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映画「普通じゃない職業」 感想 (ネタバレなし) - 考える練習
トキのメンバの舞台挨拶回を見て、翌日にもう一度見ました。
以下、ネタバレ含む感想になります。
Story
『普通』の日常の中、『普通』じゃない男たちの、『普通』じゃない職業の物語――。
真夜中、ビルの谷間で殺しが起きる。それは "生まれつきの殺し屋" 金(楡木直也)の "仕事" だった。翌朝、金は仕事の報酬を受け取りに、元締めであるマスター(森聖二)がいるバーへと向かう。そこに先客としていたのは、かつてマスターが雇っていた "プロの殺し屋" 大和(金城大和)だった。マスターは大和を冷たくあしらい、店から追い出すと、金に昨夜の報酬を渡し、新たな依頼があると告げる。その依頼とは、多額の借金を抱えた男・高村(島津健太郎)が生命保険で借金を返済するために自分を殺してくれという奇妙な依頼だった。家族のために自らの命を捨てるということが理解できない金は疑問を抱いたまま街を彷徨う。そのとき自分を尾行している男の気配を感じる。その男とは、大和だった。そこから、"プロの殺し屋・大和" と "生まれつきの殺し屋・金" の静かな戦いが始まった。
そして、過去にとらわれているキャバクラ嬢のひとみ(栞菜)、姉の復讐に燃える少年・クリス(石山イザリオン)、街を守ろうとし、ヤクザと対立するマー坊(富田翔)、シンヤ(荒牧慶彦)、タロー(岸本卓也)、それぞれの思いが複雑に交差し、後戻りが出来ないほど、きつく絡み合っていく――。
『普通じゃない職業』に就く二人の行き着く先とは……。
金(楡木直也さん)がかわいい
画像見た時点でえらく綺麗目な方を起用してるんだなと思ってたんですが、動いてるとこみるととてもかわいい。パンフ見たらD-BOYSなんですね。キャバ嬢のひとみに「(職業は)殺し屋」って答えて爆笑されますが、気持ちわかるわー。でも逆にこんなかわいい顔だと相手が油断してくれそうですよね。まぁでも実際は目つきや顔つきで只者ではないのわかっちゃうだろうから関係ないのかな。
なんとなく最初、生に執着ないタイプなのかなと思ってましたが、殺されそうになると全力で抵抗してるとこみるとそういう訳ではないんですよね。ナイフを素手で握って動き抑えつつ、相手の首を絞めるシーンは鬼気迫る感じでゾクゾクしました。
「今までいっぱい人は殺してきたけど、憎んで殺したことは1回もないんだ」と言ってて、といって快楽のために殺してる感じでもなく、淡々とやってるっぽいのがなんとも不思議な感じでした。
大和(金城大和さん)
この人も不思議な感じですよね。殺すの楽しいぜ、ヒャッハー!な感じの人かと思ったけど、子供の復讐の願いに対してちょっと同情するような素振り見せてたり、もう1人の殺し屋、金に向ける感情がとても人間臭かったり。ライバルのような、同志のような、たぶん本人もわかってないんじゃないかな、みたいな、絶妙な感じでした。
トキ三人衆の役について
最初の登場シーン、「そういう風に出てくるんだ!?」とちょっと不意を打たれました(笑)
落ち着いて一つ一つ見ていくとなんか服装おかしいんですけど、画面で見てると特に違和感感じないんですよね。シンヤ(荒牧さん)のチューリップハットもなかなかですけど、マー坊(富田さん)のシャツもすごくない?(笑) 物販のブロマイドで見て、すごい柄だな…めっちゃガチャガチャしてる…って思ってたんですけど、画面で見ると馴染んでるのが不思議でした。
ニコ生で感想として「俺一瞬で死んだな」と言っていたので、階段を1人で登っていくとこでいつ殺されるのかと無駄にドキドキしてしまいました。まぁでもあれは演出的にそういう風にドキドキしてほしいなってとこですよね。たぶん。背中にカメラがはりついてずっと追っかけていく構図で、これから何か出てきますよーっていうのが私は本当に苦手なので、殺すなら早く殺してくれ…という心境で見てました(笑)
アクションシーンは翔さんがかっこよかった…!シンヤとタロー(岸本さん)は全然数に入れてない感じなのが萌えました(笑) わりと早い段階でシンヤがお腹に拳入れられて落ちたの見て、うーん、残念…と思ってたらマー坊がバトルしてる間に復活して、ゆら〜っと立ち上がったの嬉しかった。鉄パイプ持って昏い目で機会を伺ってる感じにゾクゾクしました。
その後しばらくして、タローが危ないと知って、「野郎…!」って言って走り出すところ、激情にかられた表情と、押しつぶされたようにひずんだ声が最高。ブレーンなのに、そこ感情のままに突っ走っちゃうの?とも思いましたが(どう考えても単騎で突っ込んじゃ駄目な状況)、それだけタローが大事だっていう演出なのかな。
んでまぁそのまま階段駆け上がって部屋に飛び込んで殺される訳ですけど、殺されるシーンは確かに一瞬でした(笑) 断末魔なんで聞いてて辛いといえば辛いんですけど、50音で区分できない音が好きなので、そういう意味では楽しかったかなー。感情だけを味わえる感じがして、叫び声とか呻き声とか好きなんですよね。
マー坊とタローに関しては死ぬ瞬間ががっつり映ってるのに、シンヤに関しては声のみなのは、なんでなんですかね?ああいう断末魔をあげながら即死する死に方がちょっと想像つかなくて変に感じたのもあって、シンヤもちゃんとやってほしかったなぁと思ってしまった。
トキ三人衆の役の関係性
マー坊がリーダーで、シンヤが参謀、タローがいい人枠(?)って感じで、荒牧さん本人が言ってたように、普段の関係性となんとなく近い感じ。ただ、シンヤがマー坊に対して、マー坊本人のための忠告とはいえ、上から抑えつけるような言い方をしてるのが、普段の関係性だと絶対ないだろうから、新鮮でした。
トキメンバーでの舞台挨拶
MCが栞菜さんで、他登壇者は富田さん、荒牧さん、岸本さん、そして須上和泰監督。もう栞菜さんがね…天然でぽやぽやしていてすごかった(笑) MCで時計を忘れた人を初めて見ました。富田さんもいろいろぶっこんでくるし、とにかく大爆笑で、さすがトキだわ…という感じでした。そうそう、岸本さんの挨拶途中で栞菜さんがもう終わったと思って「はい、では次…」と切っちゃって、それに荒牧さんがウケて、次自分の挨拶ふられてもしばらく笑っちゃってたのがかわいかったです。撮影の裏話もちょっと出たけど、あんまり深い話は出なかったのがちょっと残念だったかな。
悪役陣の舞台挨拶
もう1回観たいなと思って翌日に行ったら舞台挨拶回でした。登壇者は加賀谷圭さん、片方隆介さん、岩田貴代志さん、須上和泰監督。監督がMCでした。みなさんこういう場には慣れていないようで、挨拶とかがとても初々しくて、新鮮だなぁと感じてしまった。