考える練習

舞台やイベントの感想など

2017/07/06 江戸キャン舞台挨拶 メモ

振り返り記事を書くにあたってメモを読み返してたらわりとおもしろかったのでアップします。細かい説明書いてないのですが、映画見た人ならわかる…はず…!


登壇者:監督、きしたくさん、まっきー
後ろから登場


荒牧:きしたくさん、おはようございます
岸本:斬新な登場の仕方ですね


岸本:初めて見た。普通に面白かったです。ナレーション、小泉今日子さんなの知らなくて、びっくりした。キョンキョンのナレーションが入るというのが感激で。


監督:元々Sだったのが、目覚めたんだよね?
荒牧:え、そうだったんですか?
岸本:Sだったっていうか、別にMじゃなかったんだけど、目覚めた。お嬢様の力で。映ってないんだけど、監督の指示で、けっこうぐいぐいやってて、俺も「気にせずやっちゃってください!」って。
監督:いざ映像で見たら、やばいなって…(笑)
荒牧:どうやばかったんですか?(笑)
監督:恍惚とした表情してた
岸本:台本にも書いてあったからさ、恍惚とした表情でって。
荒牧:じゃあやってもらいましょうか
岸本:えっ、今?
荒牧:映ってなかったから(笑)

荒牧:これがえみりちゃんの足でーす(といいつつ手を示してたと思う)。えーい、えーい、
岸本:(うっとりとした表情)


岸本:アフレコが難しかった。んふってやつ、何回もやった。まっきーもやったよね?
荒牧:はい、やりました
監督:2人とも上手かったよ


荒牧:家系図書いてるとか仰ってましたよね


荒牧:ともる、足速いって
岸本:ともるくん早いよね
荒牧:あいつ野球部でしたからね


荒牧:でも佐助もすごくないですか? 橙が走って、白鳥楼について、よかった…ってなってるところで、もう後ろにいるんですよ?佐助めっちゃ早いなって(笑)
監督:佐助は忍びだから


(佐助がともるくんの役を殺した理由について。白鳥太夫と間違えて殺したんだと知って)
荒牧:えっ、あれ間違えて殺してたんですか?邪魔だからやったのかと思ってた。なんかいるな、びしって
岸本:とんだとばっちりじゃねぇか!(笑)
監督:レースかぶってるでしょ?あれそういうことだよ
荒牧:あっ、そうだったんだ…!
岸本:まっきー、読みが浅いな
荒牧:それか、生かしておいたら後で邪魔になるからとかかなと
岸本:それは深読みしすぎだわ


荒牧:最後の方、バッタバッタと人が死にますよね。この子も死ぬの?って(笑)
岸本:まっきー、もっとやるのかと思った
荒牧:?あぁ、あそこ?(笑) あれは急所ついてるんで
荒牧:それは猛の甘さですよね


荒牧:生命力強いですよね
荒牧:ともるだって、頸動脈スパっていってるのに(笑)
岸本:これ死んでる尺だけど、ずっと生きてるなと思ってた
監督:頸動脈をかすってるから
荒牧:あーそれで

荒牧:聴こえてるんかい
ぼそっと言ってたのおかしかった


荒牧:断れなかった出演って書いてましたよね。断れなかったんだ…って(笑) 積極的出演とか中庸出演ってなんなんですか?
監督:友情出演っていうのが嫌いで。だから自分でどういうスタンスかちゃんと決めてもらって。


荒牧:きしたくさんは何出演なんですか?
岸本:俺はちゃんとオファーもらって、オーディション受けて参加したから!正規出演だよ
監督:バーターじゃないからね。ちゃんとオーディションしたから


最後の挨拶
荒牧:3回目だったんですけど、初回、2回目、3回目と、印象が違ってて、新たな発見があったりしたので、何回も見て楽しんでいただけたらと思います。今日の発見は佐助がうっかりさんということです(笑)

