考える練習

舞台やイベントの感想など

舞台「スーツの男たち」感想

この舞台をオススメする感想記事を読み、気になって見てきたのですが、お芝居見た感があって、すごくよかったです。

場所はアトリエファンファーレ高円寺。座席は公式サイトによると80席ほど。小劇場久しぶりなので、こじんまりした感じにすでにあがるテンション(笑) 物販にブロマイドがないことに驚きつつ、パンフを試し読みしてみたら面白そうだったので購入しました。(B5サイズで20ページほど、1,000円。この感じも小劇場っぽくてよい)

3列目か4列目くらいまでフラットで、それ以降はわりとがっつり段差あり。私の座席がF列で舞台上のキャストが立つとちょうど目線が同じくらいになる列だったんですが、目線があいそうであわなくて、板の上は別の世界線感があって面白かったです。

舞台上のセットはすごくシンプル。中央に、どっしりとした椅子がこちらに背を向けて置かれていて、その椅子にはりつくように木製のダイニングチェアのような椅子が3つ。それから舞台脇に寄せるようにおかれた小さいテーブル。シーンごとにこの椅子とテーブルがいろいろ違う配置で使用されてました。

暗転があけたら、中央の椅子に座って何かメモに書きつけているマックス(安西慎太郎さん)。そしてもう1人の男、ボビー(章平さん)が隣の椅子に座って落ち着かなさげにしている。このシーンからすでによくて。すごい自然なんですよね。そこに自然に「いる」。

彼らはマフィアの一員で、これから殺しの仕事があること、直接手を下すのはボビーであることが徐々にあかされ、そのことで緊張して落ち着かないボビーがマックスにベラベラベラベラ、どーでもいいことを延々喋ってマックスをうんざりさせるんですけど、このくだりが意外と見てて飽きないんですよね。ボビーの口調が一本調子ではなくて、本当に思いつくままに喋っている感じ。章平さんは、戦国無双で見たことしかなくて、その時は微妙な印象しかなかったんですが、この人ちゃんとお芝居できる人なんじゃん…!(失礼)となりました。

ターゲットが現れ、二人は仕事をした…んですが、なんと、本来殺す予定だった人と違う人を刺してしまった模様。なぜ二人してそのことに気づかなかったのか謎ですが、暗かったか、ターゲットは帽子かぶってたか何かしてたんですよね、きっと…。仕事をしくじらないと話が始まらないから仕方ない。

動揺するボビーに、落ち着けよというマックス。ここ、最初はマックスの方が、ちゃんとボスに話せばわかってくれるとか言ってたような気がするんですが、勘違いかなぁ、ちょっとこのあたり曖昧。

途中からマックスは組織から逃げることを提案しだすんですが、それに対してボビーはこれまで逃げようとして捕まってしまった人たちの名前をあげ、ボスに謝ろう、謝れば許してくれるはずだ、と説得。最終的にボスがいるところまで車で夜通し移動して、謝りに行くことになります。

その道中もボビーがずっと喋ってて、あまりにも自然に喋ってるので意識してなかったんですけど、あれ地味にすごいですよね。セリフ量やばそう。ボスがいる街について、ホテルで一眠りしようぜってなるんですけど、そこでもまたいろいろしょうもないことでマックスに話しかけて最終的にキレられるボビー。もう俺は寝るって言って、マックスがジャケットを脱いで、身体にかけて寝ようとするんですが、その姿がなんかかわいかった。何回かボビーに起こされた後、ついに頭からジャケットをひっかぶるんですが、またキュートでした。さんざんキレられてるのに一切空気を読む気がないボビー、改めて考えるとすごいな。これまでの関係性もあるとは思うんですけど。

マックスが寝たところで、ボビーが悪戯心をおこして、マックスがしょっちゅう書き付けていたメモ帳を取り出して中身を見ちゃうんですけど、そこに自分たちのエピソードが書かれていること、そしてその内容が本として出版される予定であることを知ってしまいます。翌朝マックスを問い詰めると、「普通の生活がしたかった」という吐露が。そして、本の出版を機に、この仕事のやめるつもりであることも。

二人で口裏併せをして、殺すやつを間違ったのではなく、ターゲットが現れなかったことにしよう、と言って、ボス(羽場裕一さん)のところに挑むんですけど、ターゲットがそこにいたことをボスが別のルートから知っていたことにより、口裏併せの前提がくずれてしまい、そこから上手いこと誘導されて、結局本当のところを全部言ってしまうんですよね。ここの流れがまったく無理ない感じで、その分、ずるずると駄目な状況に陥っていくのにどうにもできない絶望感がすごかった。

ボスが、お前はニューヨークに帰った方がいい、としてマックスを帰し、ボビーと二人きりに。「マックスの様子がどうもおかしい気がするんだ。お前何か知らないか?」と切り出すボス。もうこの時点でボビーが動揺してて、あぁこれ駄目なやつだ…と思いながらも、ボビー、そこはしらばっくれるしかないんだ…!踏ん張れ…!と思って見てたんですが、結局、まだボスを信用しているボビーはマックスの様子がおかしいことを話してしまい、そこで、マックスを始末することを命じられます。

おそらくこれからニューヨークに帰るところだろうマックスがぼぅっとベンチに座っているところに現れるボビー。それまでのボビーとどこか違う雰囲気を感じ取って怯えるマックス。ここのボビーの雰囲気がなんとも得体の知れない感じで見てて非常に怖かった。確かにボビーなんだけど、全然雰囲気が違う。明るさの中に、何か腹に一物抱えてる感じ。「これから旅行に行くんだ」とマックスが言うのに対しての返答だったと思うんですが、「そうか」とちらっと笑って言うセリフがあって。その笑い方がどこか大人びた、哀しげな笑い方で。

その後結局、ボビーはマックスを刺して殺してしまいます。上記の笑顔の表現といい、これから殺すという時に、すっとボビーの表情が冷たい表情になるところといい、お芝居的にはめっちゃいい…んですが、ここは見ててつらかった…。殺した後、そのことへの後悔を振り切ろうとするかのような行動もしてるんですけど、ボビーにとってマックスはどういう存在だったのかな…。この殺しの後から、それまでマックスが悩まされていた、殺した人たちの叫び声が聞こえる、という現象がボビーにも起こるようになる…という示唆で物語は幕を閉じます。

