考える練習

舞台やイベントの感想など

一年おやすみ

inくんに続いてarmkさんまで「ダンディーな大人になりたい」と言い出し、ダンディーという言葉にはアラサー男子の心を掴む何かがあるのだろうか…と思い悩む日々です、こんばんは*1


…ということで(?)、来年1月1日から一年間、俳優オタ&観劇オタをお休みしようと思っています。その後どうするかは未定。またオタクに戻るかもしれないし、他のことに興味が移ってそのまま離れるかもしれません。

時間とお金をちょっとかけすぎなので、いったんばっさりストップして見直したいなというのと、この趣味に逃避してる側面もあったので、自分の人生とちゃんと向き合おう、と。

とりあえず来年のチケットの先行には挑戦しないつもりでいます。モリステも楽しみだったんですけど、そう言って伸ばしてたらキリがないので…。

とはいえいきなりばっさり、全く行かないというのもきつい気はするので、月イチくらいで、一般で取れるやつをふらっと観劇するかもしれません。

という決意表明でした。

*1:まぁ別に悩んではいない

語りに癒やされる - 映画「サウナのあるところ」感想

こちらの記事を見て気になったのと、
saebou.hatenablog.com

若手俳優ってやたら風呂とかサウナとか行くよなぁと思って何かヒントというか理解する糸口になるかなと思って見に行ってみました。

まず映画自体の感想を述べると、本当にただおじさん達が語っているだけで、たわいない話もあれば、すごくヘビーな話や悲しい話があったりして、何か明確なカタルシスがあるというのではないんですけど、それぞれ事情を抱えて生きていることに慰められて励まされるような、そんな映画でした。あとクマがかわいいです。

ここからは勝手な感想というか、こちらが勝手に期待してただけなんですけど、あらすじなどを見た感じから、風呂やサウナで話すことによって、話すうちに深まっていく話が聞けるものだと私はなんとなく思っていたので、あっ、そういう話じゃないんだという意味でちょっと肩透かし感はありました(笑)

個々のシーンの尺自体がそもそも短いので、周辺のエピソードから核心の話へ…というよりは、基本的にいきなり中心部分のエピソードから始まる感じ。まあ、これは語ってるのを編集した結果だとは思うんですけど。人によっては最初から1人語りエピソードを延々語っているところもあって、どういうエピソードを話してもらうかについても、元からわりとかっちり決めた上で撮ってるのかなという印象を持ちました。

あと映画自体とは関係ない視点からの話になるんですけど、映像作品として出すからには局部って全部隠してる状態で撮ってるんだと思ってたんですよ。そしたら、タオル巻いたりして隠れてるシーンもあるんですけど、そうじゃないシーンの方が多いしモザイクもかかってなくて、まぁそのあたりに手を置いてる人が多いのでそんなにがっつり見えるわけではないんですが、最初ちょっとぎょっとしました。でもよく考えたら別にそれそのものが性的な意味やエロさを持ってるわけじゃなくて、単に裸は裸なんだよなぁっていうことに気づいて、そこからはあんまり気にならなくなりました。そこにただ手がある足があるっていうのと同じ感じで見れるようになって、あの感覚は面白かったです。

「令和の白馬の王子さま、猪野広樹です」- バースデーイベント2019「イノcence ~Enormous~」レポ&感想

猪野くんのバースデーイベントに参加してまいりました!楽しかった~~ので感想をば。1部2部まとめて、思いのままに書き綴ったら8000字を超えました。長い。

会場は有楽町朝日ホール。座席配置はたぶん一番キャパ広いパターンだったと思うので、キャパ772人。一般発売は完売だったけど、実際どうなんだろうな〜と思ってましたが、ほぼほぼ満席。これだけ埋められるようになったんだな…と嬉しかったです。

物販

かたくなに3人から増やしてくれなかったレジの人数が!増えてた!ありがとうスターダスト!…と思ったけど、キャパが倍近く増えてるんだから考えてみたら増えてないとおかしいな…。これで一緒だったら無茶すぎた。