新年のご挨拶

あらためまして、あけましておめでとうございます。

先の記事で書きそびれたなぁと思っていまさらに挨拶してみる。元々はブログのタイトルの通り、考える練習として、考えたことを書くために始めたこのブログ、その時々の趣味嗜好に応じて書く内容を変えながら、ここまで続けてこれたのは、誰かが読んでくれているというのがあったから。

特に若手俳優カテゴリに登録してからは多くの方に読んでいただき、またスターも時々いただくようになりました。ありがとうございます。特に引用スター、大好きです。

メインは自分の記録のためですが、それが何か琴線に触れることがあれば僥倖。今年もゆるゆるとマイペースに書いていこうと思います。

推しの好きなところ

本当は昨年内にあげるつもりだったんですけど、越えてしまった……まぁいつものことですね。でもこれはこれでいいような気もしますね。年明けひとつめのブログ記事が推しの好きなところについて書いた記事というのも。

見た目

まずお顔が好みなんですよね…。好きになった当初は気づいてなかったんですが、好きな歴代芸能人を考えた時に、あ、めっちゃ好みの系統じゃん…ってなった。なので荒牧さんを好きになったのは運命です(?)。

左目の涙袋のほくろ

いきなりピンポイント。あれです、まずはジャブから…。舞台関連でのお写真だとメイクと加工で基本隠れちゃうんですが、本人名義でのグラビアで気づいて、それ以来好き。本人名義でのインタビューの写真とか見るとまず探しちゃう。なんともいえない色気を感じるんですよね。目の下の泣きボクロがどうこう言われるのも同じ感じなのかなぁと思う。

お尻がどいーんとしている

ご本人はわりと気にしてるようなのであまり言わないほうがいいのかなとも思うんですが、好きなんですよね、お尻がどいーんとしてるの…。すらっとしてるように見えてそうじゃないのがなんかさ…ギャップ萌え? 刀ステの山姥切や戦国無双の隆景の衣装ではあまり目立たない(何しろほぼ隠れてしまっている)ので、最初に気づいたのは個人イベントで甚兵衛着てた時かな。かわいい~と思ってそれ以来好きです。私はチャームポイントのひとつだと思ってる。ミラステでポロシャツ+綿パンのおぼっちゃんスタイルしてた時と、初恋モンスターで体操服着てた時はお尻好き(語弊)にはたまらない時間でしたね…*1

お芝居関連

笑い上戸なところ

舞台上ですぐ笑ってしまうところが好き。誰かのボケが投入されるとだいたい笑ってしまっている。他の人が平静に見ている中、荒牧さんだけ吹き出していることもしばしば。

芝居中に笑ってしまうことについては、賛否両論あると思います。まず一点、先に言っておくと、本当に笑っちゃまずい、どシリアスなシーンでは笑ってるの見たことないです。なので本当にダメな時にはちゃんとこらえられるんだと思う。というより周りの雰囲気によるのかもしれない。

そのかわり笑っちゃって大丈夫な時は本気で爆笑してたりします。初恋モンスターの時は笑ってOKなキャラだからって日替わりパートでお腹抱えて爆笑したあげく崩れ落ちていました(笑) そこがかわいいんだけども。

私は元々、役者さんがふっと笑っちゃって、一瞬舞台上の空気感がとけて、また戻るのが好きなんですよね。今ここで繰り広げられてるものは、役者さんたちの集中力によって作りあげられているものであって、とても脆いものなんだぞというのがふっと垣間見える瞬間。荒牧さんを追っかけてるとその瞬間がよく見られるので、それも好きな理由の一つとして大きいのかもしれない、と最近思う。

殺陣

荒牧さんといえば殺陣。とにかく所作のひとつひとつが綺麗。ご本人が好きで得意と言っている殺陣は、他担の人の感想記事でも「綺麗」と褒められていることが多くて見るたびに嬉しくなります。