最後はとにかくやるせないんですけど、シリアスなシーンの中にがんがんコミカルなやりとりが入ってくるので、全体はそれほど重たい感じでもなく、また、登場人物たった3人でほぼずっと会話しっぱなしなので、お芝居見た感があって、見終わった後の満足感がはんぱなかったです。

他、印象に残ったところ、書きそびれたこと

  • ターゲットが現れた瞬間、二人の表情がさっと変わるのがいい
  • スーツ姿とてもよい…
  • トイレ行ってくるって言って、舞台のすぐそばにあるお手洗いに入っていったのは笑った。ちゃんと水を流す音まで流れる
  • ボスが突然キレだしたところでの、マックスの「とりあえず儀礼的な笑みを浮かべつつ、何を望んでるのか必死で考えてる」感じにとても萌えた。「理不尽な上司に対応する部下」感。


カーテンコールがお辞儀のみで、「ありがとうございました!」がなくて、そういえば普通のお芝居ってこうだよな~と。3回目のカーテンコールの時に安西さんが章平さんの方むいて満足げな感じで笑って、それ見て章平さんも笑顔になってたの、ほっこりしました。

舞台「TEEN×TEEN THEATHER 初恋モンスター」感想

例によってざっと書いたままだった記事をアップ…(笑)。
千秋楽終わって数日後に書いた感じかな。もうちょっとなんとかしようと思ってそのままにしてしまうことの多さよ…。
テンションの高さが面白かったのであえてほぼいじらずにあげてみます。

==ここから==

荒牧さんの初単独主演作品、「TEEN×TEEN THEATHER 初恋モンスター」観てきました~!もうね、めちゃくちゃ楽しかった! 見に行けなかった、という方は 3/24 から配信があるようなのでぜひぜひご覧ください! いろいろ衝撃だけど(笑)、とにかく笑えて、楽しいです。

本当は始まって早い段階で、一度オススメ記事などをあげたりしたかったんですが、ちょっとその余裕がなかった…。"若手俳優について" グループで、オススメ記事あげてる方がお二人いらっしゃったので、いいかなと思ったのもあります(笑)

んで感想なんですが、今回、結局10回も見てしまったので、ちょっと萌えポインツが細かくなってしまっていて、なにから書けばいいのやら状態だったのですが、書きたいこと書きたい順に書く感じでいこうと思います。←
例によってネタバレは気にしてません。


全体の構成について、原作との相違

舞台化が決まったあたりで原作コミックスを1-2巻だけ読んでそのままになってたんですが、舞台見てから改めて原作読み直してびっくりしたのが、けっこう展開がアレンジされてるんですよね。大筋の流れは一緒なんだけど、セリフ言う人が違ったり、細かいエピソードが違うものになってたりして、要素をバラバラにしてシャッフルしたような印象。3人で付き合おうぜ!と言うにいたる原因が全然違ったのが一番驚きでした。嵐の人形で遊ぶくだりがまるまる舞台版のオリジナルだったとは…。

奏の子供っぽさ、そしてそこからの成長を表すために、必要なエピソードだけ残して、そこに肉付けしたような感じ。

別作品の話になるのですが、浪漫活劇譚「艶漢」という作品でも同じようなやり方が取られていて、その時は元々原作ファンで、艶漢の世界観まんまだ…!と感動して、帰ってきて改めて原作読み返したら、実はエピソードがシャッフルされて再構成されていたことに気づいてすごいびっくりした覚えがあるんですが、初恋モンスターは、再構成プラスだいぶアレンジが入っているので、元々の原作ファンがどう感じたのかちょっと気になるところではあります。エッセンスはちゃんと拾ってるように思えるけど、どうなのかなというのが。

あと、原作は全然下ネタ祭りじゃなかったです。たまに出て来るくらい。舞台版振り切りすぎだろ(笑) (…って書いてたら4巻でう〇こを連呼するシーンが登場した…(笑))

円形舞台おもしろい

円形舞台は初めてで、初日あけるまではどんな感じなのかドキドキしてましたが、おもしろかった。
円形舞台+通路+壁際舞台という配置。公式サイトのレイアウト2の通路を囲む客席部分が舞台に代わってる感じですね。
http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/clubex/floormap.html 
けっこうぐるっと客席が取り囲む感じなので、ブロックによって全然見える景色が変わるんですよね。正面からだと見えなかった表情が奥側ブロックだと見えたりとか。取り囲む部分はA~Dの4ブロックだったんですが、A3回,B2回,C3回,D2回で、わりとまんべんなくいろんな方向から見たかな?
最初Dブロックは1回の予定だったんですが、もう一度Dからの眺めも見たい…と思ってチケット交換してもらって2回。ただ、配置自由な関係上、会場は完全フラットなので、3列目以降は人の頭が被る被る。役者さんたちが立ってる時はあまり気になりませんが、しゃがんだりすると3列目以降は前の人の頭の隙間から見る感じ。まぁでも、5列目でもいい感じに隙間が通って(笑)、見たいところをちゃんと見れることもあるので、もう運ですね…。

荒牧さんのがんばりを眺める

フラフープ

  • 初日、いきなりカウントしながら回し始めた荒牧さんを見て、(本当に回すんだ…)と思った
  • 後半はもう大半の人が失敗しないといけない流れなのわかってたと思うんだけど、それでも失敗した瞬間、「あーっ」って声あげちゃうのはなんなんだろうね
  • 後半は本当につらそうだった
    • 途中でカウントがわからなくなってお客さんに聞くのがもはや恒例に
  • ときおり落としそうになってお尻で回す状態になってたんだけど、それがとてもキュートでした
  • 前半で1回、190こえた時があって、どうすんのかなと思ったら、力尽きてふらついたような感じで動き止めて落としてた
  • 9日夜、夏歩の「どうしたらいいのか、わからないよ…」に対して「俺もどうしたらいいかわからないよ…」と答え出したのは笑った。言った後なぜかツボに入ったらしく、しばらく笑いながらフラフープを回していて、非常にシュールな画になっていた
  • 11日昼、同じような流れでツボに入って笑った後、「(俺は)今何をしてるんだー!(笑)」ってわめいてたのはおかしかった

なわとび

  • ランドセルから取り出した時にひゅんひゅん振り回すのが超かっこよかった…! 剣舞が得意な荒牧慶彦(27) がいました。
  • 初日は全然二重跳びが続かず、「あの曲の後、しんどい…!」と言って笑いを誘っていた
  • その後もだいたい1回は失敗
  • 失敗すると悔しがったり、ちょっと照れたり。1回失敗してもう1回失敗した時はうなだれてしょんぼりしていた。かわいい。
  • 10回見たうち、1回はひっかからずずっと二重跳びできてた気がする。