到着がわりとぎりぎりになってしまい、開演10分前ぐらいに物販並んで、私はわりと余裕あったかな?なので列の最後までは見れてないんですが、開演ちょい押しぐらいでおさまってたと思います。

グッズ購入1000円ごとにチェキ抽選用の券をもらえるんですが、チケット形式になっていて、自分でもぎって箱に入れる形でした。もぎりやったことないのでちょっとテンションあがった。あと券が表面がなめらかな厚紙で、触り心地と切り離す時の感触がとてもよかったです。…いやなんの話をしてるんだw

イベント本編 1部

前ナレ

  • いいとも的な「~~ですね」「そうですね」をやらせる猪野くん
    • 猪:今日はいい天気ですね
    • 客:そうですね
    • 猪:台風も猪野に会いに来てますね (※この日は台風が接近していた)
    • 客:そうですね
  • 拍手がわいたタイミングで猪野くんが「せーのっ」って言ったら、ちゃん、ちゃちゃちゃん、で揃う客席 (訓練されている…)
  • 注意事項(携帯は電源からお切りください的なやつ) を超早口で読み上げる猪野くん

本編

MC は猪野くんのイベントではおなじみシャバダバふじさん。安定感のある進行に、猪野くんに対しての距離感がほどよい感じでとても好き。

猪野くんのイベント恒例、複雑な呼び込みの練習からスタート。
客席を3ブロックにわけ、
上手:ハッピーバースデー、いの〜
下手:ハッピーバースデー、ひろき〜
中央:ハッピーバースデーでぃあ

ここでいったん止め、何かな?と思ったら、
ふ:よく聞いてくださいね?「生まれてきてくれてありがとう猪野広樹〜♪」
と、超早口でwww 通常なら「ひろき~♪」とかになるところですね。そこに無理くりおさめてみてください。超早口。
ふ:みなさんちょっと練習してみてください
最後は全員で、「ハッピーバースデー王子〜♪」
ここでもひとわらい。「王子」好きだよね…w

いよいよ本番。ハッピーバースデー王子~♪を受け、後方のドアからご本人登場。広!すごい!と会場の広さと満席の客席にテンション上がってる様子がかわいかった~。めざとく空席を見つけて、「席あいてんぞ!転売か!?」といじるのはもはや恒例。

猪:令和の白馬の王子さま、猪野広樹です
猪:埋まるかなってちょっと不安だったんですけど、台風もあったし。こんなにたくさんの方に来ていただいて、ありがたいです

質問タイム

直接質問を受け付けて見よう!ということで、挙手制による質問タイム。
最初の方はめちゃくちゃ早かった。

一人目:27歳の抱負を教えてください
猪:大人の男になりたいですね。ダンディな男になりたい

次の質問~ってなったら、ばーっと手があがったんですが、せっかくなんで後ろの方行ってみましょうかねってことで後方ブロックに。

二人目:ダンディな男になりたいということでしたが、猪野さんが思う、ダンディとは? また具体例があればお聞きしたいです。
猪野くんがそう来ますか~~って感じで笑い崩れてましたw
ちょっとはしょって書いてるんですけど、全体に言葉遣いがとても綺麗、かつ聞き方も丁寧で、お手本のような質問でした。
猪野くんの回答は「優しい、余裕がある」ということで、具体例は「とみしょー」。
猪:めっちゃ優しくて、絶対人の悪口とか言わないんですよ
ここでしょうさんの名前出てくるとは思わなくてびっくりしたよね。義伝以降共演はしてないと思うんだけど、飲みに行ったりとかしてるのかな。

ビデオメッセージ

  • 川原一馬くん

一番まっとうなお誕生日おめでとうメッセージだったように思います。ただ、猪野くんへの質問は謎で「好きなお弁当の具は?」でした(笑) その情報いる?と戸惑う猪野くん。
猪野「横浜生まれなんで、焼売ですね」

  • 影山達也くん

なぜかちょっとぶりっ子(笑) 無茶ぶりが秀逸で内容が飛んでしまった…。
影山「人から褒められて嬉しかったことを可愛く言ってください」
終始ニコニコ楽しげで最後に「また旅行誘ってくださ〜い」って言ってる様子もかわいかった。