そして、どうすれば「魅せる」ことが出来るかを常に意識しているように思います。そう思ったきっかけが薄ミュ(新選組奇譚)で、荒牧さん演じる沖田がヒロインに刀を突きつける場面があるんですが、すっと直線的に刀を持っていってもいいところで、軽く弧を描くようにして、刀を突きつけてたんですよね。動作としては無駄な動きということになるわけですが、そちらの方が見た目華やかになる。その後、他の舞台でも、同じような動きを何回か見て、あれは偶然じゃなかったんだなと。

刀を投げ上げて、キャッチしてから斬ったり、回転させながら斬る時の回転数がアップしていたり、と公演のたびに何かしらブラッシュアップされているのもすごいなと思う。

個人的に「人を斬った感」のある殺陣が好きなので、その点、荒牧さんの殺陣はちょっと軽いなぁとは思うのですが、速い立ち回りでも美しさが損なわれないのは純粋にすごいなと思うので、いい感じにそのあたり成長していってほしい…(誰目線なんだ)

SNSの文体がかわいい

とにかく文体がかわいい。なんか全体にほわほわしてる。
最近のだとこのあたりの記事とか。
ameblo.jp
なんかほわほわしてません?(笑) (あとお写真がよいので見てください。)
顔文字と絵文字の使い方もあると思うんですけど、そもそも文体がどことなく柔らかい感じ。まじめなんだけどどこかのんびりしているご本人の性格が反映されている気がしてとても好き。

刀ステで知って、まだ本格的に落ちる前の段階で、公演期間中は毎晩更新されるブログを読みながら、かわいいなぁ…ってほこほこしてたの、今思い返すとわりと落ちる前段階としてけっこう大きかったよなぁと思う。

性格

……実は裏ではめっっっちゃ性格悪いとかあるのかもしれないけども(笑)、とりあえずこちらから見える範囲で。

柔軟だけど頑固

基本的に柔軟だけど、「ここだけは譲れない」ってところでは頑固。だと私は思っていて、そしたら高崎翔太くんとのインタビュー記事で、翔太くんがまさしく同じようなことを言っていて、近くで見ててもそうなのか…!と思って嬉しかった。

他の人の意見をまず否定しないんですよね。いったん受け入れる。もうこれは主観なんだけど、単に表面上受け入れたふりをするだけじゃなくて、自分の心のなかにいったん部屋をつくっているようなイメージがあります。そういう意見もあるよね、うんうん、ってひとまず場所をつくる。流して忘れちゃうんじゃなくて、いったん受け止める。簡単なようでこれって胆力がいることだよなぁと思っていて、その点がすごいなと思ってます。

イベントだったりバクステだったりで見てても、他人に対して寛大だなというのも感じていて、ちょっとあれな言動に対しても、おもしろがって受け入れてしまうところがあるなーと思う。

で、そういう柔軟さがある、のですが、一方で、頑固な点。
ブログ読んでると、そこまで言っちゃって大丈夫なの?というところまで書いていることが時々あります。舞台の続編でキャスト変更があった場合は、キャスト変更が寂しい、というところを書いているし、最近だと、ミラステの直江のキャストが荒牧さんが続投できなくて、他の人に変わってしまう、というところに関連して書いていたブログで、誰か1人の都合に舞台全体が振り回されてはいけないんです、というところに、すべての意見をぶったぎるような意思の固さを感じて、ドキドキしました。

嘘がつけない

具体的なエピソードを出すとあまりよろしくない気がするので伏せますが、嘘が苦手なんだろうなぁ…と思う時がたまにあり、うまくごまかしてほしいなぁと思う反面、嘘がつけないというのがとても愛おしいなぁと思う。言わないのはできるっぽいんですけどね(まぁできなかったら解禁前の情報を常に抱えてる俳優業なんてやれませんが…笑)。