ピアニカ

  • Love song to Kaho でのピアニカは吹くフリをしているのかと思ったら本当に吹いててびっくり。

推しの初座長公演がこれであることについて

最初はよりによって小学生役…とか思わなくはなかったですが(笑)、座組の雰囲気がすごくいいんだなというのがいろんなところから垣間見えて、なんか結果的にはよかったのかなぁと。何より楽しかった!すごく。
ただ、初日、1回目の観劇の時は、荒牧さんが下ネタを言い、そして子供っぽいふるまいをするたびに、ぐさぐさ衝撃を受けてました。元々下ネタ自体は特に苦手ではないと思ってたんですけど、やっぱり普段「言ってはいけない言葉」として認識している言葉を聞くのってけっこう衝撃なんですよね。しかもそれを、たぶん普段こういうのに限らず下ネタ言わないんだろうと思われる荒牧さんがめっちゃ大声で言いまくる。2回目以降はなんか感覚が麻痺してきて、平気になってましたが、初日は、こう、つらい訳じゃないんだけど、その事実を受け入れるのにちょっと力を要した、記憶があります。
子供っぽい振る舞いもそうで、特に砂場での「ちゅいーん」とか言ってるところがMAXだったんですけど、幼児退行したみたいな感じに見えて、ドキッとしちゃって。見た目が大人で振る舞いが子供って、こんなに違和感を感じるものなんだなぁ…と後から振り返って思いました。まぁ、観劇回数を重ねるにつれて、その子供っぽい振る舞いがかわいいと思うようになっていったんですけど(笑)

==ここまで==

他のキャラについてもあらためて感想を書きたい……。

無題

記事タイトルを見る度にイベントのことを思い出してつらいので、関連記事を削除することにしました。
数日はキャッシュから見られるかと思いますので、内容気になる方は見られるうちに見て保存なりなんなりしてください…笑


5/10追記:
やっぱり残してはおきたいので、別のサービス使って文章アップ。
投稿した日時も記録しておけばよかったな。

事前告知できないのは仕方ないのだが part2
https://writening.net/page?WWBFV5

出演告知なしでの登壇についてつれづれに [4/5 追記]
https://writening.net/page?FLk4MA

後悔からのリベンジ
https://writening.net/page?fVan37

拡散されてみての感想
https://writening.net/page?8WDDBu

5/10追記2:
振り返って思うこと
https://writening.net/page?xvkfcb

映画「お江戸のキャンディー2」先行上映会@東京 3部感想

1部2部の感想はこちら
hirokuhukaku.hatenablog.com

3部は本編上映、出演者によるトーク、お見送りハイタッチ、という構成でした。

まずネタバレなしで当たり障りないところ。

とにかく映像が綺麗。そして、出て来る俳優陣の顔面偏差値がとにかく高い。結果、画面が美の暴力って感じで、趣味がめちゃくちゃわかりやすい…!と感心しました。

ただ、シナリオはあまり気が配られていない感じで、シナリオの整合性や登場人物の行動の合理性、必然性が気になる人はわりといらいらすると思います。詳細はネタバレありのところで書きますが、個人的に苦手なタイプのシーンが2箇所あって、そこで死ぬほどイライラしました。

…と軽くdisっておいてあれですが、荒牧さんのとてもかわいいシーンが見られるので荒牧さんファンは1回は見てみた方がいいんじゃないかなと思います。めちゃくちゃかわいくて心の中でのたうち回りました。

以下、印象に残ったところ、気になったところなど。

ネタバレあり感想になります。









  • 白(ハク)(栗原さん)が異世界の記憶?に悩まされるシーン。白自身の記憶と、見ていた映画のシーンがオーバーラップするような演出があるんですが、どこまでが映画の話なのか、分かりづらい。白自身はわかってるはずなので、もうちょっとわかりやすくしてほしかったところ。あと、その記憶について知っていそうな人に確認したくなるのはわかるんだけど、確認の仕方が横暴すぎる。普通もっと気を使うはず。
  • 猛(たける)(荒牧さん)が登場、ハイヤーで送られてきた女の子を迎えて居酒屋に案内しだして、最初「?」だったんですが、あれ要は猛の家だから、自分ちに連れてきたってことなのかな。彼女を連れて店内を歩く猛の自慢げな表情がとにかくかわいい。嬉しさと誇らしさが内側から溢れ出ててもうめちゃくちゃかわいかった…。そして女の子お見送りの時にほっぺにちゅーされて嬉しそうにしてる猛がまたかわいい…。
  • あらためて考えると学校一のモテ男なんだったら、もうちょっと落ち着いてるのでは?とか思わないでもないんですが*1 。荒牧さんがかわいかったのでなんでもいいです()
  • 神輿かつぐシーンはさすが、本物の祭りのさなかでやっただけあってリアル。痛かったので、顔がひきつってるかもしれないと1部か2部かのトークで言ってた通り、若干顔がひきつってた(笑)
  • 下北沢のシーンが地味に長かったので(というかあんなにいらないよね…?)、いつになったら異世界へ旅立つのかと思った。
  • 神の目線みたいな感じで、ときおり茶々を入れてくるナレーションが入っていてびびった。もー監督ったらこんなところまででしゃばって…と思ったら小泉今日子さんだった。まじか…。なんて才能の無駄遣(ry
  • 異世界に飛ばされた猛の状況説明を猛が全部モノローグで説明するのは笑った。
  • 書いてて気づいたんですけど、この映画、つっこみを入れながら見るB級映画としてみれば普通に楽しめるのでは…?
  • 白に殺害の危機が迫ってることを伝えにいこうとして、猛は一度、脱走と勘違いされて連れ戻された経緯があるのに、その後、特に監視もついてなさそうなのがよくわからない。雇い主の六条(藤田さん)、猜疑心強そうなのに…。
  • 六条が睡眠薬を盛られ、異変に気づいて立ち上がった佐助(呂敏)を猛がすぱって短刀で斬って、おぉ、ここからアクションが…!と思ったらその一太刀のみだった。えぇーもうちょっとアクションしようよ~。しかもその後復活して追っかけてくることを考えたらここですぐ倒れるのおかしくない?
  • 鍵を持って、牢屋にたどりついたところで桔梗に説明するところで死ぬほどイライラした。さぁ、この鍵で開けて!でええやろ。切迫した状況でのんびり説明する人、まじで無理。案の定追いついてきた佐助に斬られてイライラMAX。
  • で、鍵を受け取った桔梗(染谷さん)が牢に入って、龍(神谷さん)の縄を斬り始めるわけですけど、なぜか身体をくっつけてギシギシやり出す…。手元見なくて大丈夫?危ないよ? 桔梗と龍が抱き合ったような感じで、桔梗の顔がアップで映るので、あの画が撮りたかったんだろうなぁ…。ここに限らず、異様にお顔アップの画が多い。
  • 縄が切れたと思ったら唇で愛を語り出す2人。うん、気持ちはわかるけどな…それは逃げてからにしようか…うん…。ってイライラしながら見てたら案の定追いかけてきた六条に殺される龍。だから言ったじゃん!!!
  • ふと思ったけど、ロミジュリ好きな人ならこのあたり楽しめるのかな。わかんないけど。