  • 無茶振りへの回答

大意:映画のオーディションを受けて、結果は落ちちゃったんだけど、後から周りの人から聞いたのが「あの子よかったね」「使いたいね」って言ってもらってたらしくて、嬉しかった♡
きゅるんってしてて超かわいかったんですが、ご本人はめちゃめちゃダメージを受けていました(笑)

アニメイトで猪野くんの写真集を買ってる映像からスタート。場面が切り替わり、写真集をぱらぱら見ている大輝くん(笑)
山崎「自腹で買わせていただきました〜」
MoMでの話に。いろんなことを教えてもらって、無事やりとげることができた、という感じの話。

質問は今やっているゲームと僕とやりたいゲーム。
一緒にゲームしてたのに最近してなくて寂しい、と言ってから、これここで言うことじゃなかったなって自省始めたの笑った。

  • 回答

猪野「今やっているゲームは…ペルソナ5ですね」
会場、でしょうねwという反応。
猪野「スマブラがわりと強いんでボコボコにしてきたんですけど、大輝がめちゃめちゃ強くて、ボコボコにされてきたんで、運要素の強いゲームやりたいですね。マリオパーティとか」

ゲストコーナー

恒例のシークレットゲストは田中尚輝くん。髪短かったから、なおきくん…!だよな…?ってなってオペラで確認したよね。

ヒロステで共演する前から付き合いは発生してて…みたいな話から入り、上海公演のホテルが同室だった話に。尚輝くんが部屋の広さにはしゃぐ猪野くん実演してくれて面白かった。尚輝くんの LINELIVE でもその話してたけど、思ってたのの数倍はしゃいでて、なんかカバディみたいな動きからのベッドにダイブだったw どーんってダイブして「ベッドはかてぇんだ…」ってしょぼしょぼしてたのもかわいい。

そしてこの日一番の衝撃だったのは、この時に出てきた一緒にお風呂入ったエピソード。大浴場とかじゃなくて、ホテルの客室の風呂 (今思うと上海だからたぶん大浴場なかったんでしょうね)。この手の仲良しすぎてやってしまったエピソードってたいてい「きゃー♡」って湧くか「何してんのww」ってなるかのどっちかだと思うんですが、衝撃がでかすぎて客席が「えっ…?」って感じの軽く引いた空気感になってて、なかなか興味深かった。私も(は?)って思ったもんな。

2部でも別のキャストとお風呂入った話出てきたんですが、男性だとこれは普通なんだろうか…? でも確かにお風呂とかサウナ、若手俳優よく行くよね。その延長なのかな。会社の男性陣思い返してもスパ系の施設に一緒に行った話はちょくちょく聞く気はする。

これ気になりすぎて、その後の接触で「なんで一緒に入ったんですか?」って聞いちゃったんですが、「その場のノリ」だそうです。現場からは以上です。

借り物競争

猪野くんと尚輝くんで対決。最大5回戦で、先に3勝した方が勝ち。判定はシャバダバふじさん。押したらピコン!って音ともに札が立ち上がるやつが用意されていました。いきなり押して、尚輝くんをビビらせる猪野くんw
尚輝くん「いきなり負けたのかと思った…」

1回戦目のお題:「上に行きたくないデパート」(以下、上デパ) のパンフレット。
…だったんですが、なんと1人も持っている人がいなかった!(笑) ので上デパのグッズならなんでもOKということに。
尚輝くん:名刺6枚 (複数人から集めてたw)
猪野くん:上デパのフライヤー

尚輝くんの迷言:「どれくらい集めたらいい?」 からの「借り物競走ってなんだ!?」
数が多いから尚輝くんの勝ち、だった気がする。

2回戦目のお題:尚輝くんのグッズ。
尚輝くん:ハイステとヒロステのブロマイド
猪野くん:たなカード
(たなカードを見て)猪野くん「4ポイントたまってますね」
すかさず尚輝くんが「あと一つで私物サインだからね!」っていうの聞いて笑い崩れる猪野くん。