ファンに対して優しい

荒牧さんのツーショットチェキでのファンへの対応についてはまぁいろんなとこでいろいろ言われてるのでご存知の方も多いとは思うのですが、中には認知してる人もいるとはいえ、ほとんどの人が荒牧さんからしたら初対面の状態で、ハグしたり顎クイしたりできるのって優しさ以外の何者でもないと思うんですよね…。営業としての側面もあるとは思うけど、他の人たちがそこまでやってない、つまり別にそこまでしなくても文句言われない状況でそこまでするのって難しいんじゃないかなって。
あと、見ててすごいなと思うのが誰に対しても対応が変わらないんですよね。写真集発売した時に4時間ぐらいチェキ会&握手会やってた時もずっと対応が変わらなくてすごいなと思った。

ファンとの交流を大事にしてくれている

ファンと直接話せる機会を大事にしたい、と折に触れて言ってくれていて、口先だけではなくて、実際に行動でもそれを示してくれているのがすごいなと思う。
まずは個人イベントでのチェキ会。キャパを増やした関係で次回のイベントではなくなってしまうのですが、前回前々回あたりから、キャパを増やすか、交流の機会を取るか…で悩んでくれていて、交流の機会を残そうとしてくれているのがありがたかった。
次にそれを端的にあらわしていたのが、写真集発売記念に行われたサイン会での話。過去記事にも書いたんですが、サイン会っていうからには「ありがとうございます」っていうぐらいしかできないと思ってたんですよ。
写真集発売記念イベントの感想 - 考える練習
それが、いざ会場に行ってみたら、「直接話せる機会を大事にしたいと思ってるので、二言三言四言五言六言とお話しましょう」と言われてびっくりしました。実際すごくゆったりお話できて、そういう風にしてくれたことがとてもありがたかったし、嬉しかった。

月一でやってるニコ生でもその姿勢は現れていて、ファンの人のコメント見ながら反応したり質問に対して回答したりしてる様子が楽しそうでこちらも見ていて幸せになります。(普段1時間のところ、30分予定だった時に、あと5分あと5分って延長してたのは笑った。)

先月もニコ生すでに1回やってるから次は来月でいいのに、「スタッフさんに無理いってもう1回やります!」って年末にもやってくれたのは嬉しかった。千秋楽終えた舞台の話を年内にしたかったのかなぁとも思いますが、それにしてもイレギュラーすぎた。(ただ来月のニコ生、次の舞台はまだ稽古期間中にやらないといけないように思うんだけど、何話すんだろう…それとも次回はスキップするのか)

芝居

そういえば芝居そのものに関する項目がないなぁ、と思い追加。芝居、というか演技に関してはまだよくわからないんですよね。好きな芝居なんだろうなぁとは思うんですが、どこがどう違うのかはよくわからない。
まったく同じ芝居ができない、と言っていて、確かに毎度少しずつ違う演技なんですけど、毎回本気で板の上で生きているのが好き。

*1:普段は気にしてないけどこの項は本人には読んでほしくないな…

舞台 「刀剣乱舞」ジョ伝 三つら星刀語り 感想

東京公演見た段階から感想書き始めてたんですが、気がついたら千秋楽終わってました。あれ…?
もうライビュありの千秋楽も終わったし、大丈夫だと思いますが、いつものことながら、ネタバレ配慮はしてませんのでお気をつけください。













新作は山姥切が隊長をおりることになった時の話であることが明らかになった時に、悲惨な結末を迎えて終わるんだろうな、と思っていて、それはそれで楽しみではあるけど、ちょっと覚悟して観劇に行きました。

実際蓋を開けてみたら、三日月顕現前の過去編と「義伝」より後の現在編という構成になっていて、悲惨な結末にいたった過去の自分たちを手助けし、正しい歴史になるよう修正していく中で、現在の視点から見直すような話になっていて、観劇後の感覚がとても爽やかで、何度でも観られる作品になっていて、とても楽しかったです。