トーリーの都合上、登場人物が愚かにされてるのって本当に苦手なんですよね。見てて非常にイライラする。その人たちには状況がわからないから選択を間違えるとかならまだいいんですけど、桔梗に至っては猛が斬られたの見てる訳じゃないですか。少なくともあの場からは離れるべきでしょ。

桔梗の泣き顔は非常に美しかったです。

せっかく綺麗な人たちを揃えてるのに勿体ないなぁという感じ。誰か校正してもらえばいいのになぁ。入れたい画を入れつつ、おかしくない流れにすることってできなくはないと思うんだけど。あ、けどそうか、桔梗と龍に関しては、殺される悲劇の恋人達ってことにしたいんですよね…。いやでもそれにしたってもうちょっとやり方が(ごにょごにょ)

出演者によるトーク

  • 登壇者、並び順は2部と一緒。(下手から、栗原、荒牧、藤田、染谷、赤澤、小南、神谷)
  • 印象に残ったシーンは?という質問に、栗原さんが桔梗(染谷さん)と龍(神谷さん)のキスシーンをあげていたのですが、桔梗がとても美しかったので、僕もいけると思ったという発言をして、染谷さんに「いけるって何!?」とつっこまれていました(笑) 栗原さんは顔色変えずに言うので冗談なのか本気なのかわからない。
  • 荒牧さんも同じシーンをあげていたのですが、「ちゅーシーン」と言っていたのが面白かったです(笑) 染谷さんが「ちゅーシーンて」とつっこんでいたけど、これは拾わざるをえないよね…。
  • あとそのキスシーンを見ての感想だったかな?「俺の染くんがどうなっちゃうんだろうと思って…」と何回も「俺の染くん」発言をしていて、「俺の(知ってる)染くん」ぐらいの意味合いなんだろうけど、なんとも誤解を招く表現だった。MCの人にも(龍のことを)ライバルとして見ているということですか?と聞かれて、「いや、別にライバルとかじゃないですけどw」って否定してたけど、そう取れる発言したのはあなただから!笑
  • 印象的なシーンとして、赤澤さんが「橙(自分の役)が殺されるシーン」をあげてたんですが、そこで「血だらけにしていただいて…」って表現を使ってたのがおもしろかった(笑) 血糊をばーっとまいてしまってるだけに撮影の間、ずっと動けなくて30分そのままで大変だったとか。

お見送りハイタッチ

スタッフさんの中に、ユーモアのある人がいて、「左側にいるので、ハイタッチは左手でお願いします~。右手でもできないことはないと思いますけどね」とか「目は開けておいた方がいいと思いますよ~。貴重な機会ですからね」とかいろいろ言ってくれる人がいて、おもしろかったです。それ聞いて笑ってたおかげで全然緊張せず、ハイタッチに進めました。ただ、そのせいで、荒牧さんの時に、喜色満面で「ありがとうございます♡」と言ってしまい、後から振り返ってちょっと恥ずかしかった(笑) 自分のファンだとわかりやすかっただろうからまぁいいかな…。 「ばいば~い」って言ってくれてちょっとびっくりしました。



軽く感想とか検索してみたら前作の感想をちらほら見つけたんですけど、わりと好評なんですよね。これだけひっかかるシナリオ書く人が前作はちゃんとしていたとは思えないので、前作もいろいろつっこみどころはあると思うんですけど、そのあたり気にならない人は楽しめる映画なんだろうなぁ。

*1:上述の女の子が友人にLINEで「学校一のモテ男、猛ゲット」とか送っていた

まきば会 vol3 第1部 感想

2/18(!)に行われた荒牧さんのバースデーイベントの感想です。
当ブログではこのような時空のゆがみがよく発生します(←)
2部は一般発売取り損ねて当日券の抽選も外れてしまったので1部のみ参加でした。

物販

今回は全部セットがあったからか、前回より進みが早かった気がします。私は最初、これはいらないかなー…とか迷ってたんですが、結局、全部セットとチェキ券を購入。こういうことしてるからお金が…笑

根本さん司会

今回の司会は、最近トキに移籍された根本正勝さん。最初、荒牧さんを呼び込む時に、「みんな、まっきーって呼んでるのかな? じゃあ、よしひこで呼んでみよう」とか言い出した時はちょっと心配になりましたが(失礼)、前に出すぎず、かといって引っ込みすぎず、うまく荒牧さんを立てつつ話を引き出してる感じで、とてもいい司会でした。

ピアノ披露

会場入ったらステージ上にばーんとグランドピアノがおいてあって、本当に弾くんだ…って感じでしたが、衣装がタキシードでフォーマルな感じだったのも嬉しかった。さすがに衣装はそこまでしないかなと思ってたんですよね。
「渚のアデリーヌ」と刀ステの「勝鬨の歌」(のピアノアレンジver)を披露してくれたんですが、めちゃくちゃ緊張してるのが感じられて、こっちまで緊張しました…(笑)。なんか不思議な感覚でしたね。私の中では、荒牧さんはどちらかというと尊敬カテゴリにいるんですよ。かわいいかわいい言いまくってるのであんまり説得力ないかもしれないですけど(笑)、舞台見てて心配することって基本的にないし、この人はすごい人だな~と思ってるので。それが、こちらが見守るような感覚になっていて、なんとも不思議な感覚でした。
1曲め終わって、ふぅっと息ついてましたが、見てるこっちもそこで一息。それから、「みなさんのために用意した曲です」と前置きして、2曲め。刀ステの勝鬨の歌のピアノアレンジver にざわつく客席。わざわざイベントのために用意してくるとは思ってなかったからびっくりしました。
めちゃくちゃ上手いって訳ではないと思うんだけど、真剣な表情で、一音一音、音を奏でる姿はとてもかっこよかったです。お芝居見てて感じるのとは別のかっこよさを感じました。