純粋に早かったのでなおきくんの勝ち。
え!?と抗議する猪野くんに、
ふじさん「本来早く帰ってきた方が勝ちですからね」
猪野くん「そうだった…」

ここで尚輝くんリーチ。

3回戦目のお題:最初のイノセンスのグッズ。
猪野くんに対してわーっと差し出されるトートバッグの構図が面白かったw そうね、持ってきてる人いっぱいいるよねw ただ、トートバッグ、別にこのために持ってきた訳じゃないから、みんな普通に荷物入ってるんですよね。だんだん「お、重い」みたいになってきて、最後の方は受け取るか否か逡巡してましたが差し出されたのは結局全部受け取ってました。偉い。ステージで数えたら8つ!
ふ「お買い物でも行ってきたんですか?」
猪「ちょっと御殿場のアウトレットに…」
猪「右腕が限界なんで、、早く…」

今回は猪野くんの勝ち、となったんですが、
ふじさん「ここでカンペが入りまして、時間が押しているので、猪野さんの負けで」
猪野くん「えーーーーーっ!?」
ふじさん「お借りしたのを返してきてください」

大量のトートを持って、えっちらおっちらのぼってくる猪野くん。外見は同じかばんなので返すのに結構わたわたしてましたが、目立つものが入ったトートを返し終えて、残りどうやって返そうってなった時に「一番最初に借りた人!」って発想切り替えてきたのはさすがでした。

返すのにまだ時間かかりそうですね、ということで「猪野さんの秘密の情報とかあったりしますか?」と尚輝くんに。一ヶ月ぐらい会ってないと関係性がいったんリセットされるそうで、最初はしばらく目が合わないらしい(笑) 目がこのあたり見てると言って、胸元のあたりを指差す尚輝くん。
「5分ぐらいたつと、なおき〜!ってなる」
なおき~!のとこがニコニコ笑顔でかわいかった。

罰ゲーム:お化け屋敷で彼女を勇気づける一言。
……ということは?と思ったら案の定、
猪「なおき彼女役ね」
そしてふじさんに「おばけ役お願いします」
巻き込みが激しいw

尚輝くんが「おぉ、ok。名前は?どうする?なおこ?じゃあなおこで」ってすんなり入ってたのが印象的でした。

二人がいったん袖にひっこんだのでここから声のみ
※きっちり覚えてないのでニュアンスで受け取ってくださいw
なおこ「やだやだこわい~」
ひろき「大丈夫だって、ちょっとだけだから」
なおこ「やだやだ」
※すごいいちゃついてた
ひろき「わっ!」
なおこ「ちょっとおどかさないでよ〜」
※このあたりで袖から登場
なおこ「も~ 嫌いになるよ?」
ひろき「えっやだ嫌いにならないで好きでいて」
おどかすおばけ。
なおこをかばうひろき。
ひろき「手出すんじゃねぇよ、この外道が!」
※なおこを抱え込むひろき
なおこ「普段は優しいのにこんなに怒ってくれるなんて…!かっこいい…!」
で終了~

尚輝くん「どうやって終わらすのかドキドキした…」
いや本当、この外道が!って言ってから間が発生した時、どうするんだ…?と思った。落としてくれてありがとう尚輝くん…。
あとすごいどうでもいいんだけど、猪野くんの抱え込み方が妙にエロくて笑った(笑)

イベント本編 2部

2部開演前の物販はさすがに混んでなかった。まぁ1部でとりあえず買っちゃうもんな。
前アナではまた「そうですね」をやらせる猪野くん。あと、客席からの「はーい」がちょっと機嫌悪そうだった時に「え?態度悪いな」ってもう一回言わせてたの笑った。

恒例の呼び込みから。
ふ「今回はシンプルです」
客「おぉ〜」
ふ「やっぱりみなさんちょっとめんどくさいなって思ってたんですね」
いやそんなことは……思ってないことにしておきます

3ブロックにわけるのは同じなんですけど、
上手:猪野が好き
下手:早く会いたい
中央:広樹に決まってる

ほ、ほんとにシンプルだ…!みたいなどよめきが発生したのおかしかった。
で、その時に「私が『はいっ』って言ったら言ってくださいね」ってやたら強調されてて、あやしいな〜と思ってたら