いきなり骨喰の負傷から始まり、なんとも不穏な空気の中での一幕スタート。

全体にどよーんとしている中でも、いろいろ胸キュンポイントがあり、まず最初のポイントは、初期刀の顕現。すごい単純な仕掛けだけど、舞い散る桜の映像と共にまんばちゃんがぱって現れた瞬間、「わ、顕現した!!」って思って超テンションあがった。あそこ正面から見たらまさしくゲームと一緒!ってなるんだろうなぁ。今からライビュが楽しみです。私は初期刀は加州だったので、そういう意味ではまんまではないのですが、山伏国広が言う、初期刀は吟味して決めたはずだっていうセリフとあわせて、初期刀を選んだ時、ゲームを始めた時を思い出して、胸がぎゅっとなりました。

元々公表されていたあらすじ通り、どんどん不穏な方向へ突き進んでいく部隊。「どうするんだよ」って聞かれて「俺に聞かれても…」となる山姥切。あらためて考えるとわりと無茶ですよね。今作で歴史勉強会なるものを行っていることが明かされましたが、戦場においてどう振る舞うべきかの勉強会は特にないみたいだし、そうするともう最初は勘でなんとかするしかない。

その中で山伏国広が俺が引き受けるぜ!とばかりに、ばしばし決断していくのが救いになるという。まぁ独断だしわりと考えなしではあるけど…(笑)。どっちも選べない時ってたいがい、どっちを選んでも同じなんですよね。ならさっさとどちらかに決めてしまった方がいい。経験値としては山姥切と変わらないか、より少ないはずなので、山伏国広はそれを本能で把握してるんだろうなぁ。

山姥切が、まだ行ける!まだ行ける!ってゴリ押しして、大変なことになってしまうの、ゲームし始めのどこまで進軍して大丈夫なのかわからない感じとオーバーラップする感じがあって、おもしろかった。私自身は刀剣乱舞では折ったことはないんですが、なんのことはない、その前にやっていた艦これで一度轟沈させてしまったことがあり、その経験から用心深かっただけという。キャラクターっていうのはデジタルデータで、元から存在しないものではあるんですけど、うっかり轟沈させてしまった時はめちゃくちゃショックでしたね…。しばらく呆然とした。

山伏国広が折れるシーン、ゲームはプレイしてるのでお守りがあれば大丈夫なのは知ってましたが、お守り持ってる描写がなかったのと、山姥切が悲愴な声を出してたので、あ、お、折れちゃう…と思って真剣に動揺しました。そしたら復活してきたから、お守り以外の要素で復活したんだと思って、何の力で??って混乱した。蘇ったけど、実は中身は別人の山伏国広になってて、話す度に「あいつはもういない」ことを実感してまんばちゃんがより深い絶望を味わう展開になるのでは…と思ったけど、深読みしすぎでしたね。いやでもあれ、え??ってなるよね。ならない?

え、これどうするんだ…?と思ったところからの、のんびりした雰囲気での現代編。あのシーンはその空気感にほっとしたなぁ。先程までの話しが過去の話であることと、ソハヤはそのあたりをよく知らないことについての言及があって、なるほど!って合点がいった。

三日月顕現前なのにソハヤと博多??ってみんなで首かしげてたけど、あれプロデューサーからの要請だったんですね(パンフ情報)。要請が本当に無茶ぶりですごいよなぁ…。解決策を思いついた末満さんはすごい。

二幕で種明かししながらの一幕ダイジェストはパズルのピースがはまっていくような爽快感があってすごく楽しかった。同じシーンでも見方が変わると全然意味合いが変わるって意味でもあれは興味深かった。

山小屋で険悪な雰囲気になった後、同田貫が長谷部に「何か言ったか?」って聞くシーン、私は勝手にすれ違いとか不穏な空気感を感じ取ってドキドキしたんだけど、実際に(現在の)長谷部が喋ってたのを聞き取ってしまっていただけなんですよね。勝手な思い込みこわい。