この一年を振り返る

スケジュール帳のマンスリーページみたいなのが出てきたのは笑いました。

  • 根本さんが刀ステの宗三の写真見て「ヒデ様女子じゃん!」って何回も言ってたの面白かった。セルカ棒使ってるやつとか特に女子だったよね…
  • 根本「(薄ミュの沖田を見て) えっこれまっきー?綺麗な顔してるね~」
  • 荒牧「ソロのやつはいらないでしょ!?」
  • 根本「この表情いいよね」とほっぺたぷくーってやってるやつを見て言ってた
  • 荒牧さんは相変わらずレインボーシックスシージにハマってるらしい。もう半年たってるよね。ブーム長い。

根本「休みの日は何してますか?」
荒牧「ずっとゲームしてる。ぴってやってぴってやったら友達と喋れるんですよ?」
根本「やばいね」
荒牧「外出る必要がないですよね」

荒牧「うわ~やられた~って。仇とってーとか。言ってます」
根本「それ、部屋で1人でやってるんだよね?」
荒牧「はい(笑) でもゲームの中にいるんで」

歴史偉人モノマネ

これどういう流れでやりだしたんだっけ?(笑) 最初は荒牧さんだけやるはずが根本さんまでやるはめに。「勢いです勢い」って言ってたけど、なんて無茶ぶりだ…。しかもオーソドックスなところからって言っておきながら「福島正則」って言いだして、根本さんが完全に(誰それ…)状態になってたの笑った。卑弥呼楊貴妃の対決が一番カオスで最高でした。あと、ミリしらな荒牧さんによるブルゾンちえみのモノマネが、全然違うんだけど、しぐさが妙に色っぽくて、なんとなくぽく見えるのがおもしろかった。

ビデオメッセージ

1本目は初恋モンスターつながりで、小野健斗さんと郷本直也さんから。なぜか強風の外で撮ってて、風の音がめちゃくちゃ入っちゃってて、半分くらい何言ってるかわからず(笑) あと初恋モンスターの宣伝をしていました。

2本目は翔太くんからのメッセージ。なんかネタを入れてくるんだろうなーとは思ってましたが、同性愛者をネタにしてきたのはさすがに驚きました。他人のバースデーイベントで何もそんな危ない橋を渡らなくても…。これ触れ方によっては危ないぞ?とちょっとひやひやしましたが、荒牧さんも根本さんも同性愛者をネタにした部分に関しては綺麗にスルーしてコメントしていたのはさすがでした。翔太くんの笑いに対する貪欲さみたいなのは好きなんですが、踏み越えてはいけないラインのきわっきわを攻めがちで、時折踏み越えてしまうのはちょっと玉に瑕ですね…。

チェキ

前回は緞帳をおろして目隠しでしたが、今回はついたてが出てきて、それで目隠しパターンでした。ついたての前にテーブルが用意されてて、そこに荷物を置いて、チェキ待ちの列(2-3人)に並び、撮り終わったら荷物を回収して帰る、という流れ。

キャラっぽいやつで考えてたんですが、荒牧さんがトキイベの時のパーカーだったので、ちょっとイメージ違うな~と思い、おまかせにしてみました。肩抱き寄せと恋人つなぎしてくれたんですが、肩抱き寄せで「ひゃー」ってなってたら「手も」ってすっと手を出されて、??となりながら手を出したら恋人つなぎされて、あーそういうことか~ってなったのは、後で振り返って面白かった。本気で(手?)って疑問に思いながら出したので…(笑) 前回おまかせにしなかった理由の一つに、恋人つなぎとかされたら死んでしまう…というのがあったんですが、意外と大丈夫でした。というか抱き寄せの時点でほわーんとなってしまっていて、あんまり意識がいかなかった。

そういえば、並んでる間に見えた人ので、今日のオススメってお願いしてる人がいて、荒牧さんが「オススメはねー…」でにやっとして、ぐいっと引き倒して膝枕してたのは見てるこっちまでドキドキしました。

映画「お江戸のキャンディー2」先行上映会@東京 1部2部 感想

「お江戸のキャンディー2」先行上映会に参加してきました。場所は原宿クエストホール。完全フラットなので、後列は見づらかったっぽい? H、I列あたりだとそこまで見づらくはなかったです。

ひとまずメイキング上映会だった、1部2部について、レポもどきの感想を。メイキング映像についてもトーク内容についてもまったく網羅できてない、というかほぼ荒牧さん関連のことしか書いてません;
3部の本編上映前なので大きなネタバレはないとは思いますが、気にされる方は注意。

1部

メイキング上映 「花魁道中編」

魁道中の練習〜本番の撮影風景まで。

キャスト陣や所作を指導する方々がお互いに挨拶したりするとこから入っていて、荒牧さんがたぶん所作指導される方にかな?「よろしくお願いします」って挨拶するシーンがあったんですけど、両手をぴしっと身体の横で揃えて、腰から折るお辞儀をしてて、しかも足先もきちんと閉じてて、お辞儀の綺麗さに惚れ惚れしました。その一方で、普段はわりと足先開いて立つタイプなんですね。男の子っぽさになんかきゅんときてしまった。

魁道中において荒牧さんのやる役割が新造(しんぞ)で、本来は女性がやるもの、ということで、女性らしい仕草(主に足さばき)を先生の指導を受けながら練習してるんですが、最初はたどたどしい感じだったのが、だんだん板についた動きになってきて、終盤、ぐっと腰を入れて歩を進めた瞬間、動きの滑らかさと艶めかしさに一瞬女性が乗り移ったように感じて、ぞくっとしました。動作そのものが上手くなっていく過程ってあまり見られないように思うので貴重な体験だったなと思います。

染谷さんは花魁だったんですが、ウィッグと衣装はつけてるとはいえがっつりメイクした訳でもない段階ですでに妖艶。こちらは高下駄で歩くのがとても大変そうでした。公式の練習時間だけでは足りない、と思って高下駄を借りて、夜な夜な近所の公園で練習してた、と上映後のトークで語っていました。