猪「世界で一番」客「猪野が好き」
猪「嵐や台風が来ようとも」客「早く会いたい」
猪「子供の名前は」客「広樹に決まってる」

という、猪野くんが差し込むことで文章が完成するスタイルw
しかもこれ2周目があって。

猪「武子直輝よりも」客「猪野が好き」
猪「(電話してる風)もしもし?今ちょっと手が離せないんだけど、え?何?」客「早く会いたい」

またいないところで disを…w 2周目始まった瞬間、この仕組みでめちゃめちゃ笑った。最後のやつのを忘れちゃったのが惜しいんですが、1周目と違うこと言ってました。電話のやつとか無駄にちゃんと芝居してるのがまたおかしかった。

タモさんの「そうですね」をまた壇上でもやってたんですけど、途中でネタ切れして「猪野、いますね」って言い出したのが最高にひどくて笑った。そうだね、いるね。

ビデオメッセージ

  • 飯山裕太くん
    • 稽古ではきちぃ〜って言ってるけど、本番でひろきくんと目が合うと「ついてこれんのか?やれんのか?」って言われてるようで、俺も負けねぇ!って気持ちになれた
    • ひろきくんがビデオメッセージをくれた時に面白い話をふられて出来なかったので、面白い話をお願いします!
    • 猪「ビデオだと何ふってもやり返されないから無敵だと思って無茶振りしたら仕返しされた…」
  • 百瀬朔くん
    • 百瀬くんも無茶振り。
    • 百「めっちゃ面白い人なんでね!大喜利とかいいんちゃうかな!と思って!」
    • お題:こんなバースデーイベントは嫌だ
  • 猪野くんの回答
    • 猪「お客さんが全員、永田崇人のファン」
    • 客席、ややウケ
    • 猪「全然ウケへんやないか!」
  • 橋本祥平くん
    • 「いのちゃん、僕のこと覚えてますか? 橋本祥平と申します。しばらくあってないので…」
    • 質問:僕よりも仲のいい俳優はできましたか?

仲のいい俳優は…のとこで猪野くんが笑い崩れててかわいかったw

猪野「山崎大輝、きたむー、田中尚輝がぎゅんてきたんですけど、祥平よりもというか、祥平に並んできた感じ。裸の付き合いをしたんでね」
最近会ってない、連絡を取ってない、という話に関しては、「お互いに向こうから連絡が来ないって思ってます」

ゲストコーナー

2部は永田崇人くん。
ご本人、なんとシークレットゲストだったのを知らなかったらしく、
永「さっきツイッターでこれからひろきのイベントでーすって呟こうとしてた」
猪「危ない危ない」
ふ「シークレットなの知らずに出てきた人はじめてじゃないですか?」

ブリーチではじめましてで、それからスタコンとハイステで共演した、という話をしてました。

大玉ころがし

対決は大玉ころがし。

大玉はビーチボールのすごくでかいversion。直径1mぐらいかな、透明の生地に粗めの水玉模様が入ってて、ボール越しでもお顔が見える仕様。

客席通路が縦に外周2本、中に2本あるので、そこをお客さんとボールをパスしあいつつ、練り歩き、早く帰ってきた方が勝ち、というルール。

最初にたかとくんから挑戦したんですが、ボールつかんで持っちゃうし、手すりあったらその上をボール移動させちゃうし(最後列の後ろに手すりがあった)、ま~自由だったw「お前ら、顔だけは死守しろよ!」はちょっとときめきました。

次に挑戦する猪野くんにコツを聞かれて、
永「お客さんにボールをぶつけると早い」
地味にひどいw それを受けて悩み始める猪野くん。
猪「勝負に勝つか、ファンを失うかのどちらかか…」

