ってになってました。あれは京都もそうだったのかな。
殺陣がからむ部分に関しては、上手から入ることにすると手を変えないといけなくなるからか、全部下手通路からの走り込みでしたけど、殺陣が絡まない部分は全部上手側の横のところから入って中通路通って通路通って舞台にいく感じ(伝われ)。
ただどっちにしろ距離あるから、わりと長い時間通路にいるのちょっとおもしろかった。あと花道走ってる時は思わなかったけど、通路を走られると大般若さんの足の長さが際立ちますね…。

雑感

もう書いてるやつもあるかもしれない

  • ソレイユホール、音圧がすごい。めっちゃ響く
  • 小烏丸が殺陣で刀落として、それを「失礼♪」って言って普通に拾ってたんだけど、それがすごく小烏丸っぽかった
  • まんばちゃんのあぐらからの立ち上がり方が今日は普通だった
  • 今日のおやつはめんべいでした
    • もしかして福岡はずっとこれ?
  • 鵺ちゃんかわいいよ~
    • ひとつきぶりの鵺ちゃんのかわいさの衝撃
    • 「むふー」って感じの顔好き
    • 「きれた…!」って喜ぶ鵺ちゃん
    • はじきとばされてへちゃ~ってなる鵺ちゃん
    • 一転して「身命を賭して…」とすらすらしゃべりだす時鳥ずるい
  • 本丸襲撃時に主が登場するシーン、前は三日月が駄目だ…!みたいなリアクション取ってたように思うんだけど、取らなくなってた
  • BGMで確認したこと
    • 三日月vs山姥切で流れる福音みたいな曲、本丸襲撃で黒甲冑と鵺が登場するところでも流れている
  • 燭台切と戦うのは毎回っぽいけど、鵺が初登場っぽいことを考えると原因は毎回違うのかな