他、荒牧さんについて印象に残ったこと。

  • 休憩中、しゃがんでいる?染谷さんの衣装のスカートを「どうなってんの?」とめくり、「こう(ヤンキー座り)してんのかと思ったw」とか素な感じで喋ってるのかわいかった。
  • 魁道中で使われる大きな番傘を持たせてもらい、はしゃぐ荒牧さん。
  • 8分丈くらいの半端丈のゆるっとしたズボンと、浅めのスニーカーソックスだったんですけど、男の子感がすごく…よかった…
  • 明日朝早いという荒牧さんに対して、染谷さんが俺はゆっくり、と返したら、「起こしてやりますよ、うらーって」とか布団めくる動きしながら言っててかわいかったw
  • 荒牧「(花魁道中は)染くんがメインで、俺は染くんの後をついて歩くだけだから」染谷「ペンギンか!」それを受けて、ペンギンっぽい動きでとことこ歩く荒牧さん。
  • 豪奢な髪飾りをつけた染谷さんに対して、荒牧さん、芝居がかった調子で「クレオパトラ」染谷「おい!」
  • 胡坐かいてケータイいじってる様子の完全オフ感にどきどきしてしまうのは我ながら気持ち悪いと思った

撮影裏話など

キャスト陣が登壇して、舞台挨拶開始。MCは岡田地平さん、登壇者は栗原類さん、荒牧慶彦さん、藤田富さん、赤澤燈さん、小南光司さん、神谷リクさん、染谷俊之さん。ステージ上での並びは、下手から、神谷、小南、赤澤、染谷、藤田、荒牧、栗原。2部は上下が逆順でした。
みんな黒づくめだからそういう指定だったのかなーと思っていたらやはりそうだったようで*1


荒牧さんがテーパードパンツ履いてたんですが、それほどダボッとしてない感じのシルエットで、めちゃくちゃ似合ってて可愛かった。そこからゴツいワークブーツにつながるのがまたよかったです。

まだ本編見てないので、撮影の裏話というよりは撮影期間中のエピソード。だったはず。
栗原さんが撮影期間中のあいまに周辺の食べ歩きをしていた、みたいな話があり、その時に荒牧さんが「類くんさ、ポケモンGOしてたよね? 周辺のジムリーダーが全部類くんになってて面白かった」という話をして、栗原さんに「思わぬ暴露をされてしまいましたが…」と若干嫌そうにされていました(笑) あんまりイメージ的によくないとかなのかな? 個人的にはポケGOやるんだ…!と親しみがわいたのでいいエピソードだなぁと思ったんですが。

メイキング○×クイズ

お客さんを立たせて、手で◯とか☓とかやって、間違った人は座っていき、最後に残った5人には出演者のサイン入り台本をプレゼントという仕組み。
クイズは基本的にさきほど上映されたメイキング映像からの出題。2問目の「小南さんのジーパンで穴があいていたのは右足」みたいなのが一番難問でした。(しかも正解は「両方」だった。わかるかー!笑) ここでだいたい半分になりましたが、ここを勝ち残った人はだいたいその後も残ってました。私も2問目は勘で正解し、映像からの問題は全部正解して、勘で答えるしかない問題で敗北。ただ、それでもなかなか5人にはならず、あくまでもサイン入り台本あげられるのは5人、ということで、最終的にはじゃんけんしてました。

クイズの中に「荒牧さんが履いていた靴下は緑色である」っていうのがあって、正解は✕でほとんどの人が正解だったの見て、荒牧さんが「そんな細かいとこまで見てんの?」って驚いてたけど、まぁ見るよね、推しなら…。むしろ、靴下とかレアだ〜と思って、ついついじっくり見てしまったぐらい。ただ私も推しじゃなければそこまで見ないと思うので(実際ほかのキャストさんの靴下とか覚えてない)、会場に荒牧さん推しが多かったんだろうな。
オタク側からしたら、できる限り全てを知っておきたいし、そう思ってるから推しの一挙手一投足に注意を向けてるんだけど、俳優さん側はそこまで注意を向けて見てるとは思ってないんだなというのがわかって興味深かったです。

  • 「染谷さんが荒牧さんにしたツッコミは『ペンギンか!』である」染谷「これ正解だったら秀逸なツッコミですよね」正解->◯ MC「つまり、先程のは自分で褒めたと…?」染谷「いや、覚えてなかったからw」
  • 9問目、「◯◯さん、森に迷い込んだ感じで出題をお願いします」とまさかの出演者への丸投げ(笑)
  • 10問目「荒牧さん、よろしくお願い致します。」 「雑!」と突っ込みながらも考える荒牧さん。「ともるは左利きである!」正解は×。ほとんど減らない。赤澤さん「おい、荒牧~」
  • 人数減ってないので追加出題。神谷さんが出題したんだったかな?「今日の染谷さんのパンツの色は?」「それ◯☓で答えられないじゃんw」「えーじゃあ、今日の染谷さんのパンツの色は赤色である」回答がわれ、けっこう人数が減る。赤澤「こういうことだよ、荒牧」

この後、抽選会もあって、そっちはサイン入りポスターが景品だったんですが、5人分ひけばいいのに、出演者全員(7人)がひこうとして、赤澤さんが「これ5人ですよね?」とストップをかける一幕が(笑)

2部

メイキング上映「???編」

何編だったかタイトルを失念…。殺陣の練習風景がメインで、あとは休憩時間の雑談だったりとか。こっちはたぶんネタバレになってしまうからだと思うけど、本番の撮影風景はなかった気がする。

セットを見て驚くキャスト陣。のちほどトークで話してたところでは金ピカ具合に驚いていたらしい。

次は殺陣のシーンの稽古風景が。荒牧さんが殺陣をつけられてるんだけど、合間を見ては染谷さんに絡みにいく(笑)

短刀持って殺陣やってて、相手の方に指導が入り始めて暇になったら、脇で殺陣の自主稽古をやってたんだけど、不意に刀を人に突きつける感じでふらふらしだしたと思ったらその先には染谷さんがいて、「親の仇…!」染谷「俺じゃないんだ…!」荒牧「お前がやったんだろ…!」みたいな茶番劇が…(笑) のってあげる染谷さん優しい。その茶番劇の途中で荒牧さんが呼ばれて、すっと素に戻って「はい」って言って何食わぬ顔で戻っていったのもおかしかった。

その後も、染谷さんをかばって斬られるみたいなシーンで、染谷さんの肩に手を置きながら「今日の晩御飯ハンバーグだってよ…!」とか言い始めるし、(そんな遊びをしながらも斬られたらちゃんとリアクションする。器用。)、暇になったなーと思ったら、肩にぽんぽんって手を置いて振り向いたら指ささるやつやるし。しかも染谷さんの表情がわかって振り向いてあげてる感があってですね…優しい…。キャプションにも「ことあるごとに染谷さんにじゃれる荒牧さん」とか書かれてて笑った。