たかとくんがフリーダムで面白かっただけに、あれを超えるものはないだろうと思ってたら、猪野くんの回は別の意味でおもしろかったです。

  • 2回目なので客席がコツを掴んできてて、序盤、さくさくボールを客席だけで運んでしまい、「返して!」と猪野くんがお願いする羽目に
  • 客席奥からステージに向かっての移動は坂なのでボールが加速してしまい、パスしあいというより、完全に転がっていくボールを追いかける猪野くん
    • 猪「ちょっと待って!!」
  • 客席からの返しが思ったより勢いがあり、顔面で受け止めてしまう猪野くん
    • いや商売道具!ってひやっとしたけど、やわらかいから大事はなさそうでよかった。
  • 余裕ある時は左右の通路に交互にボールを振ってたのが優しいなーと思った
  • 外周通路でも何回か顔面で受け止めて「わぷっ」ってなってたんですけど、その時の表情が優しい苦笑いって感じでとてもよかったです(何の話だ)

猪野くんが挑戦してる間、たかとくん暇ですよねってことで猪野くんの話を。

  • 広樹はアニキ肌
    • 食事いくとおごってくれる。しかも気づかないうちに支払いが終わってる
  • 誰よりも練習してる
    • BLEACHの時の動画が好きで、いまだに時々見返すんですけど、みんなもう帰ってるのにまだ殺陣の練習してて、「撮って」って言われて撮って、その時の動画

握手会

1部も2部も流れ一緒なのでまとめてここに。

壇上についたてが設置されてて、その向こうで猪野くんと机越しに握手する感じです。1-2往復は会話できるかな~ぐらいだった気がする。

今回キャパ増えたからないのかなと思ってて、そういえばどうだっけ?って確認して「あんの!?」ってびっくりしました(たぶん元から書いてあった)。ただ、これまではこの時に手紙やプレゼントが手渡し可能だったんですが、それは今回はなし。プレボに入れる方式でした。個人的にはやること増えるとわたわたするからシンプルに握手すればOKな方式の方がありがたい(笑)。

特典会

抽選でチェキが撮れますってなってたんですが、なんと今回当選してしまいまして、撮ってきました。集合時間に発表場所のあたりに行ったら、もう列作り始めてました。並んだ順でそのまま撮影なので、早く撮って帰りたい場合は早めに周辺にいたほうがいいかもです。私のように心の準備が必要な方は集合時間ぐらいでちょうどいいと思います(笑)。流れはリリイベのチェキなんかと同じ感じですね。並んで待って、チェキ撮ってからチェキ待ちの間、ちょっと会話できました。

最後の挨拶

1部2部ともに最後の挨拶はめちゃくちゃまじめでした。そういうとこ好き。

そういえば書きそびれたんですが、最後の挨拶の前にサインボール投げの時間がありました。1部の時は忘れかけてたらしく、「あ!」ってなって「これやろうと思ってて!」ってボール入ったトートさげて出てきてかわいかった。1部の時はあんまり飛ばない&配分を間違えて後方ブロックにボール2個しか投げれずで、猪野くんには珍しい感じである意味おもしろかったんですが、2部の時は配分もそうだし、投げるのがうまくなってて「おぉ~~!」って歓声が出てました。

「自明の理」があるのかもしれない

TRUMP シリーズと悲伝共通で、末満さんとそれらの作品が刺さる人にとっては「自明の理」なので描かれていない大前提があるんじゃないだろうか?という話です。

※これが正解だ!という意図ではなく、全然ドラフトです。文末にお題箱のリンクをはって意見・アイデア募集しております。

私のまわりはもともと刺さらない派の人が多めなんですが、興味深いなと思ってたのが、私も含めて刺さらない派の人たちがだいたい「話は面白いんだけど、登場人物たちの行動にいまいち共感しきれないので感動までいかない」という感じなんですよね。

登場人物の行動が全く理解できない訳ではないし、たぶん演技が駄目という話でもないんですよ。TRUMP シリーズにしろ、悲伝にしろ、個別のシーンでの俳優さんの演技で感情が動かされることはあるんだけど、あくまでそのシーンでのその演技に心打たれるという感じで、物語の中で積み重なってきた情動によって泣くというのがない感じ。