骨喰の謎のハグが伏線だったことがわかったりとか。下手サイドの時によく見えたんですけど、あれちゃんと自分の服からお守り出して、山伏の服に仕込んでるんですよね。一幕の時も。ちゃんとやってるんだ…!と思って感心した*1。あと長政さまに「怪しいやつらじゃ!」って誰何される場面、一幕はドキドキシーンだけど、二幕では笑えるシーンになってるの好き。過去の長谷部たちに現在の山姥切と山伏がうっかり遭遇してしまうシーンも楽しい。

そういえば大阪公演楽日の昼公演で、山姥切の腰の防具(草摺っていうんだっけ)が落ちてしまうアクシデントがあったのですが、2回あるシーンのうちのひとつだったんですよ*2。で、2回目に同じところ来た時に、ほぼ同じあたりでまた落ちたので、「偶然がループを再現している…!?」と思ってめちゃくちゃびっくりしました。2回目はわざと落としたのでは?という感想も見かけたのですが、それならそれですごいですよね。アクシデントをあの短い時間でちゃんと筋書きに組み込み、それを実行する男、荒牧慶彦…。

どちらが正しいのか

これまでも、歴史を守るためには元の主が殺されるのを見過ごさなければならないという展開が出てきていて、「歴史を守る」ということは無条件で正しいのか?という問いが出ていたように思うのですが、今回、弥助という明確に時間遡行軍のやっていることを手助けしたい者が現れたことで、その面がより強く出ていたように思いました。

信長様の命を奪った歴史を私は許さない、復讐するという弥助の激情を押し殺した声を聞きながら、「そうだよなぁ…」って。刀剣男士はそれが任務だと叩き込まれてるからなんだかんだで歴史を守る方を選択するけど、それがなかったらそりゃそっちを選ぶよなぁ…って感じだし、そもそも、その時代に生きてる人たちからすれば、それは単なる未来なんですよね。自らの行動によって変えられる未来。

しかも今回、歴史を守るためとはいえ、刀剣男士たち自身も、過去の自分たちを手助けすることで、過去に手を加えている。弥助の行動は駄目で、刀剣男士たちの行動がOKなのは、それが「正しい」とされているから。

このあたりが今後、どう影響してくるのか、楽しみで同時に怖い。

*1:って東京公演見た段階で書いてたんですが、大千秋楽では演出が変わってて、最初からお守り持った状態になってた

*2:長政に怪しいやつらじゃって誰何されるあたりのシーン

あの奇跡がもう一度 - 浪漫活劇譚「艶漢」第二夜 感想 -

浪漫活劇譚「艶漢」第二夜、見てまいりました。

最高。続編やってくれてありがとう。
また最高なものを見せてくれてありがとう。

という気持ちでいっぱいです。
なんでか艶漢に関しては泣きそうになるんですよね。

以下、ばしばしネタバレする記事となります。

若林最高。妄想と笑いをありがとう。

キャラ・キャストで、若林の名前があって、おぉ~あいつ出て来るのか~って楽しみにしてたんですが、期待以上でした…。予定になかったのにブロマイド買っちゃった。
爽やかな笑顔でとんでもないド変態。
鼻につくイケメンとか言ってはいけない本音を口に出して、「心の声がダダ漏れだぞ」ってつっこまれるところとか、うっかり口に出しちゃった感、そしてあまりにもにこやかに言い放つので一瞬意味取れない感じ、再現度がすごい!!笑
しかも当たり前なんだけど、舞台で妄想シーンやろうと思ったら役者さんがやることになるんですよね。なんともけしからん光景が目の前で繰り広げられていて、目の毒、いや眼福でした。もうまじで若林おまえ…ありがとう…。
光路郎と春澄のシーン、光路郎がずっとすみませんすみませんって言ってるせいで、妄想とリアルの混線って感じでよりおかしかった。あそこってもしかして若林のアドリブだったりするのかな。鼻をすりすりさせた状態で「僕が止めるまで止まらないよ!」って言い出したの最高におかしかった。
あとずっと詩郎のことを柳腰男子って呼んでるのが楽しい。後半展開がヘビーになってくるにつれて、「柳腰男子!」が癒やしだった。