夜更けになぜか少女漫画談義が始まる撮影現場。藤田さんと呂敏さんが熱く語り合っているところに荒牧さんも参戦。「姉ちゃんが持ってたから読んでた」といってあげだしたタイトルが「姫ちゃんのリボン」「神風怪盗ジャンヌ」「GALS」で、残念ながら藤田さんと呂敏さんが読んでた作品とはかぶってなかったようで話は広がらなかったんですが(世代はほぼ同じだから系統の違いじゃないかと思う)、聞いてて超テンションあがったよね…。荒牧さんが「神風怪盗ジャンヌ」を読んでたのめっちゃ楽しくない?しかもタイトルをちゃんと覚えてるのがまたなんともいえない(思い出すのにちょっと手間取ってたけども。「なんだっけ、怪盗…神風…あ、神風怪盗ジャンヌ」みたいな感じだった)。ちなみに「NANA」は2巻で読むのやめちゃったらしい。
余談:以前友人と、荒牧さんのチェキ対応について、乙女向けのコンテンツとかで勉強してるんじゃないのかなぁ、彼女に対してする行動ともまた違う気が…とか話したことがあるんですが、原点はここでは…。さすがに考えすぎかな。

裏話トーク

  • 大黒楼のセットは金ピカでまぶしかった
  • ことあるごとに染谷さんにじゃれてたことについて、MCの人から振られて、「仲の良さが出ちゃいますよね」ってすごい嬉しそうに言ってたのかわいかった…。しかし染谷さんからは「死ぬよりもつらい目にあわせてやろうかと思った」。荒牧「そんなに!?(笑)」

メイキング◯☓クイズ

  • 「赤澤さんが作中で持っていた真珠のネックレスは120万である」という設問に動揺する赤澤さん。正解->× で安心していたら、「正解は100万円」という文章が。赤澤「えっ!? 嘘…おもちゃだと思ってた…」MC「荒牧さんの衣装にもですね…」荒牧「えっ、なになに?」MC「ネックレスがなかなかお高いものだったらしいです」荒牧「俺普通にこうやって(鎖をくるくる指にまきつける)遊んでた…」??「知らなくてよかったですね。知ってたら演技やりづらい」
  • 「小南さんの衣装についていた花の数は52個である」->正解14個。荒牧「そんなについてたらフラワーマンですもんね」

殺陣の練習中、荒牧さんが染谷さんに言ったのは「今日の晩御飯ハンバーグだってよ…!」であるみたいな設問があって(ハンバーグに下線)、ほとんどの人が正解だったけど、こんな印象的なシーンを忘れる訳がなかろう。おかげで本編の時もこのシーンでハンバーグ思い出して笑いそうになりました。

染谷さんが「パンケーキなんて女々しいもの、誰が食うか」と思って食べなかったのに、一度食べてみたらおいしくてこのパンケーキおいしいよとか布教始めた話から、荒牧さんが「俺もパンケーキ食べたことない」と言い始め、(え?いやまぁそういうこともあるのかな?) と思っていたら、「ショートケーキとパンケーキは違うの?」「パンでできたケーキなのは知ってる」とか言い始め、赤澤さんに「お前何言ってんの?」とマジなトーンでつっこまれていたのはおかしかった。隣にいた栗原さんがそっと「ホットケーキ…」と言っていたのですが、本人がわちゃわちゃなってしまっていて気づかず。あれ絶対勘違いしてるだけだから誰か教えてあげてほしい…卵焼きだけはお母さんが作ったやつがよかった*2とか言うような人がお母さんが作ったホットケーキ食べたことない訳がない(偏見)。

スタッフさんが事前に用意した分ではやはり5人に絞れず、誰かキャスト陣から…となり、赤澤さんが「染谷が出します」と指示(笑)。
染谷さん荒牧さんがあまり寝てなくて、撮影が雨で中止になったために仮眠していたところに乱入してきた赤澤さんが馬乗りになって起こして言ったセリフは「おい、ドッジボールやろうぜ!」でしょうか?という出題。正解は卓球やろうぜ!だったんですけど、叩き起こすってすごいよね(笑) 染谷さんいわく「この嵐が来まして」ってことだったけど、いつもそんな感じなのだろうか…。染谷さんは「殺してやろうかと思った」って言うし、荒牧さんが「1発殴ってやろうかと思った」って言ってるのがレアな感じで、よっぽどだったんだなと(笑)。

で、次の出題は…となったらすぐに赤澤さんが「荒牧が出します」。荒牧「なんでだよ!(笑)」。そう言いながらも出題する荒牧さん。「染くんの携帯ケース、あ、携帯カバーは、ムーミンの谷の物語の…」染谷「ムーミン谷ね。そこわけなくていいから」荒牧「ムーミン谷の物語の……えっと、えのきみたいなやつでしょうか!?」会場(えのきww) 染谷「ニョロニョロね」荒牧「あ、ニョロニョロか!」で、再度全体を言い直して出題するという、とんでもなくぐだぐだな出題のしかたをしていて笑った。ちなみに正解はスナフキンでした。

荒牧さんの天然ぶりがいかんなく発揮されたトークでした…(笑)。あとなんか全体にテンション高いというかご機嫌な感じでかわいかった。

*1:追記:大阪会場でのレポ見てると、どうも用意された衣装だったみたいですね。youji yamamoto のウン十万するやつだとか

*2:初恋モンスターのアフタートークより

映画「普通じゃない職業」 感想 (ネタバレあり)

ネタバレなし感想はこちら
映画「普通じゃない職業」 感想 (ネタバレなし) - 考える練習

トキのメンバの舞台挨拶回を見て、翌日にもう一度見ました。

以下、ネタバレ含む感想になります。

Story


『普通』の日常の中、『普通』じゃない男たちの、『普通』じゃない職業の物語――。


真夜中、ビルの谷間で殺しが起きる。それは "生まれつきの殺し屋" 金(楡木直也)の "仕事" だった。翌朝、金は仕事の報酬を受け取りに、元締めであるマスター(森聖二)がいるバーへと向かう。そこに先客としていたのは、かつてマスターが雇っていた "プロの殺し屋" 大和(金城大和)だった。マスターは大和を冷たくあしらい、店から追い出すと、金に昨夜の報酬を渡し、新たな依頼があると告げる。その依頼とは、多額の借金を抱えた男・高村(島津健太郎)が生命保険で借金を返済するために自分を殺してくれという奇妙な依頼だった。家族のために自らの命を捨てるということが理解できない金は疑問を抱いたまま街を彷徨う。そのとき自分を尾行している男の気配を感じる。その男とは、大和だった。そこから、"プロの殺し屋・大和" と "生まれつきの殺し屋・金" の静かな戦いが始まった。