人物の行動があまりに常識から外れていて、理路が理解できない、とか共感できないとかでもなく、理解できそうでできない、という感じ。

で、ちょっと話飛ぶんですが、こないだメサイアシリーズの一挙放送やってたので見ていたら、メサイアも同じような感触がありまして。話は面白いんだけど、いまいち共感しきれない。3作目だか4作目だかを見てた時に「あ、今、この世界観における人物の行動基準がわかったような気がする」と感じた瞬間があって、その後、見やすくなったんですよね。感覚的に「わかった」気がするだけで、これだ、というものが言語化できる訳ではないんですけども。彼らが行動選択する時に大前提としている価値観がつかめたような気がした。

その時に、もしかして末満作品も同じなんじゃないだろうか?と。

末満さんにとっては自明の理だから描写されないし、作品が刺さる人にとっても自明の理だから感想でも特に触れたりはしない。しかし、それを共有していない人にとっては、肝心な情報が抜けていることになる。だから登場人物の行動に納得がいかないし、共感できない。そういうことなのではないかなと。

「言えない本音を感じとることが優しさ」とかそういう方向性の何か。「多大な要求をぶつけることが最大の友情の表現」みたいな感じかな~~とは思ってるんですが、これもかすってはいるけどドンピシャではないような気がするんだよな…。難しい。

悲伝に関して、「末満さんは「愛とはエゴである」ということを描いている」という記事を見かけたことがあるんですけど、どちらかというと、「エゴこそ愛である」の方が近いんじゃないかな~と思ったり。たぶんそんな感じなんですよ~そんな感じの何か。

たぶん大前提これじゃないかな?というのがもしありましたら、コメントやお題箱で投稿いただけると嬉しいです。
ゆいさんのお題箱

<創作> 三日月の部屋を山姥切が掃除する話

※ステのお話ベースなので、pixivにあげるのもなんかな~と思い、ここに。
カップリング要素はないです。
※悲伝~慈伝の間の話。
※本丸お引越ししてません。
※慈伝が上演されたことにより、設定に齟齬が出てしまったので、そういうのは見過ごせる方向けです。


◇◇◇

手元のメモを見ながら、出陣の結果について報告する山姥切。
以前からきれいな顔ではあったが、例の件以降、顔が少し、凛々しくなった気がする。

「報告は以上だ」

負傷した刀剣男士は手入れ部屋へすでに連れて行ったとのことだったので、じゃあ今日はもうゆっくり休んで、と伝えると、ふいに山姥切の顔がぴりっと引き締まった。

「主、ひとつ頼みがあるんだが、いいか」
「どうぞ」
「三日月の部屋を、掃除してもいいか」

みんながなんとなく、触れないようにしていた。
久しぶりに聞く名前に思わずはっとした審神者を、山姥切の目がまっすぐに見つめている。

「もちろん、いいよ」

ありがとう、と伏せられた目には、何が映っていたのだろう。

◇◇◇

三日月の部屋の前まできた山姥切はそっと息を吐いた。ゆっくりと襖を開ける。閉め切られていたため、少しかび臭い匂いがする。

襖を全開にし、はたきを持って室内に入った。かすかに三日月の残り香がする、ような気がする。

向かって左に衣装箪笥、右手に書棚、真ん中には文机が置かれていた。箒を置いて、衣装箪笥から取り掛かる。上にうっすらと積もった埃をぱたぱたとはたきで落としていく。ふわっと舞った埃にあわててフードで口元を覆う。

次は書棚。上半分は磨りガラスの引き戸になっている。上の埃をぱたぱたとはたき、ガラスの引き戸は一瞬躊躇ったが、まぁ大丈夫だろうと見当をつけ、そっと開けた。大半は勉強会で使った資料だったが、合間に小咄集や艶話集などが挟まっている。じじいらしいな、と笑みがこぼれた。

本を少しずつ移動させながら、ガラス戸の隙間から侵入したほこりたちをそっとはたき出し、またガラス戸を閉めた。

文机に移る。筆が納められた箱の埃をぱたぱたと落とし、箱を持ち上げて机全体の埃を落とす。乾拭き用に布を持ってきていたのを思い出して、そっと机を拭いた。布をひっくり返し、もう一度、丁寧になぞる。掃除用具をいったん脇に置き、文机の前にちゃんと座ってみた。

(部屋にいる時は、いつもここに座っていた)