櫻井くん今回も身体はってますね

今回もちゃんと全裸シーンがあるっていうこのサービス精神。もちろん大事なところは隠してるんですけどね、禁って書かれた丸いお盆で…(笑) しゅぱってひっくり返した時はめちゃくちゃびっくりした。あれどうやってるんだろ。単に高速でひっくり返してるだけ??
その後の若林の妄想につきあわされるところもずっとどちらかの手がお盆持ってるのがなんともわずらわしそうで、シュールだった…笑。横歩きしてるのがまた…。

安里まじ安里

もともと原作では詩郎が好きで、どっちかというと安里嫌いだったんですが、初演を見て、安里が好きになった私。今作もOPでばーんって安里が出てきた瞬間、「あっ好き…」ってなった。あれなんなんだろうな~。なんかね~とにかく惹きつけられるんですよね、舞台版の安里って。出てきたらずっと見ちゃうし、だんって大きめの箱の上に足置いて美しいラインができあがった時とか、「あっ」ってなんかダメージくらった。
こういう言い方するとあれなんですけど、三上俊さんが大好きという訳でもないんですよ。艶漢初演で見てから他の作品でも何度か拝見したんですけど、そこでは別に「あっ好き…」とはならないんですよね。上手い役者さんだなぁとは思うんですけど。なんか安里に関してはカチッとハマる何かがあったんでしょうね。
ああいうタイプの男性ってリアルだと大嫌いなんですけど、安里に関しては弄ばれたい。そのぐらい好き。
そういえば今回も2幕始めに安里タイムがあったんですが、「俺と遊んでくれる人~?」みたいなやつでもののみごとに通路じゃないところばかり手があがって、「…うん、あのもうちょっとこう、、通路側で頼む」って言ってて笑った。

信じるということ

おそらく人を疑ってかかることが習慣になっているだろう詩郎にとって、光路郎の存在って本当に救いなんだろうな…。光路郎の信じてる加減って、すごいですよね。詩郎が何をしても受け止める覚悟がある、、いや覚悟があるというと違うな…何をされても受け止めるんだろうなって感じがある。
人を疑うことが習慣だからこそ、こいつ本気なんだっていうのはより詩郎は実感してるはずで、そして、だからこそ、すごく怖いだろうなって、感じました。
そこまで信じてくれているっていうのはすごく嬉しいと思うんだけど、自分がそこまで人を信じられないからこそ、同時にすごく怖いんじゃないかなって。

人の心の闇を扱うこの作品において、腹の中では違うことを考えてるのってとてもよくあることで、春澄のエピソードが象徴的ですけど、裏切りがとても日常的なんですよね。だからこそ、光路郎の行為がとてもまぶしく見える。


今回はもろもろの都合であと見られるのが千秋楽のみなんですが、見た後でまた書きたいな。

電子チケットの受取りに失敗している人を見ると悲しくなる

某お刀の舞台の話。
検索しなきゃいいじゃんという話ではあるのですが。

申し込みの時に、「音声通話ができるスマートフォンでないとだめですよ」とか「電話番号が違うと受け取れません」みたいな注意書きが、ばしばし書いてあって、あーこれ失敗する人でるだろうな~とは思っていたのですが。

私自身はスマホ一台持ちだし、申込み時の電話番号入力に関しては毎回きっちり確認してたので、特に不安もなく、さくっと受け取れたのですが、電子チケットの受取りができなくてチケットがキャンセルになってしまった人のツイートが回ってきて。