そして、過去にとらわれているキャバクラ嬢のひとみ(栞菜)、姉の復讐に燃える少年・クリス(石山イザリオン)、街を守ろうとし、ヤクザと対立するマー坊(富田翔)、シンヤ(荒牧慶彦)、タロー(岸本卓也)、それぞれの思いが複雑に交差し、後戻りが出来ないほど、きつく絡み合っていく――。


『普通じゃない職業』に就く二人の行き着く先とは……。

映画「普通じゃない職業」公式サイト より

金(楡木直也さん)がかわいい

画像見た時点でえらく綺麗目な方を起用してるんだなと思ってたんですが、動いてるとこみるととてもかわいい。パンフ見たらD-BOYSなんですね。キャバ嬢のひとみに「(職業は)殺し屋」って答えて爆笑されますが、気持ちわかるわー。でも逆にこんなかわいい顔だと相手が油断してくれそうですよね。まぁでも実際は目つきや顔つきで只者ではないのわかっちゃうだろうから関係ないのかな。

なんとなく最初、生に執着ないタイプなのかなと思ってましたが、殺されそうになると全力で抵抗してるとこみるとそういう訳ではないんですよね。ナイフを素手で握って動き抑えつつ、相手の首を絞めるシーンは鬼気迫る感じでゾクゾクしました。

「今までいっぱい人は殺してきたけど、憎んで殺したことは1回もないんだ」と言ってて、といって快楽のために殺してる感じでもなく、淡々とやってるっぽいのがなんとも不思議な感じでした。

大和(金城大和さん)

この人も不思議な感じですよね。殺すの楽しいぜ、ヒャッハー!な感じの人かと思ったけど、子供の復讐の願いに対してちょっと同情するような素振り見せてたり、もう1人の殺し屋、金に向ける感情がとても人間臭かったり。ライバルのような、同志のような、たぶん本人もわかってないんじゃないかな、みたいな、絶妙な感じでした。

トキ三人衆の役について

最初の登場シーン、「そういう風に出てくるんだ!?」とちょっと不意を打たれました(笑)

落ち着いて一つ一つ見ていくとなんか服装おかしいんですけど、画面で見てると特に違和感感じないんですよね。シンヤ(荒牧さん)のチューリップハットもなかなかですけど、マー坊(富田さん)のシャツもすごくない?(笑) 物販のブロマイドで見て、すごい柄だな…めっちゃガチャガチャしてる…って思ってたんですけど、画面で見ると馴染んでるのが不思議でした。

ニコ生で感想として「俺一瞬で死んだな」と言っていたので、階段を1人で登っていくとこでいつ殺されるのかと無駄にドキドキしてしまいました。まぁでもあれは演出的にそういう風にドキドキしてほしいなってとこですよね。たぶん。背中にカメラがはりついてずっと追っかけていく構図で、これから何か出てきますよーっていうのが私は本当に苦手なので、殺すなら早く殺してくれ…という心境で見てました(笑)

アクションシーンは翔さんがかっこよかった…!シンヤとタロー(岸本さん)は全然数に入れてない感じなのが萌えました(笑) わりと早い段階でシンヤがお腹に拳入れられて落ちたの見て、うーん、残念…と思ってたらマー坊がバトルしてる間に復活して、ゆら〜っと立ち上がったの嬉しかった。鉄パイプ持って昏い目で機会を伺ってる感じにゾクゾクしました。

その後しばらくして、タローが危ないと知って、「野郎…!」って言って走り出すところ、激情にかられた表情と、押しつぶされたようにひずんだ声が最高。ブレーンなのに、そこ感情のままに突っ走っちゃうの?とも思いましたが(どう考えても単騎で突っ込んじゃ駄目な状況)、それだけタローが大事だっていう演出なのかな。

んでまぁそのまま階段駆け上がって部屋に飛び込んで殺される訳ですけど、殺されるシーンは確かに一瞬でした(笑) 断末魔なんで聞いてて辛いといえば辛いんですけど、50音で区分できない音が好きなので、そういう意味では楽しかったかなー。感情だけを味わえる感じがして、叫び声とか呻き声とか好きなんですよね。
マー坊とタローに関しては死ぬ瞬間ががっつり映ってるのに、シンヤに関しては声のみなのは、なんでなんですかね?ああいう断末魔をあげながら即死する死に方がちょっと想像つかなくて変に感じたのもあって、シンヤもちゃんとやってほしかったなぁと思ってしまった。

トキ三人衆の役の関係性

マー坊がリーダーで、シンヤが参謀、タローがいい人枠(?)って感じで、荒牧さん本人が言ってたように、普段の関係性となんとなく近い感じ。ただ、シンヤがマー坊に対して、マー坊本人のための忠告とはいえ、上から抑えつけるような言い方をしてるのが、普段の関係性だと絶対ないだろうから、新鮮でした。

トキメンバーでの舞台挨拶

MCが栞菜さんで、他登壇者は富田さん、荒牧さん、岸本さん、そして須上和泰監督。もう栞菜さんがね…天然でぽやぽやしていてすごかった(笑) MCで時計を忘れた人を初めて見ました。富田さんもいろいろぶっこんでくるし、とにかく大爆笑で、さすがトキだわ…という感じでした。そうそう、岸本さんの挨拶途中で栞菜さんがもう終わったと思って「はい、では次…」と切っちゃって、それに荒牧さんがウケて、次自分の挨拶ふられてもしばらく笑っちゃってたのがかわいかったです。撮影の裏話もちょっと出たけど、あんまり深い話は出なかったのがちょっと残念だったかな。

悪役陣の舞台挨拶

もう1回観たいなと思って翌日に行ったら舞台挨拶回でした。登壇者は加賀谷圭さん、片方隆介さん、岩田貴代志さん、須上和泰監督。監督がMCでした。みなさんこういう場には慣れていないようで、挨拶とかがとても初々しくて、新鮮だなぁと感じてしまった。