その場所に今自分が座っているのは、変な感じがする。

なんだ?と振り向く柔らかい笑顔。
おぉ、山姥切か、と少し驚いたような表情。

ふいに蘇った思い出にぼんやりした。

よくないかな、と躊躇いつつもそっと引き出しを開けてみると、そこには、どんぐりが入っていた。

転がってしまうのを防ぐためだろうか、柔らかい布の上に置かれているどんぐりは、20個ほど、どれもつやつやと光っている。

「山姥切さん?」

不意に声をかけられ、振り返ると部屋の戸口に小夜がいた。

「小夜」
「ここ……三日月さんのお部屋ですよね?」
「あぁ。掃除する許可を主にもらって入っている」

不思議そうな声に答えると、小夜がそっと部屋に入ってきた。物珍しげに見回している。

その様子がおかしくて、思わず笑いがもれた。きょとん、とこちらを見た小夜は開いたままの引き出しに目を止めた。

つつ、と寄ってきた小夜に見えるようにスペースをあける。座りながらのぞき込む小夜。

「どんぐりが入っていた」
「綺麗です」
「そうだな」
「……時々、拾ってましたね」
「うん」

よみがえる思い出に浸りながら、そっと引き出しを閉める。

畳を箒ではき、うっすらとたまった埃を回収。たいして物もないだけに、すぐに終わってしまった。

部屋を出ると小夜が戸口の脇に立って、庭を眺めていた。
まだいたのか、と少し驚いて足が止まる。

「山姥切さんに見つけてもらうのを待っていたような気がします」
一瞬、なんのことかと思った。
「俺に?」
「はい」

そう、なのだろうか。

「そうだといいな」
小夜の目がちら、とこちらを伺う。
「勝手に開けてしまったし」
ふふ、と声が聞こえた気がした。


◇◇◇
後書き
悲伝の2ヶ月後ぐらいにネタだけ思いついて温めてたら慈伝が来てしまった作品になります。見て三日月を思い出すものってなんだろうな~って考えてどんぐりをモチーフとして選んでたんですが、慈伝でどんぐりが思いっきりそういう意味合いで出てきてびびりました(笑)

出演情報整理 & 西田演出が楽しみという話

最近(でもなくなってしまったけど)、荒牧さんと猪野くんとで、立て続けに発表があって、制作とか演出とかごちゃごちゃになりがちなので整理メモ。(公演の期間順)

猪野くん

  • 「PERSONA5 the STAGE」

荒牧さん


西田(大輔)さん演出の2.5が好きなので、いつか荒牧さん出演してくれないかなぁと密かに願ってたんですが、ようやく!!来ました!! そしたら猪野くんも西田演出来ちゃったの笑う。なんなん急に。

殺陣舞台じゃないのが、個人的には惜しいな~~という感じではあるのですが(西田演出での荒牧さんの殺陣が見たかった…)、血界戦線はアクションあるはずなので楽しみ。

血界戦線はタイトルだけ知ってたので、バンダイチャンネルでアニメを少しずつ見ていってるんですが、なかなかにおもしろいのと、舞台化するにあたり、どの話をどう切り出すのかが想像つかなくて、どうなるんだろうなって想像を巡らせて楽しんでいます。

憂国のモリアーティも読んだことなかったので、とりあえずミュージカルを観ました。噂通り、ガチのミュージカル感がすごくて、素直にすごいなって思ったんですが、そっちが非常に好評だけに、舞台版、絶対比べられるだろうなと思うと今から若干心配です(笑)

悲伝について考えることは

追悼しているような感覚があるなぁと、最近思う。辞書によれば、「死者の生前をしのび、その死を悲しむこと」。何に対しての追悼なんだろうな。三日月がいなくなったこと、ではない。悲伝そのものに対しての、追悼。

私の好きだった刀ステが終わってしまったことへの追悼、かなぁと考えているのだが、それだけなのか、それだけじゃないのか。

なんとなく下り坂な気配を見せ始めたことへの先取りした死の予感。そんなものも含まれてるのかもしれない。彼の作品が、せめてあの人が出る間は持ちこたえてくれますように。