あーやっぱり。と思って検索したら、同じように失敗した人のツイートだったり、自分は失敗していないけど、それに関して意見のべてるツイートだったりが出てきて。

まぁ注意書きに書いてあったから自業自得っちゃ自業自得なんですよ。少なくとも商取引上はこれ問題ないでしょうね。でかでかと書いてあるじゃん、ってなる。いや、そもそもキャンセル分は返金するんだからNGな訳がないのか。

でもなんだろ、もうちょっと仕組みでなんとかできなかったのかなーと思ってしまう。

一番いいのはチケット受取だけじゃなくて、申込みもアプリ経由でやらせることですよね。その時に、発券時と同じく音声通話で発信して確認させる。そうすれば電話番号の入力ミスによる失敗も防げるし、音声通話が必要なことにそこで気付けるから、なにかしら対策が取れる。

円盤積んで取って、楽しみにしてたのに、本番まであとちょっとってところで、「あなたは手続きでミスを犯していたのでキャンセルとなります」ってちょっとないよなぁ…っていう、嘆きでした。

推しの名前を出してる以上は、という責任感について

推しの名前を出してる以上、○○(もともと原作が好きな2.5作品)だけくる茶の間だとは思われたくない。っていう意見みて、私そういう感覚はあんまりないなぁと新鮮だったので、思うところをつらつらと。

そもそも推しのことを知ったきっかけは刀ステという、そこだけくる茶の間*1が多いといわれる舞台ではあるものの、落ちたきっかけは戦国無双という、2.5界隈ではマイナな存在なので、それもあって気にしてなかったのもあるんですが、推しの名前を出してる以上の責任、みたいなのって意識したことがないんですよね。

推しの名前を伏せるか/出すかというエントリが連続であがってた時も、みんなまじめだなぁと思って読んでた記憶があります。

もちろん、文章をweb上におくにあたっての責任みたいなのは一応考えてはいて、個人的なポリシーとして、「匿名じゃないと書けないことは匿名でも書かない」というのをおいてます。この文章、あなたが書いたものですよね?ってリアルで突きつけられた時に「はい」と言えるかどうかというのが一つの基準。だから批判記事書く時は単なる罵詈雑言ではなくて、こういう理由でだめだと思う、とかこういう理由で嫌だ、とかちゃんと理由を書くようにしてます。

あと twitter もそうなんですけど、そのアカウントが会社の人にバレても会社をやめなくていい範囲、というのもポリシーとしてあります。この発言大丈夫かなって迷う時に、基準として想像しやすくていいかなって。もともとオタクであることは隠していないから、というのもありますが。

匿名だからこそ言えることもあるんだろうし、そういうところでがんがん書くのも楽しいのかもなとは思うんですが、そのためには絶対に私が書いたとバレちゃいけないっていうのがあるじゃないですか。何かの拍子にぽろっとそのことを言ってしまったりとかしそうで、そのあたりを常に完璧にしておくのが大変そうだな、、というのもあります。匿名だからこそ言えることは、匿名じゃなくなった時のダメージがとても大きいものでもあると思うので。

……ちょっと話がそれました。
推しの名前を出すことの責任なんですが、考える必要あるのかな?という感じです。私は。

いやまぁもちろんこいつのファンってマナー悪いよね、みたいな印象をうえつけてしまうのはさすがに嫌だからルールやマナーは守るけど、それ以上の何かは気にしないというか。

私が思うがまま、感じたままに書いた記事を読んで、こいつのファンって気持ち悪いこと考えてるなーってなる人もいるのかもしれないけど、それはしょうがないかなというか。1人や2人の感想を読んで、ファン全体を知った気になってしまうのってその人のリテラシーの問題だと思うので、そこを気にしたってしょうがないかなぁと思っています。


なんだかほわほわした記事になってしまった。まぁ考える練習ということで…(笑)。
きっちり名前出してる理由についてはまた改めてエントリあげたいな。

*1:茶の間の定義についてはひとまず置いておきます